スタッツ

スタッツ

スターティングメンバー

スタメン2

スタメン1

サブ

前半

土曜日の湘南戦に仙台は成長を見せてくれた。
そして、そこから中3日。木山さんは驚きメンバー7人入れ替えを実施。(こんなのプレビュー役に立たないよ)
そして、ベンチには強化指定選手のアピアタウィアと真瀬が入った。
木山さんすごいよ!歴代監督ではこんなこと出来なかったよ(これも降格がないからか)

ワンサイドアタック

さて、ゲーム。
これだけメンバーを変えると流石に湘南戦と同じ。というわけには行かない。
木山さんはそれはわかっていて、先発した個の良さが出るように湘南とは別の戦略を立てていた。
それが、ワンサイドアタックであった。
ワンサイドアタック

ちょっと懐かしいCB起点のひし形をにしてSB-IH-Wingでひし形作ってボールを前に進めるぜ!っていうポジション取りをしていた。
各スタートポジションは違うが、18年の良い時の仙台がやっていたビルドアップに近かった。
さらに、ウイングに入った時には
ワンサイドアタックその2
SBがオーバーラップで外側を駆け上がり、IHがハーフスペースをインナーラップで駆け上げる。
そうやって、ボールホルダーのウイングを追い越してチャンスを作る。
ウイングはその走り込んだ彼らにパスを供給する。
アメフトで言うとQBとレシーバーの関係のようになっていた。
なので、ウイングですら前節と役割が違う。この日のウイングはウイングタスクじゃなかった。
そんな感じで前半20分ちょっとすぎまでは仙台がゲームを支配する。
この時間に決定機が4つあってこれをひとつも行かせなかったのが敗因だったと思う。

ゲテスすごいぜ!!

ワンサイドアタックで輝いたのがゲデス。
4つの決定機のうち3つはゲデスが絡みチャンスには9割(当社比)ゲデスから生まれていた。
ゲデスは視野が広く一発で急所を突くパスを出せ、橋岡と対面していても前向ける個の強さも持ち合わせていた。
最初にみたYoutubeの動画と全然違うけど、スーパーだった。
特に10分の山田に出した逆サイドへのロビングスルーパスは凄かった。
ウイイレでL1+△のロビングスルーパスのように一発で裏を取るパスであった。

もしかしたらゲデスがウイングに居なければこのワンサイドアタックが成立していないかもしれない。
逆に言うとゲデスがいたからこの方法を選択したともいえる。
(もちろん、ジョンヤがいるというのもあるけども)
事実、ワンサイドアタックの図面では右も書いたけど、実は右からはほとんどチャンスを作れなかったものそういう事だと思う。

4-5-1の時間が増えていく要因

攻撃の話はそんな感じで、今度は守備のお話。
仙台の支配する時間は前で3-3の守備が出来ていて浦和に対してボールを運ばせなかった。
(ま、デンの入り方凄くが悪くて苦労してたのでビルドアップがうまくいかないというのもあった)
DF理想

こんな感じで、仕組みは湘南戦とほぼ一緒なので、詳細は省く。
浦和のビルドアップ

ところが、この3-3を維持出来なくなり4-5-1の時間が多くなる。
その要因は、柏木が中央に固執しなくなってゲデス前に柏木が流れたりするようになって、
ゲデスが柏木に行くか、橋岡のパスコースを消すか迷う。
ここで、3-3のDFですべてのパスコースを消す事が出来なくなるように見えた。
ただ、理由はこれだけじゃなく浦和のビルドアップの形が複数あってそれらを駆使して
仙台の3-3の守備基準を破壊していったように感じた。
ただ、ざっくり書いているのは何故ならよくわかってないから。
で、4-5-1の時間が多くなる。
4-5-1のDF

4-5-1になると、仙台は相手から奪える方法が無いように見えた。
逆に浦和はビルドアップが自由に出来るようになって浦和の時間が増えた。
また、仙台の4-5-1の辛いところは、CBの運ぶドリブルに対してIHが対応する。
というところで、IHの負担が凄く多い様に見えた。

そして、4-5-1の弱点は…後半の失点のお話にも繋がるのでそちらで詳細は話す事にする。

後半


3-3の守備からカウンター!

