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スタッツ

スタッツ

スターティングメンバー

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前半


4バックの理由について

ここ2戦は3バックで安定したが、この試合はやり方を変えて4バックに戻したt。
理由はすぐにわかる。
守備時には4-4-2でセレッソのミラーにして、対面守備にしたいためだった。

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人を捕まえれば、東京戦と同じ。
FWがボランチを消しながら2CBに圧を掛けていく。
SBにはSHが、SHにはSBに。という感じで、システムは違う者の
タスクやチームとしての設計は3バックや4バックは変わらず。
いつも通りの前から行く仙台だった。

セレッソの保持はシンプルだが…

仙台は前から行くのに対してセレッソはボールを持っても無理しない。
縦に行くのか、逆サイドに振るのか、やり直すために下げるのかがハッキリしていて、
なるべく無理せず、ボールを失わないように、そして、トランジションの場面を極力無くし確実に前進していく。
(たとえボールロストしたとしても中央は避ける。サイドで失う。そうすことによってカウンターの可能性を消していく)
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仙台はそのたびに走ってスライドして人に行く。
なので、前半はある程度守れていたが確実に疲労していく。

そして、失点の場面も確実なが逆サイドチェンジから仙台のスライドが遅れたところを縦に入れてクロス。ニアで合わせるという形。実にシンプル。
しかし、それを仙台に止める術は無かった。

後半


今シーズン初の保持局面から2発で逆転

リードを許した仙台。
しかし、この日は保持にも非保持にも良い感触であった仙台。
後半その感触の良さは実感に変わっていく。

57分の同点弾は、平岡の運ぶドリブルからポジショングルグルしていて、
パラがインサイドにいてDH-SHを突いてフリーに。
そこからクロス。
クロスの先にはこれまたポジショングルグルしていて、中央にいた西村がダイレクトで合わせて仙台が同点。
たぶん、保持局面から得点は今シーズン初だと思う。そんな1点目であった。

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そして、その10分後逆転。
これも保持局面からであった。
浜崎がFW-MF間でフリーで受けて、裏へのラストパス。これが西村に通り、
切り返したところで勝負あり。結果はPK。
この日はきっちち西村が決め逆転。
TACTICALista_20209292245 (1)

ま、この得点は珍しく奥埜のプレスバックが遅れ中央に大きな穴を作ってしまった。
連戦はこういう判断が遅れてくるので辛いよね。というシーンだったと思う。
もちろん、セレッソを点で見てないから断定は出来ないけれど、そんな象徴的なシーンだった。

スライドが遅れ、そして清武

逆転した仙台。
このまま逃げ切りたかったが残念ながらそうはいかなかった。
対面守備なので、スライドして走って圧を掛けていくのが基本。
当然、疲労により運動量は落ちインテンシティが落ちていく。
そうなると、スライドは遅れ対面守備も破綻していくので守れない仙台。
それを見逃さないセレッソという構図。
前半も40分に失点したのも同じ。
疲労が致命的な仙台。

そしてなにより、途中から元気いっぱいの清武が出てきて決定的な仕事をする。
というのが仙台からしてみれば悪夢である。。
81分にはCKからヨニッチの頭で同点。
アディショナルタイムには清武が自ら素晴らしいミドルシュートを沈め逆転。
途中出場で1G1A。見事としか言えない。
逆転しても逃げ切れず、それどころか勝ち点1も取れずの敗戦となった。

最後に

今の仙台の状態ではこれ以上ない。完璧だったはずなのだけれど…
それでも勝ち点とれない。というのがとても辛い。
やっぱりこのレギュレーションは辛いぜ。とも思うけど、レギュレーションで諦めてしまったら何にもならない。
このレギュレーションでも勝ち点とるにはもう少し戦術の幅を広げる必要がある。
ということだと思う。
このレギュレーションで90分間対面守備だけってのは辛いなとは見直して思った。
もうすこし撤退守備を仕込めれば…
とも思うがその時間も確保できないし、それにまずはやりたいことを仕込まないとチームとして何も出来ない。ということなのだろう。
ま、課題が多いということはその分だけ伸びしろがあるということである。
もちろん、監督がちゃんとしてる人であれば。だけど(笑)

