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TACTICALista_20201111543

前半


非保持局面について

もう、これを書いてる時点で広島戦も終わってるので単なる感想文です。
第30節。ACLの対応でこの試合が早い消化になった。

非保持。相変わらず嵌めどころがない。
それは、この日神戸が4-4-2にでミラーだったにも関わらず同じ。

さらに、クエンカを使った事でパラに負担がかかる。
そこから簡単にクロスまで行く。
狭く守りたい仙台だが、結局大外使われて広く攻められる。
そんな矛盾を抱えてるので押し込まれる。

そもそも仙台は非保持をどう考えているのか。
4-4でブロックを作って狭く守りたいのだろうか。
それとも、4-2-4のように前から嵌めたいのだろう。
そこがわからない。
そして、保持局面について考えると4-4のブロックで狭く守るのは悪手だと考える。

保持局面について

保持についてだけれど、
この日もDHが落ちて3バック化してビルドアップから攻めたい。
そんな感じだがこの日もボールが前に進まない。
そもそもボールを運ぶのは誰なのか。
何度か言っているが3バック化した時に誰が運べるのか。
それが明白ではない。ボランチなのか、サイドハーフなのか。SBなのか。
はたまた、CBなのか。

そして、このチームは元々縦指向のチームであった。
より深く、そして、速く。
コーナーフラッグ付近を取ってそこからクロス攻撃。CKでもOK。
でも、4-4のブロックで狭く守るとそれが出来ない。
深く、そして、いち早くコーナーフラッグを取る役のSHが低い位置だからである。
なので、縦指向は封印せざる得ない。

封印するのは良いけど、どうするの?となると、SHが高い位置を取るまで、時間を作りながら前進する必要がある。
でも、縦指向のチームが横パス交えてもゆっくりしたビルドアップなんぞ練習しているわけもなく、苦労する。
あと、ゆっくり前進したら相手も立ち位置整えられるので余裕で抑えられちゃう。
そんな感じの仙台。
それでも0-0で折り返す。
今色んな矛盾が仙台にはある。
なので、チームとして組織として機能しないなか失点しない。
ということだけが勝ち点を得る唯一の手段。
それを実行出来ているのでこの前半はOKなんだと思う。たぶん。

後半


先制点からゲームが動く

0-0でワンチャンスはあるぞ。という前半。
でも、開始早々その思いは打ち砕かれる。
47分に何でもない古橋のクロスがネットを許すとチームとして意気消沈。

ショックを受けて立て直せない。
その4分後に同じ形から古橋のクロスに郷家が合わせてあっという間に2点差に。

ファイティングポーズを失ったチームは推せない。と思った瞬間。
関口ががむしゃらに前プレスに行ったのが幸運を呼び、最後長沢が流し込み1点差。

この場面、神戸のチームの方向転換が原因。
ボールを持っているサンペールはパスココースを探して繋ごうとしたが、周りからはクリアの指示。
そして、その指示が出てるので周りは立ち位置を取らない。
慌ててクリアしたのが関口に当たり、長沢にこぼれた。
これで、ファイティングポーズを再び取ることが出来た仙台。
助けられた。
この日もこのままファイティングポーズを取れず崩れていったら立て直せないところまで行ったと思うのでチームとして大きな大きなゴールとなった。

気合で同点

でも、何も解決してない。
それは事実。
そんな中でも、途中出場の佐々木、石原、ゲデスが戦う意思を伝えてくれる。
それで、ピッチ上の選手はもう一度ギアを入れる。
そして、そのゲデスが何でもないロングボールを追いかけてCKにする。
CKから佐々木のクロスに飯尾が飛び込みついに同点に追いつく。

気合の同点だった。

無念の3失点

この気合の同点にもりあが。。。れない。
これが、コロナ禍のスタジアム。
なので、爆発しないし魔物も呼び起こせない。ユアスタの良さが出ないなぁ。
なんて思ったらサクッと失点。

この失点は強度の問題。これは今年ずっと抱えている問題であった。
この強度をどう上げるか。は大きな課題になってくる。
たぶん、強度を上げないと木山さんのやりたい事は出来ないと思うのでこれを解決しないとダメでこれは個人の問題でもあるのかなと思っている。

