2018年08月

タイトルはGoingSteadyの代表曲です。
僕たちは去年の続きをしようぜ!
って思っていたら向こうは優勝を経験をして、童貞捨ててめっちゃ大人になってた。

そんな試合。僕らは青春ど真ん中。

川崎フロンターレについて

この時期は何度でも言うけどほとんど他のチームを見れないわけで、強い。
と聞いているがどう強いかはわからない。
なので、楽しみでした
ミッドウィークの天皇杯は11人変更しており体調的には万全

スターティングメンバー

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仙台について

ミッドウィークの天皇杯を勝ち公式戦4連勝。
しかし川崎とは違いコアの奥埜はフル出場。
石原もフル出場ということだった。
ということで、今節は思い切ってベンチからスタート。
キムジョンヤが久しぶりのスタメンで椎橋がインサイドで出場。

スターティングメンバー

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前半

両チームの攻撃の狙いについて

まずは仙台の狙い

エウシーニョの裏を起点にしよう。

前回のリーグ戦と同様に西村とジャーメインと足の早いFW2枚で高いSBの裏をつくという狙いを持って入った前半でした。
なのでビルドアップには拘り無くロングボールでもいいから相手の裏に放り込んでそこから組み立てました。実際に立ち上がりは、関口がエウシーニョと1vs1を作り、ファールもらい高い位置でセットプレーのチャンスがあり狙い通りでした。

一方、川崎の狙い

両脇のCBを動かしてペナ角を取れ

だったと思います。
CBの動かし方ですが、複数あったとは思いますが、
立ち上がりはWBをSBで釣ってその裏のスペースに中村憲剛や小林を走り込ませる。
この事によってCBを引き出して、空いたスペースに、サイドハーフの阿部と家長が入ってきてペナ角をとる動きでした。

基本サイドハーフがペナ角を取りたい。
そのためにどうするか?というのが川崎でしたし、このペナ角を明け渡してしまうと仙台としては守れない状況になりそうでした。
なのでペナ角をどう守るかがキーでした。

両チームの狙いに対する対策

ただし、このお互い狙いに対しては両チームとも解決策を持っていまして15分過ぎ以降はお互いに膠着状態になります。

仙台の対策は簡単。

前プレスをやめ532で撤退する

前プレス行って外されるからCBが引き出される。
ならば、撤退して53のブロックを形成すればペナ角を守れる。
という考えです。この日は前半は椎橋使ってることもあり0-0がゲームプランですから、リスクを極力かけないで良いのです。

また、川崎は大外からのクロスというのはありません。
もっというとアーリークロスもありません。
なので深い位置でなければ大外をフリーにさせても怖くないのです。
それよりもペナ角をとる
または53のライン間に入ってくる。この選手達を止めれば川崎に、対しては守れる。
と言うことでした。
こうして、川崎は攻め手を欠きます。

ただし、仙台の方も攻め手を欠きます。
それは川崎の対策があったからです。

川崎の重心は守田

そう。守田が素晴らしかったです。
守田が川崎のバランスの中心でした。
エウシーニョの裏を狙われてることが判明すると、守田がそこを埋めにポジションが右サイドよりになりそこからボールを動かします。
この守田のバランス感覚でエウシーニョ裏は埋まっていた。
また、逆サイドの登里はあまり上がらず3バックみたいな対応が多かったので左の裏は空かない状態だった。

守田はそうやって守備のバランスを取りつつ大島を前に上げたり自分もビルドアップに加わったりと素晴らしかった。
ネットを名古屋に放出したのは驚きでしたがこの守田を見ると納得がいく。
それどころかネットよりもバランス感覚に優れてるので安定しますよね。ネットはバランスはあまり考えず好きなようにプレイするタイプだった。

さて、こうしてお互い膠着状態になった。

持てる川崎と持てない仙台

お互い攻めの狙いについては対策を打てたが、川崎の方がボールを持てる展開だった。
そして、仙台がちょっと緩むとその狭い隙間からライン間に入ってフィニッシュに行けた。

先程述べたように、基本的に仙台は撤退守備なので前プレスはやらない。
2トップのプレス開始位置も仙台陣内に入ってからだったので、川崎は苦労せずにビルドアップが出来た。

一方の川崎の前プレスですが
奪うためでは無く仙台のビルドアップを限定する前プレスだった。そのプレスの開始の合図は中村憲剛だった。中村が行くとそこから連動して片方のサイドに追いやるプレスで最終的にはパスコースが無くなり、仙台としてはロングボールを蹴るしかなくなっていた。
そのロングボールを石原不在の仙台は収める事が出来ず仙台はボールを保持できない前半となった、

