カテゴリ:Jリーグ > 鹿島アントラーズ


スタッツ

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前半


ハマらない仙台のセット守備とエヴェラウド大作戦

仙台は4-1-4-1 継続。
鹿島は4-1-2-1-2 という中盤ダイアモンドにした並びであった。
この時鹿島がボールを持った時に仙台はなかなか噛み合わなかった。

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と、永木を下げて3バック化した時に、開いた犬飼に対して兵藤が食いつくと、
ハーフレーンが空くのでそこに、アラーノや土居が入ってくる。
となると、そこに対応するのが、SBのパラにどうしてもなって、中に絞らざる得ない。

鹿島は一列上がったSBに対してウイングの石原が最終ラインに吸収されるところまで下がらないといけないのは仙台にきつかった。

そして、その石原広瀬のところで寄せが甘くクロスを上げられたり、
土居、アラーノが片サイドに密集して、一人多い状況を作ってのクロスがあったりとしていた。
そして、中のエヴェラウド。彼はCBを避けてSBと競り合うのだけれど、柳では止められない。
なので、決定機を量産するもクバがビックセーブでなんとか無失点に抑えていく。

なお、鹿島の左サイドは大外が山本ということで、あまりクロスがあがならなかった。
これは仙台にとっては救い。
ここが離脱中の永戸で、左サイドからもクロスが入っていたら、
対応するのがパラだったため、ひとたまりもなかったような気がする。

仙台の保持時の鹿島の対応

仙台が保持するときには、2トップとトップ下の土居でCBとアンカーをロック。
鹿島の中盤3枚はボールサイドにスライドして仙台に時間を与えない守備を実施。

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仙台の心臓である、椎橋をマンマークで止めておく。
そうすると、SBに預ける。
そこに、スライドしてアラーノが対応すると。
これで仙台の前進は止められた。

赤﨑の攻撃時にタスク問題とどこで時間を作るか。

中盤のビルドアップを止められたときに、赤﨑のタスクをどうするか。
長沢のようにロングボールのターゲットにはならないので、
中盤を飛ばす。ということは出来ない。

なので、単純なロングボールでは時間が作れない。
また、クエンカがいない事でボールが入った時に時間が作れなかったので、
仙台が自分たちで時間を作り、鹿島を押し込む事が出来なかった。

なので、縦一発の単発の攻撃に終始した前半であった。

後半


勝負の15分間 小さなミス。大きな代償

悪いながらも0-0でプラン通り。
後半頭から長沢を投入し、勝負するが、開始直後に失点。

最初の失点は、前半の続き。エヴェラウド大作戦。
右サイドに片寄せされ、アラーノが余ったところからクロスでエヴェラウド。

2失点目はシンプルGKのロングボールに平岡が上田に競り負けセカンド拾われ
アラーノが追加点。

3失点目は、浜崎のコントロールミスからパーフェクトなカウンター。

あっという間の3失点であった。
仙台としては、小さなミスだったり、寄せきれなかったあり…
そこをきっちりと点を決めてくるのはさすが鹿島という感じ。

反撃は3バック。色んな事を整理する

さて、仙台は3バックにする。

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これで、流れを変える事に成功。
左のCBに入った椎橋がボールを運ぶとアラーノが対応。
大外WBはフリーで時間がある。
それは、シャドウに入ったクエンカがSBをピン止めしているためである。
なお、SBがWBに出ていくと、アラーノが前へ行ってしまうのでクエンカが空くので、
どうしてもSBはWBにいけない。

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なので、WBが時間がある。
そこを、活かしWBから長沢へのクロスから長沢が合わせて1点は返す。
(クエンカが中央でのサポートと椎橋のオーバーラップも最高だった)

ただ、その後は鹿島は4-4-1-1に変更。
仙台は関口を入れて3-1-4-2にしたが、それは上手く対応されて反撃は1点止まり。

結果1-3での完敗だった。

最後に

正直に言えば時間が欲しかった。
もう少し対鹿島を落とし込みたかった。あまりにも無策であって、それをピッチ内で修正出来るほど大人なチームではないから。

特に前半のエヴェラウド大作戦で、ウイングがあそこまで落ちるのがいいのか、SBで対応するのがいいのか。
というところが最後まで決まらなかった。

3バックはオプションではあるが有効で1点返す事が出来たのは良かったとは思う。
4バックでも3バックのような振る舞いは可能だと僕は考えているので、
やなり中2日という短い準備期間がすべてだったのかなーとは思う。

