カテゴリ:Jリーグ > コンサドーレ札幌


スターティングメンバー

スタメン

前半


ミシャ式を嵌めよう!!

この試合主導権を握ったのは仙台だった。
仙台は非保持を整理して、ミシャ式を嵌めていく。
仙台の前ハメその1
ざっくり言うとこんな設計図。仙台は4バック化に対してFWで対面し、
札幌のGKク・ソンユンにボールを持たせたかった。という意図だった。
ク・ソンユンはビルドアップが上手いGKでは無いので、アバウトに蹴ってしまう。
そのボールを奪って仙台はカウンターにつなげたかった。
(図はハモンと長沢の立ち位置が逆の事が多かったですね。ミスりました)

ミシャ式を嵌めようその2

さて、ク・ソンユンに持たされたくない札幌は2CB化さら3CBに変更。
この3CB化面白いのは早坂,福森はやっぱりSB化する。
DH2枚が落ちるての3バックになる。これ、見ているときは不思議に感じなかったが、纏めるとすごく違和感がある。たぶんビルドアップの能力とかそういう感じなのかなと想像する。
仙台の前ハメその2
札幌はチャナが1列降りてアンカーの位置に降りて3-3-4みたいな立ち位置になる。
この札幌に対して仙台はFWの2枚とチャナとデートする富田で中央を閉鎖し、サイドに誘導する事に成功。
そして、サイドから奪う。たまに大外からのクロスまでいかれるが中でしぶとく対応。
この試合ジェイに対して島尾が負けなしだったのも大きい。

仙台の先制点もサイドで白井が無理に仕掛けたところからのカウンターだった。
このように二つの立ち位置に対して仙台は優位に進めた事は大きい。

ハモンの立ち位置の整理

さて、この試合ポジトラの要になっていたのはハモンの立ち位置であった。
守備ではミンテに付いて行く。
ただし、ビルドアップが終わるとミンテは中に絞る。このミンテにハモンが付いて行かずその場にとどまる。
ハモンのフリー
すると、ハモンはハーフスペースでフリーになる。これが仙台のポジトラの起点となっていた。この位置が守備でも攻撃でも効果的な立ち位置となった。
また、ここで前向いた時にハモンはドリブルからクロスや中に入ってのミドルも出来る。
という事で札幌には驚異的になった。

後半


3-2のビルドアップで仙台を交わす

さて、前半は仙台のゲームだったので、このままではまずいという事で札幌は整理をする。
まずは、立ち上がりから深井を投入。右CBに宮沢を下げる。
後半のスタメン
これでシステムを変化せずに、3-2でビルドアップする。
札幌の修正
こんな感じで仙台は前半ほど中央封鎖できなくなっていた。
その影響で後半早々に押し込められ荒野のミドルを食らってしまって同点にされてしまう。
ただし、ラッキーだったのはその3分後にCKからすぐに突き放せたのは非常に良かったと思う。

もちろん、そうやって前半ほど守備で嵌められない中で、後半ハモンが右サイドに立ち位置を変え福森の裏で起点を作りカウンターに移行できた。というのがここ数試合と違うところだったと思う。劣勢ながら一方的に殴られるわけじゃなく、時折、得点の匂いを感じさせてくれたのだ。

目くるめく立ち位置

さて、ここから立ち位置が目くるめくっていく。
まずは、66分に札幌がアンデルソン・ロペスを投入。
後半のスタメン2
こんな感じで攻撃的なシステムになる。
たぶん、チャナがボランチなのだろうが、ほとんど降りてこない。
これで、殺るか殺られるかみたいな感じでオープンな展開になるが、このオープンな展開を嫌った仙台が兵藤を投入し整理する。

仙台の前ハメ@兵藤投入
兵藤を投入。複数の守備タスクを兵藤に預ける。
ここではそのひとつ、兵藤投入後の前ハメを取り上げる。
兵藤が前線に上がって4-3-3を作る。そして、3バックに対して3枚でビルドアップを阻止する。
また、この時アンカーの荒野が立ち位置をとれない。中央を空けてしまったり、仙台の誰かにつかまるポジションにしかとれず、その結果この3バックが孤立。ビルドアップが出来なくなる現象が発生。この現象は70分-80分の10分間で起こった。
ここで、仙台のペースに戻せた事がこのゲームの勝因だったと思う。