後半

仙台はジャーメインに変えて石原を投入。
ロングボールになっても収めるところを作るつもりだったが…
川崎が押し込む展開になる。

川崎のビルドアップ変化

後半に入って守田が落ちて3バック化。
そして、車屋が3センター脇に対してボールを運ぶ。
そうすると、仙台の左サイドで阿部と登里vs蜂須賀になり数的有利を作っていた。
そこから平岡を引っ張りで出してペナ角を攻略し始めた。
こうすることにより前半より仙台を押し込めた。

川崎の先制点について

押し込めている時間に先制点が生まれる。
シュミットのロングボールから蜂須賀といういつものビルドアップだったが、そこに登里が突っ込んでヘディングで競り勝つ。
その競り勝ったセカンドボールを大岩がトラップミスしてどフリーで中村が待っていた。
仙台としては、蜂須賀vs登里で負けるのが想定外で、さらに大岩がトラップミスしてしまった。 

仙台は失点と同時に奥埜を投入して同点ゴールを狙う。
しかし、

撤退守備と奪われないポゼッション

苦労してた川崎だが仙台のミスで先制した。
先制した後は非常に大人びた対応だった。

まずは撤退守備。
4-4-2の中央圧縮または中村と守田が一列下がっての451での撤退守備で仙台を迎え撃った。

もう1つ
ポゼッションが攻めるポゼッションから奪われないポゼッションに変化。
仙台の5-3のブロックに対して無理にブロック内に入れず外側でひたすらにボールを回す。
不意にボールを失わないためのボール回しだった。
当然仙台としては奪わないと攻めれないので、無理に食らいつく。そうすると食いついたところで出来たスペースに対して縦パスを入れ仙台のブロックを壊していった。
こうして川崎は大人びた時間の進め方をする。
それは鹿島のように嫌らしい時間の進め方だった。

仙台の苦悩

さて、44の中央圧縮でインサイドのスペースを奪われてしまい奥埜投入を無効化されて。
仙台は、4-4の中央圧縮にはサイドチェンジで揺さぶることが必要だったが1つのミスで川崎ボールになってしまうのでミスが許されず、
ミスした場合、奪い返す為にエネルギーを使ってしまう。

さらにCBが普段のように攻撃参加したかったのだが、CBの裏は途中から入った斉藤や小林に使われカウンターを食らってしまう危険性があるため普段のように攻撃参加出来なかった。

残り10分はハーフナーを入れてクロス爆撃に変更するが、ハーフナーが勝てない。谷口にほぼ抑え込まれる。
湘南戦とミッドウィークの横浜戦でハーフナーの可動域が狭いために起点にはなれないことが判明したところでせめてボックスストライカーとしては機能して欲しかったのだが、
残念ながらこの日はボックスストライカーとしては機能しなかった。

従ってこの日は最後まで決定機を作ることが出来ず敗戦となった


最後に

僕は殴り合いをするつもりだったが川崎はとても大人だった。殴り合いに付き合わず1つのミスをものにしてクローズ。
そのゲーム運びは鹿島のようだった。
と思ったら鬼木さんは鹿島OBだったので納得する。
そして、守田のバランス感覚なんかも鹿島っぽかった。

確かにこれは強い。先に点を許すと逆転するにはかなり厳しい。そのくらいバランスが良いし奪われないポゼッションのレベルは高い。一度の優勝経験がここまでチームを大人にするとは…正直驚いた。


仙台としてはこれから清水東京と4-4の守備のチームが続くので良い経験になったと思う。
そして、この2チームに対してこの日の課題を整理すれば良いと思うのです。
僕らはまだまだ青春ど真ん中。大人になるのはまだまだ早い。トライアンドエラーを続けていくのみです。


追伸。

西村くんについては正式に決まってから書きます。



仙台について

連勝で迎えたホームゲームガンバ戦
この試合も前節同様に前日練習を非公開。
最近の傾向から4バックには2トップ。
3バックには3トップという法則が出来上がってるが果たして。

スターティングメンバー

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石原がスタメンを外れ西村阿部の2トップに
それ以外はいつもの3142

ガンバ大阪について

クルピ体制の終焉を経て、クラブレジェンドの宮本が監督就任。
しかし、クルピ体制から宮本体制への時期がワールドカップ中断明けで後手に回った。
また、そういう状況で補強も進まず宮本体制はなかなか厳しい船出となっている。

