2020年10月


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前半


嵌らない前の守備

仙台はキックオフ直後から名古屋に対して2-2-2での前プレスを実施した。
これがイマイチだった。

そもそもほとんどの場面でボールホルダーに圧を掛けていない。
なので、余裕を持って名古屋が展開できた。

仙台としては図のように中央は使わせない。
という意図だったのだろうか。

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しかしながら、名古屋は中央を使わずサイドからの攻撃が多く、
仙台が中央を封鎖(?)した意味は無かった。

しかし、仙台も粘った。悪いながらゴール前踏ん張った。
戦術兵器、マテウスと対峙したアピタウィアもプロで初のSBで大変だったはずだが
全く不安は無く彼のポテンシャルの高さを示す結果となった。

給水後の修正4-4-2で撤退

プランが嵌らないなりに、ゲームは0-0で推移していく。
そして、給水後に仙台はプランを変更。
4-4で撤退。
そして、ボールサイドに圧縮。守備を安定させる。

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圧縮だが、これはたぶん名古屋のCBがあまり対角に蹴れないところまで計算に入れての対応だった
と思う。
実際に中谷が持ったら左サイドにしか展開出来ないのでCB側で寄せる方向が限定出来るので仙台は少し楽だった。
この守備で名古屋のミスを生み仙台がちょっと主導権を握る事が出来た。

保持時の課題

主導権を握ったのだが、ボールを保持したときにどうやってゴールを奪うのか。
これが明白では無かった。
また、ボールホルダーに対してサポートが無かった。
いや、あったのかもしれないけど、適切では無かった。
なので、最後のところまでいけない。

31分の浜崎がボールを運んで関口にパスした局面がその象徴だった。

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横のサポートが無いのでボールホルダーが同ラインで孤立。
なので、ボールが運べない。
このあたりは今年は速くウイングにつけよう!
という縦パス中心だったので、この辺りはまだ実装が遅れている可能性はある。

ま、なんだかんだで前半0-0で折り返したのは仙台のゲームプラン通りではあった。(中身はあれだとしても)

後半


間延びする名古屋に対してどう攻めるか?

後半は疲労からか名古屋が開始早々から間延びし始める。
なので、仙台がボールを持って攻めるが相変わらずどうやってゴールを目指すのかが不明確であったので、中盤で奪われカウンターを食らうシーンが増える。

4-4のブロックを引いた時は安定しているが、カウンターに弱い仙台。
決定機を作られるがクバのセーブで何とかピンチを防ぐ。

去年の仙台は同じように4-4のブロックからの攻撃だったが、
去年はSBのクロスが攻撃の中心であった。
ただし、今年はそのSBの質が残念ながら落ちている。
なので、去年のようには行かない。なので、何か工夫する必要があったが、それがまだなく
それが苦戦の根本なのかもしれない。

失点はCK後の混乱から

名古屋は疲労から苦しそうだったが、それ以上にチームとして出来上がっていない仙台。
なので、主導権を握れない。
そんな中で、2枚交代した名古屋が勢いを取り戻し仙台をサイドから殴る。

そして、名古屋が先制。
先制の場面はCKからセカンドボールを拾われて2回目の攻撃だった。
この時、平岡がサイドに引っ張られてしまっていたのが1つ
クロスは浜崎が跳ね返すのだがこれが、きちんと蹴り出せず、稲垣の元へ。
稲垣のシュートは椎橋が体を投げ出したが、それにあたってゴールへ。

不運というか、負けてるときってこういう感じだよね。
というか、これだけ主導権を握れないのだから仕方ないよね。
というべきか。
兎に角、仙台の状態が悪いね。という失点だった

焦る仙台。雑になる仙台

失点後は仙台が焦る。兎に角焦る。選択が縦、縦になってしまう。
赤﨑、クエンカ、山田、田中と攻撃的な選手を投入するも、仙台はゴール前まで持って行くのがやっとで、最後の形が作れない。
最後は3バックにしてパワープレーを開始するものの、全く効果なく。
試合終了の笛を聞く。