4-5-1でクローズとおまけの追加点

さて、うまく行かない札幌は菅を投入。アンカーを深井に。そして、
福森をビルドアップ隊に戻し、札幌はビルドアップ出来るようになるが、仙台もジャーメインを入れて4-5-1にしゲームをクローズしにかかる。
後半のスタメン4

仙台は最後までハモンがWBの裏をついてカウンターの起点にして、そこにジャーメインがスピードを活かして絡んでいく。
それで奪ったCKをこの日、ポジトラで良く頑張って切れていたハモンが右足で押し込み3-1で勝負を決めた。

最後に

遂に厚別で勝つ事が出来た。歴史的な瞬間であった。そう。世界は変わったのだ!
その歴史的な勝利する事が出来たのは、
鳥栖戦の負けを引きずらずこの試合のために2週間きちんと準備した結果が前半の出来に繋がったと思う。
また、課題のポジトラもハモンロペスに動きを落とし込んで解決出来たのも非常に大きく
これでまた1つ僕らは前進したのだと思う。
気が付けばシーズン当初と全然違うチームになってきているが、これもまた「ポジショナルプレー」のフレームワークを使った事による進化なのである。
決して「ポジショナルプレー」というのは保持局面だけでは無いのである。
このように非保持からカウンターだって「ポジショナルプレー」のフレームワーク使っているのである。
そういう意味では仙台はようやく「オリジナル」の「ポジショナルプレー」の道を歩みだしたのかなーと感じている。
また、ここから壁も現れるだろうけどだいじょうぶ。僕らはその壁を突き破っていくだけの力はある。


スターティングメンバー

myboard

前半


先手をとる仙台とデザインされた攻撃

仙台の攻撃は整理されていた。まぁ元5-4-1として、弱点は知っているぜ!!みたいな。

サイド攻撃

両サイドがハーフスペースに絞る事によって、WBを中でピン止め。
そして、大外を空ける。
その空いてるスペースにSBが利用する。このSBを見るのはシャドウなのだが、
シャドウがSBとデートでどこまでも付いて行くと、ジェイが孤立。
攻撃が出来なくなるので、攻撃へのトランジションを考えるとどこまでも付いていけない。
という事実を札幌に突き付けた。
このサイドアタックから生まれたCKを島尾が決め先制する。

押し込まれた時の陣地回復方法と中央突破

立ち上がりはエネルギーをもって前に出た仙台だったが、
15分過ぎくらいから自陣にリトリート。
札幌はシャドウが列移動し仙台の守備基準を壊しに来る。実際守備基準がこの3戦よりハマらないが、クロスを跳ね返せばいいでしょう。という考え方で守れた。
そして、きちんと陣地回復も出来、ボール保持時間を確保できた。
ビルドアップ

そして、相手を撤退させるとサイド攻撃だけではなく中央突破も出来るようになる。
仙台の中央突破

上記のように動かないジェイの周りを上手く使い、
そこから雪崩式に札幌の選手を引き出していく。
21分40秒の長沢の決定機。
そして、30分35秒の道渕のミドルもこの形からだった。
序盤はとにかく仙台が優位にゲームを進めたと思う。

札幌の攻撃と変化と同点弾

さて、序盤の札幌だが先ほど述べたようにシャドウの列の移動で仙台の守備基準を壊す事に成功していたが、仙台は中央圧縮でペナ中で跳ね返す設計でありそれはうまくいっていた。
札幌の攻撃その1

しかし、前半30分くらいからこの後にキーワードなった対角のパスを出し始める。
それまでの札幌の攻撃は同サイドからの攻撃が多かったので仙台の横のスライドは間に合った。
対角のパス

しかし、
このように大外から逆サイドの大外へ展開されると仙台は要求されると中央が混乱する。
それが、同点ゴールに繋がる。同点ゴールは福森ではなくミンテ経由だったが、
クロスからファーの武蔵が折り返しロペスが押し込み同点とする。

前半は同点で折り返す。お互いにボール保持時に優位があるゲームでどちらにも勝ち筋があり、どちらにも負け筋も残る前半となった。

後半


バランスの良いミシャ弐式

前半お互いに保持が有利という状態で、どちらにも勝ち筋がある状態であった。
後半はそこの修正がポイントになったと思う。
仙台は振られた時のスライドを修正。
関口をより早く落として5バックを形成する。
そして、対角のパスを送っていた福森に対しては道渕がチェックにいっていた。
後半の守備