最後に

ピッチ上にたくさんの矛盾があり、チーム、組織として破綻している。
その中でゲームはやってくる。

仙台としてはこれまでチームとして戦うチームだったので、個人で戦う事に慣れてない。
でも、今は個人として戦わないといけない。
苦手な部分だと思うのだがやるしかないんだと思う。
今の矛盾は簡単ではないから。しばらく個人で戦う事を要求される。

その中でこの日佐々木匠が戦って、飯尾がJ1に慣れてきてというのがこの日の収穫。
チームで戦えない事はネガティブである。
でも、個人で戦えてそこにチームを加えれば一個レベルがあがるんだと思う。

なので、これはいい経験だと思ってやるしかないでしょ。

ハイライト


スタッツ

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スタメン

前半


3バックに対する仙台の嵌め方

神戸は前節の札幌戦で上手くいったためか、このゲームも3バックを採用。
ただし、この3バックが仙台は嵌めやすかったように見える。
そして、嵌め方が前回3バックの相手だった札幌戦(こっちも札幌か)よりも進化していた。

仙台の嵌め方

仙台はマッチアップ対面主義と位置を守るハイブリッド。
ウイングは中に入ってハーフスペース突撃のパスと左右のCB持ち運びをけん制。
WBにはSBが対応し、イニエスタは浜崎がマンツーマン的につく。
椎橋は色々なところのスペースのカバー。
という感じで仙台は神戸を上手く嵌める事に成功した。

保持アタックはDH-CB間起点

さらに、仙台は保持アタックでも優位に立つ。
狙いは間延びしているDH-CB間。

保持アタック

特にイニエスタ裏を突く事が多くて、
そこにSBの柳、もしくは浜崎がそのスペースを使う事が多かった。
特に、柳はタスクが明らかにSBじゃなくて、シャドウとかIHとかに近いものであった。
そういう意味では石原を右に持って行ったような感覚か。
あと、シンプルに関口も空いていて、そこも使っても攻められる。
前節のマリノスがこの辺りのケアが完璧でなかなか攻められなかったがそれを経験しているだけに、十分な時間とスペースを与えられている感があった。
また、このエリアをケア出来るのが山口一人で空洞化している感じもあって神戸は辛そうであった。
なので、給水タイム後に修正をする。

先制点はクロップ式ゲーゲンプレス@ドルトムント時代っぽいやつ

と前節で話を振ったのにまだしない。
給水タイム直前に試合が動いたのでそこの話を。
仙台は前から嵌め込む事が出来たのは最初に書いた通り。

そして、先制点もその応用であったのだが、失い方が非常にクロップ式ゲーゲンプレスっぽかったので取り上げる。

先制点

吉野からのサイドチェンジだった。
が、ちゃんとウイングに通すというよりもSBに渡す。
逆サイドに展開してSBの西がサイドチェンジのボールを持った時に孤立していた。
そこに西村が圧をかければフォロー無く奪える確率が高くなる。
なので、必然のカウンターだった。(西も前に運ぼうとリスクを負ったので余計に)
ただ、クロップ式のように「相手に嫌な位置で持たせる」意図があったとは思えない、
たまたまな感じはあったけど、ハマっていてあのサイドチェンジで持たせた事でその局面を作りだす事が出来た。

給水タイム後の修正とその先をいった仙台

さて、そんな話を挟んでの給水タイムの話。
神戸は前プレスの的になっていたサンペールを一列上げて4-1-2-3の形に戻す。
それによって、保持時に空いた関口を埋める形になった。

飲水タイムの修正

また、IHの山口が1列降りる事でそこのスペースを消す事をやっていた。
ただ、それでも仙台はそれを上回る策を用意。
やはりイニエスタ裏である。
ここに長沢が降りてきて起点を作って仙台の攻撃は潰せなかった。
なので、前半は仙台ペースのまま折り返すことになった。

後半


4-1-2-3にした効果~守備編~

後半も4-1-2-3のままで試合に入る。
そして、ハーフタイムでかなり修正したように見えた。

後半守備修正

図のように対面守備ベースで前から嵌める神戸。
特にトランジション時に仙台のウイングをSBで見れるようになったのは大きな変化であった。
3バック時はウイングバックが高い位置を取るのでその裏でウイングが活きていたので雑にそこを預ければ何とか時間を作れたのだけれどそれが出来なくなったのが非常に大きかったと思う。

