カテゴリ:Jリーグ > 東京ヴェルディ



スターティングメンバー

スタメン
町田は平戸がいなくなりセットプレーの決定力が落ちる
それをどう補うか。が今シーズンのポイントになる。
そして、新加入のケイマンがスタメン。
ヴェルディはロティーナがセレッソに移籍。代わりにギャリーホワイトが新監督
よくわからないが、良い監督とのうわさ。ボールを保持しながら攻撃するらしいが、よくわからない。なので、非常に楽しみである。

前半

さて簡単に。
あんまり見直しておりません。
TanaLifeさんとくっちゃべりながら見たのをまとめただけです。
そこのところご了承ください。

町田ってどういうチーム?

去年と方向性は同じです。
なので復習です。横圧縮です。そして、片サイドアタックです。
アンストラクチャ

このように、片方のサイドに片寄。ここで密集を作る。この地域でひたすらにトランジションを発生させて、ゲームを支配。
この密集地域に入るとアンストラクチャな地域で基本的にわちゃわちゃする。
わちゃわちゃすると町田の独壇場に。
なので、相手チームはこの密集をどう避けるか。というのがキー。

前半20分までのヴェルディ

さて、そのヴェルディは密集を避けるためにロングボールを多用します。
冒頭にも述べましたが、ビルドアップを期待していたのに…
ロングボール1

しかも、工夫もなく単純なDFライン裏へのロングボール。
これを深津、酒井で跳ね返す。そうすると、セカンドボールの奪い合いは密集エリアで行われる。なので、町田ペース。立ち上がりに高いトランジションからヴェルディの高いラインの裏を狙い決定機を連発。オフサイドで何とか逃れたが、正直立ち上がりの10分で勝負がついてもおかしくなかった。それくらいヴェルディの策はハマらなかった。
(というか、これではハマるはずがなく僕はホワイトを疑い始めた)

20分以降のヴェルディ

どうしようも無いヴェルディだったが、梶川と深津の接触で5分くらいの時間が空いた
この時間で修正する。
SBが幅をとって、アイソレーションアタックを始めたのだ。
アイソレーションアタック
これで、町田のボーナスタイムが終了。
SB(田村)のアイソレーションは成功するも、次の手が中央へのロングボールなので
町田としてはスライドが間に合ってなく苦しいのだけれど、そこから中央にボールが来るので逆サイドまでスライドせずに済んだ。
なので、ヴェルディはチャンスは作れなかった。

後半

前半のボーナスタイムに先制出来なかった町田。
セットプレーも前半可能性を感じず。町田のポイントはどうやって点をとるかだった
ヴェルディは大きく修正が必要。
ほとんど町田のペースで進んだ。

後半の修正

ヴェルディがチャンスを作るために修正を実施。
2枚アイソレーションをする。
2枚アイソレーション
前半の1枚より2枚で外外で運べるので、町田に逆サイドまでのスライドを強要出来た。
そして、よりゴールより近いところからフリーでクロスを入れられるようになった。
なので、ようやく2トップがペナ中で仕事出来るようになった。
可能性は感じる修正だったと思う。
しかし。。。

発揮するオーバーロード

問題がすぐに発覚する。
オーバーロード

2枚アイソレーションした事によって、密集エリアが10vs8と数的不利になるヴェルディ。
GKを含めても10VS9で数的不利に。
なので、密集エリアでトランジションをたくさん発生させ、アイソレーションの2人を使わせない。さらに、ジリジリと進んでいく町田。
後半も町田の流れのままだった。

必殺のカウンター

町田ペースでセットプレーの機会もたくさんあったが、決め切れない
やはり平戸の穴は大きいか。と感じた70分あたりから、町田は442の撤退守備からカウンターという形に姿を変えていく。
そして、先制点もこの442の撤退守備から生まれた。
この先制点@63分に生まれる。この守備からカウンターはぜひ映像で確認してほしい。
最終ラインでU字でサイドを変えたヴェルディに対してスライドしてパスコースを切って
奪いどころに誘導。誘導すると奥山が前を向いてカット。そのままボールを運ぶ。
この奥山の運ぶドリブルでほぼ決まり。そこからロメロ→ケイマンと繋ぎケイマンが質の高さを見せて奪った得点だった。

