- 1.スタッツ
- 2.スターティングメンバー
- 3.初めに
- 4.前半
- 4-1.パトリックと小野の関係性とアクシデント
- 4-2.先制点は宇佐美のポジションから生まれる
- 4-3.点を取った後のテンション
- 5.後半
- 5-1.宇佐美のポジション修正とシステム変更
- 5-2.コンディション悪いガンバと3枚代え
- 5-3.パワープレーを跳ね返す
- 6.まとめ
- 7.ハイライト
■ 目次
スタッツ
スターティングメンバー
はじめに
お久しぶりです。僕です。
8月に転職活動をしておりまして、更新が滞っておりました。
その間仙台はずっと勝てなかったわけですが、
それでも、一歩づつ進化はしていましたし、マリノス戦以外は勝っててもおかしくない。
そんな内容ではあったと思います。
ただ、やっぱり攻撃の部分でまだ荒い部分があって連携がとれてなくて点が取れなくて先に失点したり、不運な判定、ゴラッソに悩まされました。
なので、この中断期間に攻撃のコンビネーションを作れるか。共通認識を作れるかがポイントになるのかなーって思っていました。
ということで久しぶりに振り返ってみましょう。
前半
パトリックと小野の関係性とアクシデント
立ち上がりに主導件を握ったのはガンバであった。その理由は、パトリックをシンプルに使い小野がセカンドボールを拾ったり裏抜けしたりし仙台を悩ませた。
また、小野がディフェンスラインを引っ張る事でパトリックに時間が出来て対応出来なくなったりと相互作用していた。
ただし、その相互作用が13分の小野の怪我によって作れなくなりパトリックが孤立すると
アピタウィアが対応出来るようになり仙台が主導件を握り返すきっかけとなった。
先制点は宇佐美のポジションから生まれる
仙台の攻撃は右サイドからであった。
宇佐美の守備がルーズな瞬間がありそこを狙う。
宇佐美の役割はSBの蜂須賀を抑える事であるが、パスコースを消し切れなかったり
たまにサボって単純に抑えなかったりと不安定であった。
なので、アピタウィアから蜂須賀や加藤に縦パスを入れる事が簡単でそこからボールを運ぶ。
ところで、アピタウィアの縦パスは受け手が加藤だとスピードが上がり精度があがるんのは大学時代からの信頼関係なのかもしれない。
で、先制点も右サイドから生まれる。
その時、宇佐美はなぜか中央にいてポジトラに備えている。
最初の蜂須賀のフリーのクロスは跳ね返されて、パトリックポストから宇佐美がボールを運ぶシチュエーションを作れるがそれを上原がしっかりと戻って仙台ボール。
そこからもう一度サイドに振ると蜂須賀にたくさんの時間があり、もう一度狙いすましたクロスを上げると2回目のクロスはきっちりと富樫が決め仙台が先制する。
宇佐美がなぜ中央にいたのかというと、パトリックが孤立しているために攻撃が単発。
さらに左の宇佐美にはなかなかボールが来ないのでパトリックに近づいて攻撃を成り立たせようという判断だったのではないか。
ただし、それはあくまで個人の判断で守備のケアをチームとして出来なかった感じである。
蜂須賀に2回もあれだけ時間を与えればさすがに点は生まれる。
(時間があるのでペナ中も整えられる。久しぶりに仙台がペナ中に4人もいる瞬間を見た)
点を取った後のテンション
久しぶりに点を取った仙台だが、再開後テンションを間違ってしまう。
キックオフ直後から仙台は前プレスを掛けるがそれを外され、加藤がCBに行くのかWBに行くのか中途半端ポジションになってしまう。
なので、そこから仕掛けられ宇佐美との連携で仙台の右サイドを破壊。
クロスは間一髪ブロックしたもののこぼれたところに矢島が素晴らしい反応で同点にする。
勝ってないチーム、久しぶりに先制したチームの難しさ。
ちょっと入り方、テンションの入り方を間違えてしまったのは勿体なかったと思う。
そんなミスった仙台だったが、幸運にも42分に得たセットプレーを再び富樫が決めて勝ち越しに成功。