スターティングメンバー

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渡辺が移籍後、即スタメン。
J3から宮本と共に戦った菅沼、高を起用。
そして、三浦のSB起用は3試合目。

前半

前半立ち上がり主導権を握ったのはガンバだった。

ガンバの前プレスと横圧縮

その理由は前プレスと横圧縮だった。
仙台のビルドアップ隊に対して
ガンバは4枚の前プレス隊を結成し、仙台のビルドアップを防ぐ。
また、4枚も前プレスに使っているのに中盤が空かないのは逆サイドのWBを無視しているから。(出せる場面もあったが出さない選択を仙台がしていた。)
特に多かったのは仙台の左サイド圧縮だった。
この場合関口を無視し、中野をSBの三浦が見る形だった。

また、奪ったあとも時間をかけず同サイドアタックが多かった。
時に右の小野瀬が左のハーフスペースに顔を出す徹底ぶりだった。

ガンバの狙いは富田脇

ガンバの狙いというより、3142の仙台の弱点でみんな狙ってくる富田脇。
ここを小野瀬と渡辺が使う。

ちなみに、倉田とアデミウソンは3バックの両脇を止める役目なので、富田脇をつがわない。

そんな感じで立ち上がり15分は完全にガンバが支配した。

継続出来ないガンバとビルドアップ

ここまで完璧なのだが、横圧縮内で最初のパスがズレる事が多く仙台を屈服させることが出来ない。そして、徹底した横圧縮+前プレスは15分で終る。

終わってしまった理由はわからない。
運動量の懸念なのか、メンタルの部分なのか。
ここからガンバは自陣からビルドアップからの攻撃を始める。ビルドアップの出口はSBの三浦ところ。そして、三浦から富田脇のスペースを使い仙台の懐に入った。

先制点はセットプレーのセカンドボール

ガンバの先制点はセットプレーの2次攻撃だった。
セットプレーの流れで大岩が右サイドに引き出されていた。
高がクリアしたボールを拾い奥埜を外すと、大岩がいるべきスペースが空いてるのを見つけて渡辺をそこに走らせるパスを選択。
椎橋の懸命のスライドも間に合わず。
ガンバが先制した。

ボールを持てなくても冷静沈着に

そんな先制された仙台だったが冷静沈着に立ち位置を探していた。
実際30分以降はロングボールから両サイドを広く使う事が出来るようになった。
その理由はインサイドハーフと2トップが4-4のブロックに対してハーフスペースを使い立ち位置有利な場所を見つけたためだった。
さらに押し込むとガンバのもう1つの問題が浮き彫りになる。

アンカーの富田は誰が見る?

ガンバは4-4のブロックを作るのだが、2トップの守備タスクが曖昧なために4-4-0-2のような形で富田が必ずフリーとなった。
そこから両サイドに展開しガンバの4-4の守備を破壊しはじめた前半だった

後半

仙台の修正と逆転劇

仙台は富田脇を消すのと同時にラインを下げ
532で撤退する。
仙台の2トップもCBにプレスに行かずボランチのところまでポジションを落としたので全体的に前半よりもラインが下がった。

こうしてガンバの狙いを消すとガンバは攻め手が無くなる。
さらに、仙台が全体のラインを均等に下げたが、ガンバはCBとボランチが前半と同じ位置なので間延びしてしまった。

こうなるとトランジション時、スペースが生まれるので仙台に余裕がでる。圧縮して空いてるサイドに展開する事が出来るようになった。

51分から逆転する56分までの5分間で同じ形のロングカウンターを4回実施し、そのうち2回ゴールを揺らすことに成功。

そんな感じで仙台は簡単に逆転出来た。

監督就任1ヶ月の限界

さて、対仙台プランを後半で対策されあっという間に逆転されたガンバだが、
これ以上のものは何も無かった。
クルピからバトンを貰って1ヶ月。
宮本氏には前半のプランを仕込むのが限界ぁった。
従って、戦術的にはそれ以上無いため選手交代で活性化させようと考える。
藤春、藤本、食野と選手交代をするが何も変わらず活性化も出来ず逆転負けとなった。

最後に

前半は宮本ガンバが仕掛けた対仙台がハマった。それは見事だった。
仙台は前プレス+横圧縮は想定してなかったのだと思う。
ただ細かいところはまだまだだったので仙台は踏ん張れた。
そこはまだ就任1ヶ月なので仕方なく今は、
長谷川健太氏の遺産で戦っているように見えた。 
後半の手詰まりも同じ。
しかも、長谷川健太氏のキーパーソンは放出してしまっているため駒が足りない。
かなり厳しい仕事になりそうな気がした1戦だった。

仙台は後半にちゃんと修正し一気に逆転したのは強いし成長ですよね。
立ち上がり15分も持てなくても冷静沈着に現状を見てボールを持たなくても悪いなりゲームをコントロールしているように見えた。
失点はちょっとした隙があり、そこは反省材料だったが、それ以外はほぼ決定機を作らせず持てなかった前半でさえ仙台のゲームだなと思わせる強さがあった。
さて、これで三連勝。
そして、ミッドウィークはマリノスにリベンジの機会があり、
週末は楽しい楽しい川崎戦が待っている。
仙台の成長を見せつける時だ!

