スタッツ

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スターティングメンバー

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前半


嵌らない守備、混乱する右サイド

簡単に言えば準備不足であった。
仙台は大分に対して準備が出来なかった。
その結果、横パスだけで仙台の守備は崩れていった。
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GKのムンが入って3バック化する大分。
三竿がSB化し、香川が一列上げる。ここで仙台の右サイドが3vs1 でジャーメインが誰に対応していいかわからなくなる。
さらに柳がWBの香川に対して出ていくこともあったが、そうすると町田が浮いて柳の裏を取られる。
これで、再三再四右サイドからえぐられる。

守れないのなら4-5-1で撤退して前半耐える。という方法も選択肢にはあったとは思う。
ただし、怪我明けで万全では無く稼働時間に制限があるジャーメインを使っているので
それはしたくなかったのだろうと推測。
後ろに撤退するならジャーメインじゃなくて良いわけだから。
なので、出来るだけジャーメインを前に置きたいというチームの意図があってこうなった。
これは給水挟んでも修正出来ず。
そして、34分。町田が裏に抜け、マイナスの折り返しに三平が合わせ先制。

なんの抵抗も出来ないままゲームを動かされてしまった。

関口入れて整理する

このまま2失点すると、マジでゲームが終わってしまうのでそれは出来ない。
ということで、きっと後半圧を掛けるために残して置きたかった関口を投入。
ジャーメインが変わったが、確かにジャーメインが混乱していた。
だから、変えたわけじゃなくて、単に稼働時間に制限があって、早いタイミングで変えなきゃいけなかったらジャーメイン。
という感じだと思う。たぶん。

関口が入るとかなり整理出来て、別チームに生まれ変わった。
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右サイドに回ったゲデスが三竿固定。
関口が周りのバランスを見て落ちてくる羽田or鈴木に圧をかける。(ここの判断と味方との調整能力は凄かった)
そして、柳も前に出て香川を見る。
これで、人基準で選手を捕まえ、ようやく仙台が勝負できる土台に乗った。
そんなところで、前半終了となった

後半


4-3-3での反撃

やられっぱなしだった前半。関口が入りある程度持ち直した。
そして、ハーフタイムに対策を入れて仙台が逆襲に転じる。

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4-3-3に変更し、前の形を合わせ人基準で嵌めていく。
大分は仙台のプレスに対して逃れられる待避所が作れず、個人でも剥がせないので
ビルドアップが出来なくなり仙台が決定機を作り始めた。
この後半でようやく仙台の勝ち筋が見えてくる。
この時間は素晴らしかったと思う。
得点が無かったこと以外は…

3-1-4-2にも対応できる

待避所が作れず、圧力を全面で受ける大分。
ここで、島川を入れて3-1-4-2に変更。
アンカーを作って待避所を作ろうとする。

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しかし、関口がそれに対応。
兵藤と関口が上手く連携し中盤1-2の形から時に2-1にして時間を作らせなかった。

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多分ピッチ内の選手で対応したと思う。
そして、前半はピッチ内での修正が出来なかったので、兵藤と関口のベテラン組の判断なのだろうけど
これには驚いた。本当に驚いた。見直しててめっちゃ驚いた。(しつこい)
本当に息をするように対応して、流れを渡さなかった。
これ、たった3行で書いてるけど凄くて、
これが今後も出来るのならこのチームは期待していいと思う。
前半からこれが出来れば未来が違ったが…

取り切れない悲しさ、突き放される虚しさ

仙台のターンで決定機は数回作れた。それでもゴールは揺らせない。
そこが仙台のもう一つの課題。
良い時に取れればこの状態でも勝ちを期待できるが、そうじゃないから辛い。
チーム状態がとても悪くやっと流れを持ってきてもゴールが生まれない。
となると、どうしても勝ち点は取れない。
この試合でもそうだった。

そして、後半の飲水タイム後、大分は自陣でのビルドアップを諦め仙台のDFラインの裏にシンプルに蹴り込むようになる。
これが仙台には効いた。
シマオ、ジョンヤのCBだと裏に蹴られる対応が上手くなく、非常に嫌っていて有効であった。
これで流れを失い、80分に裏にロングボール蹴られ、それに対応したシマオが知念に吹っ飛ばされ失点。
これで、事実上のゲームオーバー。最後、84分に田中にトドメを刺され3失点の敗戦となった。