このように非保持時の対応を修正し安定化を図りたかった。
しかし、押し込んだのは札幌だった。
札幌はミシャ式の立ち位置を修正。(勝手に弐式と呼ぶ)
ミシャ式2

4バック化せずに3バック化に止める。片側のCBをSB化。
そして、福森の対角のパスから数的有利のサイドへ展開する。
そこから、クロスというで中に送るという仕組みであった。
また、これが見事であったのは、前半仙台がボール保持に移るときに時間を作っていた
アンカー脇が3バックの左右のCBで潰せるというところにあって、見事だった。

これによって仙台は保持に移れず、後半は押し込まれる時間が続く。

解決策はスコアの変化

後半15分間押し込まれる時間が続く中で仙台は何か手を打たないといけない状況だった。
が、手を打つ前に状況が変化する。
仙台は前プレスでソンユンに圧力をかけミスを誘発すると、福森から道渕がボールを奪いとる。
クロスはソンユンにあたり意図したところにはいかないものの、関口がDFの間を射抜き
勝ち越しに成功する。
こうなると、仙台は攻撃の事を考えずに今まで通り我慢強く守ればOKな状況になった。

運動量のインテンシティの維持と立ちはだかる代表GK

最後は石原崇、そして、大岩を投入。
運動量と強度を保ち、そして、ハモンを投入。少しでもバランスを崩したらカウンターで
得点する刃を突き付ける。
終盤に札幌がクロス爆撃からチャンスを作るが2度3度の決定機をシュミットが立ちはだかり
無失点で仙台の逃げ切りに成功する。

最後に

これで、リーグ4連勝。
ただし、この4連勝の中で一番苦労した。
札幌前までの3連勝は負け筋を消すことに成功しての完勝と呼べるものだった。
しかし、札幌戦は負け筋を消せなかった。
なので、札幌にも勝つ可能性はあったと思う。しかし、勝ったのは仙台。
少しの幸運とミスを見逃さない仙台の強さがあった。

この札幌ミシャ式を見ていると、札幌はミシャ式を個の力を突き詰める事によってチームを強化しているのが興味深く
仙台も一時期ミシャ式にチャレンジし壮大に失敗したが、
突き詰めるのが個の能力ではなく、
立ち位置だったり相手の構造だったりでを突き詰めてチームを強くしようと思っている仙台にとって、バランスの悪いミシャ式では限界があったのかなーとも思った。

もちろん、この札幌もにも負け筋を消して完勝するのが目標で、それにはもう守備のところで努力が必要かなとも思う。まだまだ満足しない。
僕らはもっと強くなれる。まだだまだ連勝出来る。
リベンジはまだ始まったばかりである。

You gotta go,go 立ち上がれ Fighter go on 光射す方へ

札幌 について

初のACLへ正念場。鹿島が猛追してきている。 
仙台には勝ち、3位を確保したい。 
その中でボランチが2枚出場停止は痛い。 
新たな組み合わせでも自分たちの強さを証明できるか。 

仙台 について

絶賛トンネルに突入中。 
前節の鳥栖戦は自分たちを見失ってしまったゲームだった。 
天皇杯の磐田戦も前半は凄く酷いゲームで今季ワーストの内容。 
後半はある程度立て直し勝ち切ったものの、 
磐田がサブ組中心というところもありトンネルを抜けたとは到底思えない。 
どう立て直すか。何を修正したらいいのかすらわからない状態に見えた。 
このゲームではどうなるか… 


スターティングメンバー 

スタメン

前半 


◆523の守備 

仙台は立ち上がりから前プレスをかける姿勢を見せる。 
523だった。 
まずは、532で札幌とミラーにすること。 

352


そしてもう一つ、 
ミシャ式4バックで3VS4を作られ数的有利を作られる。それを仙台は整理出来ていた。 
中央の2枚は石原が見る。という決まりがあった。 

ミシャ式


ただし、ルヴァン決勝の湘南より対人を意識した532だった(マンマーク気味) 
そのデメリットとして、札幌のシャドウが降りてきた時にパスコースが消せず 
DFラインから1本のパスで中盤を通過される。 

532シャドウ降り



湘南式と表現するが、本来は下記のように3が絞ってシャドウへのパスコースを消すのが正解なんだと思う。 
#これは、長崎が対仙台としてやっていた。 

352_湘南式
 

話を戻すと、 
なので、簡単に中盤を突破され決定機を作られる要因となった。 
上記のような問題はあるものの狙いはちゃんとあって仙台の守備の秩序は守れていた。 
したがって、何度かは札幌のビルドアップを阻害していた。決定機を作られた割には守れていた印象だった。 
#すごい矛盾している一文だけど... 

