ブンデスリーガ再開

ブンデスリーガ再開!

ということで、久しぶりにブログを書きます。

ただ、個人的にはあまりテンションが上がってないのです。
COVID-19の第1波がひと段落し、再開したのですが、日本で同じタイミングで再開したBリーグがすぐに断念。
中断に入ったように簡単ではないので、再開したから最終節までやれる保証はどこにもないし、やれる可能性は低いのかなと思っています。
事実DFLも今週になって、すべての試合消化しなくても降格は通常通り2チームある。と明言したのはそういうことだと思います。

ただ、再開は再開です。

とりあえず、再開前の状況は整理しておきましょう。


といっても、時間がないので優勝争いを中心に他に気になるチームをピックアップしていく形式になりました

中断前状況について(優勝争い)

現在25節まで消化。残り9節を残し中断に入った。
(なお、フランクフルト及びブレーメンの2チームは1節未消化で24節まで消化)
25節時点で

1位 勝ち点 55 バイエルン
2位 勝ち点 51 ドルトムント
3位 勝ち点 50 ライプツィヒ
4位 勝ち点 49 BMG
5位 勝ち点 47 レバークーゼン

っここまでが数字上の優勝争い。
だけど、バイエルンの状況を考えるとライプツィヒまでが可能性あるのかなという感じ。


なお、降格圏は

14位 勝ち点 27 アウクスブルク
15位 勝ち点 26 マインツ
16位 勝ち点 22 デュッセルドルフ
17位 勝ち点 18 ブレーメン
18位 勝ち点 16 パーダーボルン

くらいだと思う。
正直パーダーボルンとブレーメンはかなりきっつい。

バイエルン

開幕からというか、去年からニコ・コバチはメディアにもバイエルン上層部にも信頼を得る事が出来ず
最終的には味方だったウリ・ヘーネスからもフランクフルトに5失点してから突き放され、ハンス・フリックにバトンタッチする。

このハンス・フリックが素晴らしい仕事をしていて就任後の成績は19試合中16勝1分3敗。
(しかもレヴァンドフスキが怪我離脱にもかかわらずだ。)
劇的に変わったのはビルドアップの安定感。
CBにアラバを使い、ビルドアップに深さを作り出し安定。
また、ビルドアップの種類も豊富で他チームの前プレスを破壊してきた。
今のところこのビルドアップを破壊したチームは皆無でほぼ安定している。
レヴァンドフスキも戻ってきて万全な体制で再開を迎える。
このまま、8連覇まで死角なし。
ハンス・フリック恐るべし。優秀な監督に時間はいらないのである。
ニコ・コバチはどんまい!


ドルトムント

2位は我がドルトムント。
こちらも、年明け前にファブレ解任が飛び交うも3バックにしてなんとか成績を持ち直し堪えた。
2020に入ってはハーランド無双状態で手が付けられない状態になり、2位まで浮上。
バイエルンを勝ち点4差で追ういつもの位置まで戻ってきた。
ただし、再開明けは苦難になりそう。
というのも、マルコス・ロイス、エムレ・ジャン、ヴィツェル、ザガドゥが怪我で中断明けに間に合わない。
さらにさらに、ハキミ、アカンジゲッツェも怪我(?)で練習メニューをすべてこなせてない状況。辛すぎる…
しかも、初戦がレヴィアダービー、1節挟んでデ・クラシカー。といきなりクライマックス。
ここに彼ら不在は致命的になる。
ハーランドが神様になればなんとかなる気もするが、18歳にそこまで望んで良いのかは不明。

ライプツィヒ

勝ち点5差で追う形になった、「秋の王者」ライプツィヒ。
年明けは3勝4分1敗と少し失速。
失速の要因は、疲労による影響か点が取れなくなった。ヴェルナーの得点も止まっている。
このコロナの中断はライプツィヒにとっては恵み、疲労がすべてリセット出来るのは吉。
だから、逆転優勝の可能性があるのはドルトムントよりライプツィヒなんじゃないかなと思う。
ついでに、コナテが戻ってくるのも大きい。
このナーゲルスマン1年目のライプツィヒがどこまでいけるか。色々期待している。
(来年は相当選手が引き抜かれそうなので、今年いけるところまで行ってほしい)