最後に

なかなか、厳しい試合となった。
仙台は色々あって再出発!みたいなゲームだったが、現実は厳しい。

ひとつひとつのやり方は良くなっている部分もあるのは確かなんだけれど、
それがつながっていかない。
4-4のブロックなら4-4のブロックで終わってしまって、そこから攻撃にどうつなげるか。
が無い。
辛い状況である。

ただ、良くなっている部分もある。
そして、パーツももっと増やさないといけない。
怪我人が多く、練習もままらないと思うので実際の試合で作っていくしかないのが辛いところであるが、もうそれは仕方ない。

そして、このブログの方針として、あまり過大評価せず、でも、ちゃんと出来た事は評価していこうと思う。
また、もっとこうすればよくなれば良いよね。というのも入れて書いて行こうと思う。

やっぱり勝てないのは辛いけれど、チームはまだ勝つ事を諦めてない。
だから、僕もこうやって評価して書いて行こうと思う。
All 仙台で一つになって頑張っていこう。

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前半


ミスからのゲームを難しくなる

この日仙台はある程度ボールを持てた。
そして、久しぶりに序盤からチャンスを作れそうな雰囲気があった。
しかし、7分田中のボールロストから失点。
これは周りにフリーの選手も居たので判断ミス。

そして、2失点目もミス。また、田中のボールロストからであったが、
この時に後ろから浦和の選手が来ている事を誰かコーチングしたのか?
していないのならチームのミスとなる。
この辺りはちょっとわからなかったが、、、
そして、ボールロストからファールしてFKを与える。そのFKをマルティノスがきれいに決めて2-0となった

ミスを引き起こしたのは保持局目の不味さ

閑話休題。
ミスは個人のミスか。というとそうは言い切れないのかもしれない。
この日右からのビルドアップはうまくいっていた。
右はアピタウィアが頑張りが、うまく行く要因だった。
ちょっと前まで出せなかった縦パスを出していたし自分のポテンシャルを上げてくれていた。
こういう成長を感じれる瞬間はいつだって最高だ
しかし、左は死んでいた。

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と椎橋が中央に落ちて左右のCBに展開する。
CBから縦パス供給となるのだが、その縦パス供給役が左はシマオになってしまい、
縦パス供給が出来ない。
なので、SBに付けるしかないパスを出す。
それでは前進しない。
受けたSBだって困る。仙台のSBは本来高い位置を取って相手SBの裏をねらいたいのだと思うのだが、自陣でのタッチが多くなってしまう。

椎橋がDFラインに落ちる事は悪いとは思わない。
だけれど、落ちてCBへの左右のパスしか出さないのは逃げていると言わざる得ない。
彼は縦パス供給できる人なのに、楽をしているように見えるので困る。
落ちてくるなら椎橋が縦パス供給し、列を突破しないと苦しい。
例えばシマオが左じゃなくて椎橋が左に落ちてくれれば全然違うと思うのである。

でも、左はシマオに任された。
なので、前へ進まない。
そんな状況の中で田中が自らその状況を打開しようと難しい事を考えた。
というのはあるんだと思う。
上手く行ってないチームにありがちな現象だと思う。

2失点目後の壊れる

2失点後、速攻3失点をしてしまう。
その時の保持が全く持って自信が無くボールを持ちたくないような雰囲気。
そこから、椎橋の横パスを奪われ3失点。
非常に良くない。そして、前々面白くない失点であった。

後半


松下-田中で保持局面を整理

仙台は、最終ラインに落ちる椎橋に代えて松下を投入。
松下-田中のボランチになる。彼らは椎橋と違って安易に下がらない。
そして、松下はCBに持ち上がるように指示をする。

浦和が3得点してDFラインを下げた要因もあるが、仙台が押し込める事に成功する。
そして、入りは良かったので、ゴールを期待できるかも。
という感じににはなり、3失点目のような保持局面に自信がないのは消えた。