◆椎橋が位置的有利を確保する 

仙台のボール保持時のお話。 
前節の鳥栖戦はリャンを使い突然の和式サッカーになってしまった。そのため混乱を生んだ。 
ここ最近ポジショナルな位置の確保が出来ていなかった。 
しかし、この日は椎橋がポジショナルな位置を確保し、縦パスを入れていた。 
なので、札幌が前プレスをかけていも椎橋がフリーになっていた。 

椎橋のスペース確保

このように、矢島は和式ボランチっぽい動きになってしまいボールサイドに寄る。 
しかし、その動きすらも利用しスペースを確保し縦パスを入れる椎橋。 
椎橋のスペース確保から縦パスこそが監督の求めていたプレーだと思う。 
ここ数戦のキーワードだった「縦パス」の解はこの日の椎橋だったと思う。 
そして、41分の攻撃は久しぶりの美しい位置的有利からのシュートだった。 


後半 

仙台は決定機を作られながらもゴールレスで折り返す事に成功。 
攻撃は椎橋を中心にポジショナルな位置を確保できつつある。 
なので、後半はもう少し仙台のペースになると思ったが… 

◆空洞化を強制され間延びさせられる 

ところが、主導権を握り決定機を作ったのは札幌だった。 
前半よりCBが幅をとり大外にいることが多くなった。 
これによりシャドウも引っ張られ大外に立つケースが増えた。 
そうすると中央の3レーンの中盤は仙台が2枚札幌が1枚 という状況で空洞化し、 
札幌へのシャドウへのパスも容易に入れられることが出来た 
後半の図2

前半の課題と同じで、仙台は人に対して守備をする。 
でも、この場合危険な位置はどこですか?というのを整理してほしい。 
危険な位置は、もちろん中央の3レーンなんですよ。 
そこに対して人がいない。そして、空洞化して間延びするというのはちょっと頂けない。大外で運ばれる分には怖くない。ということを認識してほしいとは思う。 

札幌要因で間延びしたのは間違いないのだけれど、 
これを加速させたのは矢島だった。 
矢島が攻撃時にトップ下に近い3トップの下に位置する事が多くなった。 
なので、ネガトラが発生すると後ろに椎橋+最終ライン。 という状態だったのも付け加える。 
なので、ある意味バランスをとるために仕方なく 
矢島に代えてハモンを投入。そして、野津田ボランチだった。 

◆仙台と札幌の違い

当たり前な話、中盤空洞化しているのは札幌も同じ。 
なので、最終ラインがむき出しで中盤の守備が機能していない。 
ある意味肉を切らせて骨を断つ。みたいな戦術なのに、仙台は決定機を作れなかった。 
これは、3トップの仕掛ける意識の違いだった。 
札幌はジェイがポストのためにゴールに背を向けプレーする事はあっても、 
チャナティップ、三好は最終ライン対して仕掛け突破出来るようにゴール方向を向いてのプレーが多い。 

ただし、仙台は阿部、石原はポストのためにゴールに背を向けるプレーが多い。 
野津田はストライカーでは無いので最終ラインとの駆け引きというよりは、中盤に降りてのプレーがおおい。 
なので、あまり最終ラインに対して圧力がかからない。 

最終ラインに圧力をかけたくて、ハモンを右に置いたのだと思う。 
左に置くと大外に流れてしまう。今欲しいのはゴールへ向かう動きなので、 
ただし、ハモン右は彼の良さはあまり出なかった。そして、求めていたゴールへ向かう動きも足りなかったように思う。 

仙台1期目のハモンであれば出来たかもしれない。 
でも、柏にいって左ウイング(本来の姿)に戻っていたので中央や右のプレイになれるのはもう少しかかるかなと思う。 

◆仙台に足りないものを示すジャーメイン

つまらない失点だった。そこについては書くつもりもない。 

失点直後に入ったジャーメインが仙台に足りない仕掛ける意識を植え付ける。 
というか、ジャーメインはそれ出来ないだけなのだが。 
ボールを持ったら前向いてドリブルで仕掛ける。 これで仙台の攻撃は活性化しチャンスを作れるようになった。 
PK獲得したのも偶然ではない。 天皇杯で点を取ったのも偶然のように見えるけどこの仕掛ける意識があるからである。 
立ち位置を意識しすぎて、この縦に仕掛ける意識が圧倒的に足りない。 
西村はこれがあったのだ。立ち位置を確保するのもうまかったしそこから仕掛けることもできた。 
去年は石原がそういう役割だった。ただし、今年は西村がフィニッシャーとなったので、アシストのために仕掛けず下がってチャンスメイクする事が多くなった。 
なので、西村不在後仕掛ける人がいなかった。 
それを明確に示したのがこの日のジャーメインの荒削りなプレーだった。 