ボルシア・メンヒェングラートバッハ

おまけ。
このチームはマルコ・ローゼと俺たちのレネ・マリッチがボール保持時間を長くし規律を保ちながら 奪われた瞬間ゲーゲンプレスを繰り出す素晴らしいチームを作り上げた。
(これは、マルティン・シュミットが出来なかった事でもある)
個人的にはとても大好きなチームなのだが、デニス・ザカリアが手術し今シーズン絶望なのがほんとうに絶望的。
彼が保持でも守備でもキーマンで彼の代わりが居ないのでどうしても彼が居ないと1ランク落ちてしまう。
それがとてつもなく辛い。



個人的な注目チーム


シャルケ04

デービッド・ワグナーがブンデスに戻ってきた。
狂気的な前プレスで僕が衝撃を受けたチーム。
中盤がアンカー1枚だけになってでも前プレスに行くのは驚いた。
なお、足が止まる60分以降は防戦一方。
前プレスが嵌らなかったらボコボコにされる潔いチーム。
現在 6位 勝ち点37 とCL圏からは勝ち点10離されているからここから上位を目指すのは難しいのだけど
見てて面白いチームだからみんな見てほしい。
なお、レヴィアダービーは無料だ。みんな見ような。たぶんドルトムントのビルドアップをボコボコにぶっ壊すぞ!たぶん。(俺はどっちのサポーターなんだかわかんねーなこの書き方笑)


フランクフルト

ニコ・コバチ時代から3バック長谷部をリベロに配置し保持に特化をアドルフ・ヒュッターも継続していた。
しかし、今年レビッチ、ヨビッチが抜かれ今期は大苦戦。
中々勝てず安定しないなか、アドルフ・ヒュッターが選択したのは4-4-2での中央圧縮からのガチノビッチでカウンターにシフト。
その影響で、長谷部や鎌田のポジションは無くなりつつあるのが悲しいところ…
ただ、この流れどこかで見た事ありませんか。
それに気づいた人はベガルタ好きですよ。間違いなく。
こういうチーム見ちゃうとどうしても気持ちが入っちゃう。
この中断期間にどういうエッセンスを入れてくるのか非常に楽しみではある。



ウニオン・ベルリン

最後、若干ネタ枠になりつつある金満ヘルタベルリンにしようかと思ったが、やはり、同じベルリンにあるウニオンベルリン
ブンデスリーガ1部久しぶりの東ドイツ圏のチームであり熱いサポーターと共に初のブンデスリーガ1部の旅を楽しんでいる。
現在、勝ち点30 で11位。初の残留が見えたところで、中断。これがどうでるか。
チームとしては派手さはないがホームで6勝(しかも、ドルトムントやBMGら上位をホームで食ってきた)
熱いサポーターと共に戦ってきたチームなだけに無観客がどう影響するのか
不安要素は大きいが、来年客が入るようになってこのスタジアムをもう一度見たいので是非残留してほしいなと思う。
マジで最高なのよ。ここの雰囲気。無観客でその雰囲気が出ずに逆転降格なんて見たくないわけですわ。
中断明けはそのホームにバイエルンを迎える。


降格圏について

たぶん、1枠はパーダーボルンで決まり。ちょっと選手層的にも今稼いでいる勝ち点的にも厳しい。
で、問題はブレーメン。今シーズン揃えたメンバー的にもこの順位にいてはいけないのだが、どうもよくない。
攻撃も何がしたいかわからず、大迫をウイングで使って酷評したり何がしたいかわからず、
無理に前に付けてカウンターで失点する。というケースが多く、
また、今年からセットプレー専門コーチを入れたのにも関わらず、セットプレーからの失点がリーグで一番多く批判の的になっていた。
コーフェルトの手腕に疑問符をつけないといけないが、ブレーメンはこの若い監督にかなり期待しており 解任については否定している。(責任をセットプレー専門コーチのせいにしていたりする)
この中断期間でどうチームが変化させたか、

ようするにコーフェルトが実力を証明できるかが残留のポイントとなる。

1か月以上空いてしまいました。
みなさんお元気ですか。僕はまー元気でやっております。
今回は僕の携帯や会社のPCに眠る昔のレビューを掘り起こし晒してしまおう。という手抜き企画です。
1回目は2015年の灼熱のクラ戦準決勝のレビューです。
仙台ユースは黄金期。
佐々木匠、小島雅也、田中勘太、俺たちの浪漫。本吉佑多、吉田伊吹とタレント豊富でした。
一方のマリノスユースは和田昌士が既にトップデビューでメディアにも取り上げられてましたが、この試合僕がめっちゃ褒めてるのは遠藤渓太。
いやーこれ5年前なんですけど、見る目ありますね。←
そんなことはどうでもいいのですが、当時の雰囲気を出すためほぼ未編集。
しかも、ユースの試合なんで一発勝負。しかも、パイフラ振ってたからメモもしていない。
そんな条件下のレビューです。どうぞ寛大に見てあげてください。

