J1リーグ戦について

気が付けば今年も残り3日。ただいまJリーグ移籍市場大混乱。
J2は業火にやかれ、柏、マリノスを中心にJ2絨毯爆撃実施中みたいな状態ですが、

僕自身のスケジュール上振り返る時間も今日が実質最後なので振り返っていきましょう。


まずはリーグ戦について
個人的にはこのxつくのトピック
1.2018年終盤及び天皇杯でのミシャ式亜種を2019年も継続
2.ビルドアップ重視の3バックへ移行。常田のフィード。ジョンヤの運ぶドリブル
3.3バックでは守備時に後ろに重たすぎ。トランジションが大変なので可変442に移行。
4.足りないインテンシティ。守れない4バック崩壊した静岡遠征。
5.インテンシティを増すために最終兵器シマオCBのインテンシティ強めの442。
6.決戦型442から場所を守る442への進化

みたいな流れだった。
1.は1節から5節まで
2.は6節から8節まで
3.は9節から13節まで
4.は12節&13節
5.は14節から26節
6.は27節以降

みたいな感じ。

でここについてはぶっちゃけしろーさんの

蹴球仙術

が素晴らしい。
ちょっともうこれを読んだとき振り返りは記事はいらないな。と思うほど。
なので、そちらを読んでくれれば事細かにわかるのでそっちをオススメする。

いや。それでも。。。って人は
もしくは、僕の過去記事をめぐってもらうのも良しだと思います。
オススメは、

1.は第4節湘南戦
2.は第6節サガン鳥栖戦
3.9節ガンバ大阪戦
4.は13節清水戦と12節磐田戦
5.は16節FC東京戦
6.は27節マリノス戦

かな。


挫折の理由を考える

今年なんで挫折したの。っていう理由を考えてみたい。
もちろん理由なんて1つじゃない。むしろ、複雑に入り混じっている。
だから、ありったけの理由を考えてみる事にする。

1.ミシャ式亜種を2019年も継続

ぶっちゃけ今年一番納得できないのがこれ。なので一番最初に書く。
去年は25節清水戦以降納得したゲームが出来ず。27節長崎戦以降ビルドアップも安定しなく苦しい戦いが続いた。
その中で勝つためにシーズン中に仕込んだのがミシャ式。
DHが最終ラインに下がり4バック化で、4-1-5になるやつ。確かにそれである程度内容は向上し、天皇杯では決勝まで行った。
だけど、これはあくまで数的優位を突き詰めていっただけで、位置的優位を突き詰めたわけではない。
なので、シーズン途中では仕方ないとも思った。
だけど、リビルド期間があったのにも関わらず今シーズンも継続ってなんだよ。永戸CB→SB化からの左サイド数的優位作ってなんやかんやする。
はちょっと面白そうだったけどね。でも、それはマンツー相手には効果はある。
でも、ゾーンを仕込みつつあるJの守備にポジションチェンジはあまり効果がないんだよな。
と今なら思える。それよりも間を取る事。位置取りをちゃんとすること。が重要だったんだと思う。
それが出来なかった。
出来ない理由は立ち位置の認識をちょっと間違ったのかなと思う。
重要視しないはずはない。そこが何より重要な事をわかっている監督だから。
じゃ、何かというと渡辺晋氏はポジショナル指向と同じベクトルを見て感じで独力でたどり着いたわけで、
ポステコさんやロドリゲス氏、ロティーナ氏のように答えを持っている監督では無いんですよ。
これまでも、トライ&エラーでポジショナル指向にたどり着こうとしている監督だったので、
今回そこの立ち位置という部分の認識を誤ったのかなと僕は考えています。やっぱりあれはミシャ式だし、それを渡辺晋氏がそういう認識をしてなかった。
というのが結果的にすべてだったかなと。
そして、それが致命的だったな。と思います。