最後に 

今思い返せば長崎に負けて以来、「縦パス」というキーワードにチャレンジをしてきた仙台。 
そのチャレンジに失敗して歯車が狂ったわけだが、 
ここにきてようやく課題が見えてきた。 
「縦パス」というチャレンジには椎橋が答えを出し、 
残りの課題は 
 ・最終ラインに仕掛けること。 
 ・椎橋野津田以外に立ち位置を確保できる選手を増やす 
  
になってきた。 
1つ目は阿部が本来は出来る事なんだと思うがずっと出来ていないので、 
ジャーメインかハモンに期待したい。 
ただし、ハモンはもう少し時間がかかる 
となるとジャーメインになる。諸刃なのかもしれない。 
でも、僕は大きな期待をかけている。今即座に出来るのはジャーメインしかいないのだ。2つ目は奥埜が戻ってくれば解決するとは思うがそれではつまらない。 
なんとか矢島が理解してくれれば仙台は飛躍的に成長すると思う。 
もちろん、リャンでも良い。 

このように課題が見つかればもうそんなに時間がかからない。 
解決は時間の問題だ。 
やっとトンネルを抜ける光がみえてきた。 

が、次節は広島戦で野津田が使えない。頭が痛い… 
 

僕たちは進化している。
間違いなく。

仙台について

現状

連戦の中2連敗中。
怪我人と疲労でタスクをこなせる選手が少なく、なかなかしんどい。
特にCHのタスクのところで前節苦労した。
そのCHにはこの試合、リャンと板倉が入るという話が出ていて前節からのアップデートがあるのかが焦点になりそう。

スターティングメンバー

LINEUP111525144278037
スターティングメンバーにこれほど迷った事は初めてだった。
2CHの予想だった。ただ、蓋を開ければ
3142、4123、3421などなどかなり流動的。
たぶん1番時間が多かった3142で表現してみました。

札幌について

現状

7戦無敗。
ミシャ式だけれども、その中で相手への対策そして、セットプレーとミシャ式に今まで足りないものを補っている感じ。
不滅のミシャ式恐るべし。

スターティングメンバー

LINEUP111525144481275
福森がボランチ深井がお休み。
石川が先発となった。

前半

お互い343と普通に行くとミラーになるのでそれを嫌がった。

ミラー回避札幌編

と言うことで札幌は343からミシャ式の変化。415 に変形。下がるのは福森。これで仙台の343に対してギャップを作ろうとした。

仙台の対ミシャ式

しかし、ミシャ式の可変は分かっていて対策を練っていた。
福森にはジャーメインがマンツーマンで付く。変形後のSBにはシャドウが対応する。
キムミンテがルーズになるが、そこはミンテのビルドアップ能力が低いと見ていたのかもしれない。従ってミンテにはリャンが行けるなら行く程度だった。
中盤の宮沢には野津田が見る形。
なお、5トップにはそのまま5バックをぶつけていた。
このミンテ以外をほぼマンツーマン見る事で札幌のビルドアップを殺した。
実際都倉へのロングボールしかボールを進める事は出来なかったように見えた。

ミラー回避仙台編

この試合の本題。
仙台のミラー回避だが、かなり流動的だった。
システムで表すと
343
3142
4132
を使い分けていて、さらにこのシステムの中で選手たちのポジションは
菅井CB、SB
板倉アンカー、CH、CB
リャンCH、SB、シャドウ
中野CH、WB
野津田CH、シャドウ、アンカー
と目まぐるしくポジションが入れ替わった。
これは結局中盤の優位性を保つため。優位な立ち位置を作り出すためにやっていた事だと理解している。
で、これだけ選手が動いてるのに秩序が守られている。それは何故か。

基本は5レーン理論

カオスな状態にならず秩序が守られているのは5レーン理論の応用であるからだろう。

渡辺監督が言ってるように、ピッチを縦に5つに分けて同じレーンに2人重ならないように配置する。
これの応用なので、ポジションでいうと前述したとおり複雑になるのだが、結局は前の選手が大外使ってるから一列ズレてハーフスペースを使う。
ハーフスペース使うってなるなら一列ズレて中央使う。とズレが波紋のように伝わって秩序を守っていた。
ただ、リャンはどこまでさがっていいのか、恐る恐るだったけれど破綻はしていなかった。