そして、まだ休めない。
こんどは中3日でアウェイ鳥栖。
準備期間がなかなか取れない厳しい戦いが続くが、鳥栖には前回の借りがあるので、
アウェイの地ではあるが借りを返せるように戦ってほしいとは思う。

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スターティングメンバー

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仙台の状態について


横歩取りのような仙台

仙台のやりたいことは、将棋に例えると飛車角をガンガンに捌いてゴールを狙う。
急戦の横歩取りである。(このたとえがどれだけ通じるかはわからない)

ちょっとだけ横歩取りを説明すると、飛車先2筋の歩を突いて交換し、角道を空けた34歩を飛車で取り込む形である。
横歩取りの特徴は大駒(飛車、角)を中心に攻めていき一気に相手の王へ攻め入る作戦である。
ただし、横歩取りは非常に難しく難しい局面が続く(アンストラクチャな状態が続くともいえる)ので一つの間違いで
勝負にならず一方的に負けたりする。

仙台はこれによく似ている。
まずは良い時を思い返すと、蜂須賀や松下が逆サイドへの斜めのパスを入れる。角の動きである。
そして、ジャーメインが縦の突破で打開する。これが飛車の動き。
ようするに仙台は、松下、蜂須賀、ジャーメインがキーマンになっている。
この3人が作り出すダイナミック展開でアンストラクチャな局面を作っていくような感じであった。


増える怪我人の影響

が、飛車役であるジャーメインが居なくなりそれが出来なくなると一気に雲行きが怪しくなる。
当然だけど、飛車角で攻める戦術なのに、飛車がいなくなったら機能しない。

なので、ここにひとつの工夫をする。
それが、真瀬ー柳1一人で二人作戦である。
これも将棋をに例える。
飛車が無いなら桂香で攻めましょう。という考え。
真瀬が桂馬で柳が香車。
これで誤魔化すしかなかった。
これをずっと使い続けたので良いとは思っていないだろうがベターだとは思っていたのだろう。
上手くいかなかったが勝ち点はちょっとは拾えた。 1勝2分2敗という成績だったことから
悪いなりにまーぎりぎりセーフというところか。


鹿島戦について


期待感

そして、鹿島戦。
ついに完全ではないだろうけど、飛車のジャーメインが揃う。
これで飛車角が揃う。(おまけでシマオも戻ってくる)

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従って、上記のようにやりたい事を表現できるはずだった。
ここから、反撃が始まるはずだった。少なくても僕の中では…

しかし、非常に残酷な事にスターティングメンバーに名前の入っていたはずの蜂須賀がいない。
どうも、ウォーミングアップ中に怪我して急遽真瀬に代わったとのこと。
これが激痛だった。

現実は非情

飛車が戻ってきたのに角がいなくなった。
これが鹿島戦のすべてだと思う。 そして、いないとわかっていたのなら角の準備も出来ただろう。
しかし、突然いなくなったので他の手にも用意する事ができず。
さすがにゲームオーバーだった。

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実際にゲームも非保持からは嵌める事は出来ていたが、
保持したときに何も出来ずカウンターを浴びるのみだった。
なので、どうしようも無かったのかなと思う。

後半ジャーメインがコンディションの問題で下がると長沢とゲデスの2トップになり
ついに仙台から飛車角両方共にいなくなったが、こさすがにこの時間帯は悲惨であって
ただたんにロングボールを蹴るだけになっていたのが悲しみしかない時間であった。

3-4-2-1は光か?