前半アディショナルタイムに失点した仙台だったが、すぐに取り返す。
後半頭は3-3前からの守備が復活。
ショートカウンター

湘南戦でもあったが、関口が奪うスイッチを入れアタック。
最終ラインに戻されたが赤﨑がパスコースを消しながらサイドに誘導。
サイドに出されるが、柳が連動で圧力。
ここでは奪いきれなかったものの苦し紛れに送った杉本へのボールをジョンヤが奪い、カウンター。最後は赤﨑からのクロスを山田が決め同点に追いつく。
これを狙っていた仙台。ようやく狙い通りの攻撃が出来た。

60分以降は殴り合い

50分に追いついた仙台。
仙台が少し良い時間が続くが60分以降はお互いに強度をなくし間延びしオープンな展開になる。
そこで、仙台は一人でフィニッシュまで行ける、西村とジャーメインを投入。
そして、長沢も入れてウイングの単独突破からクロスで決めるぞ!という意思だった。
ただし、ウイング勝負のところで勝てなかった。
間延びしているので、前半のようにIHやSBのサポートが無いため1v1を制さないといけない。
それがこの日は出来なかった。
逆に同じ理由で投入されたマルティノスが仙台脅かしたのとは差があった。

どうしても、オープンな展開になると質の差が出てしまう。
なので、こういう展開は仕方ないのかなと思う。

失点のお話

で、失点のお話。
「2点とも質の部分で劣った」といえる。
1点目は山中のところ、そしてレオナルドに吹っ飛ばされるジョンヤ。
2点目も興梠のところ。またしてもジョンヤが一発でやられてしまった。

仙台の最終ラインの守備強度はかなり劣る。
去年もシマオマテがいないと簡単に失点したところからもわかるだろう。
そして、今シマオマテがいない。
吉野が入ったけど守備強度が高い選手とは言えない。
(吉野はそもそもCBが本職ではないわけだし)
なので、最終ライン勝負を避けるために3-3の守備を仕込んだ。
3-3の守備が出来るときは最終ラインに負荷がかからない。それは素晴らしい工夫だった。
問題はそれが出来ないとき、すなわち4-5-1で撤退になった時は辛くなる。
なので、出来るだけ最終ライン勝負にならないようにするしかない。

あと、浦和のアーリークロスが多かったのはそういう事情を狙って、CBとレオナルド勝負を作るためだったのかもしれない。(書いててふと思っただけですが)

小畑すごいぜ!!

最後に、小畑凄いぜというお話で〆る。
湘南戦もこの浦和戦も安定しておりあぶなかっしい場面は無かった。
それだけでも合格点なのに、64分のマルティノスのシュートを防いだのは規格外だった。
あのレベルのシュートはたぶん今まで経験したことないと思うのだが、あれしかないタイミングで止めた。

あのセーブは驚いた。18歳じゃない。ちょっと異次元で仙台は10年GKに困らないかも。
と思ってしまうくらい素晴らしいセーブだった。
また、1試合7セーブをこの試合で記録したが、10代で7セーブを記録したのはJ史上初だそうで如何に歴史的な事をしているのかがわかる。

小畑に関してはとにかく素晴らしすぎてほめる言葉が見つからないほどである。

最後に

仙台に、ユアテックスタジアムにフットボールがベガルタ仙台が帰ってきた。
実に4か月ぶりである。
しかし、その4か月ぶりに帰ってきたフットボールは日常では無かった。
サポーターがいない。チャントがならない。
聞こえるのは選手、監督の声、ボールを蹴る音、体と体がぶつかる音。そして、主審のホイッスルであった。

情熱的な両サポーターのチャントは聞こえてこなかった。
ユアスタはまだ日常では無い非日常であった。
無観客ライブで向井秀徳@ナンバーガールが「異常空間Z」と叫んだが、
まさにこのユアスタも「異常空間Z」であった。

そんな中で行われた試合。
ゲームは仙台が勝つべき試合であったが前半幾度とあった決定機を決め切れず、
逆に外したことは罪である。と感じる罰を受け一発で決められてしまう。
後半も同じであったゲデスが決定的なチャンスを外し逆に一発で興梠に決められてしまう。
内容は良かった。
それは事実である。
ただし、勝てなかったので満足してはいけない。
立ちはだかるのは質という根本的な問題なのかもしれない。
そことの戦いということで、ベガルタ仙台は18年の続きをようやく出来る状態になったのかもしれない。
質で勝てないなら工夫するしかない。
そして、内容は良かった試合は勝ち、内容悪い試合でも負けないチームにならないといけない。
内容良くても負けているようではまだまだだ。
ただ、そういう上を目指せるチームになれる可能性を見せたゲームでもあったと思う。

