- 1.スタッツ
- 2.スターティングメンバー
- 3.前半
- 3-1.初手前プレに対しての定石SH裏
- 3-2.エヴェルトンは非アンカー
- 3-3.町田は前3人のアタック
- 4.後半
- 4-1.IHの役割修正
- 4-2.遠藤フリーマン作戦に稲葉マンツーマン
- 4-3.攣っても切り替え速度は落ちない町田
- 5.まとめ
- 6.ハイライト
■ 目次
スタッツ
スターティングメンバー
前半
初手前プレに対しての定石SH裏
さて、どうも。今年は書く限界はありますができるだけ時間見つけて頑張っていきます。さて、2023年開幕戦でございます。
なんだか、黒田監督を迎え注目めっちゃされてる町田とです。
まー町田は初手はガンガン前から来るんだろうなと思っていたのですが、
それほど来ない。それがびっくりしたところでもあったのだけれど、前から行きたくても行けなかったということかもしれない。
町田は4-2-3-1で仙台は3バックでビルドアップ。
なので、3CBの数を合わせるために1トップ+2枚のSHでCB3枚数を合わせてプレスを掛ける。
それに対して仙台はWBをSHの裏に配置し前プレスの待避所として使用して1stプレスを外す事に成功。
まー定石ではあるんだけれど、去年これができずてんやわんやになったのでこの辺りはちゃんと整理してきたなという印象。
ただ、小出-真瀬は出来るけど、テヒョン-相良はできない。
これはテヒョンの問題が大きそう。まだそこまで見えてない。
とはいえ、近くにパスを出せなかったテヒョン。そこは少しは改善していたのでシーズン進めれば出来るようになるとは思う。(願望が強いが)
エヴェルトンは非アンカー
ただ、1stプレス掛からないぜ!と行った仙台だったけど主導権を握るまではいかない。というのも、真瀬からエヴェルトンへ繋がるシーンはあったのだけれど
エヴェルトンは広げずボールサイドに返すシーンが多くピッチを広く使えないのが原因。
同サイドでユニット作って崩していこうぜ。っていう雰囲気もあったのは確かだけど、
真瀬が1stプレス外して広げようとしているのに結局2-3手後にボールが戻ってきて困っているのもあってそこは改善すべきところかなとは思う。
ただ、後半2DH気味にするんだけれどそうなると違和感ないのでやっぱりアンカーでは無いんだろうなとは思う。
そして、アンカーを求めて無いのかもしれないなとも思う。ここは長期的に見ていかないとなんともって感じ。
それとGKが持ったときに繋げない。蹴ってしまう。というところがどうしても気になった。
蹴って回収出来るような仕組みじゃないのでやっぱり繋ぐ必要があるとは思う。
ただ、林は蹴るばかりであった。まー初戦だしリスクは犯したくない。
っていうのが強いんだとは思うんだけれどそれでも。っていう感じだった。
菅田が3バックから0.5列前に出てGK-CB-菅田のひし形形成するシーンもあったけれど、
それでも蹴ってしまう。これは改善必要かなと。
町田は前3人のアタック
さて、一方の町田は奪ったら前3人でアタックだった。僕お気に入りの平河-エリキの両ワイドの個人能力と真ん中デュークのパワーを活かす。
という感じ。
ただ、3人がそれぞれ個人で戦うのならば仙台は抑えられることを序盤から証明。
我々の3CBが強固だと証明。
ただ、相良は平河のスピードに明らかに手こずった序盤で町田のチャンスは平河から作っていた。
それでも相良はてめーに負けたらレンタルでここに来た意味が無いんだ。という感じで闘志満々でやり返す。そこで折れないというか負けを認めない事で踏ん張る。
そして、慣れて次第にやり返す。
なんか、モテくんのデビュー戦を思い出す。
こういうハートを持った選手は大好物。負けを認めない。やり返すっていう。
最高だったしそれに対応する適応能力も見せて徐々に平河を抑え始めるのも良かった。
さて、町田は個々でぶち破れないので25分すぎからデュークとエリキを近づけて二人のコンビネーションで仙台を殴り始める。
しかも、前述の通り仙台は真瀬サイドでボールを持つ事が多くてトランジションが起こるのもこの真瀬サイドが多く、
町田は奪ったらまずはデュークを見よう!