位置的優位性
質的優位性
数的優位性
この3つの優位性をどう活かすのか。

仙台について

前節柏には完勝。
僕らの道は正しいのだ!と言うことを示した。
さて、湘南とは今年4試合目。
全ての試合で位置的優位性の取り合いで優位にたった方が勝っているイメージがある。
この試合はどうなるのか?

スターティングメンバー

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湘南ベルマーレ

この時期はほとんど見れないから状況が良く分かんない。
仙台の項目にも書いたが、位置的優位性をどう確保してくるのか。何を仕掛けてくるのかは楽しみ。

スターティングメンバー

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前半

お互い4321のミラーとなった。
しかし、その中身は全く違う考え方だった。

位置的優位性を確保する湘南

湘南はボール保持時には433 に近いシステムだった。

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そして、SBとなった山根からハーフスペースに流れる山崎に当てるのが1つの攻撃のパターンだった。
湘南の先制点もこのビルドアップから得たスローインだった。

と言うことで、この4バック化のSBのところとハーフスペースに流れてくる山崎が序盤の位置的優位性を確保した。

また、位置的優位性はセットプレー時にも確保していた。

特に立ち上がりすぐのセットプレーが面白いので説明してみる。
仙台は4-3のゾーンを作るのだが、
4-3の前のスペースを狙い4-3を横に間延びさせてそこから中に折り返され決定機を作られた。

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仙台の狙いは位置ではなく質の優位性

仙台はミラーを回避する狙いは無く、ミラーを組んだところから質で剥すのが狙いだった。

質の狙いとはハーフナーの高さだったと思う。
ただし、意外にもハーフナーがロングボールに勝てず湘南を押し込めない。
湘南の山崎のようにポストで起点を作れれば良いのだがどうやらハーフナーはそういう能力を今のところ持ち合わせて無くてボックスストライカー専用という事なのだろう。

また、ハーフナーを真ん中では無くてハーフスペースに動かして起点を作るように試みるが上手くは行かなかった。
ハーフナーに入ってもワンタッチでフリックしちゃうケースがあってハーフナーのところで時間が作れなかった。

そういう感じで立ち上がり押し込まれた序盤の仙台はロングスローからのオウンゴールで失点した。

質の優位性その2 関口vs藤田の対面

同点ゴールは突然だった。
湘南のゴールキックのセカンドボールに対して圧力をかけて、秋野ミスを誘って関口vs藤田の対面が作れそこで上回っての同点ゴールだった。

さて、この関口vs藤田は仙台の質で上回れる1つのポイントだった。

仙台は元々関口に対しては1vs1を作っておけば質の優位性を確保出来、クロスまでいける。という作りになっている。
そして、その状況(湘南としては最も最悪な状況)をミスで作ってしまった。

湘南の次の位置的優位性

序盤は左のSBから立ち位置的優位性を作っていたが、今度は奥埜を動かしにかかる。
仙台は齋藤に奥埜が見る形になっていたが、齋藤が自由に動き奥埜を引き出す。
そして、そのスペースに山崎が出てきて起点を作るという形。
その最高傑作が29分の湘南の攻撃だった。

しかし、それには蜂須賀がスライドし、第4のCBになりかろうじて防いだ。

西村のゴールは質的優位性の最高傑作

セカンドボールを奥埜と西村で奪って関口vs藤田を作る。
そして、西村が裏をとってえげつないトラップからえげつないシュートで逆転だった。

それまでほとんどシュートシーンというか、アタッキングサードまで入るシーンもほとんど無かった。
と言う事で、湘南の方が普段と同じようにやれたのだが、決定機を活かした仙台が逆転し前半を終える