2.入れ替わった選手たち

2018年から2019年は相当数入れ替わったのは事実。
でも、僕の認識は以下でした。


IHをやっていた、野津田、奥埜、中野の3人がみんな居なくなるのは想定外でした。

立ち位置を理解している3名がいなくなったので、また立ち位置はトレーニングやり直しになると考えます。

ただし、面白い人材が揃っていると思います。

また、システムが同じチーム及びポジショナル指向のチームから選手を獲得しているところが最高ですね。

神戸でリージョを経験した、松下&長沢

マリノスでポステコさんを経験した吉尾。

ミシャ式で3421を経験した兵藤

山雅で3421を経験してる石原

甲府で3421を経験している道渕。

長崎で3421を経験している飯尾。

そして、謎の島尾


そして、以下のような評価をしております。

このような感じですのでフィットするのは早いと考えます。

これに関しては強化部は良く考えているなと思います。


ところが、

リージ&ポステコョを経験しているはずの、松下&長沢&吉尾は立ち位置をわかっておらず
ボールに寄ってくるためそこの矯正に時間がかかったのは痛かった。
しかも、仙台が上記の通り結果的にそこまで位置取りの考え方を間違ったために、彼らにも正しい位置取りを教える事が出来なかった
なので序盤の苦労に繋がったのだと思います。

ま、今考えればチームから放出する時点で位置取りが出来ないからチームに合わない。なので放出となるのは当然であって
もし立ち位置を理解していれば自分のところで使うよね…となりますね。

なので、立ち位置を理解している奥埜、野津田が居なくなったのは仙台としては致命的になったという事です。

また、強化部の苦悩は獲得したい選手がマリノス、神戸と、とことん被ったという事じゃないでしょうか。
彼らが夏獲得した選手の記事には必ず仙台の名前があってという感じが幾つか続いたわけで、そのあたりはかなり苦労していたのだと思うのです。


3.ゾーン守備の発達

去年の夏以降Jでゾーン守備を出来るようになったチームが急激に増えたイメージがあります。
たぶんマリノスや、神戸に対抗するには人意識マシマシの守備では対抗できないので中央3レーン埋めましょう。
というチームが増えてきたように思う。
それによって以前よりもビルドアップが難しくなったように思うし、人にも食いつかないので動かせなくもなった。
だから、より相手のラインに入って選手間で受ける技術が必要になったし、ライン上でのターンの技術も必要になった。

そいうところで、以前よりも個の能力が問われるようになった。そこに仙台は付いていけなかった。
今相手の3ラインで受けターン出来る選手って仙台にはカイナと松下、石原くらいしかいない。
僕らがこのサッカーに切り替えたのは能力の部分でどうしても劣るからだったのに
結局能力の部分が必要とされたい時点で詰んでいたのかもしれない。


総括

去年の夏以降Jでゾーン守備を出来るようになったチームが急激に増えたイメージがあります。
たぶんマリノスや、神戸に対抗するには人意識マシマシの守備では対抗できないので中央3レーン埋めましょう。
というチームが増えてきたように思う。
それによって以前よりもビルドアップが難しくなったように思うし、人にも食いつかないので動かせなくもなった。
だから、より相手のラインに入って選手間で受ける技術が必要になったし、ライン上でのターンの技術も必要になった。

そいうところで、以前よりも個の能力が問われるようになった。そこに仙台は付いていけなかった。
今相手の3ラインで受けターン出来る選手って仙台にはカイナと松下、石原くらいしかいない。
僕らがこのサッカーに切り替えたのは能力の部分でどうしても劣るからだったのに
結局能力の部分が必要とされたい時点で詰んでいたのかもしれない。


ベストゲーム

16節FC東京戦 2-0

名古屋戦でシマオCBを試して結果が出た。結構強いんじゃないかな?という印象はあった。
手ごたえもあった自信もあった。
で、FC東京戦でそれらが確信に変わった。
ディエゴオリベイラをコテンパにするシマオは最高だったし、ディエゴオリベイラが無秩序にシマオから逃げて
東京としてはにっちもさっちも行かなくなった。首位爆走する東京がそういう機能不全に陥らせたのは痛快であった。


ワーストゲーム

04節湘南ベルマーレ戦 1-2

一番心折れた試合。この時期はとにかく何もできずただただ負けていくというのがとにかく悲しかったし色々考えた試合。
今年の挫折の象徴。


MVP

道渕諒平

たぶん彼が居なかったら442ここまで機能しなかったんじゃないかな。と
もちろん普通に言うと、シマオなんだけど彼も大切な1ピースであった。
正直ここまで期待していなかったんだよね。
ユース枠だし、たしかにWBの枚数は少ないし見たいな補強だったと思うんだけど、スタメン確保するとはね。
驚き。
ユース的にも今年は奥埜、モテがチームを去ったので新たな希望ともなった。
そういう意味で僕のMVPは道渕