2018年08月

この時期の中3日は本当にしんどいですね。
書く方もやる方も。
前節のセレッソはまだ見直してもいないのでアップには時間がかかります。

仙台について


スターティングメンバー

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名古屋について

この夏に大型補強。
この日も4人が夏の補強メンバー。
風間式で残留するという強い意志を感じる

スターティングメンバー

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前半

仙台の狙い

名古屋はこれだけメンバーが変わっていて、しかも前節台風の影響ゲームが無かったのでほぼ初見になる。
わからないところがたくさんあるが、
名古屋は風間式なのでボール保持に特化しているので、名古屋からボールを取り上げたい。 
ということで、仙台は2FW+2IHの四枚で前プレスを実施。

効果は抜群で20分くらいまでは仙台が圧倒する。

名古屋の前プレス対策

前プレスでボールを取り上げられた名古屋だったが20分過ぎに対策を打つ。

それは小林のポジションだった。
立ち上がりは小林が最終ラインに下がってパスを出す役割だったが、
その小林が1列上がってIHの空けたスペースにポジションを取る。
この位置の小林が前プレスの待避所になった。
この対応で名古屋がボールを持つ展開になる。

疲労を起因とする遅さに苦労する仙台

前プレスを小林のところで回避されボールを取り上げる事が出来なくなった仙台はインテンシティの低さに苦労する事になる。

特に前プレス交わされた後の戻りが遅かった。
1失点目はまさにその遅さが全てだった。
仙台右サイドでボールを動かされていたが小林が逆サイドに展開。
そして、ジョーに深い位置に侵入されたのだけれどもこの時に平岡か奥埜がジョー見て蜂須賀のカバーをしなければならなかったがその判断が遅れてしまった。

2失点目も疲労による一歩目の遅さだった。
小林からの縦パスを受けた和泉が奥埜と富田2枚を剥がされての失点だった。

これも、奥埜と富田が同時に和泉に行くも半歩遅れていて簡単に剥がされてしまったのが原因。 
まぁ、和泉のパス及び前田のすべてのプレーは完璧だったけど。

後半

仙台の修正

前半小林が中盤で持つようになって名古屋ペースになってしまった。
そこで前プレス隊を1枚減らして3枚変更。
そして、1枚減らしたことで小林のスペースを消すようになった。

仙台は343 のように見える時間が多くなった。
これにより名古屋から再びボールを取り上げるように成功する。
そして、この時間に1点を返すことに成功する。

押し込まれる名古屋の撤退守備

ボールを取り上げられた名古屋は撤退守備を実施。
そして、撤退守備をより強固にするためにジョー、シャビエルの2トップに変更。
前田を中盤に落とし4-4のブロックの強固を維持する作戦に変更。

これにより名古屋は2トップと4-4の間が開いてしまい名古屋はカウンターしか出来なくなるのだが、最終ラインの4を圧縮して
最悪6-2の撤退守備になっても良い。という事があったかもしれない。
実際仙台はレーンをすべて埋められてしまい仙台らしいレーン間の攻撃は出来なかった。

点をとるために

点をとるために、ハーフナーを入れ343に移行。
しかも、永戸が3バックの左に入る超攻撃的システム。

その中で平岡のクロスから石原のミドルがポストにあてるシーン。(これはハーフナー投入前だけど…)
また、中野クロスからハーフナーのボレーなど決定機があるけれどゴールを奪いきれない。
最後まで攻めるが勝ち点を得るゴールは遠かった。

最後に

前半の小林が1列上げたところが勝負の分かれ目だった。
あそこで対応出来なく、奪いところを喪失。
そこから2失点だった。

後半はむしろ仙台より名古屋の足が止まったし。コンディションの差はそれ程無かったのかもしれない。(それはそれで名古屋大丈夫なのか?)

あと、後半物理的にレーンを埋められてチャンスを作り出すことに苦労してしまった。
それでも決定機を2つ作ったが…決めきりたいところ。
試合はまたすぐにやってくる。
とりあえず、コンディションを取り戻すこと。
やれることはやっているので切り替える事が大事だと思う。

かなり時間が過ぎてしまったので実験を兼ねてやってみます。

セレッソのビルドアップと相手陣内での攻め

セレッソのビルドアップはサイドバックが出口になっていた。
ここから前進するのだが、外外からクロスという形は無くライン間攻撃だった。

このときサイドハーフが中に入ってハーフラインを使い、サイドバックが大外という攻撃だった。
このライン間攻撃には上手く仙台が532で迎撃していた。 


仙台の撤退守備

セレッソのサイドバック前進に関しては、前プレスをしない。もしろ、サイドバックに食いつきしないようにしていてた。
仙台の優先は532の撤退守備を作る事を優先する。
そして、532で迎撃する。
また、先程書いたようにセレッソは外外で運んで大外からのクロスはほとんど無くライン間攻撃だったが、そこには最終ライン5枚と中盤3枚の横スライドで良く対応出来ていたと思う。
セレッソはサイドのところで詰まる事が多く仙台の狙い通りになった。

532からのトランジション

さて、532でセレッソ迎撃は上手く行ったそこから、マイボールにした時の対応だか、
3バックでビルドアップする場合と、早めに2トップに当てる形があった。
3バックのビルドアップはセレッソの前プレスの仕組み後にお話するとして、
ここでは2トップに当てる時のお話を。

セレッソはボール保持時にSBヲ高めにそして、ボランチ2枚も高い位置に配置するがCBが上手く連動出来ておらず、石原と西村が使えるスペースが空いてるケースが多かった。
したがって、そのスペース起点に出来た。

セレッソの前プレス

仙台の3バックのビルドアップに対して、
山村ー杉本ー高木の前プレス隊を結成して、同数プレスを実施。

仙台はWBの高さが違う。
中野は低い位置でビルドアップを助ける。
蜂須賀はサイドチェンジの受け手に高い位置にいる。
なので、中野には福満を。
蜂須賀にはサイドバックの丸橋が見る。
なので、高木が3バックにいけた。

先制点はそのセレッソの前プレスから板倉がファールをしてしまったあとのセットプレーだった。

仙台のビルドアップ

3バックに同数プレスだが蜂須賀を下げる。
下げたときに丸橋がついてくわけにもいかず、ここが前プレスの退避時として機能していた。また、蜂須賀に入った時に平岡がインナーラップしてボールを運ぶ事も仙台の新しい形として定着してきた。

なので、あの板倉のファールが痛かった訳だが。

相手陣内での優位性 

セレッソは撤退したときに442なので、基本的にIHが位置的優位性を作り出せる。
基本的にはハーフスペースからサイドに流れてSBを引きつける。また、板倉が持ったときには、中野、矢島、西村そして逆サイドの蜂須賀と前へのパスコースがある。
これを全て潰す事は不可能である。
こうして、セレッソに対して優位に立て逆転出来た。

しかし、お分かりの通り少しアディショナルタイムで幼稚な対応で同点に追いつかれてしまった。

こうして色んな局面を整理してきたが、
セレッソの攻め手が足りなくもう少し3枚の中盤を揺さぶれたし、そうするともっと違う結果になったかなぁと思う。
また、外外のクロスが鳴く仙台としては守りやすかった。

仙台に関してはサイドバックには鳥栖戦の修正としてサイドバックに入れられても食いつかず撤退守備と言うことが出来たのは良かった。
サイドバックの前進にはそれで良いかなと。
ただ、この日はそれほど揺さぶられなかったらかや良いがかなりIHに負担がかかる。
その時どうするのだろうか?
というのはこれから気になる事である。

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