話は変わってこの3連戦まさか全試合やり方を変えてくるとは思わなかった。
その前の週まで状態はドン底だっただけにひとつのやり方を徹底したくなるものだが、
木山さんという人はとても図太く貪欲で野心家なんだなぁと思って感心した。
選手もまだまだファイティングポーズを崩してないのでこれからまだまだ伸びてくると確信した試合でもあった。

次節1週間休んでの札幌戦。やっとやっと大一番である。決戦である。
なんとかこの掴んだ希望を結果に結び付けたい。

ハイライト



スタッツ

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スタメン

前半


前プレスで先手を取る!

約1週間前にルヴァンカップで手も足も出なかった仙台。
しかし、その経験を活かしこの日は前から嵌めに行く。

仙台の前プレス

セレッソはボランチが1列落ちて3バック化。
そして、松田が中に入り3-2でのビルドアップという形だった。
そのビルドアップに対して仙台はきっちりと対策を落とし込み。
仙台は4-4-2のセットからサイドハーフが外を切りながら最終ラインに圧をかけていく。

この方法で仙台が上手く主導権を奪ったように見えた。
しかしながら、この時間で仙台は決定機が作れないのは課題であって、奪っても奪った後どこに付けるかが不明確。
そして、受け手もスペースがどこに出来るかわからずセレッソの守備網を外す事が出来なかった。



15分くらいから外される前プレス

ところが、結構早い段階から仙台の前プレスが外される。
それは、GKがビルドアップに加わり始めたのが要因だった。
仙台は変わらずに2トップ+両サイドハーフが最終ラインに圧力をかけるが、

左から運ばれる仙台

GKが加わる3バックだとSBの松田がフリーになった。
というのも坂元が蜂須賀をピン止め。ヨニッチがワイドに開くがそこに行くのが西村なので、どうしても松田がフリーになってしまうのであった。
また、左から運ばれた時に清武がボランチの裏に入ってきて起点を作る。
SBから清武という経路で前進できた。
16分はメンデスがオフサイドになったものの典型的なシーンだった。
なお、仙台の右サイドは清武が中に入るのもあって、SBの丸橋に対して柳が圧力をかけるので左サイドよりは運ばれなかった印象である。

そして失点

前プレスが外され撤退守備が多くなった時間だった。
U字ターンで左から右サイド展開さたシーンだったがこの時に
左サイドでは浜崎が引き出され、右サイドでは椎橋が引き出されてしまったのでCBの前に誰もいなくなってしまった。
そこに清武が上手く利用しフリーを作った。
そこにいち早く気づいた関口がカバーしに行くが、メンデスにブロックされ間に合わず。
フリーで打たれて失点となった。

そこまで速いサイドチェンジでは無かったので出来れば浜崎に位置を取り直して欲しかった。
ま、彼はDH初めてまだ間もないのでこれを機会にまた勉強してほしいと思う。
彼はある程度上手くやっている。

それでも、追いつく!

先制された仙台。
そして、次第に仙台がボールを保持し、セレッソがブロックを作る時間が多くなる。

仙台の保持

セレッソは椎橋と蜂須賀をより警戒していたように見えた。
そして、この二人を常にチェックする。その役は坂元と奥埜の役割だった。
松田は少し絞って西村番をする。

ただし、この時どうしても噛み合わなく真瀬のところがフリーになりがちだった。
が、真瀬は中に絞る事が多く自らセレッソのCBに寄る形になって上手くそのかみ合わせを活かせなかったように思う。