シマオ・マテの弱点

だけれど、最初に失点したのは仙台だった。
押し込んだ。が、奪われてカウンター。
そうすると、シマオマテの弱点自分の裏を狙われと仙台は脆い。

川崎戦や去年がそうだったが、シマオは前に出る分には最強でありボールを狩り続ける。
横のクロスボールにも強い。Jリーグ屈指の盾となる。
ただし、裏を突かれた時には、本職DFじゃない。という顔を見せてしまう。
それが、この試合のすべてだった。
この後は残念ながらチームとして戦えず、レオナルドに2得点
結果0-6での大敗となった。

最後に

ごめん。ちゃんと書かないといけない試合だし、現状に対してちゃんと向き合わないといけない試合だったけど、ダメだった。ショックがデカすぎた。情けない…

この試合浦和が良かったというより、仙台が悪すぎた。
川崎戦、横浜FC戦4-4のブロックが復活しちょっとは良くなったように見えた。
でも、それはそうじゃなかった。
単に持てなかったからで、この日は持てた。
持てたら問題が続出した。

ということである。
このやり方だと、シマオが足を引っ張る。
それは正しいやり方なのだろうか。
それでも、僕は来年に繋がればと、今年選手を精査して、放出する選手と獲得する選手を切り分けられればと思っていた。
ただし、それはこの試合の後に起こる仙台史上最悪の事件ですべてが不可能になった。
となると、今のままで戦える方法を探さないといけない。

そうじゃないと、来年もやりたいことがリソース足らず表現できないんですよね。
っていう今年の二の舞いを踏む事になる。
それは、たぶん仙台の死を意味する。
状況は厳しくなった。
俺たちはどうすれば生きられるか。チームモデル、理想、やりたいサッカー
そんなこと言ってられなくなった。生きるために勝つ。
勝つ事で生きれる。勝つ事で自分たちの存在を、勝ちを証明する。
そういうターンになってしまった。残念だけど仕方ない。
なので、木山さんでいいのか。という疑問もわいてくる。
同じ繰り返しはまずい。なので、何かしら変化が必要だし選手の成長も必要になる。

やるしかないのだ。四の五の言ってる時間もない。本当にやるしかないのだ。
僕等はライオンに終われたウサギだ。必死に走り続けるしかない。

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前半


横浜FCのビルドアップと仙台の前プレス

川崎戦と同じ4-4-2を採用した仙台。
ただ、川崎戦と違い前から行こうとする意志は見せる。
ただし、横浜FCの洗礼されたビルドアップの前になす術無く奪うところを見つけられない。

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手塚に2トップがピン止めされて、2CB+GKに圧力をかけられない。
さらに、仙台は4バックが出来るだけ中央に残そうとするために、大外の守備はSHが対応する。
大外のSHとDH間に横浜FCのSHが入りビルドアップの出口となる。
そして、SH-CBから裏を狙って仙台を押し込む。

なので、意思とは裏腹に4-4-2で撤退する事が多くなった。

仙台のボール保持の仕組みと前進できるパターン

ただし、この日は4-4-2に撤退したら、そのまま僕たちのターンにならない。
ということにはならず、前進できるパターンはあった。
キーマンは椎橋。

前節の川崎戦は椎橋が降りてきても何の解決にもならず、単に後ろに重くなっただけだった。
それをちょっとだけ改善。
椎橋が右に落ちてきたときには仙台は前進出来るようになっていた。

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右に落ちると前を椎橋が前を向けるのでそこからスキップパスをFWに出し、攻撃のスイッチを入れる事が可能になっていた。
これは良かったと思う。