後半

433にシステムを変える湘南

さて、湘南は前半も位置的優位性を取れていたが、逆転をするためにその方向性を強める433への変化だった。

その狙いは2点。
  • CBがボールを運ぶため
  • ウイングでWBの裏を狙う
だった。

ウイングでWBの裏を狙う

仙台が5バックになる前にWBの裏を使い攻め切ると仙台のディフェンスラインは非常に脆くなる。
実際に48分と49分の湘南の決定機がその形だった。
この決定機のどちらかが決まっていたらゲームの行方がわからなかったと思う。

もう1つ。

CBがボールをを運ぶ

1トップに対してCBのどちらかがその脇まで運ぶ。そこがビルドアップの出口にする。

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石原だとこの動きを一人で封じることも可能なのだがハーフナーだと運動量の面で足りず。足りずというか、石原が凄いのだが…

ということで、後半も位置的優位性は湘南にあったのだけれど前半と同様に仙台がゴールを奪う。

数と質の優位性での3点目

起点は関口のクロスを跳ね返されたセカンドボールを椎橋が奪い返したところだった。
そして、椎橋が右サイドに展開。
そして、右サイドで蜂須賀、平岡で数的有利を作って平岡がフリーでクロスをハーフナーが競り勝って3点目を奪う。

せて、2点のリード奪った仙台。

基本システムは541に変化

湘南の狙いはWBの裏だったが2点目奪った後は仙台は5バックに近い形で展開する。
特にこの日ガンガン行っていた関口がこのリードで後ろのスペースを埋めるのを優先する。
そうすると湘南はボールを持てるがサイドを攻略出来ずU字ターンでサイドを変えるがこれだと54のスライドが間に合うので仙台としては守れる状態になる。

監督の修正と選手判断での修正

さて、仙台は64分にハーフナーに代えて中野を投入し3142にする。
これは湘南のCB2枚に運ばれるのを防ぐために2トップにしたのだ。これはなべちゃんの修正だった。

しかし、中盤3枚のスライドが間に合わずに湘南に奥まで攻められるケースが多くなってしまった。
そして、10分後には541に戻す。これが選手判断と言う事だと思う。俯瞰で見ていても541の方が守れていた。
そして、この541で撤退守備からのカウンタープレスかけてショートカウンターが嵌っていた。

最後に体力的にきつそうな奥埜を1トップ。
そして、常田を最終ラインに椎橋をセンターハーフに入れて守り切れる体制に。
ただ、奥埜のワントップが機能する。
奥埜のプレスからカウンターでCKを獲得。
そのCKを蜂須賀が決め4点目(めちゃくちゃ怪しいけど。特に線審の位置がずれている)
で仙台が勝ちきったゲームだった。

最後に

さて、仙台は質と数で点を重ねた。
ビルドアップにはあまり再現性は無くてたまたまのように見えるが、僕はたまたまだと思っていない。

4点目を除く3つのゴールシーンは全てGKのロングボールから始まっている。
確かにハーフナーは勝てなかった。
それでもセカンドボール圧力をかけて相手のミスを誘うまたは、セカンドボールを拾って攻撃に繋げるという事を考えると再現性があると言えるのかなと思う。
その中心は奥埜であった。
奥埜のネガティブトランジション時は凄味があった。ハーフナー大作戦失敗したのだが、
そこから無理やり点に繋げる事が出来たのは奥埜がいたからこそだと思う。

湘南は位置的優位性を確保したのに負けてしまった。内容は良かったんだと思う。
それは仙台の磐田戦やセレッソ戦に近い感覚だろう。
そうなると自分たちのこのサッカーを続けるしかないのだろう。仙台がそうであったように。

前節とっておきのタイトルを使ってしまったので今節のタイトルに苦労する(笑)

柏レイソルについて

下平さんを首にして加藤望体制になってから評判が良くない。
どうも決まりごとが無くなかなか大変な模様。
しかし、前節札幌戦を見た限りでは
伊東ー小池の右サイドのユニット及び瀬川ー江坂の群馬大宮ユニットが良かった。
そして、対3バックへの前プレスも良かったので簡単な相手では無い印象。
この試合は中団に位置出来るか残留争いに、なるかの分水嶺。

スターティングメンバー

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札幌戦出場停止になった鎌田に代わりナタン初先発。
その他は前節と変わらず。

仙台について

勝ててないゲームが続いてるがまだ目標の5位まで勝ち点差は3なので下を向く時期じゃない。
ただ、気がつけば12位で13位柏と6ポイントマッチだったりする。
このブログ書くまで知らなかった。
下向いても仕方ないしね。上を見続けたいよね。