この日の仙台は両ウイングは中に絞る。大外はSBが使う。
という設計だったが、それが常にそういう状態だったので臨機応変に対応出来なかった。
そして、真瀬は中に入ったプレーは慣れて居なさそうで彼を大外にしても良かったのじゃないかと思う。
この辺りはまだまだであった。

それでも左からは何とか運べてクロスを上げられる。
でも、それが中々合わず。柳と真瀬は苦労していた。
その一方で左サイドに顔を出して期待感があるクロスを出せた浜崎。
というのは仙台には朗報であった。
そして、そのクロスからCKを獲得。CKから蜂須賀が決めて仙台が前半終了間際に追いつく事が出来た。

後半


オープンな展開からの落とし穴

先制されながらもセットプレーで追いついた仙台。
後半もその勢いで仙台が主導権を握る。
セレッソは後半早々から両SH(特に清武)の運動量が落ち中盤にスペースが出来始める。
そこの空いたスペースに関口や真瀬がドリブルで運び利用。
仙台が徐々にゲームを支配したかなという矢先に失点。

この失点は仙台が前から行くか後ろで行くか中途半端な状態になったのが要因。
真瀬が前の最終ラインを捕まえるのか、後ろのSBをを捕まえるかが中途半端。
でどちらに圧力掛からず。
SBから清武が仙台のDH裏で起点を作りラストパス。
それに反応した坂元が流し込みセレッソが勝ち越す事になった。

行けそうだっただけに大きな落とし穴。
選手の意思が少しばらけてしまってカウンターを受けてしまった。

交代で入る選手のタスクが…

失点直後に清武が柿谷に交代。
これでオープンな状態を回避し、4-4の強度を再び取り戻していくセレッソに対して仙台は
石原、赤崎、ゲデスを投入し4-4-2にして、前に圧力をかけたい仙台だったが、
運べる関口が右サイドにいったことで中央で起点が出来なくなり
最終ラインからただ前線に蹴るだけになってしまいゲデス赤﨑を活かせなかった。
事実65分に椎橋の前プレスから長沢がシュートを打った後シュートすら打てず
セレッソの4-4の前にボールを失い続けるしかなかった。

最後に

1度追いついたけれど完敗であった。
前後半ともに入りは良かったものの変化対応できず失点。
特に前半は研究してきたぜ!!!という内容からあっさり対応できない状況になるのは切ない。まだ、応用が利かないのしかないのかなとも思うのだが。

それと選手層がきつい。怪我人も多く現役大学生の真瀬をここまで使わないといけないのはやっぱり苦しいなと。わかってるけど改めて思う。
そして、彼はウイングは本職じゃないわけだし。。
それが仙台の現状を示しているよな。
その中で上手くやっているとも言えないのがなんとも切ない状況であるが…

ここ数試合得点の匂いがあまりしないし、個人的には手ごたえもない。
これは、4-2-3-1のせいなのか、松下、道渕、ジャメ不在が効いているのかは判断がまだ出来ていない。
でも、不在のメンバーの影響は大きいとは思う。

そして、交代枠が5枚あるが、なかなかそれを活かせない。
今日も1枠残している。そして、使った枠で良い効果をもたらせたかというそうじゃない。
このレギュレーションは金がなく、構築中のチームにとってかなりしんどいレギュレーションであるのは間違いない。

そんな中でどう勝ち筋を見出すか。
ちょっと見えなかったのがとても辛い。
去年の武器シマオもまだいないし、そういえば永戸も鹿島にいあった。
なので、武器はなんですか?といわれれば、ジャーメインのスピードです。
と言いたいがジャーメインも怪我で不在。
次に蜂須賀及び松下のサイドチェンジからの攻めです。とも言いたいが
松下も怪我。蜂須賀はチーム事情で左サイドを担当していて右サイドほどの存在感を出せていないのが現状。

苦しい。試合はあるので彼らが戻るまで時間を待つわけには行かない。
とにかく僕らは何で勝つのか。きっついけど見出さないといけない状態である。
「百折不撓」
何度折れても志を曲げない事が大事なんだと思うのです。