そして、一度前進すると、この日怪我から戻ってきた松下が違いを見せつけチャンスを作るパスを連発。
なので、ある程度は攻められたと思う。

給水後に前プレスが激しくなる横浜FC

ただし、それも給水タイムまで。
給水タイム後、明らかに切り替えが早くなり前プレスが鋭くなる。
そして、椎橋に対してDHがどこまでも付いてくるようになる。

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こうなると川崎戦アゲイン。仙台はビルドアップ出来ず苦しむ時間が続き、仙台のターンに出来ずハーフコートゲームとなってしまう。

しかし、仙台は守った。
特に最終ラインは狭く守る事を凄く意識し、ペナ幅の距離感で中央を空けなかったのが良かった。
さらにSHが献身的にどこまでも守備のために下がってきてくれて相手に自由を与えない。
なので、展開は横浜FCだったわりに決定機はほとんどなく、凄く久しぶりに無失点で前半を終える事に成功した。

後半


前から嵌めたいけど…動き出す六反

ハーフタイムで整理して、もう一度前から嵌めたい仙台。
ところが、今度は六反が動き出す。

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前から人で合わせるとどうしてもGKが空く。
そしてGKの六反が蹴っ飛ばし疑似カウンターの形を作られる。
六反はエデルソンだったのか!?と思う場面が複数回あって驚いた。
コースは3つ左右の大外。
そして、中央の斉藤に付けられる。
なので、結局前から行って横浜FCのビルドアップを阻む術は仙台には無かった。

ところで、六反はたぶん、というかそんなパスは持ち合わせてなかったはずだ。
横浜FC移籍でこんなにキャラ変するとは。。。
成長というのはいつするかわからない。年を取ったって成長出来るんだという証明。
そして、個人をここまで成長させられる横浜FCは良いチームである証明でもある。

結局、4-4-2のブロックからカウンターが良さげ…

で、仙台は4-4-2で撤退する事に専念。
これが良かった。というか、改めて思うのはこの4-4-2はチームコンセプトでは無いし、
あんまり練習ではやってないんだと思うんですが、
一度4-4-2を許可したら、バッチリ出来ちゃうのはやはり今まで積み重ねてきた「伝統」なのだろうな。
と思う。
良いか悪いかは別として。

もちろん、守備に全振りしてるので攻撃どうすんの?という大きな課題は残るものの、
この試合決定機はセットプレーくらい。
いつもクバ様頼みだが、クバ様はミドルシュート1本とそのセットプレーのセーブ2回しか出番は無く最小。

もちろん、横浜FCは最後のところに課題を持っているとは言え、きちんと守れた仙台。
というのは大きいと思うんですよ。
札幌戦とか酷い守備だったわけで、そこから見てしまうと出来るじゃん。ってなるんですが…

で、攻めるのはCBから繋ごうと何度もトライするんですよ。
ぶっちゃけ前に蹴ってクリアとかロングボール前線に放り込んでセカンド何とかした方が、カウンターは放てると思うのですが…

そこに今年のチームコンセプトの意地というか、去年には戻らない。
という意思の表れだったのかなぁって思ってはいる。
それが正しいかは別としてプライドは感じだ。(ま、ビルドアップ上手く行く気配がなかったのでバカのひとつ覚えと言われればそれまでなのだけれど…)

最後に

色々思うんですが、僕らは大きな旅から帰ってきた。
そう、ベガルタ仙台は旅のスタート地点4-4-2での撤退で守る。という地点に戻ってきたのである。

映画「スタンドバイミー」は旅を終えスタート地点に戻ってきたとき、
「街が小さく見えた」
と語り成長を感じているわけだが、
仙台はどうんだったんだろうか。街は小さく見えているのだろうか。
僕にはまだその問にはこたえられないし、この先その問を探す2020シーズンになるのだろうか。
そして、今シーズンが終わった時に「街が小さく見えた」と言えれば良いシーズンになるんじゃないかな。
って僕は思う。
とりあえず、今は「おかえり4-4-2」とだけ言っておこうか。

