1か月以上空いてしまいました。
みなさんお元気ですか。僕はまー元気でやっております。
今回は僕の携帯や会社のPCに眠る昔のレビューを掘り起こし晒してしまおう。という手抜き企画です。
1回目は2015年の灼熱のクラ戦準決勝のレビューです。
仙台ユースは黄金期。
佐々木匠、小島雅也、田中勘太、俺たちの浪漫。本吉佑多、吉田伊吹とタレント豊富でした。
一方のマリノスユースは和田昌士が既にトップデビューでメディアにも取り上げられてましたが、この試合僕がめっちゃ褒めてるのは遠藤渓太。
いやーこれ5年前なんですけど、見る目ありますね。←
そんなことはどうでもいいのですが、当時の雰囲気を出すためほぼ未編集。
しかも、ユースの試合なんで一発勝負。しかも、パイフラ振ってたからメモもしていない。
そんな条件下のレビューです。どうぞ寛大に見てあげてください。

なお、スタメンの図は今日書きました。

前置き

マリノスについて

見たのは春のマリノスカップ。

たぶん、2015年は強い。チーム全体が、ハイレベル。

キラリと光る個は不在なんだけれど、チームとして完成度が高い。

関東プリンスリーグはヴェルディ、前橋育英に次ぐ3位と上位をキープ

ここまで、グループリーグを1位通過。

長崎を5−1 甲府を2−0と安定した戦いで勝ち抜け。と安定した戦い。

システムは4-4-2 トップで出場経験がある和田がベンチ入り

仙台について

佐々木匠最終年の仙台は初のBest4.

ようやく、Best16を超えて一気に三ツ沢まできた。

最後に見たのは、やっぱり春先のマリノスカップ。

でも、あの時は3年の一部がトップ練習に交じっていて、フルメンバーは今年初。

グループリーグを1位通過。 清水をPKで下すと、名古屋には一人少ない状態から終盤勝ち越し

というギリギリの戦いを勝ち抜いてここまできた。

今日は4-2-3-1 伊吹の1トップ 二列目に 村越ー匠ー翼 が入る。

トップ登録済みのカンタは先発。 小島雅也はサイドバックでは無くCBで出場。

本吉と晃次郎はベンチスタート。

スタメン

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前半

流れを先に掴んだのはマリノス。

最初仙台はDFラインを高く設定しようと試みたけど

崩し方とくに、サイドチェンジで前プレス交わして

そこからワンツーを使って仙台のDFラインに潜り込むというのが素晴らしい。

仙台はならばとラインを低くし、撤退守備を敷く。 

#このあたりはトップっぽい

仙台はクリアが精いっぱいだけど、決定機を与えたのは1度だけ。

それもミスがらみなので、崩されてはいない。

この作戦は成功。

マリノスは前に高さが無いのでこの撤退守備の攻略を見いだせない。

仙台が攻めに転じたのは、水分補給タイム明けから、

左サイド村越のサイドからの佐々木匠ー吉田伊吹ラインが機能し始める。

決定機は相手のクリアミスを吉田伊吹が拾い、佐々木匠へ繋ぎフィニッシュもDFがぎりぎり間に合いゴール上へ。

その後も仙台がゲームの主導権を握るもお互い疲労の蓄積の為か、あと一歩のスピードが足りず決定機を作れず前半終了となった。

後半

仙台は勝負に出る。

村越に代えて本吉投入。吉田伊吹とのツインタワー形成。

4-4-2へ タクミを左サイドにもってくる。

これが功を奏して、収まりところが2つになったこともあり、仙台が前に圧力をかけられるようになる。

ここで勝負を決めるべく56分に佐々木翼に代えて木本晃次郎を投入。

前で圧力かけ、CKを獲得。ファーで折り返しごちゃごちゃとしたところで、吉田伊吹とマリノスGKの間にボールが転がると懸命に足を延ばす伊吹より早くGKがボールを確保。

そして、カウンター。

一度は縦の勢いを切るが、クリアを右サイドに移っていた遠藤渓太が拾い、勢いのある良いカットインからミドル。

それはカンタが弾くが渡辺がきっちり詰め鮮やかなカウンターでマリノスが先制。

仙台がゲームを支配しこの試合最大の決定機から鮮やかなカウンター。

カットインからミドルを打った遠藤渓太をほめるべきだと思う。

さらにマリノスには勇気付ける和田が途中出場。

そして、この日ボランチで踏ん張り続けた、織田が足を釣りプレー続行不可能で退場。錦織司と交代。

点を取らなきゃいけない仙台に対し今度はマリノスが引いて守る展開。

引いたマリノスに対して仙台はボールを前に運べず、シュートまでもいけない時間帯が続く。

残り10分になったところで、仙台は最後の勝負。

縄に代えて斎藤、そして、平澤に代えて志村を入れて、吉田、志村、本吉の3タワーで勝負に出ます。

この交代で3バックになった仙台。

マリノスはそこをきっちり付いてくる。

3バックの脇に遠藤渓太が個人技で左サイド深くに侵入。

体制苦しくなるも、倒れながらもクロスを上げ切った。

そのクロスが阿部へのドンピシャに合わせマリノスが追加点。

これで、ほぼ勝負あり。

ただ、諦めない仙台もタクミから本吉へつながりフィニッシュ。これが久しぶりのシュート。

そして、これが仙台この試合最後のシュート。

残り時間は、マリノスが上手くクローズし

2−0で決勝にコマを進めるのはマリノスということに

あとがき

仙台はここまで来たのが快挙だったと思うが、選手たちはそれでも貪欲に上を狙ってチャレンジでした。

一気に優勝まで見えた気もしましたが甘くなかったなと。

まずは、プレミア昇格してこのレベルのチームと常に戦うこと。が次のステップかなと思いました。

しかし、仙台のこのチームは非常に魅力的でした。

村越と木本のサイド突破。 佐々木匠のテクニックとアジリティ。

そして、そこが知れない本吉の爆発力。

守っては小島、織田が上手くDFラインをコントロールし、田中がガッツリ止める。素晴らしいチームだった。

3-4年前までは仙台ユースは関東のチームに全く通用しなかったという歴史があって、それがここまでになるとは夢にも思わなかった。

優勝は出来なかったけど、彼らの戦いはまだこれからも続くわけで。

東北に戻って東北プリンスの後半戦。そして、トーナメントになったJユース杯

あとは、プレミア入れ替え戦と続いていくのでまだまだこの経験を糧に頑張って欲しい。

仙台にとってとても大きな歴史上に残る3位だったことは間違いないので、これを胸に頑張ってほしいし、夢託された後輩たちは大変だけど、この3位を抜いていってほしいと思います。

一方のマリノス。

今年は和田のチームだと思ったけど、遠藤渓太のチームだったという印象。

和田は既にトップデビューを果たしているが、遠藤渓太は和田以上の才能なんじゃないかなと思う。

このレベルのウインガーは石川直宏以来な気がして敵なのにワクワクしてしまう選手だった。

僕は彼のファンになったしこれからも彼を何処にいっても応援したいと思う。

願わくばおいでよ。仙台に(笑)