なお、スタメンの図は今日書きました。

前置き

マリノスについて

見たのは春のマリノスカップ。

たぶん、2015年は強い。チーム全体が、ハイレベル。

キラリと光る個は不在なんだけれど、チームとして完成度が高い。

関東プリンスリーグはヴェルディ、前橋育英に次ぐ3位と上位をキープ

ここまで、グループリーグを1位通過。

長崎を5−1 甲府を2−0と安定した戦いで勝ち抜け。と安定した戦い。

システムは4-4-2 トップで出場経験がある和田がベンチ入り

仙台について

佐々木匠最終年の仙台は初のBest4.

ようやく、Best16を超えて一気に三ツ沢まできた。

最後に見たのは、やっぱり春先のマリノスカップ。

でも、あの時は3年の一部がトップ練習に交じっていて、フルメンバーは今年初。

グループリーグを1位通過。 清水をPKで下すと、名古屋には一人少ない状態から終盤勝ち越し

というギリギリの戦いを勝ち抜いてここまできた。

今日は4-2-3-1 伊吹の1トップ 二列目に 村越ー匠ー翼 が入る。

トップ登録済みのカンタは先発。 小島雅也はサイドバックでは無くCBで出場。

本吉と晃次郎はベンチスタート。

スタメン

ダウンロード

前半

流れを先に掴んだのはマリノス。

最初仙台はDFラインを高く設定しようと試みたけど

崩し方とくに、サイドチェンジで前プレス交わして

そこからワンツーを使って仙台のDFラインに潜り込むというのが素晴らしい。

仙台はならばとラインを低くし、撤退守備を敷く。 

#このあたりはトップっぽい

仙台はクリアが精いっぱいだけど、決定機を与えたのは1度だけ。

それもミスがらみなので、崩されてはいない。

この作戦は成功。

マリノスは前に高さが無いのでこの撤退守備の攻略を見いだせない。

仙台が攻めに転じたのは、水分補給タイム明けから、

左サイド村越のサイドからの佐々木匠ー吉田伊吹ラインが機能し始める。

決定機は相手のクリアミスを吉田伊吹が拾い、佐々木匠へ繋ぎフィニッシュもDFがぎりぎり間に合いゴール上へ。

その後も仙台がゲームの主導権を握るもお互い疲労の蓄積の為か、あと一歩のスピードが足りず決定機を作れず前半終了となった。

後半

仙台は勝負に出る。

村越に代えて本吉投入。吉田伊吹とのツインタワー形成。

4-4-2へ タクミを左サイドにもってくる。

これが功を奏して、収まりところが2つになったこともあり、仙台が前に圧力をかけられるようになる。

ここで勝負を決めるべく56分に佐々木翼に代えて木本晃次郎を投入。

前で圧力かけ、CKを獲得。ファーで折り返しごちゃごちゃとしたところで、吉田伊吹とマリノスGKの間にボールが転がると懸命に足を延ばす伊吹より早くGKがボールを確保。