2月にはこんな事言えなかったわけで、それはほんと良かったと思うのだ。

ハイライト



スタッツ

スタッツ

スターティングメンバー

スタメン

スタメン_Excel

サブ_Excel

前半

COVID-19の影響で中断されていたJ1が4か月振りのJ1リーグが再開された。
ルールも多少変更。無観客試合。リモマと呼ぶがイマイチ定着してない。
サポーターのいないスタジアムでデジタル音が流れる不思議な環境。
そして、5人交代。 給水タイム。ちょっとこれまでとは違うルールとなっている。

そして、仙台。前線に怪我人続出でにっちにもさっちも行かなかった仙台。
彼らは復帰。それに加えCSKAから西村が仙台に復帰。ということでかなり有意義な時間となった。
(ただし、シマオマテ、クバが離脱)

また、システムも4-3-3に変更。GKはなんと、18歳の小畑が再開試合の先発の座を射止めた。

両翼で殴る

他のチームを見ると開幕からほぼやることは変わっていない中で
仙台は明らかに別のチームになっていた。
そして、この試合ポイントはウイングであった。
右はジャーメイン、左は西村を配置し彼らの質で湘南を殴っていく。
そんな狙いがあった。そのウイングの優位性を活かすための仕組みがあった。
サイドチェンジでウイング勝負に持ち込む仙台~右から左編~
それが、サイドチェンジ。
湘南は3-1-4-2 仙台は4-3-3 ということでどうしてもSBが浮く。
しかし、湘南はボールを仙台から奪いたい。なので、前にでる。がSBには時間がある。
なので、SBから逆サイドへ蹴っ飛ばす。
湘南は3バックなので、サイドチェンジするとウイングがフリーになる。
そこから縦に勝負する。という設計図であった。
また、左から右もこんな感じでサイドチェンジ。
サイドチェンジでウイング勝負に持ち込む仙台~左から右編~

こんな感じでウイングに余裕を持たせ縦に仕掛けさせる。
前半嵐のなかで、風上にたったのでとにかくウイングに蹴り込む。相手が5バックにして
そのスペースを閉じる前にウイングに蹴り込む。
特に右のジャーメインと大岩のところ。ここがスピードでジャーメインが圧倒。
ここから押し込む。
先制点も、このジャーメインvs大岩から。ゴールキックのセカンドボールを椎橋が拾いがジャーメインへ展開。
鈴木とのスピード勝負を制しクロス。これが風に乗り逆サイドネットを揺らす。
あっという間の先制点となった。

5バックで閉じたなら中央から前進

さて、ウイングがめんどくさいなら、5バックにしてそのスペースを閉じればいい。
そんな湘南に対して仙台はきちんと前進する術を持っていた。
対5バック時の仙台の前進

湘南は湘南らしく前で奪いたい。でも、WBはウイングを見るために高い位置を取れない。
じゃーどうすか。IHがSBを見る。という方法に出る。
IHが発と両CBからIHに刺すパスが飛んでくる。
また、FWがIHへのパスコースを切るとアンカーの椎橋に当てて前進する。
という事で、湘南は仙台からボールを奪えない。
奪えないから湘南の良さが出ない前半となった。

中央封鎖と奪う守備

さて、前で奪えない湘南。どうしても仙台に自陣ゴール前までボールを運ばれる。
なので、自陣深くからビルドアップが必要な状況となった。
そのビルドアップも、仙台に阻害された。
それが、2つの守備方式。「場所基準のセット守備」と「人基準の奪う守備」である。
まずは、場所基準のセット守備について
セット守備

上記の感じでウイングが絞って中央とハーフスペースで6角形を形成。
この6角形の中には入れさせない。入れさせると守備が連動し奪い返せる。
なので、湘南はこの6角形を迂回するしかなくサイドに運ぶ。そうするとそこにスライド。
袋小路となり前進出来ない。
湘南はなので、図のようにアンカーを下げ4枚でビルドアップするようにもなるが結果は同じ。なので、前進出来ない。
また、仙台はスイッチが入ると奪う守備に移行。これは人基準であった。
奪う守備

