ワールドカップ楽しかったですね。
夢のような1ヶ月間でした。
しかし、その夢が悪夢として変わりました。
マリノス戦です。
仙台について
中断前から課題だったペナ中での質を上げよう。
最後の点に繋がるところのパワーを上げようという事でCBの攻撃参加を仕込んだ模様。
そして、この日は出れないがハーフナーと矢島を補強した。
スターティングメンバー
横浜について
苦労した中断前だがやってることは間違って無いので、この一ヶ月でどこまでブラッシュアップされているか。
ブラッシュアップされていないとかなりキツいシーズンになるが…
スターティングメンバー
前半
4失点と大炎上した理由
- 前プレスに対して外す方法が無かった
- プレスをかける焦点がぼやけていた
- トランジションの速度を上回られた
- 優位性が1つもなかった。
だと思います。
並べただけでもしんどいですね。
説明していきます。
前プレスに対して外す方法が無かった
前プレスへの耐性というのは元々低かったわけですが、ここまで何もできなくなるのは想定外でした。
マリノスがシンプルに最終ラインの裏に蹴ってそこにプレスをかけるいわゆる、ゲーゲンプレス的な事を選択するのも想定外でした。
仙台の3バックはマリノスの3トップに捕まっており、時間が無い。
またセンターハーフには天野が見る形で、必要最低限の4枚で仙台のビルドアップ隊の5枚を抑えられてしまいました。
また、関がビルドアップ隊に加われないというのもバレていてGKにはプレスに行かないのも仙台にとっては面倒な事でした。
このようにCBが全くボールを前に運べないので
仙台はビルドアップの入り口にもいけませんでした。シャドウはいつもどおりにビルドアップの出口にポジションをとっていたので間延びしたように見えたんだと思います。
プレスをかける焦点がぼやけていた
次はボールを保持してない時のお話です。
マリノスがボールを持ってる時に仙台はどこでボールを奪いたかったのか不明確でした。
3トップは最終ラインから嵌めに行きたい!
という感じでしたが、
マリノスのビルドアップ隊はGKも含めて3枚、4枚、5枚と変幻自在なので3枚じゃ足りない場面が多かったです。
しかも山中が中に入ったり外に出たりと中盤で数的有利を作り出す位置をとるので、奥埜と富田のところが数的不利になりそのまま最終ラインまで運ばれる形になってました。
さらに343から541になるにはシャドウが長い距離を走らないと行けないので時間がかかり
速い攻撃を受けると523となってしまい、バランスの悪い状態になるのですが、そこ突かれました。
2点目はこの形でしたね。
トランジションの速度を上回られた
マリノスはボールを失った瞬間及びボールを奪った瞬間のポジション取りが速かったですね。
仙台も今年かなり改善したのですが、それでも遅く感じるほどでした。
1点目はこれがよく出たシーンでした。
阿部のクロスを引っかけた中澤がクリアせずに扇原につなぐ。
ここから一気に3本のパスとクロスで失点ですからね。
ここの速度は驚異でした。
また、このパス繋ぎはかなり高度で修練積んだのだろうなと感じました。
解説すると長くなるのでやりませんが色々技術や立ち位置が含まれています。
優位性が1つもなかった
質、数、立ち位置
この3つの要素の優位を活かすのが仙台なのですが、マリノスにはこの全てで不利になってしまいました。
それは上で述べた要素が影響してるのですが、キツかった。
今までどんなに厳しいゲームでも1つくらい有利な要素があったのですがこの試合全て駄目でした。
仙台が悪いとかじゃなくてマリノスが良すぎました。
そして、そのマリノスに対して何も出来なかった。何も手が打てなかった。
なぜこのような状態になってるから理解出来なかった。と言うことです。
後半
後半は点を取らないといけないので仙台が343をキープ。
5バックにならないという選択でしたが、
3vs3の質で殴られ続ける事になってしまいました。しかも、CBに永戸が入ってるので強度が落ちてるというのも辛いところでした。
また、マリノスも前3人で攻めを完結出来るので攻めのシーンでは無理に人数掛けず後ろで守る事を選択したので、仙台のこの選択はあまり効果的では無かったですね。
悲しいかな仙台の特攻まで簡単に対策されてしまった。という事です。
ただしこの状況でも、ピッチ上の選手は心折れず戦ったのですよ。
7点差から2点奪うのは簡単では無いです。
また、仙台の1点目はこの一ヶ月仕込んだCBのオーバーラップから数的有利を作り出し、
ジャーメインが位置的有利な場所から素晴らしいシュートを決めて1点返したのは素晴らしかったです。これは中断期間仕込んだものですね。
そして、アディショナルタイムにキャプテンの意地を見せてもらいました。
最後に
コテンパンにやられた。
本当にコテンパンにやられた。
どうしようもなかった。
マリノスの情報がもう少しあれば対策を打てたが…
この一ヶ月間でマリノスはめちゃくちゃレベルが上がっていた。
それに対して仙台はあまりにも無策だった。
仙台の甘いところを全て突いてくるマリノスが凄かったということです。
このマリノスとあと二回戦える。
そこは本当に幸せなこと。
対策出来るところはちゃんとして、どこまで戦えるか楽しいに待ちます。
僕らはまだまだ高みを目指せる。この敗戦すらも糧に出来る。そういうチームだと信じています。
マリノスみたいなチームがJにいるといのも素晴らしいと思います。これがヨーロッパの最先端ですからね。
コメント
コメント一覧 (1)
マリノス監督のリーグ再開仙台戦にむけて並々ならぬ熱量の準備、それに意欲を持ってマリノスの選手達は取り組んでいたんだなあと感じました。
かなり強烈に引っぱたかれたのでしばらくは呆然としたベガルタでしょうがどのように奮起するのかが今後の見所ですね。