天皇杯ファイナルですよ!みなさん。
ワクワクしてますか。それともドキドキですか。
ナイーブになっていませんか?
僕はもう感情が良くわからない状態になっています。その状態でこの記事を書いています。

ちなみに、そして、イニエスタ。直太朗の凄くいい曲なので聞いてください。
僕は「アウヴェスはいつもギャラで揉めていて」という歌詞がとても好きです。
神戸はカタランカタランカタランとイノムが響く日も近いような気がします。
ま、いいや。珍しく前置きが長くなりました。振り返ってまいりましょう

スターティングメンバー


スタメン

前半


仙台の532+CB無視の守備

立ち上がりは仙台が非常に良かった。それも珍しく守備で主導権を握った。
仙台の守備の仕組みはCBはほぼ無視。石原1枚がCBにアタック
アンカーの伊野波にはジャメをマンマーク。中盤の3枚は富田がフリーマンでカバー
奥埜、野津田は相手のIHにマンマーク。 これで神戸のビルドアップを止めました。

仙台の守備

神戸の変化と仙台の守備


こういう状態が続き、すぐに神戸はアンカーを落として最終ライン3枚にして3-2のビルドアップに代えます。
しかし、これも仙台が完封。

仙台の守備2
3CBは無視。ジャメ石原が郷家三田のパスコースを消す。
野津田、奥埜でハーフスペースを埋める。これで中央3枚を封鎖する。
最近はやりの守備だった。仙台は今まで人に対して意識が高い守備だったが、
ここで突然スペースを塞ぐ。そんな守備を導入したのだった。
ルヴァン決勝の湘南の守備のコピーと言ってもいいと思う。

仙台の攻撃


仙台の攻撃はファストアタック中心。奪ってからジャーメインが位置の高いSBの裏を狙う。
そこからのクロスという攻撃が多かった。
しかし、決定機は1,2回作ったのみだった。

動き出すイニエスタ


20分過ぎからイニエスタが動き出す。
2トップの間で受けて戻す2トップの脇で受け手戻すを数回繰り返すといつの間にか2トップの距離が空いてしまう。
そうすと、3センターまでフリーで受けられる。
3-2破壊

こうなってしまうと、仙台の守備はかなりしんどくなってくる。
53の届かない場所で躍動するイニエスタ。まさにポジショナルプレーだった。
20分まで完璧だった守備は完全に破壊。憎いのは破壊した後、三田とイニエスタのポジションが戻っている事だった。

3-2の守備が壊れたので三田、郷家でも簡単に53の前で受けられるようになっていた。
そうすとイニエスタはよりゴールに直結するバイタルエリア付近でボールを持てるようになり、
一気に神戸のペースになっていった。
さらに、神戸は、3枚の前を横切るドリブルを開始する。
仙台はこのドリブルに対して抵抗できない。ボールサイドによってしまう。逆サイドはWB1枚に対して2枚みないといけない状態だった。失点はこの形。

さらに、ポドルスキの横のドリブルに対して奥埜が飛び込んでしまい2枚目のイエローで退場。
これによって勝負の行方はほぼ決まったといっても良い状態になってしまった。

後半


無抵抗な仙台と決定機な2点目


仙台は一人退場したが、後半は5-4-1 で入る。
仙台の守備は3枚の前でボールを捌く神戸に対してIHが出ていく。
連動してWBがを上げる。という守備で対抗しようとしていた感じはあった。

後半の守備
これに対して古橋が動き出す。
4枚になったことで、前半よりスペースが出来たのでCBの間を上手く使う古橋が起点となり仙台をペナ中まで押し込む。

また、仙台が懸命にクリアしても石原1枚ではどうにもならず神戸が即回収し2次攻撃に繋がる。
仙台はひたすら押し込まれる展開になった。
神戸は圧力を高める。CBが3センター前までボールを運ぶようになった。

神戸の攻め
数的有利を常に作れる神戸が攻めっぱなしになる。
この形からイニエスタが5-3の間で受け古橋とワンツーで抜け出し美しいゴールを決め決定的な2点目を決める。


仙台の4-4-1とその仕組み。


仙台はどうしようもなく2失点。その後も一方的なゲーム展開だったので、手を打つ
平岡と石原を下げて、ハモンと阿部を投入。4-4-1に変更する。

4-4-1

しかし、流れは変わらず相も変わらず押し込まれ3失点するとゲームオーバーかと思ったが
むしろ選手は開き直りそして、闘志は消えず仙台のターンになった。

この後見せる4-4-1 の仕組みは非常に興味深くぶっつけ本番ではなさそうだった。

まずは、阿部のタスク。阿部は1トップだが、0トップといった方がいいだろう。
中盤に落ちてボールを収める。
むしろ、ボール保持時はハモンとジャーメインの2トップ。 4-2-1-2といった方が適切かもしれない。
441の仕組み

この阿部が非常に安定感があり納められるので、仙台に決定機がいくつか生まれる。
1度は外したハモンが2度目は沈め1点返す。

さらに、この4-4-1はもうちょっと複雑な仕掛けがあった。
ハモンが9番だが、左ウイングのタスクを背負う。関口とのコンビで左サイドをえぐる。
そのクロスに野津田ジャーメインそして、菅井が飛び込んでいくものだった。

441の仕組み2
この時に守備は板倉が野津田のスペースを埋める。大岩のワンオペ最終ラインを形成。
排水の陣だった。

ちなみに、この時間神戸がリズムを失ったのはイニエスタがボールに触れる事がなかったから。
古橋が、大岩ワンオペDFに対してスペースがたくさんあるので単騎特攻してしまう。
そうすると、周りはついてこれず。仙台は大岩、シュミットVS古橋という数的有利を確保できた。
GKを含めて数的有利というのは凄いけど事実。
その前提条件は大岩VS古橋でも大岩が負けないこと。
そして、大岩はこのタスクを確実にこなす。なので、仙台はワンオペDFでも守れた。

試合終了試合終了間際にジャーメインが2点目を決めるが反撃はそこまで2-3での敗戦となった。

最後に

負けはした。
けれど、20分までは新しい仙台が見れた。そして、それは凄く素晴らしい出来だった。
正直イニエスタが凄すぎた。良くわからないが、イニエスタが何回かパスを回すだけで仙台の守備が破壊された。 なぜだ。何も難しいことしてないのだが…これが、生きるポジショナルプレーなのかな。とも思った。
正直イニエスタがいなければ勝っていたと思う。
あと4バック。1失点はしたものの素晴らしい作り込みだった。たまたまとかでは無く見れば見るほど作り込んでいるのがわかった。各選手に求めるタスクもあっているし、一人足りない仙台にとっては最適解だったと思う。正直2点目がもう少し早く入っていれば勝ち点は得られたのでは無いかとすら思う。
負けはしたが手ごたえを得たゲームだった。

あと、古橋。解説にもあまり褒められてないが、古橋だよ。イニエスタは異次元だった。
けど、イニエスタの感覚についていける。というより、ポジショナルプレーを把握している。
この試合古橋とイニエスタを見るだけでも勉強になる。ぶっちゃけポドルスキよりも古橋の方が良い。
本当に素晴らしかった。早く海外行けよ古橋!


追伸

天皇杯決勝はたぶん書きます。それが今年最後の試合記事になると思います。
あとは、今年中には総括を書きたいですね。たぶん12月30日とか大晦日とかになると思いますがお待ちください。