ただ、それで仙台の攻め手は柳へのロングボール大作戦であった。
真瀬じゃなくて柳っていうのがポイントで、真瀬が大外でSBを引き付けて柳が同じレーンちょっと内側(非ハーフスペース)を上がり神戸の守備基準をズラす。
そこからの攻撃は数回は出来ていた

4-1-2-3にした効果~攻撃編~

また、仙台が嵌めていたビルドアップも4バックに変化してから回避出来るようになった。

ビルドアップ

SBが浮くようになるのでここから展開出来るようになる。
中盤が1-2のアンカーに2IHだとここにIHなりウイングなりいくのだが、
この日の仙台は2-1なのでここに誰も行けない。
(ウイングが行くとはCBがそこのスペースから運ばれるので行きたくない)
なので、神戸が保持する時間が増えたのが後半だった。

ただし仙台も4-4-1-1で撤退しても中央消しながら我慢して守れたのが大きく
単純に中央を神戸に使わせなかった。
また、サンペールを関口が消したのも神戸に流れを渡さなかった要因のように思う。

追加点が大きな勇気に

後半神戸が持つ時間が長く仙台が我慢しながら過ごす。
そして、給水タイム後最初のプレーでゲームが動く。
スローインからだった。

山口を蜂須賀が球際かってドリブル突破。
ペナ角まで侵入して、マイナスの折り返し。
そこにピッチに入ったばかりの赤﨑が入ってすぐゴールに冷静に流し込み仙台が追加点
やっと結果を出した赤﨑。
この日決定機を生み出してた蜂須賀。
そして、給水タイム前にも椎橋にも球際負けて外されており強度が落ちた山口という面もあったと思う。

失点はシステム変更の対応が要因

最後に失点の場面。

直前に初瀬、藤谷、藤本を入れて3-1-4-2にシステムを変更になっていたのが肝だったと思う。

失点時

3バックの中央に入ったダンクレーが持ち運んで一発裏狙いのパスに小田が反応折り返しに藤本が詰め1点返すわけだが、
このダンクレーの持ち運びには赤﨑が蓋をしないといけなかったが、
この時フェルマーレンの方に意識がいってるように見えた。
これは、4バック時にはフェルマーレン意識でダンクレーの対応は関口だったため
赤﨑は関口に任せたのだと思う。
しかし、関口はこの前に山口をケアに一列落ちていてダンクレーに対応できず。
フリーで上がらせてしまったのが原因。
このあたり整理出来ていなかったのが惜しいなと。
ま、赤﨑の伸びしろでもある。頑張れ赤﨑!!

その後は仙台が飯尾がCBに真瀬がSBにおいて5バックで逃げ切り。久しぶりの勝利を手にすることになった

最後に

やっと勝った。
というのが本音。
だけど、まー勝てないけれど内容は柏戦以外悪くは無かった。
いや、むしろ良かったくらいなので、心配はしてなかったけど、やっぱり結果も欲しかったですよね。
結果というのは怖くて正しい内容、良い内容だとしても結果が出ない事で自信を失う事にもなりますからね。
そこのマネジメントが上手かったし、
この神戸という強大な戦力に勝った事で仙台は大きな自信を得たかなと思います。
若い選手がたくさんいるし、この試合も試合中チャレンジしてやる事が出来ていて
内容も前半は圧倒出来て選手は非常に楽しかったゲームだと思いますし
個人的にはこれで勝ち点のケチャドバ状態になるんじゃないかなと思います。

「お前らがこの試合を面白がれるかどうか!作戦どおりいったら、そりゃ面白い試合になる。面白い試合になれば観客も盛り上がる。お前達も余計楽しくプレーできる。そういう時だよ。自分の想像を超えたいいプレーができちまうって時は!」
達海 猛@ジャイキリのセリフなんですが、まさにこのゲームはこういうゲームだったんじゃないですかね。
真瀬も浜崎も慣れないポジションでもこういう体験が出来たのは本当に大きいなと思うのです。

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スタメン1
ベンチ

スタメン

前半


両チームの仕組みについて

神戸の仕組み
神戸の仕組みはは3-4-2-1 から 5-4-1の変化。
ポイントは古橋の位置。前プレスに行くときは5-3-2 に。
行かないとき、もしくは一列目を超えたときは古橋が下がって5-4-1でバランスを整える。
古橋の移動