ハイライト



スターティングメンバー

スタメン

前半


問われる鹿島戦の宿題

セレッソの最初の狙いは予想通り鹿島戦で問題になったSBの裏を早速ついてくる。
SBをSHが引き出し、その裏に2トップが落ちてくる。
セレッソの狙いと仙台の対策

これを鹿島にやられ、土居にひたすら殴られたのだが、仙台は1週間できちんと修正。
流れるFWにCBが責任を持って付いて行く。
そして、空いたスペースを残りのCBとSBが絞って埋める事が出来ていたので鹿島戦みたいに守れない。という事にはならなかった。
また、セレッソはSHとSBが大外orハーフスペースの2レーン間の移動のみなので仙台は対応できたというのもある。
鹿島のレアンドロのようにSHが中央のレーンに来ると仙台は対応できなくなったのかなと思った。
ただ、セレッソは鹿島と違い良くも悪くも秩序があってレーンの使い方も決まっているようだった。その秩序はとても美しく、きちんと守られており
立ち位置という意味では仙台よりも整理されていた。
ただ、それが仙台の守備が秩序を保てた一因にもなったのが難しいところである。

ボール保持出来ない理由

立ち上がりから30分まで、仙台はボール保持できずに受け身に回った。
今日は上記で述べたように撤退守備で守れたので失点する雰囲気が無かったが、なかなか決定機も作れなかった。

仙台はボール保持に対して考え方が変化しており、以前ほど持ち続ける事に拘っていない。
持ち続けなくても相手からボールを取り上げればOKだよね。という考え方でいると理解している。
なので、この日もボール保持!!というよりは、
ロングボールを放り込んでセカンドボールを拾う事。

仙台のセカンドボール設計
そして、
相手のビルドアップを前プレスで嵌めてボールを取り上げる事。
この2つを意識して、相手から
もちろん、ピッチが凄く荒れており保持するリスクも考えていたと思う。
ところが、前プレスが嵌らなくてボールを取り上げる事が出来なかった。
そのために、ボール保持出来ずに受け身に回ったと考える。
ハマらない前プレス

この状況でハマらないのに、
ジンヒョンに戻したボールに対してもハモンが無秩序に食らいついてしまうので、余計に前プレスが嵌らなかった。

修正その1

30分くらいから仙台は前プレスで嵌めるのを諦める。
相手の3バック化に対して仙台の前プレスが整理されておらず、無理に前プレスにいったところ剥がされボールを簡単に進められていたためだと思う。
仕方ないので4-4-2の撤退守備に切り替えた。
仙台としては理想を捨ててまずは現実を見ようということの選択だった。
が、結果的にセレッソの攻撃が詰まってしまう。
これによって仙台がセレッソからボールを取り上げる事が出来、
仙台のターンに出来たのは少し皮肉な出来事だったように思う。

後半


修正その2

後半立ち上がり仙台は前プレスを修正して、遂に前から嵌める事に成功する。
修正は行くタイミングと相手の体の向きを考慮していたように見えた。

前プレスの修正

上記のように体の向きを考慮すると、パスの先を誘導出来てそこで奪える。
そういう仕組みであったと思う。
何度も相手に蹴らせてその先で奪って仙台が保持して攻撃出来るようになって押し込めた。

ガス欠と間延びと5バック

ただし、この時間帯は長くは続かなかった。
その理由は3つ。
1つ目は、仙台の運動量の低下でインテンシティが持たなかった事
2つ目は、セレッソが高木とデサバトを投入し、あえて間延びさせることを選んだ事。