スターティングメンバー

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今日は3142で西村が外れる。
関口がスタメン復帰。

前半

柏の前プレスと3142の弱点露呈

立ち上がりは柏がゲームを支配する。
柏の前プレスは
仙台の3バックに対して
クリスティアーノー瀬川ー伊東の3枚で同数プレス。江坂が富田を見る。
仙台はビルドアップの出口無く苦し紛れにWB(主に蜂須賀)逃げるがそこでパスコースが無くなりロングボールを蹴らせれ柏に回収される。という状態だった。

さらに仙台は低い位置でのネガティブトランジション時に問題を抱えていて、
中盤が富田1枚(IH2枚が怪しいポジション)になってしまうケースが散見された。
なぜこんな事になるかだが、
  • ロングボールを蹴った時にIHがセカンドを回収するため
  • セカンド奪われてもIHがFWと連携して4枚で前プレスかけて奪い返すため
という理由でIHは高い位置を取るべきなのだが、ライン押し上げられない状態でのロングボールなのでIHの位置が中途半端になってしまい中盤の3枚が不安定だった。

瀬川のタスク

さらに柏の作りはもう1つトップの瀬川はCFWにいるがタスクはCFWではなくて、実はトップ下に近いタスク。要するに偽9番だった。
ストライカーのタスクはクリスティアーノだったり江坂だったりが担い瀬川の開けたスペースに入り込む。

で、その瀬川は富田脇に降りてきたり、クリスチティアーノの裏を使ったり、板倉の前にポジションを取り伊東ー小池のユニットを助けたりと柏の攻撃に関してかなり重要なタスクをこなした。

10分間に決定機を複数回作り柏の先制は時間の問題にも思えた。

GKのビルドアップ参加

しかし、仙台は11分にビルドアップの形を変更して柏の前プレスを剥がす事に成功。
ここから流れが一転する。
さて、そのビルドアップだが、
シュミットがビルドアップに参加。
平岡、板倉をSB化させ、CBにシュミット大岩とし、ビルドアップ隊を4枚にする。
柏の前プレス隊が3枚なので、仙台のビルドアップ隊が数的優位を保てるので安定してビルドアップが出来るようになった。

例え無理やり前プレスに来られてもシュミットのキックの精度で逆サイドのWBに逃れる事が出来るのは仙台にとってかなり価値のある事だった。
これにより柏の前プレスはただ体力を消耗するだけになり25分過ぎからは完全にギアを落としてしまった。

後半への布石とパワー不足

安定したビルドアップを手に入れた仙台は右サイドから何度もフリーでクロスが上げられるようになる。
さて、右サイドだが、クリスティアーノの守備が軽く前残りも多いので仙台の右はほぼ安定してクロスを上げられた。
ただ、問題になったのはその後の対応。
一発のクロスでは中々決まらないのでクロスのクリアを拾って2次攻撃3次攻撃に繋げる必要が出てくるのだが、
クロスを跳ね返されたセカンドボールにプレスをかけられなく単発で攻撃が終了するケースが多かった。
それはやはりCBや富田の運動量が足りないためだった。
酷暑の中で良い時より運動量が落ちるためら押し込んでもボールの再回収が出来ず単発で攻撃が終わる。
したがって、仙台も完全に流れを掴む事が出来なかった。

後半

後半頭から瀬川に変えて中川を投入。
江坂をトップに中川をトップ下に。

中川投入で攻め手を無くす柏

ぶっちゃけ良くわからなかったし、狙いが出せたかというと、たぶん出せなかった。
想像でしかないが、前半10分までの前で嵌められた状況の再現と富田脇を突いて攻撃しようとの事だったと思う。
ただし、チームとしての狙いでは無く個人の運動量で解決しようとする狙いは流石に雑だったように思う。
一人の運動量で4vs3のビルドアップを防ぐのも無理であり、
また、瀬川のように富田脇を使うことも無くなった。江坂は降りてくる事はあるけどボランチのところまで降りてきてしまい、富田脇での数的優位、位置的優位も作れなくなってしまった。

そうなると柏は右サイドの伊東ー小池のところからしか攻撃は出来ない状態になり苦しい状況になってしまった。

仙台は前半から継続。

さて、仙台は前半に引き続きビルドアップは安定しているので、あとは如何に相手をゴール前に釘付けにしてゴールを奪うかにフォーカスがあたった。
50分からは運動量を上げてセカンドボールを拾いに仙台のターンを続けるようにする。
さらに仙台は前半から継続してクリスチアーノサイドを狙い撃つ。ここは柏は修正無しだった。
51分、57分、そして先制ゴールとなる58分この時間フィニッシュに行ったシーンは全て蜂須賀が絡んでいた。