関口がロングスプリントでアンカーの福田を見る。こうすことで上記のような人vs人を作り奪う守備に移行していた。
この二つの守備の前にほぼ湘南は何も出来ず。仙台にゲームを支配される事となった。
ただし、仙台はこの移行時に関口のスプリントが重要になる。
が、関口は前半で既に疲労が見えていてこの方法を90分間繰り返す事は明らかに無理。
ただし、交代枠が5人あるため交代前提だった可能性は高い。

後半

仙台に圧倒された湘南はハーフタイムで、大岩と石原広の位置を入れ替え、右に大岩、左に石原広となる。
これは、ジャーメイン対策だったと思う。ただし、そのジャーメイン対策もあまり効果はあるように見えず結局ジャーメインの縦の推進力を消す事が出来なかったように思う。

選手交代が及ぼす影響

仙台は選手交代前提の仕組みであって、58分に2枚変え。
長沢に代えて赤﨑、関口に代えてゲデスを投入。
こんな感じになる。
スタメン2

ゲデスが入って4-4-1-1なのか4-3-3なのかというのは議論の余地がある。
というのは正直ゲデスの立ち位置が曖昧だったため。
そして、その曖昧さが湘南が盛り返す要因となった。
後半の守備
ゲデスは守備時に常にアンカー(福田から茨田に代わっていたと思うが…)についてしまう。
この時前半なら関口がアンカーに食らいついたら椎橋がIHをカバーするのだが、
それがうまく行かず椎橋脇にスペースが出来る。ここから何度か前進されたのが要因。

もちろん、60分以降強度が落ちたのも要因にあるし、両ウイングが高い位置取れず下げられた。というのも要因にある。
だから、4-4-1-1に見えた。この4-4-1-1の守備が意図したものなのかそうじゃないのかはわからない。だが、ピッチで起きている現象はそうだった。

落ちていく強度間延びするライン

そんなん感じで最初に強度が落ちたのは仙台。
ただし、湘南もちょっとすぐに続いて落ちる。なので、お互いにオープンになる。
仙台は前線にアタッカーを投入していく。
そのアタッカーの運動量と個の力で仕留めたいところであった。
しかし、どうもオープンな状態なのにプレースピードが上がらない。フル出場の西村は仕方ないのだが赤崎あたりもう少し縦に仕掛ける気持ちが必要だった気がするが、、、
ゲデスも足元うまいがYotubeで見たスピードはまだこの試合見られなかったのはちょっと残念。
そうやって決められず、湘南は最後に指宿を入れてパワープレーに同点の希望を託す。
しかし、それを最終ラインが跳ね返す。
シマオマテが抜けさらに石原崇兆が最終ラインに入ったので守備強度が不安視されたが、問題ない。
平岡と吉野がうまく位置を取り跳ね返していく。クロスを跳ね返していく。
この2CBお互いがうまく連携をとり、チャレンジ&カバーをする。
平岡がチャレンジ役が多め。吉野がカバー多めだったと思うが見事であった。
多くのクロスをはね返して、試合終了の笛。1-0で嵐のなかでアウェイゲームを制し上々の滑り出しとなった。

最後に

J1再開の試合。しかし、天候は空気を読まず嵐。キックオフ時には風と雨がひどい。
その難しいコンディションの中で18歳の小畑が躍動したのが何よりも素晴らしい。
キック精度があり、それが得点につながったのも良かった。
そして、ジャメも嵐の風に乗りゴールを決める事が出来た。
嵐のなかで輝いたのは仙台だった。

内容は仙台が1-0以上の差を見せつけたと思う。ただ、追加点を取れなかったのは課題。
あとは、交代出場とベンチに座った人の人選。
たぶんミッドウィークの試合を見据えている。道渕、佐々木匠を外したがきっと彼らはミッドウィークに出てくるはずだ。特に道渕。関口のタスクはほぼ違和感なくやれる。
それなのに遠征帯同せず、ゲデスを使った。というのは間違いなくミッドウィークを見据えてるはず。(単に怪我だった凹むが)