ライン間を広げる
3つ目は、上記2つの理由で5バック化を余儀なくされる状況になり、5バック化になると
ロングボールを回収で出来なくなった事

5バック化

この3つの理由があり70分くらいから押し込まれる展開が続いた。
仙台も両SHを交代しインテンシティを取り戻そうとするが、5バック化のデメリットを消す事が出来ず、2トップの孤立が続いた。
孤立するのであれば、2トップで攻撃を完結するためにアコスタ、ハモンのコンビにし、二人に祈る事を選択。
決定機は無かったがシュートまでは行けたので悪い選択では無かったしこれは最善手ではあったと思う。

このままお互いにゴールを揺らす事は出来ず、開幕戦以来のゴールレスドローとなった。

最後に

アウェイで勝ち点1は悪くない結果。
仙台は前節の反省を生かし、しぶとく戦う事が出来た。
そして、新戦力のクバもミスなく仕事を完璧にこなし、
ビックセーブも2つあり仙台を救った。
アコスタも短い出場ながら今後に期待を感じさせる出来であった。
これから時間が経ちなじめばもっと良くなるであろう。この辺りは期待感したい。

仙台がボール保持出来なくなっているのは、僕はあまり気にしていない。
TPOに応じた振る舞いだと感じたためである。
問題なのは、前半から前プレスの整理は出来ていなかった事だと考える。
分析が甘く想定外だった事もあるかもしれないし、選手がルールを守れなかったからかもしれない。そこは現場でしかわからない事であるが、上を目指す以上整理は必須である。
そこが嵌ればまた、仙台が保持する時間は増えると考えている。
とりあえず、ここでひと休止。一週間休みがあるので休養と戦術の整理として
もう一段上のステップを目指したい。


スターティングメンバー

スタメン

前半


スタメンを紐解いていく

さて、湘南戦から5人チェンジしてきた仙台。
まずは、その狙いを紐解いていく。
蜂須賀ではなく道渕なのは、湘南戦に問題になった、平岡と蜂須賀では
インサイドが上手く使えないというのにメスを入れたのだと思う。
道渕であれば、ハーフスペースと大外両方のタスクを実行できる。なので、蜂須賀より
道渕という選択だと推測。(平岡が大外なの?という疑問はあるが。)
WBが道渕、石原崇で守備に不安を抱えるので、CB3枚は本職で守備強化という事だろうか。
また、右サイドに個人の質で殴れるハモンを。
シャドウでは湘南戦存在感を示したカイナを入れた。
しかし、これが全然ハマらなかった。

とんちんかんな仙台

まったくもってとんちんかんだった。久しぶりにトンチンカンな仙台だった。
まず、右サイド。このサイドのために色々変更したキーな場所だったのだが、結局動かない。
道渕が中に入ろうとすると、ハモンもハーフスペースにいるので立ち位置が重なってしまう。
道渕は結局行くところが無く大外での仕事が多くなってしまった。
また、湘南戦は魔法陣グルグルで機能した左サイドも機能しない。
ハーフスペースにジョンヤ、兵藤、石原崇、カイナが4人が集まってしまって
立ち位置が全く取れていなかった。カイナが気を利かせて大外に位置したが、
大外のカイナは何もできなかった。
ルヴァンを見るとジョンヤがハーフスペースからスキップパスを出せるのだが、
そのための立ち位置を石原崇と兵藤が取れない。
特に石原崇は魔法陣グルグルをやろうと、ハーフスペースに入ってきてしまう。
そうなると、ジョンヤの立ち位置が取れなくなり
ジョンヤーカイナの大外みたいな全くもって個性を発揮できない立ち位置になってしまった。
トンチンカン
トンチンカン2


結局、ボール保持しながら攻撃は全くできなかった。色々なところで立ち位置が被り
今まで出来た約束事すらできなくなってしまうとても切ない前半だった。
それでも、相手のプレゼント及びセットプレーから決定機はあった。
それすらも、決められず最悪な前半となった。