ていう感じで、デュークはボールサイドに居て起点を作る。
って感じでたまたまエリキが生きた形になった感じもある。
ただ、意図的に町田はデューク-エリキで決定機を作ることに成功した感じだった
後半
IHの役割修正
前半の後半は町田ペースだったので仙台は少し修正する。どこを修正したかというIHの中島と氣田の役割。
前半はIHに入ったらとにかく前に仕掛ける。仙台はその二人が前を向いて仕掛ける事で
町田の守備を破壊することを狙う。
ただ、思ったよりIHに前を向かす手段を意図的に作れなかった。
なので、調整。
仕掛ける役をIH両方から1枚にし、もう一枚をボランチ(6番)として扱う事で
ボールをより回せるように変更。
で、そのボランチ役になるのは中島の時間が長かった。
そして、中島がボランチ役になることで相良が高い位置でボールを持ち仕掛けるケースが増え町田を押し込む事に成功。
さらに、氣田も前半よりは仕掛けるケースが増え期待通りの変更になった。
ただ、相良サイドが活性化したのだけれど、そこに待つのはJ2屈指の守備職人奥山。
ここを超えられないで苦労する。
ただ、奪ってデュークに蹴ってもエリキの逆サイドになるのでエリキとデュークは遠く仙台がこの試合唯一驚異だったこのコンビを組ませない。
ということにも成功しどちらかというと仙台が主導権を握りかけた時間だった。
遠藤フリーマン作戦に稲葉マンツーマン
主導権を握りかけた。ただし、あとひと押しがほしい仙台は2トップをまるごと入れ替え。山田と遠藤に変更。
遠藤は好き勝手自由に動き町田の守備をバグらせることには成功する。
去年の仙台では遠藤は自由過ぎて扱いきれない事が多かった。(ただし、局面個人の能力は高いのでそこでは活躍したが)
しかし、今年はある程度決まりごとがあり、遠藤ひとりの自由は受け入れる事が出来る感じだった。
なので、程よいバグとなって町田を狂わせることにはなった。
ただ、それも町田は高江から稲葉にチェンジ。ほぼ遠藤にマンツーマンにすることで遠藤を抑える事に成功。
攣っても切り替え速度は落ちない町田
お互いにゴールを揺らすことができず80分過ぎまで経過。町田は運動量は多いので足を攣りはじめ体力的に限界が近づくのだけれど、
切り替えの速度は落とさないのが素晴らしい。
逆に町田ほど体力的には余裕があるように見える仙台だったけどこの切り替え速度についていけない時間が増える。
残り10分町田に決定機が増えるのだけれどその要因は切り替え速度の差だったかなとも思う。
そのあたり仙台も去年より良くなったしコーチもかなり意識しているように見えたけれど
最後まで速度を保った。落とさなかったのは町田の方だった。
ただ、決定機もなんとか耐え仙台町田の開幕戦はゴールレスドローとなった。
最後に
コンフィもない。YASSカレーも当然ない。バスも来ないし、ゴールも無い。ないないだらけの開幕戦だったけれど、なんとなくお互いにこんなもんだろう。
っていう感じだった。
まー町田のほうがホームだったし決定機は多かった。
たぶん、エリキは練習試合にほぼ出てない中でまだどう活かすか決まっていない(サイドに置いておくのはもったいなくない?)ってのもあって仕留めきれなかったので勝ちたかっただろうなとは思う。
仙台はまー片鱗はあったけれど片鱗であってまー7割くらいの完成度。と伊藤さんは行っていたけれどその通りの内容だったかなとは思う。
ただ、去年より明らかに強度が増したCB。
そして、再現性は少なかったけれど狙いははっきりしていたIHの仕事。
改善していけば良くなるんじゃないかなとは思う。
今年は勝負の年だけれど、まーここから上げて行ければなとは思う。
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