重要なのはディティール

これほど戦術的に仙台が上回ってたいたのに、先制を許す格好になった。
それはプレーのディティールの差だった。
要するに仙台の3つのミスと札幌の奇襲という要因から仙台ゴールを揺らす事になった。
仙台の3つのミス。
まずは永戸のなんでもない自陣でのパスミス。
関の弾いたところ。
そして、福森がフリーで待ち受けたところだった。
ところで、この時進藤がフリーでクロスを上げていたり、福森がフリーだったのには理由がある。本来なら仙台が捕まえてたはずの選手が捕まっていなかった。それは、この時札幌は343のままでボールを握っていたためだと思う。
ここまで福森はジャーメインが見る形だったが流石に自陣までついていくわけには行かずフリーとなっていしまった。

この失点後も仙台がゲームを支配する流れだった。札幌はアンカーでビルドアップ担当の板倉に蓋をしたかった。しかし、蓋をする方法が見つからないまま前半を過ごした。

後半

札幌としては前半無失点だったものの仙台に支配された札幌は立ち位置を変更する。

板倉対策

後半頭から三好に変えて兵藤を入れる。
これは板倉対策だった。
守備時に5212と兵藤がトップ下に入りマンツーマンで見る事を選択し板倉に蓋をしに行った。

嵌らない対策

しかし、その対策は嵌まらなかった。
それは仙台が343に戻したからである。
後半頭から石原と蜂須賀を入れて343に戻したのだ。
343に戻したのは単に複雑なことを辞めて力強く前に圧力をかけ点を取りに行くということだったと思う。

この5212はどうしても中央に選手が寄ってしまうため仙台はハーフスペースと大外から余裕を持ってボールを運ぶ事が出来た。

同点弾について

そんな仙台だが、後半頭から同点にしゲームを降り出しに戻す。
ただこれは、前述のシステム変更が起因というよりも、石原と西村の個人能力で奪ったゴールだった。
石原のポストも素晴らしい技術、そして、西村のドリブルからのシュートも見事だった。

仙台の343に対するミラー守備と右サイドの強化

さて、57分菅に変えて宮吉を入れる。
これで札幌は343に戻す。
宮吉がシャドウ
兵藤がボランチ
福森が左CB
石川がWB
となる。これでまずは343の仙台とミラーにすることで仙台を捕まえる。

それともう一つ福森の左CBから右サイドに一発で展開。そこから宮吉と駒井が絡んでクロスを上げ決定機を作り始める。
60分から70分は札幌がゲームを支配した時間だったし、この時間帯札幌にいつ点が入ってもおかしくないそんな時間だった。

ミンテの退場と未熟な仙台

70分すぎにミンテが抗議(?)で2枚目のイエローを貰い退場。
札幌が1人少ない状態になり60分以降札幌が支配していた時間に終わりをつげる。
札幌は同点でも良いということで都倉に変えて早坂を投入。チャナティップのワントップ。
531で守り重視にする。

しかし仙台が攻め急ぐ。
CH2枚が攻め上がり6トップに近い状態になったところに常田が不用意な縦パスをカットされ、このネガティブトランジション時の守備隊形が酷くボールホルダーに一度も圧力を与えられぬまま失点してしまう。
このあたり未熟である。

しかし、ここから仙台は慌てなかった。札幌は1人居ないのだから立ち位置有利は必ずとれると丁寧にパスを回し始めた。
その結果ラストプレーのCKを大岩が合わせて同点に追いついて試合終了となった。

最後に

前半仙台は別次元に行ったような気がした。
それほど流動的で驚いた。
しかも、カオスな状況を作らなかった。
ちょっと恐る恐るな場面があって慎重だった分点が入らなかったかなぁと思う。
でも、完璧だった。
僕もこの動きを完全に理解出来ていない。
従って、もう一度整理して書き直したいとは思う時間があればだけれど…

後半は343に戻し結果的に2点とったけれど、あまり良くなかった。やはりこのシステムで板倉はまだまだで機能したとは言えない。
それでもセレッソ戦より良かったけれど。
退場のシーンはその前の石川のファールを正しく取っていれば数的同数でやれたので、色々勿体無い判定となったとは思う。


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