最後に

状況が悪いので前半もう少し勝負できる状態を作りたかった。
それが出来なかった時点でこのゲームの結果は決まってしまったのかもしれない。
じゃ、なんであんな前半になってしまったかというと、明らかに準備不足。
大分はいつも通りだったので、それに対応する準備が出来なかっただけである。
後半は修正出来たので時間があれば対応出来たのであろう。

でも、その時間が無かった。中3日。
チームの大半が怪我明けでコンディションを整えるだけで精一杯。
戦術的なすり合わせ、練習は出来なかったのでは無いか。
そうするとこの前半の内容は納得がいく。(いや、いかないけど)

本当に酷い前半だった。
ただし、後半給水タイムまでは希望でコンディションが良く準備ができればあれくらい出来るという事実はあったと思う。それが希望。

ただ、それが出来ても次に決め切れなければ仕方ないね。
という課題もあるのだが…
兎に角、今は辛抱。報道によると怪我人も戻ってきてるので、彼らが戻ってくれば…と辛抱するしかないと思う。
精神的にもキツイと思うがここで焦れてチームが壊れたら何の意味もない。
それは、ベガルタ仙台に関わる全員に言える事なのだ。
今はただただ耐えろ。

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スターティングメンバー

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仙台の状態について


横歩取りのような仙台

仙台のやりたいことは、将棋に例えると飛車角をガンガンに捌いてゴールを狙う。
急戦の横歩取りである。(このたとえがどれだけ通じるかはわからない)

ちょっとだけ横歩取りを説明すると、飛車先2筋の歩を突いて交換し、角道を空けた34歩を飛車で取り込む形である。
横歩取りの特徴は大駒(飛車、角)を中心に攻めていき一気に相手の王へ攻め入る作戦である。
ただし、横歩取りは非常に難しく難しい局面が続く(アンストラクチャな状態が続くともいえる)ので一つの間違いで
勝負にならず一方的に負けたりする。

仙台はこれによく似ている。
まずは良い時を思い返すと、蜂須賀や松下が逆サイドへの斜めのパスを入れる。角の動きである。
そして、ジャーメインが縦の突破で打開する。これが飛車の動き。
ようするに仙台は、松下、蜂須賀、ジャーメインがキーマンになっている。
この3人が作り出すダイナミック展開でアンストラクチャな局面を作っていくような感じであった。


増える怪我人の影響

が、飛車役であるジャーメインが居なくなりそれが出来なくなると一気に雲行きが怪しくなる。
当然だけど、飛車角で攻める戦術なのに、飛車がいなくなったら機能しない。

なので、ここにひとつの工夫をする。
それが、真瀬ー柳1一人で二人作戦である。
これも将棋をに例える。
飛車が無いなら桂香で攻めましょう。という考え。
真瀬が桂馬で柳が香車。
これで誤魔化すしかなかった。
これをずっと使い続けたので良いとは思っていないだろうがベターだとは思っていたのだろう。
上手くいかなかったが勝ち点はちょっとは拾えた。 1勝2分2敗という成績だったことから
悪いなりにまーぎりぎりセーフというところか。


鹿島戦について


期待感

そして、鹿島戦。
ついに完全ではないだろうけど、飛車のジャーメインが揃う。
これで飛車角が揃う。(おまけでシマオも戻ってくる)

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従って、上記のようにやりたい事を表現できるはずだった。
ここから、反撃が始まるはずだった。少なくても僕の中では…

しかし、非常に残酷な事にスターティングメンバーに名前の入っていたはずの蜂須賀がいない。
どうも、ウォーミングアップ中に怪我して急遽真瀬に代わったとのこと。
これが激痛だった。

現実は非情

飛車が戻ってきたのに角がいなくなった。
これが鹿島戦のすべてだと思う。 そして、いないとわかっていたのなら角の準備も出来ただろう。
しかし、突然いなくなったので他の手にも用意する事ができず。
さすがにゲームオーバーだった。

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実際にゲームも非保持からは嵌める事は出来ていたが、
保持したときに何も出来ずカウンターを浴びるのみだった。
なので、どうしようも無かったのかなと思う。

後半ジャーメインがコンディションの問題で下がると長沢とゲデスの2トップになり
ついに仙台から飛車角両方共にいなくなったが、こさすがにこの時間帯は悲惨であって
ただたんにロングボールを蹴るだけになっていたのが悲しみしかない時間であった。

3-4-2-1は光か?