そして、カウンター。

一度は縦の勢いを切るが、クリアを右サイドに移っていた遠藤渓太が拾い、勢いのある良いカットインからミドル。

それはカンタが弾くが渡辺がきっちり詰め鮮やかなカウンターでマリノスが先制。

仙台がゲームを支配しこの試合最大の決定機から鮮やかなカウンター。

カットインからミドルを打った遠藤渓太をほめるべきだと思う。

さらにマリノスには勇気付ける和田が途中出場。

そして、この日ボランチで踏ん張り続けた、織田が足を釣りプレー続行不可能で退場。錦織司と交代。

点を取らなきゃいけない仙台に対し今度はマリノスが引いて守る展開。

引いたマリノスに対して仙台はボールを前に運べず、シュートまでもいけない時間帯が続く。

残り10分になったところで、仙台は最後の勝負。

縄に代えて斎藤、そして、平澤に代えて志村を入れて、吉田、志村、本吉の3タワーで勝負に出ます。

この交代で3バックになった仙台。

マリノスはそこをきっちり付いてくる。

3バックの脇に遠藤渓太が個人技で左サイド深くに侵入。

体制苦しくなるも、倒れながらもクロスを上げ切った。

そのクロスが阿部へのドンピシャに合わせマリノスが追加点。

これで、ほぼ勝負あり。

ただ、諦めない仙台もタクミから本吉へつながりフィニッシュ。これが久しぶりのシュート。

そして、これが仙台この試合最後のシュート。

残り時間は、マリノスが上手くクローズし

2−0で決勝にコマを進めるのはマリノスということに

あとがき

仙台はここまで来たのが快挙だったと思うが、選手たちはそれでも貪欲に上を狙ってチャレンジでした。

一気に優勝まで見えた気もしましたが甘くなかったなと。

まずは、プレミア昇格してこのレベルのチームと常に戦うこと。が次のステップかなと思いました。

しかし、仙台のこのチームは非常に魅力的でした。

村越と木本のサイド突破。 佐々木匠のテクニックとアジリティ。

そして、そこが知れない本吉の爆発力。

守っては小島、織田が上手くDFラインをコントロールし、田中がガッツリ止める。素晴らしいチームだった。

3-4年前までは仙台ユースは関東のチームに全く通用しなかったという歴史があって、それがここまでになるとは夢にも思わなかった。

優勝は出来なかったけど、彼らの戦いはまだこれからも続くわけで。

東北に戻って東北プリンスの後半戦。そして、トーナメントになったJユース杯

あとは、プレミア入れ替え戦と続いていくのでまだまだこの経験を糧に頑張って欲しい。

仙台にとってとても大きな歴史上に残る3位だったことは間違いないので、これを胸に頑張ってほしいし、夢託された後輩たちは大変だけど、この3位を抜いていってほしいと思います。

一方のマリノス。

今年は和田のチームだと思ったけど、遠藤渓太のチームだったという印象。

和田は既にトップデビューを果たしているが、遠藤渓太は和田以上の才能なんじゃないかなと思う。

このレベルのウインガーは石川直宏以来な気がして敵なのにワクワクしてしまう選手だった。

僕は彼のファンになったしこれからも彼を何処にいっても応援したいと思う。

願わくばおいでよ。仙台に(笑)

企画説明

まずは、企画説明。
開幕したのにコロナで突然の中断。モチベーション高いのにいいいい。
っていう感じ。
なので、コロナをコロッとぶっ飛ばせ。と題して他チームのレビューを書こうぜ!
という企画。
コロナビールでも飲みながら読んでいただければと思います。
なお、某マリノスサポがハイレベルな事をやっているけどあっちとは比べないでっ!笑
ということで、第一弾は町田vs甲府 です。よろ。

スタッツ

スタッツ

スターティングメンバー

スタメン


ベンチ

スタメン@フォーメーション

前半


町田のビルドアップと攻撃の設計図

町田はポポさんに変わってシステムは4-4-2のままであるけれど中身はがらりと変わっていた。
それが、まずビルドアップ。
相馬さん時代はビルドアップなにそれ美味しいの?って感じであったが今年はきっちりやる。
町田のビルドアップ

高江が降りてきて3バックになり中央3v2の数的有利を確保。
そこに甲府は泉澤が食いつくのでSBがフリーになってそこから前進出来る感じだった。
高江は3バックの真ん中に入るところもあったが、そうすると、右に深津になる。
そうするとビルドアップするにはちょっと微妙。
なので、左に落ちた方が良さげだった。

で、アタッキングサードの設計について。
町田の攻撃設計図

2トップの1角に平戸が入る。これには違和感があったが(普通はマソビッチと平戸逆?って思う)
問題なかった。平戸はFWのタスクというより、トップ脇で、ボールサイドのHSにでボールを受ける事に注力する。
良かったのは右サイドのHSに流れた時だった。
図のように4人が近い距離でボールを回して前進出来る。そして、右からクロスが上がると
ステファン、大外からマソビッチが飛び込む。という設計図で決定機を作りだしていた。