58分のゴールについて

その中でも58分は狙い通り形。
左サイドから右サイドに展開。そして、蜂須賀と右サイドに流れた阿部で数的同数をつくる。そうする事により、クリスティアーノと阿部の1vs1を作り出す事に成功。
クリスティアーノ寄せの甘いところから阿部がクロス。
そして、本来阿部がいるべきスペースに対して2列目から奥埜が突っ込んで柏CB2枚の間でニアフリックし、ゴールに流し込んだ。

伊東ー小池対策

先制した仙台は守備に走り回り黒子に徹していた関口のインテンシティが落ちきる前に早めに永戸を投入。先手を打つ。
その永戸は66分に久しぶりに見た彼らしい芸術的なアーリークロスを放ち復調の兆しを見せる。
この日左のクロスから初めてシュートまで行ったシーンを演出。

落ちるインテンシティ

しかし、70分以降仙台のインテンシティが落ち、ペナ内に撤退せざるを得ない状況になる。
ただ、この日は磐田戦よりもペナ中で守る事を意思統一出来たため、押し込まれはしたが中盤に変なスペースが開く事は無かった。このあたりなべちゃんが整理しただと思う。
ただし、ペナ中なので事故が起こると即同点なので苦しい事には変わりなかった。

救世主西村 

そういう状況で仙台は石原に変えて西村を投入する。

その西村が磐田戦の借りを返す。
ペナ内撤退守備で守っていた仙台だが、小泉から大岩が突進を止めるとセカンドボールを拾った蜂須賀がワンタッチで西村へ。
西村がワンタッチで2人抜いてハーフラインから独走のカウンターを沈めてゲームの行方をほぼ決めると85分にもパクジョンスから西村がボールをかっさらい再び独走。
これはディフェンスに当ててしまいゴールライン前でクリアされるが、驚異なっていた。

柏最後の足掻き

柏は最後に山崎、キムボキョンを投入。
4141でクリスティアーノを真ん中で自由にやらせる。
ところが結局のところ伊東ー小池サイドからしか攻撃出来ず。
ただ、その右サイドにクリスティアーノやキムボキョンが顔を出すので数的優位を作って押し込めるが、ペナ中では仙台が体を張ってゴールを守り4試合ぶりの完封勝利を手にした

最後に

磐田戦から修正が上手くできて、
70分以降強度が落ちてペナ中撤退せざるを得ない苦しい状況になった時にチームとして意思統一出来て磐田戦のように中盤にスペースを空ける事が無かったこと
そして、西村が今日は決めきって勝負を決めた事。
この2点が磐田戦からの修正で、阿部もコンディションが上がってきてこの試合ベストパフォーマンスだったし、安定してる石原、高さのハーフナーがいるので、スーパーサブ西村は良いアイディアかもしれない。
とにかく、自分たちのやり方を信じ抜いてさらにここ何試合か足りなかった細かいディティールを出せた試合になった。

一方、柏はとても厳しいのかもしれない。
後半の交代策もイマイチであったし、チームとしての作り込みも感じない。
今あるユニットで勝負。という感じであった。
また、そうなるとクリスティアーノのタスクは何だったんだろうと。
柏のストロングポイントになれるクリスティアーノを活かせずデメリットだけが出てしまうのはしんどい。残りの期間で作り込めないとJ2が見えてきてしまいそうだ。

勝てない。結果が出ない。
でも、内容は悪くない。だから大丈夫。信じて前に進むだけさ

ジュビロ磐田ついて

負けないけど勝てない。そんな感じがずっと続いてる。
ただ、この時期は一斉開催でチェックが出てないのでどういう状況かわからないのが実情。仕方ないね!

スターティングメンバー

LINEUP111533881905557

仙台について

結果がでない。でも、やれてる。
矢島まで離脱。本当に怪我人が多くて連戦はなかなかしんどいものがあるけど信念は貫いてる。
この信念が貫けなくなった時が、心配するとき。
まだ、大丈夫。

スターティングメンバー

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大巨人ハーフナーが初先発何をもたらすか。
そして、どう活かすか。

前半

ハーフナーを活かす

GKからのターゲットが今まで蜂須賀だったのだが、それがハーフナーになったことでシュートシーンに直結した。
立ち上がりの奥埜のシュートしたシーンも
先制したシーンもGKからハーフナーがターゲットだった。