仙台はこのやり方が新しいスタンダードになるはず。
本当に書きたいことがありすぎた。纏めるのが大変だった。
関口とジャーメインのデュオが右で魔法陣グルグルするところとか、
西村と石原崇のコンビでサイドを切り崩すところとか、
椎橋が簡単に捌くからリズムが出るんだよとか、
色々書きたいことがあって纏めるのに凄く苦労した。
ただ、浮かれるのはまだ早い。
この試合はうまく行きすぎた。
「ウイングで殴る」が湘南のシステムとかみ合ったところがある。
4バック相手だと簡単にはいかないはずなのでどうなるか。
本当に強いのかはまだわからない。
ここで判断すのは早すぎる。
ただし、開幕やルヴァンとは別のチームであって驚いたのも事実。
次節はホームで浦和戦。ルヴァン時とは別のチームという証明を是非してほしい。
期待している。

ハイライト



スタッツ

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前半


電光石火の先制パンチ

開始3分いきなりの先制。町田がカウンターから最後平戸が素晴らしいゴールを決めた。
このカウンターは、練習試合の鹿島戦を見るに仕込んだものであり、
今年の町田の伝家の宝刀となりえるピッチを広く使ったカウンターで先制する。
得点シーン

得点のシーンはSBから平戸が落ちてきてボランチ脇で受け吉尾に落とす。
吉尾は逆サイドのジョンにフィード。3バックでスライドが間に合わずジョンがフリーになる。
得点のシーンはそこに最初ポストを受けた平戸が顔を出し若狭とジョン+平戸の2VS1を作る。
ジョンはサイド駆け上がり若狭を引っ張る。空いたスペースを平戸が一閃。ゴールを射抜いて先制。

この形は右から左が2回。
左から右が1回あり再現性はありそうであった。
(鹿島戦もやっていたのでこの中断期間に仕込んだものだと思う)

躍動する井上潮音

先制した町田であったが、
その後はヴェルディに主導権を渡す。
ボールを奪えば伝家の宝刀カウンターがあるのだが、ボールを奪えない。
奪えなければカウンターも出せない。となぜ奪えないか書いてみる。
まずは、ヴェルディのボール保持の形と町田の非保持の組み合わせはこのような形になる
全体像

町田は4-4で中央3レーン閉鎖。2トップでビルドアップ隊に挑む形になる。
ヴェルデは3-2がビルドアップ隊。WBは大外張っとけタスク。
3トップが中央3レーンでなんやかんやするような形。
ただし、この3レーンを4-4で閉じているからヴェルディは簡単に3トップは入れられない。

町田のチームコンセプトからすると中央閉鎖なのだから、2トップも動きすぎずにDHを見張り続け中央閉鎖するような立ち位置を取ればよいのだが、
どうしても2トップがボールに食らいついてしまい中央を空けてしまう。
なので、3CBからDHへ簡単にボールが通されてしまうが町田がヴェルディにボール支配された要因であった。
代表的な例は以下の図を参照
井上潮音から

この図は井上潮音が少し右のHSに流れジョンを引き出し、空いたスペースを佐藤が使い
小池が最後大外タスクでクロスを入れられた。というシーン。
このように、2トップがDHへのパスコースを制限できず、結果井上潮音が躍動し
彼が4-4の間を通すパスを連発。チャンスにはすべて井上潮音が絡んでいた。

そこで、町田は時折吉尾を一列上げて4-3-3でヴェルディの3トップに圧力をかけ、
ビルドアップを阻止しに行こうとするものの中途半端な結果になり返ってピンチを招く結果に。
吉尾一列上げ
少しごちゃごちゃしている図だが、ようするに、吉尾が一列上がった結果、
吉尾が空けたスペースを使われピンチになりました。
ということである。この辺り、スペースを空けてくれればヴェルディは能動的に人が出入りしチャンスを構築出来るようである。

また、ヴェルディのビルドアップは形が複数ありそうであった。
若狭を1列上げて2-3の形とか、GKを含んで4-2の形とか。
この辺りたくさん創意工夫がありそうではあったが、前半だけ言えば町田の守備基準があなかったので、正直どんな形でも容易にビルドアップは出来たんじゃないかなと思う。

給水タイム明けのヴェルディの変化

ゲームは支配して保持率も支配している。それなのに決定機は作れないし
チャンスは井上潮音からしか生まれない。
ここに給水タイム明けヴェルディは1つオプションを投入した。
それが、小池のアイソレーションアタックである。
アイソレーションアタック