攻撃の時も中間ポジションとって攻撃の起点。大外に開くときはイニエスタの空間を作る。
どうしてもイニエスタが注目されるが実は古橋が居なくなると死にそうな神戸だった。

マリノスの仕組み
前半の印象は今年もモデルを試すマリノスと去年のモデルを継続する神戸だった。
まずは、マリノスの印象だけれどとにかく今年はラインが高い。
一昨年のライン設定が復活した感じ。
当然それをカバーするためにスイーパーとして朴がエリア外に出ることが多くなる。
それと、3トップ。エリキが左のウイングに入って新加入のオナイウがトップに入る。
エリキは明らかに大外張っとけタスクじゃなさそうだったけど、どんなタスクを持っていたのかはこの試合では分からなかった。
また、オナイウがトップから降りようともせず常にDFラインに張り付いてたのも特徴的だった。

前プレとノッキングするマリノス

さて、試合。
神戸はマリノスをしっかり研究してたと思う。
いつ、どうやって前プレスに行くかが明確だったから主導権を握る事が出来た。
誤解されるかもしれないけど、神戸の方がこのゲームを勝ちに来ていたと思う。
もちろん、それが良いか悪いかはわからないけど…
神戸の前プレスを整理すると多分こんな感じ。
神戸の前プレ
嵌めるときは古橋が2トップの位置に。そしてボールサイドのSBにはWBが高い位置をとっていく。
逆サイドは神戸は諦めて人を配置させない。
だから、マリノスが逆サイドに展開出来ればチャンスにはなったが、
その時間を与えない神戸。
という感じ。
本当は出て行ったSBの裏を突きたいが左サイドのエリキは俺は大外なんて嫌だぜ!!
中で勝負したいぜ!って感じなので、裏をつけないし、
空いてる場所を先にエリキが居座ってしまうので
縦パスの受け手はほとんど捕まっていてマリノスは良くなかったと思う。

また、そういう状態だったからかもしれないが、CBとGKで無駄なパスが多くなり
自分たちを苦しめより圧力のかかる形を作り出してしまい奪われたのが2失点目。

マリノスはラッキーな感じで1点を奪えたのが幸いだったけれどほぼほぼ神戸の試合だった前半だった。

後半


去年仕様に戻すマリノス

後半に入るところで、エリキをトップに。
そして、遠藤を左ウイングに入れる。 あとは、伊藤を試したいので伊藤を畠中に代えたマリノス。
去年のいわいるマルコスシステムになった。
後半

去年のマリノスのシステムに戻った事で息を吹き返す。
両ウイングが大外張っとけスタイルになった事でハーフスペースが空いてくる。
そこをマルコスが入ったり、エリキが落ちて作ったりすることでスムーズになるマリノス。
後半開始早々に追いつくと完全にマリノスのターンとなる。

運動量が落ちる神戸

さて、去年から神戸の弱点は60分で運動量が落ちてしまう事。
そして、この試合もそうだった。
この理由はたぶん色々あるんだろうけどやっぱる古橋がフルスロットルでやれるかやれないか。
が大きい気がする。
この時間帯までリードしてないといけなかったはずであった。出来れば本当は2点欲しかったが…
しかし、マリノスのモデルチェンジに耐えられなかった。これで困る神戸。
ゲームはマリノスのものかと思ったがそうじゃなかった。
ドウグラスに代えて田中順也を投入。これで再び前から行くぞ!となる神戸。
結構突き付けの刃にも見えたので勝負ありかな。と思ったが、伊藤がビルドアップをミスって失点。
痛恨の失点。ま。これは伊藤の良き学習だと思えば安いかな。
これで、神戸が楽になったと思ったがそうは問屋が卸さない。さすが去年のリーグ王者マリノス。
カウンターシュチエーションになり、
大外からサイドチェンジで大外。折り返してエリキが押し込み3-3.
このまま同点で試合終了。
あとは、お笑いPKの末神戸がゼロックス優勝となった。


最後に

僕の肩慣らし。そして、現地バックスタンドで見ただけなので結構テキトウ。
すいません。
でも書きたいから書いた笑

神戸は去年の延長上だったけのでまーそうだよね。って感じ。
やっぱりAチームだと強い。
問題はここにACLがあって2チーム作れるかっていうところ。
この日だって交代枠5枚のうち3枚しか使っていない。
夏に何かしらの補強をするんだろうけどそこまで我慢できるのだろうか…
ていうのが、キーになりそう。