そして、給水明け3-4-2-1 にしてワイドに広く攻める。というコンセプトで仕掛けた。
実際に1つの決定機(それは決めるべきだったが)
それと、シャドウに回った途端輝きだす西村というの虚しいのがあるのだが、、、
そして、1つのゴールを生む事になった。(ただし失点もしたが)

この3-4-2-1をどう評価するのかは難しい。
失点はしたもののチャンスは作ったのでこれは光になるのかもしれない。
ただ、今のところ奇襲の部類に入っていてこれを標準装備ではまだ戦えないと思うが、
木山さんの意地ではあった。
そう評価する。

最後に

怪我人が戻ってくれればその分怪我人が増える。
この日も蜂須賀、吉野が離脱。
ちょっとゲームにならない状況が続く。
しかし、嘆いても怪我人戻るわけでも怪我人が出なくなるわけでもない。
そして、状態は良くない。いや、これ以上悪くならないじゃないか。というくらいに悪い。
光は見えない。簡単には浮上しないような気がしている。
それでも選手、監督がもがき続ける限り、チームと共に戦う。
僕はそれしかできないのだから。

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前半


セットプレーでの先制点からのさっくり逆転

この試合立ち上がりから落ち着かなかった。
3分にCKからゲデスが合わせて先制。
浜崎が先発になってセットプレーの精度はかなり上がってきたのは間違いない。
やはり、プレイスキッカーは偉大である。

ただし、先制してイニシアチブを握れなかった。
8分に西村の横パスを奪われカウンターから山本のミドルで失点。
この失点の仕方を見るとやはり、4-2-3-1にして守備が安定した。
という評価は正しくない気がしてくる。

そして、15分にCKからアデミウソンが押し込み逆転。
あっさりと逆転され仙台は最近の流れの悪さを体感するゲームとなってしまった。

3-4-2-1と4-2-3-1は噛み合う

逆転されたCKの起点も前プレスから自陣で奪われたところからであったし、
この試合の前半は仙台はガンバの前プレスに苦しむ展開になってしまった。

実は3-4-2-1と4-2-3-1は立ち位置から噛み合っていてガンバが非常に守りやすかったのだと思う。

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上記のように立ち位置がかみ合うのでこの基準の前プレスだった。
それに苦しんだ。
また、ビルドアップが安定しないのでウイングが自陣に戻ってボールを受けようとするので余計にガンバの前プレスにハマる結果となった。

例えばウイングがボールを受けに自陣に戻るのでは無くてDFラインの裏へ突くような動きをすれば相手を間延びしたり押し下げたり出来るのだが、今の仙台は両ウイングが裏へ行くような動きを求めていない(たぶん)
この辺りはどこかで詳しく書きたいが、試合が続くので書けるタイミングがあるかは謎。

仙台のこの日の狙い

前プレスで苦しむ仙台だが、
この日の狙いは前半から見えた。

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図のようにウインガウイングバック及び左右のCBをピン止め、もしくは引き出す。
そして、CB間が開いたところにゲデスが潜り込む。
というのが前半の狙い。

形は何度も作れたが一度もゲデスには通らなかった。
というのもこの形だと距離もあるし、ピンポイントで合わせないといけないので
確率としてはかなり低いものであったと思う。
また、ウイングが幅を作らないし奥行も作らないのでガンバのDFとしては正面で守れ
目線を切れる事も無いので守りやすかったのだと思う。