この後ヴェルディは打つ手なし、最後は何となくクロス爆撃を実施するも町田が逃げ切り
ほぼチャンスを作らせなかった町田の完勝となった。

最後に

ヴェルディは最初の相手が特殊すぎた。
ホワイトが町田スペシャルと語った戦略、戦術は町田が去年すべて乗り越えたものであり
町田としては何も問題なかった。
ただ、ホワイトの能力を測るには不適切なゲームかな。とも思う。
町田はある意味初見殺しなので開幕戦にあたるのはつらすぎる相手だったと思う。
もう少し情報がある状態で戦うと違う戦い方が出来るのかなと思った。

町田はやはり平戸がいないとセットプレーの破壊力は落ちる。これが最初の印象である。
これをどう補うかがポイントになっていく。
その中でケイマンは可能性を見せた。ケイマンが入ることによって中島とケイマンと両方とも外に流れカットインからのシュートなど多くのフィニッシュバリエーションを見せてくれそう。
また、ゴールシーンのようにフィニッシュの部分に関してはJ2トップレベルなので彼を活かせばまた上位へ進出出来るのかなと感じた。

秋天の陽炎。
19年前 1999年 J2最終節。 山形VS大分。@天童。
大分は勝てば(Vゴール勝ちを含む)J1昇格だった。

先制するも、後半アディショナルタイムに吉田達磨にFKを叩き込まれ。
延長すぐに山形の平間が退場。
しかし、10人全員で守る山形の牙城を崩せず。
大分のJ1昇格は陽炎となった試合を書いた小説である。

この日J2優勝が見えたのだ。間違いなく見えた瞬間はあったのが…

スターティングメンバー


スタメン


前半


◆ヴェルディの攻撃と町田の442ゾーン


まずはヴェルディのボール保持から説明していこうと思う。
ヴェルディはボール保持時には343でピッチを広く使い圧縮に対抗しようとした。
対する町田は442のゾーンでボランチ2枚を2トップで消す。アトレチコ式442だった。
ヴェルディのビルドアップは3種類
  1.ウイングへのロングパス
  2.シンプルにDFラインの裏に林を動かす
  3.WBへのショートパス

ヴェルディの攻め手


ただし、どれも効果的ではなかった。

1.ウイングへのロングパス

Wing時の対応


 渡辺が大外でフリーなのだけど、大谷との1vs1に勝つ事が出来ず。
 抜かずにクロスという選択が多くなった。
 しかし、クロスのターゲットも林1枚だけなので、チャンスは作れなかった

2.シンプルにDFラインの裏に林を動かす

 これは狙いだったのか
 パスの出しところがなくてリスクを負わない選択だったのかは迷うが、
 とにかく一発でラインの裏へ。ただし、これもチャンスにはならなかった。

3.WBへのショートパス

横スライド


 WBに預けても町田はスライドしてくるので中には使えず、外外で進めるか
 DFラインに戻すかの2択だった。
 外外で進めても渡辺vs大谷になるので1と同じ状態になりチャンスにならない。

リスクを追わない。というヴェルディの姿勢は若干腰の引けたようにも見えた。
そして、説明したように町田の442ゾーンを攻略出来ず。
攻め手を欠く前半だった。

◆町田の攻撃とヴェルディの守備


ヴェルディが攻め手に欠く展開で町田はハイラインを維持できた。
なので、町田は押し込む事が出来た。

町田の攻撃は、大外、ハーフスペースを数で押し、最後にペナ中に入っていく。
その役割を平戸が持っていた。

町田の攻撃


図のように平戸がボール保持時に1列上がってハーフスペースで起点を作って中に入れるそれを山内と吉濱で仕留める。そんな作りだった。

しかし、それは分析済みだったのかロティーナは
下のようにボランチ一枚を平戸に付けてCBとボランチ、ウイングをハーフスペースに入れて中に入れさせないための壁を作る。

