- 1.スタッツ
- 2.スターティングメンバー
- 3.前半
- 3-1.前プレスで先手を取る!
- 3-2.15分くらいから外される前プレス
- 3-3.そして失点
- 3-4.それでも、追いつく!
- 4.後半
- 4-2.オープンな展開からの落とし穴
- 4-3.交代で入る選手のタスクが…
- 5.まとめ
- 6.ハイライト
■ 目次
スタッツ
スターティングメンバー
前半
前プレスで先手を取る!
約1週間前にルヴァンカップで手も足も出なかった仙台。しかし、その経験を活かしこの日は前から嵌めに行く。
セレッソはボランチが1列落ちて3バック化。
そして、松田が中に入り3-2でのビルドアップという形だった。
そのビルドアップに対して仙台はきっちりと対策を落とし込み。
仙台は4-4-2のセットからサイドハーフが外を切りながら最終ラインに圧をかけていく。
この方法で仙台が上手く主導権を奪ったように見えた。
しかしながら、この時間で仙台は決定機が作れないのは課題であって、奪っても奪った後どこに付けるかが不明確。
そして、受け手もスペースがどこに出来るかわからずセレッソの守備網を外す事が出来なかった。
図
15分くらいから外される前プレス
ところが、結構早い段階から仙台の前プレスが外される。それは、GKがビルドアップに加わり始めたのが要因だった。
仙台は変わらずに2トップ+両サイドハーフが最終ラインに圧力をかけるが、
GKが加わる3バックだとSBの松田がフリーになった。
というのも坂元が蜂須賀をピン止め。ヨニッチがワイドに開くがそこに行くのが西村なので、どうしても松田がフリーになってしまうのであった。
また、左から運ばれた時に清武がボランチの裏に入ってきて起点を作る。
SBから清武という経路で前進できた。
16分はメンデスがオフサイドになったものの典型的なシーンだった。
なお、仙台の右サイドは清武が中に入るのもあって、SBの丸橋に対して柳が圧力をかけるので左サイドよりは運ばれなかった印象である。
そして失点
前プレスが外され撤退守備が多くなった時間だった。U字ターンで左から右サイド展開さたシーンだったがこの時に
左サイドでは浜崎が引き出され、右サイドでは椎橋が引き出されてしまったのでCBの前に誰もいなくなってしまった。
そこに清武が上手く利用しフリーを作った。
そこにいち早く気づいた関口がカバーしに行くが、メンデスにブロックされ間に合わず。
フリーで打たれて失点となった。
そこまで速いサイドチェンジでは無かったので出来れば浜崎に位置を取り直して欲しかった。
ま、彼はDH初めてまだ間もないのでこれを機会にまた勉強してほしいと思う。
彼はある程度上手くやっている。
それでも、追いつく!
先制された仙台。そして、次第に仙台がボールを保持し、セレッソがブロックを作る時間が多くなる。
セレッソは椎橋と蜂須賀をより警戒していたように見えた。
そして、この二人を常にチェックする。その役は坂元と奥埜の役割だった。
松田は少し絞って西村番をする。
ただし、この時どうしても噛み合わなく真瀬のところがフリーになりがちだった。
が、真瀬は中に絞る事が多く自らセレッソのCBに寄る形になって上手くそのかみ合わせを活かせなかったように思う。
この日の仙台は両ウイングは中に絞る。大外はSBが使う。
という設計だったが、それが常にそういう状態だったので臨機応変に対応出来なかった。
そして、真瀬は中に入ったプレーは慣れて居なさそうで彼を大外にしても良かったのじゃないかと思う。
この辺りはまだまだであった。
それでも左からは何とか運べてクロスを上げられる。
でも、それが中々合わず。柳と真瀬は苦労していた。
その一方で左サイドに顔を出して期待感があるクロスを出せた浜崎。
というのは仙台には朗報であった。
そして、そのクロスからCKを獲得。CKから蜂須賀が決めて仙台が前半終了間際に追いつく事が出来た。
後半
オープンな展開からの落とし穴
先制されながらもセットプレーで追いついた仙台。後半もその勢いで仙台が主導権を握る。
セレッソは後半早々から両SH(特に清武)の運動量が落ち中盤にスペースが出来始める。
そこの空いたスペースに関口や真瀬がドリブルで運び利用。
仙台が徐々にゲームを支配したかなという矢先に失点。
この失点は仙台が前から行くか後ろで行くか中途半端な状態になったのが要因。
真瀬が前の最終ラインを捕まえるのか、後ろのSBをを捕まえるかが中途半端。
でどちらに圧力掛からず。
SBから清武が仙台のDH裏で起点を作りラストパス。
それに反応した坂元が流し込みセレッソが勝ち越す事になった。
行けそうだっただけに大きな落とし穴。
選手の意思が少しばらけてしまってカウンターを受けてしまった。
交代で入る選手のタスクが…
失点直後に清武が柿谷に交代。これでオープンな状態を回避し、4-4の強度を再び取り戻していくセレッソに対して仙台は
石原、赤崎、ゲデスを投入し4-4-2にして、前に圧力をかけたい仙台だったが、
運べる関口が右サイドにいったことで中央で起点が出来なくなり
最終ラインからただ前線に蹴るだけになってしまいゲデス赤﨑を活かせなかった。
事実65分に椎橋の前プレスから長沢がシュートを打った後シュートすら打てず
セレッソの4-4の前にボールを失い続けるしかなかった。
最後に
1度追いついたけれど完敗であった。前後半ともに入りは良かったものの変化対応できず失点。
特に前半は研究してきたぜ!!!という内容からあっさり対応できない状況になるのは切ない。まだ、応用が利かないのしかないのかなとも思うのだが。
それと選手層がきつい。怪我人も多く現役大学生の真瀬をここまで使わないといけないのはやっぱり苦しいなと。わかってるけど改めて思う。
そして、彼はウイングは本職じゃないわけだし。。
それが仙台の現状を示しているよな。
その中で上手くやっているとも言えないのがなんとも切ない状況であるが…
ここ数試合得点の匂いがあまりしないし、個人的には手ごたえもない。
これは、4-2-3-1のせいなのか、松下、道渕、ジャメ不在が効いているのかは判断がまだ出来ていない。
でも、不在のメンバーの影響は大きいとは思う。
そして、交代枠が5枚あるが、なかなかそれを活かせない。
今日も1枠残している。そして、使った枠で良い効果をもたらせたかというそうじゃない。
このレギュレーションは金がなく、構築中のチームにとってかなりしんどいレギュレーションであるのは間違いない。
そんな中でどう勝ち筋を見出すか。
ちょっと見えなかったのがとても辛い。
去年の武器シマオもまだいないし、そういえば永戸も鹿島にいあった。
なので、武器はなんですか?といわれれば、ジャーメインのスピードです。
と言いたいがジャーメインも怪我で不在。
次に蜂須賀及び松下のサイドチェンジからの攻めです。とも言いたいが
松下も怪我。蜂須賀はチーム事情で左サイドを担当していて右サイドほどの存在感を出せていないのが現状。
苦しい。試合はあるので彼らが戻るまで時間を待つわけには行かない。
とにかく僕らは何で勝つのか。きっついけど見出さないといけない状態である。
「百折不撓」
何度折れても志を曲げない事が大事なんだと思うのです。
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