マリノスは前半何がしたかったのかがさっぱりわからないかった。
去年モデルに戻した後半はさすがだったけれど。
新しいことを仕込むのには時間がかかるし、もう少し継続してみないときょうの前半は紐解けないとは感じた。
エリキをサイドに入れるのならば、トップは引いてマルコスと3人で旋回するみたいなイメージだとまーありだよね。となるけれど、今日のオナイウにその雰囲気はないし。
まだちょっとわからない部分は多いなーと思った。
おわり

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スターティングメンバー

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前半


中央3レーン封鎖から大外誘導

仙台はこの日久しぶりに5バックを採用したが、撤退して541で人海戦術で守るわけでは無かった。
この日の狙いは前から神戸に圧力をかけていき前で奪ってショートカウンターだったのだと思う。
この日は5-2-3で3トップで中央3レーン封鎖。
大外へ誘導する。大外に出すとWBが食いついて奪ってショートカウンターという狙いだったと思う。

3枚で中央閉鎖

それは15分まではある程度うまく行ったと思う。あくまで15分まで…

523で中盤空洞化と失点について

その発想は面白かったし、うまく言ってたので関心もしていたが、
やっぱり中盤2枚になっているのが気になっていたがその不安は的中する。

藤谷が低い位置まで落ちてくる。そこに永戸がついていけず。
楽々1列目を突破すると2列目は2枚しかないので、簡単に突破される。
結果最後の5バックで跳ね返すシーンが多くなり押し込まれる。
なお、仙台の蜂須賀サイドは人に付く意識が高く、低い位置でも酒井についていく。
なので、蜂須賀サイドでやられることは少なかった。

神戸の改善

しかし、それを利用され得点につなげられる。
失点のシーンは酒井が高い位置をとり、蜂須賀を低い位置でピン止め。
空いてる大外のスペースにイニエスタがフリーで受けボールを運んだところからだった。

得点の動き

という感じで右はうまく言ってたように見えたが、その人に付く意識を利用された形となった。

ボール保持について

あと、相手を押し込めば、WBが高い位置とれて仙台のやりたいことがもっとやれたんだと思うが、保持が良くない。押し込むどころか神戸の2列目でひっかかる事が多かった。

神戸は即奪取はせず5-4-1で撤退するのだが、この2列目が突破出来ない。
仙台のボランチが有効な動きが出来ないのと、3トップが最終ラインに張り付きすぎる。

前半の保持

なので、仙台はうまくボールを運べず神戸に奪われる。
せめて、ボール保持でうまくいって押し込めれば非保持もうまくいったんだと思うが…
保持ー非保持が連動していてる事を知らされる前半だった。

後半


ボール保持での修正

さて、仙台の保持を修正する。
3バックの両翼がハーフスペース1トップ脇に立ち位置をとり、ビルドアップ、トランジションに有効な位置取りをする。

後半のビルドアップ

また、関口が降りてきて、中盤4の間に位置してボールを引き出し、久しぶりの左の魔法陣グルグルを発動したりと雰囲気はあった。

左の作り

それでも足りないものとトドメの失点

しかし、結果に結びつかない。
足りないのは、ライン上で受けターンしラインブレイクしたり、
3列目から飛び出してDF-MF間で受けるような選手が足りなかった。また、途中出場で左ウイングに入ったハモンがボール保持時に有効な立ち位置をとれず、仙台の左サイドから再び前進できなくなったのも大きかった。

そんなことをしていると、ヴェルマーレンからのロングボール一発で失点してしまう。
この失点はシマオをビジャで引き出し、ビジャを囮にその後ろを古橋、小川で狙う。
という狙いがぴったりとハマったシーンだったと思う。
平岡がのポジションが悪く、シマオが飛び出しかぶってしまった事で、
ジョンヤVS古橋、小川の1対2にの形になってしまい決定的な2失点をしてしまった。

後半は、前半より保持が良くなった事により決定機も増えたし、神戸のロングボールも増えてイニエスタの頭の上を超えるボールが増えたので仙台のペースになりつつあったのは事実だと思う。
思うのだが、そのロングボールで失点してしまったのは残念だけど、実力差なのかなと思う。
もし、このロングボールの狙いが神戸の狙い通りだとするならば、ロングボール蹴らしても神戸は余裕があったのだろうし慌てさせるところまでいかなかったということだった。