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前半


前から行くしかないといったがあれは嘘だ

札幌戦の内容を見て仙台は後ろで撤退は出来ないので、死んでも良い。
破滅フラグでも良いから前から行くしかない。
といったがあれは嘘だった。すまん。

このチームのコンセプト。
前から行くを封印。去年のような44のブロックを敷いて撤退守備を実行。
時に、SHが最終ラインに戻って6バックも厭わない。
そんな姿勢だった。

そして、この日4-4-2だったが、改めて4-4-2に適しているメンバーであって去年の442のやり方が現状の最適解だと思わせられた。

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特に裏にスペースの無いシマオマテは無敵だったし、
至近距離のシュートに対してクバは最強であった。
この二人を中心に前から行くよりも腹をくくって全員で撤退した塹壕戦は思った以上に固い仙台だった。

もちろん、塹壕戦なので、攻撃の手段がほとんど無くなっていた。
でも、この日の仙台はそれで全然かまわない。それが仙台のプランだったのだと思う。

ただし、想定外だったのは、これほど引いて守っても中央に固執せず、
焦れず丁寧にサイドを使って広げてくる事だった。
鬼木監督もしきりに「サイド」を意識させるコーチングをしていた。
それが仙台にとってはめんどくさかった。

IHが捕まらないのが唯一の懸念で…

ただ、仙台としては、IHが捕まえられない瞬間が生まれる。
分かりやすいのが逆サイドに振られた瞬間であった。
ステーションパスなのに、それでもIHがフリーになる。

それが仙台の唯一の懸念。
でも、重心が低く撤退している場合は裏が空いてなければ一発でやられることはないのだが、ちょっと重心高くすると一発で裏を取られる。
18分の場面や失点した場面はまさにそれであった。
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IHへの捕まえ方をしっかりしていれば完璧だったがそうは行かなかった。
ただ、それでも1失点という結果は仙台としては悪くはないプラン通りではあった。

後半


後半は前から行きましょう

前半は去年のような4-4-2での人海戦術での守備にしたけれど、
後半からは今年のやり方、前から行きましょう。
というのを表現し始める。

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53分にカウンターが出来たわけだが、まさにそれが上記の形であった。
ただし、これはボール保持した局面が安定出来なかったので、この形を何度も続けることは出来なかった。

ボールも持ちましょう。

仙台は前半はシンプルに前線に蹴るだけだった。(攻撃の優先度はかなり落としていた)
これも前半だけ。
後半は普段通り、ボール保持しましょう。という感じだった。
ただし、前述通りこれが安定しなかった。

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椎橋が落ちて3バック化。SHがIH化してt、SBが幅を取るのだけれど、
これが捕まってしまう。

まずは、問題のところは椎橋。CB間に落ちてくるが、そこに落ちても川崎の小林がパスコース切られており、パスコースが増えず、CBのサポートにもならず。
そして、自分が持てたとしても縦へのパスコースは消されており横の選択しかなかった。

そんな感じで中々IH化した関口及び道渕にボールが渡らず、嵌められる事が多い。
なので、自陣から出る事が出来ず。結果後半に向けて準備した非保持の嵌め方もあまり披露出来なかった。
このあたりが、フットボールは難しい

4-4-1-1で右へのサポートと2つのピン留め

そんな仙台は58分に山田に代えて石原を投入。
関口を中央に置いた4-4-1-1へとシステム変更。これが良かった。

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まずは、保持時は右サイドへのサポート。
中央から右に流れSBをピン止め。
これで、仙台は右サイドからボールを運べるようになる。
これで、ようやく安定し自陣脱出が出来るようになる。

そして、守備面ではアンカーの田中をピン留め。
これで、中盤の逆三角形を仙台の三角形でかみ合わせる。

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この2つのピン留めで仙台が互角の状態に持ち込んだ。
ま、中3日の川崎は足が止まった。という事もあるのだけれど…