そして、給水明け3-4-2-1 にしてワイドに広く攻める。というコンセプトで仕掛けた。
実際に1つの決定機(それは決めるべきだったが)
それと、シャドウに回った途端輝きだす西村というの虚しいのがあるのだが、、、
そして、1つのゴールを生む事になった。(ただし失点もしたが)

この3-4-2-1をどう評価するのかは難しい。
失点はしたもののチャンスは作ったのでこれは光になるのかもしれない。
ただ、今のところ奇襲の部類に入っていてこれを標準装備ではまだ戦えないと思うが、
木山さんの意地ではあった。
そう評価する。

最後に

怪我人が戻ってくれればその分怪我人が増える。
この日も蜂須賀、吉野が離脱。
ちょっとゲームにならない状況が続く。
しかし、嘆いても怪我人戻るわけでも怪我人が出なくなるわけでもない。
そして、状態は良くない。いや、これ以上悪くならないじゃないか。というくらいに悪い。
光は見えない。簡単には浮上しないような気がしている。
それでも選手、監督がもがき続ける限り、チームと共に戦う。
僕はそれしかできないのだから。

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スターティングメンバー

スタメン

前半


仙台の守備の哲学と哲学を殴る鹿島

まず、仙台の守備の哲学から再確認していく。
守備哲学

仙台の守備は対人意識マシマシの守備であることはこれでまでも述べてきた。
でも、マンツーマンではない。 したがって4-4-2の形(もしくは、5-3-2の形)は崩したくない。

では、相手が図のように移動したときにどう対処するか。
どこまで対面している相手についていくか。
相手に付いて行った場合のスペースのケアは明確になっているのか?
というところが課題となる。
で、鹿島はそこの部分を仙台に説いてきたのである。
そして、仙台は残念ながら明確な答えを回答出来なかったのである。
具体的に見ていくとしよう。
鹿島の攻撃その1

このように土居がCBから逃げる。そのスペースを作るため、
レアンドロは高い位置を取らずに永戸を高い位置に引き出した。
そして、平岡が大外までついていくと、真ん中にスペースが空いてしまうのでついていかない。(付いていった場合そのスペースをDHがついたシーンが一度あった)
また、この仙台の左サイドに流れる動きが土居だけではなく、セルジーニョも実施できるのが強みだった。
また、セルジーニョが流れた場合必ず土居が中央に残り両者ともにサイドに流れる。
ということは無くかなり整理されていた。

もう一つはポジションチェンジである。
鹿島の攻撃その2

土居が流れたときにレアンドロが連動して中に入ってくる。
この時に仙台は、永戸がレアンドロの移動にはついていけず、
そして、平岡としては突然目の前に現れるレアンドロに対応できず自由にプレイさせてしまう。

こんな感じで鹿島は対人意識マシマシの守備に対し基本に忠実な配置移動とポジションチェンジという攻略法で仙台の守備を破壊していった。

保持出来ない理由

仙台は上記のように守備が出来ない状態になっていたが、ボール保持も出来なかった。
鹿島が立ち上がり30分で勝負を決めようと圧力をかけてきた。
それを仙台は交わせない。
局面を変えれる松下にはDHのどちらかが必ず対応して、フリーにさせない。
今日のメンバーでは局面を変えれるのは松下しかいない。
松下さえ潰すと圧力に屈する事になってしまった。
鹿島の守備

従って、前線へのロングボールだけになってしまったが、2トップが競り勝てずに
仙台は苦しい序盤になってしまった。

そして、15分にフリーで仙台の左サイド抜け出した土居のクロス。
これは、逆サイドまで抜けるが、小池が折り返し、セルジーニョが合わせ鹿島が序盤の流れ通りに先制した。

30分以降保持と鹿島のカウンター

鹿島の圧力が弱まり、仙台が徐々にボール保持に余裕が出来るてくるといつも通り両SHが
ボランチ脇を使い始め仙台がチャンスを作る事が出来るようになり、ビハインドを戻せそうな雰囲気があったが、鹿島もきちんとペナ中のケアが出来ていたため仙台の攻撃は跳ね返す。
また、24分に怪我で長沢を失ってクロスボールのターゲット1つ失った。
というのも響いてはいたとは思う。

その中でも、やはり仙台は守備ができな状態というのが足を引っ張っていた。
時折見せる鹿島のカウンターも土居が大外に開いたところが起点となっていた。
そして、上記通り仙台は対応できずカウンターはフィニッシュまで行ける。
という事実は仙台にとってとても辛い事実だったと思う。
そして、前半のアディショナルタイムにセルジーニョ、レアンドロのポジションチェンジから最終的には土居がペナ角でフリーに。
そこから、折り返し再びセルジーニョが合わせ0-2に。

