カテゴリ: ブンデスリーガ

チャンピオンズリーグをこのブログで扱う事になるとは(笑)
全く書くつもりは無かったのですが、フクさんからご指名いただきましてやってみました。

スターティングメンバー


スタメン
ドルトムントは怪我やらインフルエンザやらでベストメンバーから4-5人不在。
まさか、ファブレから広まったインフルエンザが選手にまで広まるとはw
しかし、ドイツ語ではインフルエンザなのか肺炎(だったけ?)かが区別がつかないグーグル翻訳…
どちらもウイルス性の風邪なんだろうけど。

スパーズは、アリとケインが長期離脱。でも、結果は出てるのでポチェティーノやるなーという印象。
ソンフンミンがアジアカップから帰ってきて大活躍。あの人ほんとに人間か?みたいな評価。
それくらいしか知らないぜ。っていうほぼ、初見。

前半



スパーズの前プレス設計


前半先に動きを見せたのはスパーズだった。
ホームということもあり積極的に前プレスかけていった。

前半のスパーズ前プレス

スパーズは
FW2枚+OHでドルトムントのCB+アンカーを同数プレス。 
IHはDHで抑える。 
これで、真ん中を使わせない。ドルトムントが余裕のあるSBに逃げたときにWBが前に詰めてドルトムントを窒息させた。この時5バックがスライドして1+4枚となる。

ちなみに、ビュルキはビルドアップが出来るGKでは無いので、GKに戻しても基本的蹴っ飛ばすしかない。
サンチョ、ゲッツェ、プリシッチの3トップでは空中戦勝てない。
GKに下げたらボールを失う事を意味していた。

ドルトムントの回避方法と攻撃の問題点


しかし、これをドルトムントがすぐに回避する。
ドルトムントの回避

1トップのゲッツェが降りてきてDHをピン止めすることで、IHをフリーにしたのだ。
IHのダフードがフリーになれば、ドルトムントのストロングポイントであるサンチョまでボールを運べる。

こうして、ドルトムントは前プレスを回避し攻撃に転じることが出来た。
ただし、この日の問題はゲッツェが降りてきたときに誰が9番の役割を担うかだ。
本来ならば、ここでロイスが9番の役割なのだが不在。
左ウイングのプリシッチが中に入ってくることで9番の役割をする予定だったが
残念ながら9番の役割を果たす事は出来なかった。中に入ってきたときにサンチェスに抑えられるシーンが多かった。

ドルトムントの守備


一方のドルトムントの守備は前プレスをかけず撤退に4510であった。

ドルトムントの守備

3CBは基本的に無視。ゲッツェがDHを見る形に。中盤に5枚並べ中央を圧縮した。
これによってスパーズは手詰まりになる印象を受けた。3CBのビルドアップ能力は皆無。
特にサンチェスはボール保持時は何もできません。とはっきりしていた。

フォイスが運ぶドリブル実行すると、ドルトムントの前プレスにスイッチが入りプリシッチとゲッツェ二枚で奪ってカウンターというシーンが2回ほど見れた。
なので、そこはドルトムントは分析していたのかもしれない。
スパーズを見てないので何とも言えないけど。

結局スパーズはエリクセンがゲッツェ脇まで落ちてきてボールを運ぶ事しかできなかった。
ただ、エリクセンが5枚の中盤の前で受けることで2トップが孤立した。
ドルトムントは出来るだけゲームを膠着状態にしたかったが、その狙い通りの前半となった。

後半


動くスパーズ、動けぬドルトムント


後半頭からスパーズは3-1-4-2に変更。ウインクスがアンカーでシソコとエリクセンのIHと変化した。

これは、中盤5枚の人数で守るドルトムントに対して同数ぶつける事によりボール保持時になんやかんやしたかったのだと思う。
この「なんやかんや」が現象として現れる前にゲームが動いた。
ドルトムントの失点の場面だが、
後半修正