後半


4-1-2-3でギャップを作るぜ

仙台は前プレスをまずどうにかしないといけない。
4-2-3-1が噛み合ってしまったのでそれを外すための4-1-2-3に変更。

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4-1-2-3にするとIHでIHをピン止め、アンカーの椎橋をフリーにすることが出来る。
ここを前プレスの待避所とすしガンバの前プレスを外していく。
前プレスを外すとガンバは5-3-2で撤退する。
5-3-2に撤退してもらえれば仙台は押し込む出来た。

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3センター脇からSBが攻撃のリズムを作る。
蜂須賀はアーリークロスから逆サイドチェンジ。
柳は縦に深くえぐりクロスを上げ続けた。

ただし、代表級のCBが揃うガンバはそのクロスに耐え続け仙台はチャンスを作りクロスを上げ続ける物のゴールは割れなかった。
そのCBを割るにはもう少しクロスに工夫が必要だった。
例えば、後半の4分柳のクロスが良い例。
あのようにえぐって速いクロスがもっと作り出せれれば良かったし、
あれを西村が決めて居ればもう少し未来が違っていたのかもしれない。

あゝ無情

正直この良い時間に点が欲しかった。
それが出来なかったので待っていたのは地獄だった。

飲水タイム後ガンバは2トップをパトリックと渡辺に変更。
個人で時間の能力で時間を作ってタメを作れるようになった。
これが仙台にとって弱点だった。
仙台のCBは強度が高くないのはずっと言ってきたのだが、それをもろに露呈される方法であってそれを防ぐ術がなく、飲水タイム前のように押し込んでもガンバが前で時間を作れるようになった。
なので、ずっと俺のターンは終了。
ガンバの攻撃にも備えないといけない。そんな中でさっくりと失点しゲームオーバー。

ただその後仙台も個には個をぶつける事で対抗。
この日久しぶりにベンチ入りしたシマオマテを投入。ただし、コンディションが完全でなく
パトリックに吹っ飛ばされさらに失点。
1-4の大敗となった。

最後に

後半から70分までの仙台は良かった。ここ数試合で一番良かった。
あの時間で決められないのがすべてだったと思う。
でも、あの時間は良かったしあれを続けたかったが…

なかなか勝てない。そして、なにより機能しないように見える。
それはたぶん、怪我した選手の帰りを待ちチームの骨格を変えてないから。
そして、その骨格変えてないのに選手のタスクは変わっている
なので、チームとして機能せずあべこべになる。

顕著なのが右サイドのコンビ。
ジャーメインの怪我前はジャーメインが縦に深く刺すタスクで
蜂須賀が深く刺した事で出来るスペースを使いアーリークロスや逆サイドに展開するやり方だった。
ただし、今は深く刺すのが柳の仕事で真瀬がスペースを使うクロスを上げるようなタスクに逆転している。

この差は大きく柳は後ろの選手なので深く刺すのに時間がかかる。
ので余裕を与えているので跳ね返される。

なので、柳サイドはCKが増える。CKが取れるのは良いことのようにも思うが
それは上げ切れていない。という裏返しなのである。
このあべこべをどう変更していくのか。
それともジャーメインが戻るまでこのままなのか。
それは木山さんだけが知る…

降格もない。
なので、骨格を変えて目先の勝ち点を計算し未来を閉ざすべきなのか。
去年の6月ナベちゃんが選択した4-4-2のようなやり方で勝ち点を積むのか。
それとも骨格を変えず未来を見据えるのか。
今のところ木山さんは後者を選んでいる。ジャーメインの復帰を待っているしクエンカがぷれーできることを待っているのだ。
そして、彼らが戻ってきたときにやり方を変えないように骨格を保っている。
だから、ある意味でブレてないのである。

僕はそれで良いと思っている。
怪我人が多いし、そして来年は約束されているし。
来年より精度を上げるために必要な選手と不要な選手を今のうちに分けていくのが大切。
とさえ思っている。
仙台は変わった。
だけど、選手はあまり変わってない。
それでアーノルドで失敗した。
その失敗を繰り返さないためにそういう振り分けは必要だと思ってる。

そして、何より問題ないと思えるツイートを関口がしている。
僕にはそれで十分だ。慌てる必要はない。今は選手が手応えを感じ成長を感じてればそれでいい。

ハイライト


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