試合を決めようと30分間でたくさんのエネルギーを使った鹿島。
そこを1点でなんとか堪えた仙台だったのでチャンスがあるように感じていた。
ただ、この終了間際の失点で鹿島のプラン通りの前半になってしまったように感じた。

後半


通用する保持と新たな可能性

後半も前半30分以降のようにゲームを保持する展開にすることが出来た。
決定機も何度か作れたが最後のところで枠をとらえる事が出来なかった。
また、面白かったのはハモンがもしかしたら関口のタスクの一部を補うかもしれない。
そんな動きをしていた。
ハモンの動き

鹿島の土居と同じ考え方である。
が、仙台の場合、関口は守備のタスクが多く
さらにサイドハーフのタスクもシャドウのタスクもこなさないといけない。
そこに対してハモンがサイドに流れサイドハーフのタスクを少し補ってもらう。
これで関口の負担を軽くなれば良いなと思った。
ただ、仙台のこの動きはアドリブで設計されたものでは無かったからこの辺りは、
今後整理出来れば良い。

ここまではポジティブな要素である。

通用しない非保持

さて、ここからはネガティブな内容。
基本は一番最初に述べたように鹿島の守備に対抗策をもっていない。
なので、どんなに保持出来ても一瞬でピンチになってしまう事であった。
そして、その流れにはあがなえない。
67分、75分と立て続けに失点し、0-4となってしまった。
しかし、2点とも鹿島は見事だった。
まずは、3点目。松下から道渕のパスがズレ、奪われたところからだった。
この時の鹿島の切り替えが早く完璧であった。
3点目

その中で最も素晴らしいのは永木のインナーラップだった。
このインナーラップのおかげで永戸がレアンドロに寄せられず、
結果余裕をもってクロスを上げられた。
永木の攻撃参加は多くは無いのだが上がった時にはちゃんと効果的だったのは素晴らしかった。
4点目は途中から入った名古の判断が素晴らしかった。
4失点目

セルジーニョに平岡がついていった。そのためにCB間が広がる。
名古がそのスペースを使うドリブルを開始。結果平岡がセルジーニョを捨てドリブル止めに入ると、セルジーニョがフリーになるので名古はセルジーニョを使う。
この一連の流れが素晴らしかった。

鹿島は攻撃の回数は多くない。仙台がボール保持する時間が多い。
それでもこのように的確に決定機を作るのはさすが鹿島であった。


最後に

「西の空に明けの明星が輝く頃 一つの光が宇宙へ飛んで行く それが僕なんだよ さよなら仙台」とダンが言ったかは知らないけれども、ダンは西へと旅立った。
これで、1年間で3人目の海外移籍。
順位では結果が思うように出ていないが、選手の個々が評価されているという意味では
これも一つの結果だと思う。これは素直に評価して良いと思う。
ただ、この試合はその旅立ちに全くふさわしくないゲームとなってしまった。

正直、対人意識マシマシの守備で不安だったところを思いっきり鹿島にぶったたかれた。
そこに、シマオマテがいないものだから如実に弱点出てしまったかなと。
そして、もう1つ。
このメンバーだと松下さえケアすれば局面を変えられる選手がいない。
というのもばれてしまったのも痛い。
椎橋がいればもう少し助けになったかなとも思うのだけれど富田だと正直厳しかったなと。
鹿島の研究が素晴らしかったんだと思うし、鹿島に宿題をもらったんだと思う。
ここを超えられればもう一段階チームの完成度を上げられる。
僕らは4-4-2に変更し間もないわけで、仕方ないと思う。
だから、受け入れないといけないし、その上で超えていければ良いと思う。


スターティングメンバー

スタメン

前半


仙台の攻撃と狙い

20分までは仙台がボールをもってチャンス構築が出来る時間だった。
仙台は基本的には縦に速い攻撃。
というか、ベクトルが相手ゴールに向いたらそのままシュートかクロス、はたまたボールロストするまでベクトルの変更はない。
例えばCBで回しておきながら、レイヤー突破すると、そのまま一気にゴール前まで行くみたいな感じで、もう一度CBにボールが戻ってくる事はない。

