2018年07月

仙台にとってはリスタート。
え?水曜日?そんなものは無かった(笑)

サガン鳥栖について

なんと言ってもフェルナンドトーレス。
彼が合流し、本日ベンチ入り。
前節湘南に引き分け巻き返せるか。

スターティングメンバー

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予想通りの4312。
いつトーレスが出てくるか。

仙台について

前節コテンパンにやられたが、
あれは事故でマリノスにしか出来ないこと。
戦術的には問題無い。
だから、変に引きずらない事。

スターティングメンバー

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矢島がいきなりスタメン入り。
ハーフナーがベンチ入り。

前半

お互いに嵌まらないプランA

4312と3142なのでお互いギャップが出来る。そのギャップを上手く使えた方が優位にゲームを進められると思ったのだが、
共に嵌らなくゲームは膠着した。

鳥栖の狙い

仙台の両WBの裏を狙う予定だった。
ただ、仙台は早めにWBが下がり5バックになるためスペースが使えなかった。

また、お互いIHが噛み合うポジションなのでそこがマンツーマンのようになってしまったのも嵌まらない一因だったと思う。 
詳しくは後ほど…

仙台がコントロール出来ない理由

  • 鳥栖の守備に嵌められてしまった。
  • 矢島の動き方
と、大きく2つの要因があった。

まずは、

鳥栖の守備について

1.前プレス時
図のように富田以外は捕まる。
富田はフリーになることが多かったが、
体の向きが後ろ向きに貰う事が多く、富田から展開というのは少なかった。
また、時間をかけて前を向いても全て捕まっていてパスを出せなかった
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2.撤退守備時
3トップのプレスを仙台のCBから富田のところまで下げる。
CBはフリーで持てるが出すところがすべて捕まり出しどころがない。
また、ビルドアップの出口のスペースを3トップに抑えられてCBが高い位置にボールを運べなかった。

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こんな感じで、噛み合わないはずのシステムが噛み合ってしまい、マリノス戦に続き仙台はボールを運べない状態なってしまった。

矢島の動き方

さらにボールを運べない理由に矢島のボールを保持してない時の動きにもあった。

加入してまだ日が浅いため立ち位置を理解出来ておらずパスコースが作れなかった。
それどこか、WBの中野と一直線上になってしまい、中野へのパスをも消してしまった。

これにより左サイドは機能停止になってしまったのも大きかった。

鳥栖のプランB

30分過ぎに鳥栖がプランBに移行する。
小野を左サイドに置き、原川と高橋秀の2ボランチの442に変化。

中盤のSHをタッチラインではなく仙台の3ボランチ脇にポジションを取りSBに大外を使わせるように変化。
仙台の3枚の中盤を左右に動かし始める。

この時に矢島が引き出され左のハーフスペースに大きなスペースを作ってしまった。
そこのスペースを足がかりに鳥栖が攻撃を仕掛け一気にゲームのイニシアチブをとった。

後半

鳥栖は442のままだったが、
後半立ち上がりにトーレスと高橋義を投入。
高橋義が左サイドハーフ、小野とトーレスの2トップに移行。

仙台は矢島の守備の動きを整理し前半のような大きなスペースを作ってしまう事は無くなった。
しかし、鳥栖は右で作ってキムミンヒョクから一気に左SBの吉田にサイドチェンジしてボールを運び仙台を押し込む事に成功する。

また、60分以降、トーレスが前線から降りてきてスライド時に間が空く富田脇を使われる。
そして、そこのスペースを起点にしトーレスが決定機を演出する。

ただ、それでも点が入らない。
鳥栖は後半立ち上がりから高橋秀が攻撃参加を始めていた。その攻撃参加の回数が時間と共に増えていったが、
この時、高橋秀の空けたスペースのケアができておらず、ネガティブトランジション時の怪しさを見せていた。
これがこのゲームを左右することになる伏線だった。

仙台のプランB

押し込まれボールを運べない仙台は、阿部に代わり西村を投入すると、西村がカウンターでチャンスを作り、鳥栖のネガティブトランジションの怪しさを露わにしていくと、
残り10分にジャーメインを投入し4231に移行。
ロングカウンターに全てを委ねる事になる。

そして、84分に結果を出す。
トーレスのパスを平岡がハーフラインでインターセプト。すると蜂須賀石原と繋ぎ、ジャーメインにスルーパス。ジャーメインが絶妙な裏抜けからのクロスに西村が大外で合わせて、仙台が先制。

石原のいたスペースこそが本来高橋秀が埋めなければならないスペースだったように思う。

また、この6分前にも同じスペースを石原が使い西村への決定的なクロスを送っていた。
ここのスペースは明らかに仙台が狙っていたと思う。
そして、ジャーメインを投入してカウンターに迫力を持たせた仙台の戦略勝ちだった。

最後に

タフなゲームだった。
この試合もボールを運べずに苦戦を強いられた。
しかし、その中でカウンターで迫力をもたせられた。
という事実は結構大きい。
また、ショートカウンターは個人の能力に左右されるがその必要とされる能力を発揮出来たジャーメインと西村。
この二人には期待しかいない。
ジャーメインは後半戦2試合で1ゴール1アシスト。明らかにボールのない時の動きが変わりボールを引き出せるようになっている。
このアシストも上手くボールを引き出せていた。

そして、西村。
リーグ戦7ゴール目日本人トップタイに並ぶ大活躍。
去年は動きは良いけど、数字が欲しいと言っていたのに遂に数字まで付いてくるようになった。
彼は一体どこまで成長するのだろうか。
もう驚きしかない。