勝ててない仙台にとってすぐに勝ち越せたというのは精神的に楽になった。
後半
宇佐美のポジション修正とシステム変更
後半開始も前半立ち上がり同様にガンバが主導件を握る。
その理由は孤立したパトリックに宇佐美を添える事で、前半の小野ーパトリックの連携を再現する。
宇佐美は前半より少し中央に位置する。ただし、失点時よりも中央には絞らない。
所謂ハーフスペースにいる事で上手く連携していった。
50分過ぎには宇佐美ーパトリックの連携を活かせるために、唐突に4-4-2にする。
(なんで、ハーフタイムじゃなくて50分過ぎだったのだろう。そこは謎)
そして、4-4-2の方が連動性が出てくるガンバ。
2トップの関係もさることながら、井手口がスペースに飛び出すのが絶妙。
特に小野瀬が落ちて、出来たスペースに顔を出すのが非常にめんどくさく仙台はそれを止められない。
そして、同点弾もそのふたりの連携から生まれる。
井手口が飛び出しボールを引き出すと宇佐美に繋ぎ逆サイドに展開。
逆サイドの矢島に渡るとクロスが蜂須賀の手にあたりPK判定。
それをパトリックが決めガンバが再び同点に追いつく
コンディション悪いガンバと仙台渾身の3枚代え
ところが、得点直後に61分に高尾が足を攣る。足を攣るには早すぎる時間だけれど、連戦やACLの遠征等々で疲労が蓄積しているんだろう。
コンディション的に相当厳しそうなガンバ。
それを尻目に仙台は給水タイムに、西村、カルドソ、中原を投入し勝負にでる。
さらに、そして、77分には藤春が足を攣り、交代。この交代でガンバはバランスを崩してしまう。
藤春に代えてウェリントンをSHに、柳沢を右から左のSBに変更。
右のSBには小野瀬を入れたが、これがバランスを崩す。サイドハーフのウェリントンは守備をしないし、小野瀬も上がった後に戻りが遅い。
なので、変則的な3-2-5みたいな形になって仙台が奪った瞬間カウンターを掛けやすくなる。
そして、バランスの崩れたガンバに対して、79分に西村がカウンターを完結させ三度勝ち越した。
パワープレーを跳ね返す
勝ち越されたガンバは最終ラインからパトリック目掛けてロングボールを入れパワープレーを決行する。
ただし、パトリックを競った後のセカンドボールを拾えない。
というのも、ほぼ中盤が山本一人になっていて拾う選手がそもそもいない。
なので、仙台はセカンドボールを拾ってカウンターを仕掛ける事が出来たので残り10分+アディショナルタイム7分は仙台が決定機を作りタイムアップ。
12戦ぶりの勝利を手に入れた。
最後に
正直に言うとガンバがよくなかった。だから、勝つのは当然。。。
と言いたいがそうではない。この試合勝つ事は非常に困難であり、勝ったことは大きかった。
というのも、先制した直後に失点。
PKでの失点。その後、ハンド判定でOFRまで行ったのにその前のオフサイドを取られてハンド取り消し。
と、11戦未勝利と同様に逆風の判定がや事象が続いた。
その中で選手たちはまたこの流れか…と心が折れてもおかしくなかった。
でも、選手たちは誰も心が折れず戦い続けた。そして、勝利した。
これが大きい。
個人的にはあの、鹿島戦からこういう嫌な流れがあって、天に見放されたようなそんな試合が多かったのだけれど、それにも負けずに戦い続けた結果、こういう勝利をつかみ取った。
そして、この勝利はあの嫌な流れを変えるきっかけになるんじゃないかと思っている。
そして、選手に戦い続ける環境を作る。それは、まさにテグさんらしいチーム作りだと感じる。
やはり、テグさんのチームは内容よりもエモーショナルな、
感情に訴えてくるチームを作る。
このチームは死んでいない。むしろここからだと感じる。
ここからの連戦。順位の近いシックスポインターが続く。
何が何でも連勝したい。
その一歩目としては最高の結果を得たんだと思う。
もちろん、内容はまだまだ向上させる必要はあるが。。。
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