位置はとっている攻撃ではあるが、相手を動かすというより、トランジション+速い攻撃で空いてるところを使う。みたいな感じ。

良かったのは13分のスローインからの展開。これは、一度レイヤーを下げて次のパスでより良い場所を取る攻撃だった。
攻撃その1

残念ながら再現性はあったとは言えなかったがようやくこういう攻撃が出てきたのは評価すべきところだと思う。

もっとも、この試合最大の決定機は15分にやってきた。
押し込まれたが、クリアをジャメが納めサイドへ展開。ハモンが個人で突破クロスから松下。
今の仙台の状態であれを決め切れないと難しい状況になる。これは大分戦も同じ。
そして、この日も決め切れなかった。


鹿島のポゼッション


鹿島は仙台攻略に苦労していたが、動き出したのは25分過ぎから。
1つのきっかけは土居が富田脇に落ちてくるようになったのがきっかけだった。

安西、土居、そして、この時間右から左に移っていた安部の3人が三角形を作り仙台の左サイドを攻略。

基本は図のように、
1.土居が落ちて来て起点を作る。
2.WBを安部がピン止め。
3.SBの安西がフリーで大外上がる仕組み。
土居落とし

もしくは、
1.土居が落ちて来て起点を作る
2.WBを安西でピン止め
3.WBの背後を安部が狙う。

だった。 
土居落とし2
こうやって、大外深いところまで侵入してのクロスが鹿島の攻撃手段だった。28分の左のクロスのセカンドボールをレオシルバがボレーが最大の決定機。


右は一度だけ決定機があったが、それも、土居がIHとアンカーの間に落ちてきた事がきっかけだった。


仙台の問題点

仙台は押し込まれ25分から40分までどこでも時間が作れなかった。
というのも、やはり早く2トップに当ててしまうのでIHがこの2トップをフォロー出来ない。

分断される
2トップが孤立。なので、鹿島がサイドボールを回収し、波状攻撃を開始。
5-3-2で撤退から中々陣地回復できず、苦労していた。

ただ、前半の流れでは0-0で妥当な前半であったとは思う。
いや、お互いに1-1に出来る可能性はあったが、互角であり順当な結果で前半を終えた。


後半


仙台の修正

2トップが孤立した前半だったが、後半はIHが鹿島のSHとDHの間に入る事に成功。

これでCB-WB-IHで三角形を作り出し前進出来るようになる。
右は50分の富田からカイナ、ジャメと繋いだシーンが最大のチャンスを作った。
左はこの三角形+ハモンがサイドへ流れクロス。という攻撃が中心になる。
仙台の修正

ただ、
完全に立ち位置を把握しておらず感覚でやっているせいか、
SH-DH間を取る回数が少なかったり、
一度有利を取れない場合に動き直して位置を取れなかったりしたので数を増やせなかったのが悲しい。
また、ハモンのクロスの問題がある。これは後程詳しく説明する


鹿島の停滞

仙台は決定機作れずにいたのだが、鹿島はもっと苦労しているように見えた。
前半躍動していた、土居-安部-安西のトリオを解散した事がその大きな要因だった。
理由はわからないのだが、前半は白崎と安部がポジションを入れ替えながら戦っていたが、後半は白崎を左に安部を右に固定したのだが、右はSBの小田が絡めず。
左は白崎が絡めない。なので、仙台の5バックを攻略出来ずにフィニッシュが出来ない時間が続いた。

なので、小田に変えて三竿を投入したのは非常に理由がわかるところ。
ただ、その効果を確認する前にセットプレーから得点が生まれ鹿島がゲームを動かした。まさに、困ったときのセットプレーだったと思う。

ハモンロペス問題について

本題だったりするこの項目。
ハモンロペスが大外に流れるのはありなのかどうなのか。
そして、大外に流れたときの周りの対応はどうだったのかを振り返る。

ハモンに入るとベクトルが縦に加速する。ハモンに渡ればクロスまで行く。
だけど、相手を動かそうぜ!!っていう仙台コンセプトからは離れてしまった。
相手を引き付けて動かしたいんだけど、どんどん前に行って相手に近づいてしまう。
なので、ポゼショナル。というより、カウンターになってしまった。
それでも、ハモンのクロスが一番ゴールに近そうな雰囲気だった。