一方鳥栖は焦れてしまった。
高橋秀がどんどん攻撃参加し原川の方がバランスを取ろうと苦慮するのは切なかった。
高橋秀は責任感からあの選択をしてしまうのだろうが…
そういう意味では得点を取ればバランスは保てそうな気がしていて、トーレスが新しい鳥栖の武器として活躍出来るのはこのゲームで証明したと思う。彼がチャンスを作り出し得点を決めれれば流れが変わると思う。

そんなこんなでお互いに収穫はあったゲームだった

ワールドカップ楽しかったですね。
夢のような1ヶ月間でした。
しかし、その夢が悪夢として変わりました。
マリノス戦です。

仙台について

中断前から課題だったペナ中での質を上げよう。
最後の点に繋がるところのパワーを上げようという事でCBの攻撃参加を仕込んだ模様。

そして、この日は出れないがハーフナーと矢島を補強した。

スターティングメンバー

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横浜について

苦労した中断前だがやってることは間違って無いので、この一ヶ月でどこまでブラッシュアップされているか。
ブラッシュアップされていないとかなりキツいシーズンになるが…

スターティングメンバー

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前半

4失点と大炎上した理由

  • 前プレスに対して外す方法が無かった
  • プレスをかける焦点がぼやけていた
  • トランジションの速度を上回られた
  • 優位性が1つもなかった。

だと思います。
並べただけでもしんどいですね。
説明していきます。

前プレスに対して外す方法が無かった

前プレスへの耐性というのは元々低かったわけですが、ここまで何もできなくなるのは想定外でした。

マリノスがシンプルに最終ラインの裏に蹴ってそこにプレスをかけるいわゆる、ゲーゲンプレス的な事を選択するのも想定外でした。

仙台の3バックはマリノスの3トップに捕まっており、時間が無い。
またセンターハーフには天野が見る形で、必要最低限の4枚で仙台のビルドアップ隊の5枚を抑えられてしまいました。
また、関がビルドアップ隊に加われないというのもバレていてGKにはプレスに行かないのも仙台にとっては面倒な事でした。

このようにCBが全くボールを前に運べないので
仙台はビルドアップの入り口にもいけませんでした。シャドウはいつもどおりにビルドアップの出口にポジションをとっていたので間延びしたように見えたんだと思います。

プレスをかける焦点がぼやけていた

次はボールを保持してない時のお話です。
マリノスがボールを持ってる時に仙台はどこでボールを奪いたかったのか不明確でした。

3トップは最終ラインから嵌めに行きたい!
という感じでしたが、
マリノスのビルドアップ隊はGKも含めて3枚、4枚、5枚と変幻自在なので3枚じゃ足りない場面が多かったです。
しかも山中が中に入ったり外に出たりと中盤で数的有利を作り出す位置をとるので、奥埜と富田のところが数的不利になりそのまま最終ラインまで運ばれる形になってました。
さらに343から541になるにはシャドウが長い距離を走らないと行けないので時間がかかり
速い攻撃を受けると523となってしまい、バランスの悪い状態になるのですが、そこ突かれました。
2点目はこの形でしたね。

トランジションの速度を上回られた

マリノスはボールを失った瞬間及びボールを奪った瞬間のポジション取りが速かったですね。
仙台も今年かなり改善したのですが、それでも遅く感じるほどでした。
1点目はこれがよく出たシーンでした。
阿部のクロスを引っかけた中澤がクリアせずに扇原につなぐ。
ここから一気に3本のパスとクロスで失点ですからね。
ここの速度は驚異でした。

また、このパス繋ぎはかなり高度で修練積んだのだろうなと感じました。
解説すると長くなるのでやりませんが色々技術や立ち位置が含まれています。

優位性が1つもなかった

質、数、立ち位置
この3つの要素の優位を活かすのが仙台なのですが、マリノスにはこの全てで不利になってしまいました。
それは上で述べた要素が影響してるのですが、キツかった。
今までどんなに厳しいゲームでも1つくらい有利な要素があったのですがこの試合全て駄目でした。
仙台が悪いとかじゃなくてマリノスが良すぎました。
そして、そのマリノスに対して何も出来なかった。何も手が打てなかった。
なぜこのような状態になってるから理解出来なかった。と言うことです。

後半

後半は点を取らないといけないので仙台が343をキープ。
5バックにならないという選択でしたが、
3vs3の質で殴られ続ける事になってしまいました。しかも、CBに永戸が入ってるので強度が落ちてるというのも辛いところでした。

また、マリノスも前3人で攻めを完結出来るので攻めのシーンでは無理に人数掛けず後ろで守る事を選択したので、仙台のこの選択はあまり効果的では無かったですね。

悲しいかな仙台の特攻まで簡単に対策されてしまった。という事です。

ただしこの状況でも、ピッチ上の選手は心折れず戦ったのですよ。
7点差から2点奪うのは簡単では無いです。

また、仙台の1点目はこの一ヶ月仕込んだCBのオーバーラップから数的有利を作り出し、
ジャーメインが位置的有利な場所から素晴らしいシュートを決めて1点返したのは素晴らしかったです。これは中断期間仕込んだものですね。

そして、アディショナルタイムにキャプテンの意地を見せてもらいました。

最後に

コテンパンにやられた。
本当にコテンパンにやられた。
どうしようもなかった。
マリノスの情報がもう少しあれば対策を打てたが…
この一ヶ月間でマリノスはめちゃくちゃレベルが上がっていた。

それに対して仙台はあまりにも無策だった。
仙台の甘いところを全て突いてくるマリノスが凄かったということです。

このマリノスとあと二回戦える。
そこは本当に幸せなこと。
対策出来るところはちゃんとして、どこまで戦えるか楽しいに待ちます。
僕らはまだまだ高みを目指せる。この敗戦すらも糧に出来る。そういうチームだと信じています。

マリノスみたいなチームがJにいるといのも素晴らしいと思います。これがヨーロッパの最先端ですからね。

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