ハキミのミスである。が、スパーズの中盤を5枚にしたことで、
空いていたIHのダフードが、前半と違い空いていなかった。IHはIHと対峙する仕組みになっていたためだ。
ハキミは前半のイメージでプレイしていた。なので、IHにパスを出そうと思ったのだが、出せず無理に抜こうとしたらボールロストし失点に繋がった。

立ち上がり直後で立ち位置を変えていたのでもう少し慎重に入ればよかったとは思う。

そして、この得点がゲームの勝敗決めることになった。


ドルトムントは追う展開になったことで自分たちがボールを持って攻めないといけない状況になった。

ただ、今年のドルトムント基本的にボール保持時はロイスとサンチョ任せ。
ロイスがいないのでボール保持時の形は作れない。
3枚の中盤がヴィツェル、ダフード、デライニーといずれもDHが本職であり崩す局面で力を発揮できない。

また、ビルドアップの部分でもヴァイグルが不在なのでビルドアップも出来ない。

そんな中でどうするか。というと、ハキミとサンチョの個人能力で何かを起こすしかなかった。(具体的な案なし)

逆にハキミが上がった裏をスパーズに使われて押し込まれ苦しい状況。
しかも、ザガドゥが怪我明けぶっつけ本番なので交代枠をそこで使わざる得ない事も
泣きっ面に鉢だった。
しかも、代わりのCBがいないためSBのディアロをCBに。
SBに今年全く信頼していないシュメルツァーってのも辛い状況だった。。。

持たされた状態で何も出来ないドルトムントに対してスパーズ得意の奪ってカウンターという展開に持ち込まれ手も足も出ない。ひたすらに殴られる。という後半で3失点。(詳細は割愛)

1stレグ思わぬ大敗となってしまった。

最後に


前半はドルトムントの計算通りの展開で完璧だった。
だからこそ、後半立ち上がりは慎重に入りたかった。あそこで前半と同じようにプレーしてしまったのが致命傷となった。
スパーズの3-1-4-2という変化がゲームを動かした要素よりも、
追う展開になったドルトムントの手が何も打てなかった。という印象が強い。
ファブレは守備の決まり事は細かくやっている。
しかし、攻撃面はロイスと愉快な仲間たちで選手主導の印象が強い。
それだけに、ロイスがいないと苦しむのは仕方ない。ファブレはそういうチーム作りなのだから。
まだまだ1年目なのである。






今週はウインターブレイクが終わり再開したブンデスリーガを取り上げる

カードはドルトムント-ライプツィヒ。


ドルトムント

取り上げる理由は心のチームのひとつだからという理由のみ。
あと、ファブレのドルトムントは
強いのに意外と話題に上がらない。

ここまで今シーズン公式戦僅かに2敗。

今年からファブレが就任。1年目からソリッドなチームを構築。
そして、ゲッツェ0トップにパコ・アルカセルのスーパーサブという2つの攻撃モデル。
去年の不安定だったチームを完全に蘇らせた。