ちなみに、平戸は左HSに入って起点も作っていたが、左はマソビッチも中に入るのでHSが渋滞する。そして、マソビッチが中に入るので大外タスクに奥山となるのだが、
奥山が大外タスクがこなせない。なので、左からの攻撃は結構詰まりがちだった。
このあたり、奥山じゃなくて下坂の方がよさそうな感じもした。
が、守備の強度がどうなるかな。っていうのはあるが…
町田のざっくりこんな構図であった。

甲府のビルドアップ(その1)

さて、ここからは甲府の振り返り。
甲府はスタート4-2-3-1だが、ボールを持つと4-1-4-1のように変化。
甲府のビルドアップ

山本がアンカー。2CBとアンカーでビルドアップしたい雰囲気。
ただし、町田は中央2-2で中央封鎖。2CBにはあまりいかない。
それよりもアンカーを監視して前進させないぞ。という感じ。
そして、松田が右サイドから中に入ってくるのだが、これが2-2の中央封鎖の中に入っちゃうのであまり意味が無かった。
そして、1トップのラファエルが孤立。甲府はボールを保持する時間が多いものの攻撃が停滞していた。

甲府のビルドアップ(その2)

停滞したので甲府がビルドアップをテコ入れする。
甲府のビルドアップその2

山本が落ちてはっきりと3バック。
中央を3枚で数的優位確保。
でも、結局中央閉鎖の中に入ってくるのであまりボールを前進出来ない。
ただ、カイナがCBに食いついた時に、SBを小田と受け渡ししないといけないが
それがうまくいかずサイドから前進というケースもあった。
でも、往々にして甲府はあまりうまく行かなかったと思う。
ちなみに、20分の甲府の決定機はカウンターで2ボランチが前に出ていったあとでドゥドゥがフリーにしたところから始まっている。
しかし、大体はドゥドゥを捕まえられていて甲府は決定機を作れなかった。

後半


61分からの3バック

後半も立ち上がりからお互いに変わらず。
ゲームを動かしたのは甲府。
61分にラファエルを下げ新井を投入。システムを3-4-2-1にしたところだった。
3421に変更

甲府は3-4-2-1にしたことで、中央を使わず外→外で前進出来るようになった。
3バックの攻撃設計図

WBが大外でフリーなるので、そこにSBが食いつく。その背後をシャドウが外に流れて使う。
これで町田を押し込める。押し込めたら甲府のターンとなった。
ただし、町田は外を使われても中央は閉めていたので、押し込まれるものの守れた。
という状態ではあった。
また、甲府も押し込めたけど、中央どうやって崩すの?というのが不明確。
外からのクロスも中にドゥドゥだけ。というシーンも多くそこまで決定機を作れない。

町田の去年からの課題

押し込まれた町田は陣地回復方法が無い。
そして、カウンターも出来ない。というのが町田の課題。
ステファンに代えてドリアンを投入してロングボールで陣地回復したくても4-4が引きすぎて2トップが孤立。ドリアンが頑張るもフォローが間に合わずボールを奪われてしまう。
また、平戸-ドリアンの2トップでは二人で攻撃を完結することも出来ない。
ということで、押し込まれると手も足も出ない。
去年はここでジョンチュングンに任せのカウンターとか出来たのだが…
彼も怪我しているので少ない人数でやり切ることも出来ず。
と完全に手詰まりだった。
この辺りどうするのかは今後考えないといけない。
例えばSHに足の速い選手を置く。とか4-4が引きすぎないようにする仕組みを作るとか
しないといけないと思う。

最後に

ということで、振り返ってみた。
町田はどうなる事かと思ったけど思ったよりビルドアップの仕組みと出来ていていた。
もちろん左の整理とか押し込まれた時にどう陣地回復するかとかは必要なのだけれど
それでも初戦にしてはポジティブだったと思う。

甲府は4-2-3-1で保持したいのだろうと思うけどならば立ち位置にもっと拘らないといけない。
5レーンの理解が深まるJで彼らはそこまで意識しておらず、中央に入りすぎる傾向があった。
もう少しHSを意識して、ボランチ脇とかで受ける事が出来れば中央からも前進できそうだし、結構躍進もしそうな雰囲気。
逆に、それが出来なければ外外からの前進しかできなくて苦しみそう。
そんな開幕戦に見えた。
追伸
中塩大貴は凄く良い。左利きのCBとして普通にやれていた。181cmとCBにはもう少し身長が欲しい気もするけれど、それでもビルドアップに拘るチームなら左利きだし欲しいチームは絶対出てくると思う。

ハイライト


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