対面守備にはポジションチェンジ

仙台の守備は3-2-4-1ミラーという事で対面守備の意識が非常に強かった。
立ち上がりはその対面守備がある程度機能した。
しかし、問題はセレッソがソウザを落として4バックになった時に守備が曖昧になった。
特に曖昧だったのは、片山のところである。
片山のオーバーラップ

図のように片山ふりー。ソウザが柿谷松田片山でひし形を形成。
さらにこの四人はポジションチェンジを繰り返しながら、仙台を混乱させる。
仙台は対面守備意識が強いので、このポジションチェンジで混乱してしまう。
セレッソの先制点もこの4人のポジションチェンジから生まれた得点であった。

このように仙台はトンチンカンでひし形をほとんど作れなかった。
それに対してひし形を常に作れたセレッソの差が前半の差だった。
この差は僕にとって耐え難かったし、愕然としたし、絶望もした。

後半


仙台の修正

仙台は酷い前半を過ごした。ここで修正を入れる。
ハモンとカイナの位置を入れ替える。さらに、兵藤が高い位置を取り、石原崇も安易に中に入ってこなくなった。

反撃

左サイドでひし形を形成。出来ボールを前進出来るようになった。
さらに、ジョンヤからカイナにスイッチの入るパスが何度も入るようになり、
仙台がようやくらしさを取り戻す。
また、カイナがフリーで受けられるとワイドなそこからサイドチェンジもスルーパスも
出せるのでようやく自分たちが意図した決定機を作れるようになる。
でも、その中心にいるのはジョンヤである。
何度もチャンスを作る。最も可能性があったのは54分だったが、それも決め切れない。

セレッソの罠

仙台がビルドアップ出来る事になったので前半よりボール保持の時間が増えた。
しかし、セレッソの罠は仕掛けていた。なんどかハマりそうだった。しかし、仙台が前半と違いレイヤースキップパスを出してくるので前プレスを交わす事が出来ていた。
ただし、それを超えられないとき、またボランチを経由したときには奥埜が虎視眈々と狙っていた。それをジョンヤが外せていたのだけれど失点のシーンだけは罠にかかってしまった。
この試合奥埜の凄さを存分に見せつけられた。運動量。質、デュエル、戦術眼。
彼はスペシャルだった。悔しいけれども。

さて、2失点後仙台は心が折れてしまった。
なんとか、追いつこうとリャンとジャーメインを投入しファイティングポーズを取るような交代を試みるが、止まぬ雪。重くなるピッチに動かぬボールと2重苦3重苦が仙台を襲い
そのまま完敗となってしまった。

最後に

この日も何か創意工夫があったのだろうが、湘南戦に引き続きその創意工夫が
約束事を曖昧にし得体のしれない前半を過ごしてしまう原因になった。
後半は何とか整理し、修正出来たものの点を取れず逆に追加点を取られる。
前節湘南戦と全く同じ展開になってしまった。

僕らの創意工夫は根本の問題を解決するための創意工夫なのだろうか。
それとも、とりあえずの対応なのだろうか。それはきちんと考える必要がある。
そして、根本の問題から逃げているのではあれば、とりあえずの対応なのであれば、
それはもう創意工夫と言えないのでは無いか。
ここはやはり、きちんと根本の問題と向き合うべきだと思う。
この試合、
湘南戦に見せた希望と僕が書いた左サイドのコンビネーションを破棄をした。
最初この事実に僕は落胆した。絶望もした。
でも、後半は湘南戦とは別な形で新たな希望を見せてくれた。
もちろんこの別の形だったという事実は批判されるべきだと思う。
僕もそう思うのだが、ここはポジティブに。
そして、願望を込めて
「湘南戦の4バック化魔法陣グルグルではなく、
 やはり3バックでビルドアップの出口を作るべきだ。」
と解釈した。
それが後半の修正だった。そして、ようやく良い攻撃が出来た。
この事実をくみ取って迷うことなくこの道をまっすぐ進んでほしいと思うのだ。
そうすれば、必ず勝ちに繋がる。そう信じるしかないのである。
左は出来た。課題は右である。