ということで、完敗であったことを認めなければならないんだと思う。


最後に

シーズンも終盤になって今年の足りないところの象徴みたいな試合になったのかなとは思う。
だけど、それでも、安易に撤退せず勇敢に中央3レーン閉鎖から嵌めていく。という新たな仙台を見せてくれたのは、監督の意地だったんだと思う。
今年シーズン前に前から行きたい。と語っていたが中々実現できない中でこの終盤でトライした。結果は出なかったかもしれないけれどその心意気というのは来年以降に繋がると思う。

まだ4試合残っている。そして、清水、G大阪と順位が近いチームが続く。
この負けを引きずるわけには行かない。
再び立ち上がって清水用に戦術を仕込んでほしい。
僕はこの神戸戦のチャレンジにワクワクしたのだ。確かに足りなかったとは思う。
だけど、ワクワクしたのだ。それを清水戦でも感じさせてほしい。
そして、そのワクワクを生で見られる事を今から心躍るのである。


スターティングメンバー

スタメン

仙台はジャメと阿部、石原崇のルヴァン組が先発起用。
そして、島尾がマリノス戦アンカーに続きダブルボランチで起用となりました。
神戸はアンカーを諦めダブルボランチを継続。サンペールは登録が間に合わず。
ところで、サンペールが合流したら4-1-2-3に戻すんでしょうかね。気になるところです。

前半

ポジショナル指向の第一人者ファンマと
ポジショナル指向の具現者イニエスタを手に入れトップダウンで理想を目指す神戸。
ちょっと前までミシャ式が無双していたリーグとは思えないですよね。

教科書通りの5レーンアタック

さて、仙台は今日はロングボールを蹴らない覚悟があった。仙台らしく立ち位置で勝負をするということです。
そして、このハーフタイムの平均ポジションに現れていました。
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綺麗に5レーンで驚きました。
さて、この立ち位置は教科書通りで練習通りなのです。

さて、立ち上がりは仙台がゲームを支配出来ました。それはシャドウが起点になれた事にあります。
かみ合わせ
図のようにシャドウがSBとDHの間で受け起点を作る事により押し込むことに成功しました。特に阿部のところからチャンスを作ります。先制に繋がるコーナを得たのも
ダンのパスが阿部に届いたところからでした。

教科書通りでも神戸に通用するところを見せます。

撤退守備でやれたこと

立ち上がり攻撃が狙い通りいった仙台でしたが、15分以降神戸が持つ時間が多くなります。(その理由は次の節で説明します)
その中で仙台は541の撤退守備を引きます。
撤退守備
が、この日はちゃんと中央を閉じサイドへ追い出す事に成功しました。
仙台は去年できなかった撤退守備が出来ている状態だったと思います。
中央のエリアで縦パスをほとんど出せない状況を作り出せました。
そして、神戸が前に進めるのはサイド経由。
そのサイドも大外からのクロスのみ。それは中で跳ね返すような仕組みで守れていました。
また、怖いイニエスタも第2レイヤーでのプレイに終始させることに成功。
それでも、無理やりこの能力で決定機を作るので恐ろしいのですが。。。

ファンマが施した2つの修正

1つめは山口と阿部のデートである。
仙台の5レーンアタックは前述のとおりかなり嵌ったのだ。それは阿部と石原が
DHとSBの間で受けそこから攻撃をしていたのでは、前述通りです。
神戸はそこに蓋をしたかったので、山口を阿部とデート気味につけハーフスペースで起点を潰しかかりました。このことで15分までスムーズだった攻撃が息を潜めてしまいました。
神戸の修正(守備)
ただし、石原のところは時折フリーになっていました。
これは、三田がタスクをこなせなかったのか、それともファンマがこの時点で右の形が無いことを知って放置したのかは判断付きませんでした。
もし、右に形が無いことを見通されていたのであればかなりキツイ状況だっと思います。


もう一つは、攻撃の修正5-4-1で撤退する仙台に突き付けたポドルスキ、イニエスタを真ん中に配置し島尾のところを古橋含め3VS1の数的有利にして突破する事だった。
神戸の修正(攻撃)
27分過ぎからポドルスキが仙台の圧縮4枚を壊す槍となり撤退守備を破壊し始めました。
失点に繋がったCKもそういった流れからだったと思います。
また失点のところは、