ヴェルディの守り方


町田はひたすら数の暴力でハーフスペースを攻略するのだが、
そこを数で対抗されたために、ハーフスペースから中に入れなかった。

従って町田は押し込む事には成功したが、狙った形を流れから作れず。
ただ、押し込んではいるので、CKやFK、スローインからチャンスはあった。

後半


◆ヴェルディの修正

後半修正したのはヴェルディだった。
町田はアトレチコ式442のゾーンだったので、3バックには時間がある。
その時間を利用し、WBを高い位置を確保。
ウイングだった渡辺、アランをシャドウ化してハーフスペースに入れる。
また、ボランチ一枚もハーフスペースに位置取りWBを助ける

後半のヴェルディ


WBに出たときに前半と違いクロスには1トップ+シャドウの2枚が対応できる。
また、WBのパスコースがシャドウとボランチ2コースあるので攻撃が詰まらない
よってヴェルディが町田を押し込む展開が続いた。

先制点もこの押し込んだ形からだった。
なお、図は左サイドだが、先制点は右サイドで逆の構図だった。
平からのサイドチェンジを奈良輪へ。奈良輪のスルーパスを林が抜け出し先制。

◆交代でギアを上げる町田

失点後、町田はバブンスキーとロメロフランクを投入し、攻撃のギアを一段上げる。
バブンスキーは前線でロングボールのターゲットとなり、
ロメロフランは3列目からの飛び出しでヴェルディに圧力をかける。
ファイアー気味なので、町田野ネガティブトラランジションは良くない。
そのためヴェルディのカウンターは成立する。そんな展開になっていった。

しかし、この交代が同点ゴールを生む。
CKのセカンドボールから大外で酒井がダイレクトでハーフスペースに走ったロメロに出す。
ロメロは折り返し大谷が合わせ同点だった。

基本的には前半の町田のハーフスペース突撃と仕組みは変わらないのだが、
平戸だと足元で受けようとする。
しかし、ロメロだとスペースに走り込みボールを受けられる。
結果DFラインを引っ張れる。
その違いは大きかったと思う。

後半町田


◆同点の状態での精神状態

同点に追いついた町田は勝ち越しすためにイケイケの状態になる。
ただし、バブンスキーがなぜ先発で使えないかがわかる時間になってしまった。
バブンスキーはここ最近ターゲットにはなる事が出来ているので最後投入され結果を出している。
しかし、ポジショニングを理解しているわけではなかった。
同点に追いついてからも、味方と重なったり、有利ではない位置にいたりと、ボールに絡めなく攻撃を停滞させてしまった。
その一方、ヴェルディは引き分けでもプレイオフ出場となったので、プレーの優先度はボールをキープする事が一番高くなった。

アディショナルタイムはほとんどヴェルディがボールをキープ。
そして、町田が奪い返すために無理にする構造だった。

残り1分でようやく奪い返しCKを得るもゴールを揺らせず
同点のまま試合終了する。

気が付けば


山雅は0-0で徳島とゴールレスドローに
大分は19年前と同じように山形に後半アディショナルタイム追いつかれ
1-1のドロー。

ようするに、勝てば優勝だったのだ。
しかし、その優勝は陽炎のように秋天に消えていってしまったのだ。。。

最後に


町田は最後あと少しだけ優勝には届かなかった。
それでも今シーズンの町田は素晴らしいシーズンだった。それは疑いようのない事実だ。そして、昇格が無い町田でクラブ全員がこの狂気ともいえる横圧縮442の可能性を信じて戦った。
そして、その信念は最後まで固かったからここまで来たのだ。それは優勝よりも素晴らしいものだと僕は思う。
そして、僕はその狂気に魅了されてしまった一人なのだ。
この狂気を広めたくてこうしてブログを書いているわけです。
あの場所にいた1万人の中には邪な色々な事情でJ1のサポーターもいたと思うがその何人かはこの狂気なまでの横圧縮に魅了され来年も野津田に来てくれればと願いこのブログを締めるとする。

でも、優勝したかったなー(矛盾)
やっぱりジェフ戦のPK3つだなー。。。

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