こんな感じで左でボールを保持し平から逆サイドの小池へ体格のパスを出す。
小池がスペースを使い質の勝負に持ち込めるわけである。
ただし、そこは町田である。去年までワンサイド守備をやっていてこのスライドはたくさん経験している。
また、対面が奥山であり守備の対人ならJ2屈指のSBで容易にチャンスは作れなかった。
発想的には悪くなかったとは思うが。
また、これ奥山サイドじゃなくて、小田サイドをアイソレーションしたらどうなるか。
というのは一度試したかったかな。と思う。
ただ、ヴェルディとしても、奈良輪と小池どっちの質に掛けるか。
という選択で小池で勝負という選択なのかもしれないけれど。

後半


町田の2トップの守備基準を明確化

前半町田としてはヴェルディに主導権を握られたのは2トップがボールに食いつきすぎて
動きすぎたためパスコースを遮断出来なかったためであった。
それを後半はきっちりと修正出来たのは町田としてはポジティブだった。
井上潮音を消す仕組み0

2トップがボランチを消すように修正。安易にボールに食いつかなくなった。
なので、前半のように井上潮音が余裕を持つことが出来ず、井上潮音は目立たなくなり、
前半出来なかった町田のカウンター増える事になった。
また、CBに圧力にかけに行く場合はボランチが一列上がってボランチへのパスされないように消していたものハーフタイムの修正だった。
井上潮音を消す仕組み1

DHが抑えられたのなら左右のCBから前進

なので、町田優位になるのかと思われたがそうでは無かった。
ヴェルディもハーフタイムに修正を加えていて、井上潮音経由しなくても攻撃が成立するようになったためであった。
左右のCBからビルドアップ

左右のCB特に若狭がボランチを見る2トップ脇を理由しボールを運び、
SH-DH間を上手く付きシャドウの藤本や端戸へのライン裏のパスを供給出来るようになった。
なので、町田のハーフタイムの修正があっても主導権を握り切れず、後半もヴェルディペースになった。
ただ、ヴェルディも町田の最終ラインを崩すようなアイディア、工夫仕組みはあまりなく、
町田の2ラインにサンドされ決定機はほとんど作れず。
唯一の決定機はCKキックからのカウンターで山下がスピードを活かし裏を取ったシーンであった。
(このようなスピードでぶっちぎるシーンを増やしたくて小池を下げて山下という選択だったと思うが、そういうシーンはあまり作れなかった)

逃した勝ち点3と原因

ただ、町田も70分以降強度が落ちていった。
特に両SHは運動量が求められるためかなり厳しい状況で奪ってもカウンターまで行けないような状況であった。
それでも、ポポヴィッチは動かなかった。というのも、本職のSHがおらずカードを切りにくい状況であったのだろう。
結局83分まで我慢。そして、吉尾に書いて中島を投入。(これも最初は安藤の予定だったが、急遽吉尾に変更された)

そして、その中島の何気ないCBの前プレスがバランスを崩すきっかけになってしまった。
失点の場面

ということで、このシーンを見ると確かにSHの交代は簡単に出来ないよな。と思える失点であった。
中島は守備規則を理解していないように見えて、フラッと前に出てしまった。
そこで空けたスペース及びパスコースが連鎖的に使われ最終的には一番危険なゴール前も空ける事に。
そして、その空いてしまったスペースのケアに走った高江もスピードで振り切られPK献上となった。

結果論に近いのだけれど、3列目の崩しを搭載していなさそうなヴェルディだったので
SH交換の選択肢が無いのであればゴール前にバスを並べちゃっても良かったのかなと思ったりもする。

最後に

前半の町田は守備基準が無かったので本当にきつかった。
ヴェルディもそれほど良い状況じゃなかったので、本来ならばもっとカウンターの手数は出せたはずなのだが、残念ながらそれが出来なかった。
再開試合でちょっと気合が乗りすぎたの2トップが無秩序にボールに食らいつきすぎた。
ただ、早い時間に先制は出来たので後ろに撤退しちゃっても良いかと割り切ったのが無失点で折り返せたんだと思う。
後半はそれはきちんと修正。なので前半よりもカウンターは増えた。
ただ、後半は若狭がが面倒くさかった。なので、カウンターの数も不十分なものになった。
町田はカウンターのキレ味は良く、本当に素晴らしいものを手に入れたので
今後はどうやってボールを奪うか。の手段を見に付ければ上位は行けるのでは無いかと思う。


ハイライト

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