特に狙い目はハーフナーが下って来たCBを引き出した裏に石原西村が使い攻撃をするということだった。
この狙いは上手く言った。

また、ハーフナーは真ん中で高さを提供するだけでは無く、ハーフスペースに入ってポストプレーしボールを円滑に進めるようにしていたのが印象的だった。

仙台の対磐田の守備

さて、1つ目の狙いは上手く言った。
そして、先制にもつながった。

しかし、守備の狙いはハマらなかった。
まずは前プレス。
3vs3の同数プレスを実施も田口、上原が上手くフォローして前プレスを回避してしまい上手く嵌められない。
従って立ち上がりすぐに前プレスを辞めて
撤退守備に変更。
そのため磐田にボールを渡す事になった。

撤退守備に対する磐田の狙い

磐田の狙いは5-4の間。
しかもサイドでは無く中央だった。
ポジションが決まってるのは、上原と川又の2人。
上原は中盤の底でボールを捌く。
そして、川又が頂上でポストプレー。
その後ろを大久保、松浦、田口が好きなように使うという形だった。
ただし、真ん中3レーンに人が集まり過ぎて立ち位置有利ではなかった。
なので、押し込んだ割にチャンスは作ることができなかった。
真ん中で詰まってしまったイメージ。

磐田の変化@4-2-3-1

先制されなかなか上手く行かない磐田はシステムを変更。 
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442のような、4231だった。
櫻内をSBに小川を左に持っていき、
松浦を左松本を右にもっていった。
システムを変更したが狙いは変わらず真ん中3レーン突破だった。

ただ、変わったのは松本松浦の外から中に入る動きだった。
この動きについて行かないと中でフリーになってしまうので、ついていく。
そうするとSBがフリーになるということで仙台としては苦しい状況になる。

この状況の中で同点に追いつかれる。
ただ、追いつかれるのはSBから逆のサイドまで繋がれてのクロスという真ん中3レーン突撃では無いというのがジュビロ磐田と言うチームだよなぁと思う。

後半

仙台の4バック殺しと交代策

相手が4バックなら僕らは地上戦で位置的有利をつければいい。
ということで55分。ハーフスペースて受けた西村が石原、ハーフナーを使い抜け出す。
この形がまさに4バック殺しだった。

そして、位置的有利を取るのならばハーフナーよりも阿部の方が良い。
ということで、阿部を投入。
その投入後、磐田のCBに対して阿部と石原でプレスを開始。
そして、それが実を結ぶ。
阿部の前プレスで奪ったCKから自ら素晴らしいシュートで再び仙台がリードする。

その後も70分までは仙台が立ち位置有利をとり連続で決定機を作る。

落ちていくインテンシティと、ターニングポイントの75分


しかし、70分以降インテンシティが落ちていく。
特に消耗が激しかったのは奥埜及び富田だった。
中央で徐々にお仕上げが足らなくなると、田口、上原がフリーで持つことが多くなる。
そうなるとパスコースが絞れないので最終ラインは下がるしかなくなる。
そんな具合に間延びしてきた。

お互いにカウンター合戦になる。
このJリーグ夏の風物詩だ。

そして、ターニングポイントは75分。奥埜がボールを奪って中野、西村のコンビで抜け出したが決めきれず。
そのカウンターで逆に中野に決められてしまう。
この西村の決定機後、仙台は足を休めてしまったところにカウンターで、逆に同点に追いつかれてしまった。 

夏の総力戦と決定機。そして、切ない結末

同点に追いつかれたが、仙台は、いやお互いのチームが勝ち点3を諦めない。
お互いに限界を超えていた。
どうしても間延びしてしまう。
なので、割と簡単にゴール前までもっていける
こうなると殴り切った方が勝ちだった。
仙台は83分の古林から石原のボレー
そして、85分の同じく古林から石原のボレーと2つ決定機を作ったが得点には至らない。

磐田は90分にFKのこぼれたところを大井が押し込みゴールを揺らしジュビロが勝ちきった。これが名波浩のチームである。

ところで、このFKを与えたのはリャンくん。
というのが仙台にとって切ない失点でもあった。

最後に

65分まで夢にも負けるとは思っていなかった。
ただ、70分以降間延びしてきたときに3点決めないと勝てないかも。
という感じはあって、75分の決定機だった。
そこでチームも天国から地獄に落とされた。

ただ、やっぱり奥埜と富田の足が止まったところ。そして、その代わりがいない。というところですかね。
リャンが80分に入れたのがやっとだった。

この過密日程、そして猛暑なので90分持たないのは仕方ない。
やはり代わりが出てきてほしいところ。
それでも、足が止まるまでは良いサッカーをしてるので前向いて進もう。
今1番怖いのは自信を無くし今のサッカーを貫けなくなるところである。

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