勝負手のボランチファイアーフォーメーション

互角に持ち込んだ仙台。
ただし、あくまでも互角。勝つには2点。勝ち点1を得るにも1点必要だった。

なので、もうひと押し必要。
それが、ボランチに田中、佐々木の2DHというファイアーシステムであった。
ただし、これが思いのほか(?)成功。
いや、大成功。今シーズン初といっても良いほどの主導権を握れる状況を作れた。

この2枚のDHはドリブルで運べ引き付けて縦にリリースが出来るというのが良かった。
川崎も間延びし、さらに4-4-2になった事でDHに圧がかからなくなってきたので
運べるスペースが生まれていた。というのも大きかった。
彼らが2人が作り出すリズムで仙台は決定機を4つ作る。
これを決め切れていれば勝ち点1だったのだが、、、

残念ながらそれは叶わず1-0での敗戦であった。

最後に

凄く興味深いゲームだったとおもう。
前半の戦い方は今年もモデルを捨て去年の6月に戻ったような戦い方に戻しある程度出来た。ということ。
そして、後半は今年らしくやって保持局面が足を引っ張った。という現状。

そして、ファイアーでバランスは怪しいけれど保持に特化したメンバーで決定機を作れたこと。
そして、初めて交代枠の効果で主導権を握れたこと。
それでも、今まで通りあとひと押しが足りずに勝ち点を失ったこと。
そんな仙台の現状が見えたゲームであった。

そして、9月に入ってから徐々に良いゲームが増えてきてどん底から這い上がっている。
というのを首位爆走中の川崎相手でも確認できた。
あとは、数字だ。結果だ。
ここを徐々に求めていこう。そういうフェーズに入ってきているんだと思う。

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前半


点とれそうだけどビルドアップできません!

開始早々からCKで押し込んだり、サイド突破してゲデスへの決定的なクロスを道渕が放ったり、点は取れそうな気配はあった。
というのも、札幌はマンツーマンテイストで守るので1vs1に勝てればチャンスは作れそうで
サイドにはある程度質の優位性はあったんだと思う。
が、徐々にチャンスが作れなくなっていく。

その理由はビルドアップが出来なかった為である。

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DHはDHに付かれ外せず、CBもマンツーマンに対して剥がせないため、
CBが持った時に横に出すしかなかった。
SBに出しても人はついているので余裕が無く、むしろサイドの分追い込まれてしまいここでアバウトなボールを蹴り込み札幌に回収するのを繰り返した。

という事で、仙台はDHが下がってビルドアップを助ける動きを始める。
ただし、このDHが一列下がる動きは自分たちを苦しめるだけだった。

TACTICALista_20201072120

結局立ち位置さげたところで、マンツーマンなのでどこまでも付いてくる。
なので時間もスペースも生まれず、ただ単に後ろに重く、そして、前線との距離を作っただけとなった。

こうして、仙台は前にもっていければ点をとれそうだったが、前に持って行く手段が見つからない。そんな前半の保持局面だった。

前プレスも嵌りません!!

そして、守備も嵌らない。
なんとなく、この試合準備していたのは、対ミシャ式であって、

TACTICALista_20201072117 (1)

仙台は前節と同じように非保持は4-4-2となる。
そして、4バックに対してSHと2トップで対面守備で圧力をかけにいきたかったんだと思うが、この試合札幌はほとんどミシャ式のDH落としをせず…
3バックでビルドアップをしていた。

TACTICALista_20201072119

その事により、SHが左右のCBと距離が出て前プレスがかからない。
それだけでも最悪なのに2トップがいても簡単に背後のDHに縦パスを出させてしまう。

これが、前プレスが嵌らなかった要因。
また、DHがシャドウに引っ張られているのかちょっと立ち位置が後ろで札幌のDHがフリーであることがおおかった。
そのため、このDHからは時間があり余裕をもって縦パスを放り込まれた。

なので、札幌が余裕をもって攻め仙台が死にそうになりながら守る。
という構図になったが、25分に福森からタッチダウンパス。
それを金子が折り返し、ロペスがプッシュし札幌が先制。

その後仙台は4-1-2-3でCB3枚を3トップで、そしてDH2枚をIHで捕まえようとするが、
残念ながら効果的では無く、自分たちのペースにならないまま前半を終えた。

後半


開始からトップギアでサイドを殴れ!