CKから陣地回復できずアンストラクチャな状態になっていました。
この失点の仕方はマリノス戦でも起こった事象でした。
ここは仙台の課題と言えるでしょう。

CB永戸の魔法陣グルグル

さて、攻撃時に山口に蓋をされ攻撃に困った仙台でしたが仙台も変化を見せます。
ポドルスキが中に入ったことで、永戸は攻撃時自由になっていました。
なので、そこを仙台は活かします。左サイドを数の暴力で殴り始めます。
図は一番シンプルな形。
石原崇が西を、阿部が山口を引き出し空いたハーフスペースに永戸がインナーラップするというもの。
永戸の
しかし、これだけではグルグルではありません。
グルグルとはこの3人が大外及びハーフスペースの立ち位置をグルグル交互に入れ替わる現象の事を呼んでいます。
基本は2枚で大外に引き出し1枚がハーフスペース突撃という形。
一番面白かったのが山口を永戸がピン止めし阿部がハーフスペースでフリーという形でした。
神戸の右サイドの守備明らかに混乱していました。
なので、ここからの攻撃でもう一点欲しかったのが本音です。
が、決定機どまりでゴールを揺らす事はありませんでした。

後半


失点は突然に

キックオフで、大岩が石原にロングボールを蹴る。ただし、石原には大崎が競るので、
競り勝てる確率が低いところに蹴ってしまい、
そこからトランジションゲームで負けてカウンターで失点。
と最悪なスタートとなってしまいました。
ここで、考えたいのはなぜ石原に蹴ってしまったのか。というところです。
ロングボール自体は悪だと僕は考えたくありません。それなりにメリットはあるとは思います。もう少し蹴る場所競る相手は考える必要があるとは思います。
例えば、初瀬VS蜂須賀ならばまだ勝てる可能性があったと思いますし、そこを選択するのであれば異論はありません。

魔法陣グルグル封じ

失点から始まってしまい状況的にはかなり悪い状況となったが、さらに追い打ちをかける。
それは前半圧倒した左サイドの魔法陣グルグルを封じることでした。
と大袈裟な表現を使ってみたが結局は左サイドの数を合わせでした。
ようするに、ポドルスキやビジャに守備意識を持たせましょうという事。
1回目には図のようにポドルスキが永戸の前に立ちボールを運ばせませんでした。
後半の対策

2回目は石原崇と阿部のところに入った時点でビジャが戻ってきて3VS2で数的有利を作らせず、
そして、3回目は失点に繋がってしまいます。
以下のように永戸が持った時にイニエスタとポドルスキが蓋をしたところに
無理に進んだことでカウンターを受け失点に繋がってしまいました。
②後半の対策
こうして、前半の二の手すらも潰されてしまったわけです。

カイナ投入の意図

さいごにカイナ投入の意図を書いて終わりにしようと思います。
さて、2-1の状況。そして、左サイドからの攻撃を2度封じられたところでのカイナ投入でしたが、この意図は石原にはできなかったレーン間攻撃を強化しようとしたと思います。
カイナ
しかし、すぐにカイナ投入直後に3失点し状況が変わってしまったことで、
このプランはあまり機能しなかったのは残念でした。
発想は悪くなかっただけに、第3の手になる可能性は十分にありそうでしたが。。。
ただ、75分以降神戸の運動量が落ちたことで間延びし仙台が前線で奪う場面が増えたのですが、あまり仙台としては形はあまり無く苦しいなか、カイナが個人能力でチャンスを作っていたのは印象的でした。

最後に

完敗でした。
それでも、このメンバーで、今出来る事はすべて表現出来たと思います。
そのうえで勝てなかったわけですが、悲観はしていません。
例えばこれが完成形で負けたならばショックですが、
出来ない事がたくさんあってそれは伸びしろだと思っています。
渡辺監督は暗中模索でやっているので時間はかかるとは思います。
それでも少しずつ改善は良くなっています。
例えば守備。5-4-1はまだ失点していません。
すべては5-4-1を保てなかったカウンターの場面とセットプレーから陣地回収できなかったりしている場面です。

このように少しずつ改善してくれると思います。
結果は出ていませんが、信じましょう。信じる者は救われます。

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