でも、合わない。それは以下のような構造だった。
ハモン問題1

ハモンのクロスはニアで合わせる用のクロスだが、ニアゾーンに飛び込む選手がいない
なぜならば、石原は中央のレーンが持ち場だし、カイナはファー。
ニアゾーンは石原崇なのか、松下になるのかとは思うが彼らがそこまで飛び込むには、時間に余裕がない。
なので、だれも飛び込めない。というもどかしいシーンが続く。

なので、ここに手を入れる。道渕を投入したのはここの改善。
ハモン問題2
図のように道渕をファー、カイナを真ん中石原をニアゾーン。という形にしたかったのだと思うのだが、残念ながら練習不足なのかあまり意図通りには出来なかったように思う。

今後ハモンを使い続けるなら、この辺りの周りの動きを整理したいとは思う。

最後に

率直な感想は苦労しているな。です。
仕方ないのだ。 たぶん、今年の準備は4-1-5の数的有利で殴る。が基本だったのように思う。(これも結果的にそういう感じで狙ったわけじゃない)
立ち位置が疎かになってしまったのが遅れた要因の一つかなと思う。
立ち位置を強調したのが、鳥栖戦からなので、一つ良くなると課題が生まれる。
それをクリアしていくとまた、違う課題が生まれてくる。今年は(今年も?)この繰り返しになるんだと思う。
僕たちはこの課題に立ち向かい良い方向に向かっている。
ただ、問題はそのスピードをもっと上げないとJ1の波に飲まれてしまう。
なんて、思うのだ。頑張れ!!ベガルタ仙台!!俺たちならやれるのだ。


トンネルを抜けた広島戦。
トンネルを抜けるとそこは深い霧の中だった。。。

スターティングメンバー

スタメン


前半

◆仙台がビルドアップを出来ない理由
立ち上がりから、仙台はDFラインでボールを持てたがそこから前進出来なかった。
鹿島はプレスラインをアンカーの椎橋まで下げた。
基本的には3CBは放置。しかし、それより前線は7vs10なのでスペースを与えない。

鹿島の考え方は、
442と4132でミスマッチがどうしてもできる。
問題はどこをミスマッチにするか。一番リスクの少ないところはどこかを考えて
CBを選択したんだと思う。


その状況で仙台はWBが下がってボールをもらいに来てしまう。これが良くなかった。

悪いビルドアップ。


蜂須賀にはSHの安部orSBの山本がついていく。
蜂須賀は受けても前を向けずにCBに返すしかなくなる。
自らパスコースが限定し袋小路に入っていく。
なので、鹿島としては何もしてないのにプレスがかかるようなイメージだった。

また仙台はパスが隣あった近いポジションにしか出せない。
逆サイドに大きく振れないので、立ち位置有利なポジションが無いところでパスを回す。前回書いた町田vsヴェルディのヴェルディとのパス回しと対照的なパス回しだった。

唯一のポジショナルっぽい攻撃

そんな中でポジショナルなっぽい攻撃できたのは左だった。
永戸は下がらず、SHをピン止め。
2トップ脇に板倉がボールを運ぶ。

ビルドアップ


こうなりポジショナルっぽい攻撃が出来た。
ただ、ここから先の永戸のクロスは跳ね返され、阿部のドリブルは犬飼を外す事が出来ず。
こうなると、今の仙台はこの攻撃を継続できず止めてしまう。
なので、ポジショナルっぽい攻撃無くなって得体の知れないものになってしまった。

◆失点とその後
そういう仙台に対しして、鹿島は徐々にインテンシティを上げていく。
時にネガトラ時の2トップのプレスバックが速くなり、
攻撃→跳ね返す→すぐに奪い返す→再攻撃

というサイクルを構築していった。
その中で奪ったセットプレーから鹿島が先制。
そこまで、ほとんどエネルギーをかけず。攻撃も全く無理をしない中での先制だった。

この直後蜂須賀が捻挫で中野と交代などがありバタバタ。落ち着かす事すらできず前半を終える。


後半

◆ポジトラを急ぎすぎるからすぐ失う。
後半入ってすぐの仙台はポジトラ時に縦に早くを意識していた気がする。
この理由はなんなのかわからない。
僕らのポジトラ時は基本ビルドアップのフェーズに移行するのでは無かったのか(それが良いか悪いかは別問題)