ビハインド。
そして、前半ほとんど自分たちのリズムにならなかった仙台は木山さんにはっぱをかけられたのか、前半とは違いかなりアグレッシブに前に行く。

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4-4-2にして、サイドを手厚く。SHとSBでレーンを分ける立ち位置を取りながら、サイドの裏のスペースを縦に速く使っていく。

さらに、2トップもDFの裏で受ける事を意識し、それが札幌の最終ラインを下げる要因になり仙台が押し込む展開にする。

そうすると、後半から5分で2得点。と逆転に成功。
札幌は多分守備がそんなに強くない。そして、サイドの攻防を制すると途端に苦しくなる。
それは、開始から何となく見えていたが、それをきちんと物にした仙台だった。

受け身にまわると…

そのまま殴り続ければもう2点くらい取れそうだったが、勝ててないチームというのはナイーブでありなかなか殴り続ける事が出来ない。
リードを意識した途端に全体のラインが下がってしまい、せっかく自分たちで切り開いた攻略方法を手放す事になってしまう。

何度も言うが今の仙台撤退守備が出来ない。
なので、下がっちゃいけないし押し込まれてもいけない。
もちろん、自分たちからその状況を作ってしまうのは自殺行為なのだがそれを作ってしまった。

ただ、それでもワンチャンスからCKを得て3点目も得たのだが、それでもダメだった。
簡単に横断され逆サイドから攻められる。

守る術なんてなくたった2分間で2失点だった。嗚呼せつないぜ。

長沢入れて修正し前から嵌めろ!

守れない…
このままでは4失点目すらありそうな感じだったので、テコ入れをする。
石原と長沢を入れて4-1-2-3に戻す。

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その変更でやっと前プレスが嵌る。
3トップで前3枚を、IHでDH2枚を捕まえた。

その中で、71分の道渕の決定機が生まれた。あれが決まっていれば仙台のゲームだったがそうは上手くいかなかった。
ま、そんなこんなで長沢投入からクエンカ投入までは仙台のペースとなったのだ。

クエンカは…早すぎた…

80分にクエンカを投入。
ついにベガルタのクエンカがピッチで見れた。
この姿をどんだけ待ちわびたことか。ようやく。ようやくである。

ただし、現実はまだ、早すぎた。
全然動けなかった。
そして、道渕がいなくなったことで仙台の前プレスは終了。
前線にひとり取り残された状態が続いた。

木山さんはこのクエンカの状態を知っていたからこそサイドじゃなくて最前線に入れたのだと思う。
タリスマン的な使い方である。

そして、その最大の被害者は長沢で、FWなのに中盤を必死に守備していた。
それが報われて(?)無失点でホイッスルを迎える事が出来た。

勝ちたかったが、それ以上に連敗を止める事が重要でその最低限のミッションは達成できたのだ。

最後に

お互いに状態が悪いね。
というのがわかる内容。そして、それ故に激しく動いたゲームであった。

お互いに弱点があって、その状態になると非常に脆かった。
仙台としてはその脆さをひたすら殴り続けたかった。
が、やはり勝ててないとメンタル的に難しい。

リードがあるとどうしても保守的になり1点を守ろう、、、守ろうというメンタルでズルズルと下がってしまう。
でも、仙台の今の武器は相手陣内でのプレーである。
自ら唯一の武器を放棄する行為になってしまう。
それは最悪だ。

なので、難しいとは思うが、我々は挑戦者であるので、挑戦者らしくトライしていこう。
どうせ倒れるなら前向きに倒れようぜ。

そういう意味では首位を爆走する川崎。
というのはやりやすいと思う。
勝つ確率はめちゃくちゃに低い。低いなら低いで開き直って今の力をぶつけていこうぜ!

ハイライト


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