次節でタイムオーバーの可能性もある。鳥栖戦。もう時間が無い。
行くと決めた道を行こう。迷っている暇は無いのだ。中途半端に死にたくはない。
どうせ死ぬなら理想とともに殉職しようじゃないか。さー行こう。まだ戦える。

かなり時間が過ぎてしまったので実験を兼ねてやってみます。

セレッソのビルドアップと相手陣内での攻め

セレッソのビルドアップはサイドバックが出口になっていた。
ここから前進するのだが、外外からクロスという形は無くライン間攻撃だった。

このときサイドハーフが中に入ってハーフラインを使い、サイドバックが大外という攻撃だった。
このライン間攻撃には上手く仙台が532で迎撃していた。 


仙台の撤退守備

セレッソのサイドバック前進に関しては、前プレスをしない。もしろ、サイドバックに食いつきしないようにしていてた。
仙台の優先は532の撤退守備を作る事を優先する。
そして、532で迎撃する。
また、先程書いたようにセレッソは外外で運んで大外からのクロスはほとんど無くライン間攻撃だったが、そこには最終ライン5枚と中盤3枚の横スライドで良く対応出来ていたと思う。
セレッソはサイドのところで詰まる事が多く仙台の狙い通りになった。

532からのトランジション

さて、532でセレッソ迎撃は上手く行ったそこから、マイボールにした時の対応だか、
3バックでビルドアップする場合と、早めに2トップに当てる形があった。
3バックのビルドアップはセレッソの前プレスの仕組み後にお話するとして、
ここでは2トップに当てる時のお話を。

セレッソはボール保持時にSBヲ高めにそして、ボランチ2枚も高い位置に配置するがCBが上手く連動出来ておらず、石原と西村が使えるスペースが空いてるケースが多かった。
したがって、そのスペース起点に出来た。

セレッソの前プレス

仙台の3バックのビルドアップに対して、
山村ー杉本ー高木の前プレス隊を結成して、同数プレスを実施。

仙台はWBの高さが違う。
中野は低い位置でビルドアップを助ける。
蜂須賀はサイドチェンジの受け手に高い位置にいる。
なので、中野には福満を。
蜂須賀にはサイドバックの丸橋が見る。
なので、高木が3バックにいけた。

先制点はそのセレッソの前プレスから板倉がファールをしてしまったあとのセットプレーだった。

仙台のビルドアップ

3バックに同数プレスだが蜂須賀を下げる。
下げたときに丸橋がついてくわけにもいかず、ここが前プレスの退避時として機能していた。また、蜂須賀に入った時に平岡がインナーラップしてボールを運ぶ事も仙台の新しい形として定着してきた。

なので、あの板倉のファールが痛かった訳だが。

相手陣内での優位性 

セレッソは撤退したときに442なので、基本的にIHが位置的優位性を作り出せる。
基本的にはハーフスペースからサイドに流れてSBを引きつける。また、板倉が持ったときには、中野、矢島、西村そして逆サイドの蜂須賀と前へのパスコースがある。
これを全て潰す事は不可能である。
こうして、セレッソに対して優位に立て逆転出来た。

しかし、お分かりの通り少しアディショナルタイムで幼稚な対応で同点に追いつかれてしまった。

こうして色んな局面を整理してきたが、
セレッソの攻め手が足りなくもう少し3枚の中盤を揺さぶれたし、そうするともっと違う結果になったかなぁと思う。
また、外外のクロスが鳴く仙台としては守りやすかった。

仙台に関してはサイドバックには鳥栖戦の修正としてサイドバックに入れられても食いつかず撤退守備と言うことが出来たのは良かった。
サイドバックの前進にはそれで良いかなと。
ただ、この日はそれほど揺さぶられなかったらかや良いがかなりIHに負担がかかる。
その時どうするのだろうか?
というのはこれから気になる事である。

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