でポジトラから早めに2トップに預ける事は出来たがその2トップも前線に蹴ってしまう。こういう場面が立ち上がり4回程度続く。基本は石原が下がって受け手前線の阿部に蹴る。
ただし、この攻撃は昌子が簡単に処理。 そして、また鹿島の攻撃を受ける状況になってしまった。

◆野津田が下がってミシャ式
そうこうしていると、野津田が下がってボールを受けるようになる。
どこまで下がったかというと最終ラインまで降りてきた。
ミシャ式亜種だった。
こうすることにより、ボールはある程度落ち着き仙台が持てるようになる。

しかし、これが2失点目の布石だったのだが、それは後で話す事にする。
個人的にミシャ式は好きじゃない。まして、こういうアドリブルのミシャ式は良いようにはならない。

ただ、野津田が右サイドに落ちてくるパターンは妥協してもいいかなとは思った。
右サイドはボールを蹴っ飛ばせないしドリブルで運べない状態が続いた。
そこに野津田が落ちてくるようになって、ビルドアップを助けた。

ミシャ式


また、蜂須賀に代わって入った中野は下がってこなかったので前半よりは良かったと思う。

◆ジャーメイン入れてからの反撃開始。
56分に阿部に代えてジャーメインを投入。
ここから仙台が盛り返す。なぜ盛り返せたかというと、
ジャーメインがDFラインを引っ張るからだった。

ジャメ投入の効果


ジャーメインがDFラインを引っ張るので鹿島の1列目と2列目の間にスペースが出来る。
ここに石原やCH2枚が潜り込む。
ここが立ち位置有利な場所となったのだ。このスペースを使うことで押し込む事が出来た。

また、一度ペナ中に押し込むと椎橋が4-4の前で浮くのでようやく仙台がやりたい事が出来るようになった。

椎橋が浮く


58分がこのゲーム唯一の決定機だった。ここで奥埜が空振りせず流し込めていればあんな事にはならなかった。。
ターニングポイントはここだったと思う。

◆すべてを壊す交代
すべてを壊す交代だったと思う。
椎橋を外し関口を投入。右関口、左中野 DHに板倉-野津田、左CBに永戸
と大きくいじった。
椎橋の特徴が出たところでの交代はちょっと解せなかった。ようやく椎橋をフリーにすることが出来たのだが。

その直後に2失点目だった。
板倉の軽率なミスだった。そして、鹿島のカウンターは完璧だった。
でも、問題はそこじゃないと僕は思う。
原因は安直なミシャ式だ。

板倉がボールを失った時は415 で野津田が落ちてCBに入っていた。

失点


こんな状況だったと思う。
こうなるとカウンターは4VS6になる。
さらに、ボールを失った逆サイドは野津田と永戸と本来CBではない選手が並んでいた。
この状況でもう失点からは逃れられない。

415はネガトラ設計されていない。失った瞬間最終ラインが剥き出しになる。カウンター受け放題になる。

天皇杯 磐田戦の前半に散々カウンターを食らって4-1のビルドアップを止めたはずだった。そこから3-2のビルドアップに拘ったはずなのに。。。

勝負を決める3失点目は永木がボールを持った時になぜか板倉一人だけボールを奪い解すスイッチが入り引き出される。
誰も連動出来ていないので板倉の守るべきスペースが空く。そこを使われる。
さらに、そこに大岩と何故か永戸が遅れてアタックに行く。
悲しい失点だった。


最後に

雲散霧消。僕らのポジショナルはどこにいったのか。
完全に迷子になった。光が見えたはずなのに出口が見えたはずなのに。

シーズン終盤。残留も決まって来年また立て直しとなる。足りないところは足せばいい。とはまだならない。なれないのだ。。
それでも天皇杯のタイトルが残っている。しかも、残り2勝。
どうしても勝ちたいてっぺんとりたい。
そう強く思うほどこのゲームは虚しく悔しいゲームだった。
解決策は正直あるのかわからない。こう毎試合書いていてもなぜこんな事になってしまったのか見当もつかない。
でも、この状態でも天皇杯優勝したい。

だから、この敗戦で少しでもチーム状況が向上する事を願うばかりである。

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