ライプツィヒ

ハーゼンヒュットルがチームを去り、19-20シーズンにはナーゲルスマンの就任が決まっているライプツィヒ。

今年はそのナーゲルスマンのつなぎとして、3年ぶりにラングニックが指揮をとるシーズンとなった。

今年はハーゼンヒュットル時代の極端な圧縮サッカーからナーゲルスマンへの橋渡しとして、広くピッチを使いボール保持にもトライしているような印象。

したがって去年ほど面倒くさい印象は無い。



スターティングメンバー

スタメン

ドルトムントは今年初めてロイスがスタメンから外れる。

怪我のためベンチにも不在。

また、切り札パコも怪我で万全ではない模様。

また、4-4-2のようも見えるがあえて4-4-1-1とする。

ライプツィヒもまた、ブルマー、オーギュスタンという攻撃で重要な駒が怪我で不在。

スタートはいつも通り4-4-2でスタート。


前半


ゲッツェの0トップ


立ち上がりからドルトムントのゲッツェの0トップシステムが機能。

ゲッツェが第3レイヤーに降りてきて起点を作る。

ゲッツェが動くと空いたスペースに連動して周りが動き出す。

442で守るライプツィヒは圧縮しても間をCBとSBの間を通されるシーンが多かった。


ゲッツェ0トップの仕組み

15分過ぎからボール保持は442、守備時はヴェルナーを左サイドに落として非ボール保持時は451の可変システムを採用するライプツィヒ。

これで、ハーフスペースを埋めゲッツェへのパスコースを切りたかった。

しかし、前プレスがかからず、ボールを奪うのが自陣深いところのライプツィヒ。

したがって攻撃時にはビルドアップが必要だが、その時点でドルトムントの守備は442を形成。攻め手が無く、前線へロングボールを放り込んでは失う。失った時には442でヴェルナーが戻れない。なので、ハーフスペースは空いている。という繰り返しだった。


先制点について


18分にCKのをセカンドボールをヴィッツェルがボレーで叩き込み先制。

このCKをうとった攻めが素晴らしかった。

スローインからサンチョの空けたスペースをゲッツェが使い起点作り。
サンチョがIHで受け真横に(大外のクロスへ向かう)ドリブルで、クロスターマンをピン止め

外からハキミが裏に入ってくるシーンだった。
サンチョが誰も抜いてないドリブルなのに、スペースを作り出しているところが素晴らしい。

CK獲得時


ライプツィヒの修正


30分からライプツィヒが可変システムを止め4-5-1固定にする。

これでハーフスペースを潰してゲッツェが降りてきてもパスを出せずドルトムントが前進出来なくなる。

また、ビルドアップ時にカンプルが最終ラインに落ちてきて3421を形成。こうすることでドルトムントの442とのギャップを生み、ライプツィヒが押し込む展開になる。


ライプツィヒの修正

後半


手が打てないドルトムント


後半もライプツィヒの構成は続いた。ドルトムントはボランチ及びDFラインで失うリスクは避けてロングボール中心になる。

狙いどころはライプツィヒSBの裏。そこにサンチョ、ゲレイロのウイングを走らせるが単発。

本来はロイスやパコ・アルカセルが絡みカウンターが理想のドルトムント。

ただし、ロイスは不在。代役のフィリップはそこに絡むことはできず。

パコ・アルカセルはコンディションの問題でラスト10分しか使えなかった。


従って、後半もライプツィヒのゲームだった。

しかし、ライプツィヒもボール保持からの攻撃はドルトムントの中央をしっかりと閉じる4-4を崩せない。

決定機はボール奪取からのトランジションのみだった。

そして、決定機を迎えても最後に立ちふさがるビュルキを超えられず。


パコ・アルカセルの登場と同時に成立するカウンター。


80分にパコ・アルカセルを1トップに据える。トップ下にはゲッツェ。

これで、左ゲレイロに代わって入ったプリシッチ、とサンチョとアルカセルの3人で攻撃を完結出来るようになり、決定機を2つ作り出した。


ドルトムントのカウンター


ドルトムントはこの試合も4-4の守備と二つの攻撃モデルを駆使し相手を完封。

ロイス不在でも今年の強さを見せれたゲームだった。


最後に


キッカーにライプツィヒの弱点特集がウインターブレイク中に組まれていて、

それはライプツィヒに持たせて撤退する。というざっくりとした事だったわけだが、

この日もまたボールを持った時に相手を崩す手段が無かった。

去年ならひたすらに圧縮サイドに振って、運んで逆サイド、アイソレーションしている人が裏を狙うみたいな形があった。しかし、今年は来年への布石なのかそこまで極端なことをしていない。なので、手詰まりになってしまう。


ドルトムントは自分たちの流れの時に点を取ったのが凄く大きかった。

後半手が打てない状態だったが、それでも焦れず後ろで構えられる。

ここまで、トップの選手で戦術が変わるチームは珍しいのかなと思う。

パコ・アルカセルとゲッツェで全然違うチームになる。それを使い分けられるのも

ドルトムントの強さなのかもしれない。



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