カテゴリ:Jリーグ > 町田ゼルビア


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前半


初手前プレに対しての定石SH裏

さて、どうも。今年は書く限界はありますができるだけ時間見つけて頑張っていきます。
さて、2023年開幕戦でございます。
なんだか、黒田監督を迎え注目めっちゃされてる町田とです。

まー町田は初手はガンガン前から来るんだろうなと思っていたのですが、
それほど来ない。それがびっくりしたところでもあったのだけれど、前から行きたくても行けなかったということかもしれない。

町田は4-2-3-1で仙台は3バックでビルドアップ。
なので、3CBの数を合わせるために1トップ+2枚のSHでCB3枚数を合わせてプレスを掛ける。

それに対して仙台はWBをSHの裏に配置し前プレスの待避所として使用して1stプレスを外す事に成功。

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まー定石ではあるんだけれど、去年これができずてんやわんやになったのでこの辺りはちゃんと整理してきたなという印象。

ただ、小出-真瀬は出来るけど、テヒョン-相良はできない。
これはテヒョンの問題が大きそう。まだそこまで見えてない。
とはいえ、近くにパスを出せなかったテヒョン。そこは少しは改善していたのでシーズン進めれば出来るようになるとは思う。(願望が強いが)

エヴェルトンは非アンカー

ただ、1stプレス掛からないぜ!と行った仙台だったけど主導権を握るまではいかない。
というのも、真瀬からエヴェルトンへ繋がるシーンはあったのだけれど
エヴェルトンは広げずボールサイドに返すシーンが多くピッチを広く使えないのが原因。
同サイドでユニット作って崩していこうぜ。っていう雰囲気もあったのは確かだけど、
真瀬が1stプレス外して広げようとしているのに結局2-3手後にボールが戻ってきて困っているのもあってそこは改善すべきところかなとは思う。

ただ、後半2DH気味にするんだけれどそうなると違和感ないのでやっぱりアンカーでは無いんだろうなとは思う。
そして、アンカーを求めて無いのかもしれないなとも思う。ここは長期的に見ていかないとなんともって感じ。

それとGKが持ったときに繋げない。蹴ってしまう。というところがどうしても気になった。
蹴って回収出来るような仕組みじゃないのでやっぱり繋ぐ必要があるとは思う。
ただ、林は蹴るばかりであった。まー初戦だしリスクは犯したくない。
っていうのが強いんだとは思うんだけれどそれでも。っていう感じだった。
菅田が3バックから0.5列前に出てGK-CB-菅田のひし形形成するシーンもあったけれど、
それでも蹴ってしまう。これは改善必要かなと。

町田は前3人のアタック

さて、一方の町田は奪ったら前3人でアタックだった。
僕お気に入りの平河-エリキの両ワイドの個人能力と真ん中デュークのパワーを活かす。
という感じ。

ただ、3人がそれぞれ個人で戦うのならば仙台は抑えられることを序盤から証明。
我々の3CBが強固だと証明。
ただ、相良は平河のスピードに明らかに手こずった序盤で町田のチャンスは平河から作っていた。
それでも相良はてめーに負けたらレンタルでここに来た意味が無いんだ。という感じで闘志満々でやり返す。そこで折れないというか負けを認めない事で踏ん張る。
そして、慣れて次第にやり返す。
なんか、モテくんのデビュー戦を思い出す。
こういうハートを持った選手は大好物。負けを認めない。やり返すっていう。
最高だったしそれに対応する適応能力も見せて徐々に平河を抑え始めるのも良かった。

さて、町田は個々でぶち破れないので25分すぎからデュークとエリキを近づけて二人のコンビネーションで仙台を殴り始める。

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しかも、前述の通り仙台は真瀬サイドでボールを持つ事が多くてトランジションが起こるのもこの真瀬サイドが多く、
町田は奪ったらまずはデュークを見よう!
ていう感じで、デュークはボールサイドに居て起点を作る。
って感じでたまたまエリキが生きた形になった感じもある。
ただ、意図的に町田はデューク-エリキで決定機を作ることに成功した感じだった

後半


IHの役割修正

前半の後半は町田ペースだったので仙台は少し修正する。
どこを修正したかというIHの中島と氣田の役割。
前半はIHに入ったらとにかく前に仕掛ける。仙台はその二人が前を向いて仕掛ける事で
町田の守備を破壊することを狙う。

ただ、思ったよりIHに前を向かす手段を意図的に作れなかった。
なので、調整。
仕掛ける役をIH両方から1枚にし、もう一枚をボランチ(6番)として扱う事で
ボールをより回せるように変更。

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で、そのボランチ役になるのは中島の時間が長かった。
そして、中島がボランチ役になることで相良が高い位置でボールを持ち仕掛けるケースが増え町田を押し込む事に成功。
さらに、氣田も前半よりは仕掛けるケースが増え期待通りの変更になった。

ただ、相良サイドが活性化したのだけれど、そこに待つのはJ2屈指の守備職人奥山。
ここを超えられないで苦労する。

ただ、奪ってデュークに蹴ってもエリキの逆サイドになるのでエリキとデュークは遠く仙台がこの試合唯一驚異だったこのコンビを組ませない。
ということにも成功しどちらかというと仙台が主導権を握りかけた時間だった。

遠藤フリーマン作戦に稲葉マンツーマン

主導権を握りかけた。ただし、あとひと押しがほしい仙台は2トップをまるごと入れ替え。
山田と遠藤に変更。

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遠藤は好き勝手自由に動き町田の守備をバグらせることには成功する。
去年の仙台では遠藤は自由過ぎて扱いきれない事が多かった。(ただし、局面個人の能力は高いのでそこでは活躍したが)
しかし、今年はある程度決まりごとがあり、遠藤ひとりの自由は受け入れる事が出来る感じだった。
なので、程よいバグとなって町田を狂わせることにはなった。

ただ、それも町田は高江から稲葉にチェンジ。ほぼ遠藤にマンツーマンにすることで遠藤を抑える事に成功。

攣っても切り替え速度は落ちない町田

お互いにゴールを揺らすことができず80分過ぎまで経過。
町田は運動量は多いので足を攣りはじめ体力的に限界が近づくのだけれど、
切り替えの速度は落とさないのが素晴らしい。
逆に町田ほど体力的には余裕があるように見える仙台だったけどこの切り替え速度についていけない時間が増える。

残り10分町田に決定機が増えるのだけれどその要因は切り替え速度の差だったかなとも思う。
そのあたり仙台も去年より良くなったしコーチもかなり意識しているように見えたけれど
最後まで速度を保った。落とさなかったのは町田の方だった。

ただ、決定機もなんとか耐え仙台町田の開幕戦はゴールレスドローとなった。

最後に

コンフィもない。YASSカレーも当然ない。バスも来ないし、ゴールも無い。
ないないだらけの開幕戦だったけれど、なんとなくお互いにこんなもんだろう。
っていう感じだった。
まー町田のほうがホームだったし決定機は多かった。
たぶん、エリキは練習試合にほぼ出てない中でまだどう活かすか決まっていない(サイドに置いておくのはもったいなくない?)ってのもあって仕留めきれなかったので勝ちたかっただろうなとは思う。

仙台はまー片鱗はあったけれど片鱗であってまー7割くらいの完成度。と伊藤さんは行っていたけれどその通りの内容だったかなとは思う。
ただ、去年より明らかに強度が増したCB。
そして、再現性は少なかったけれど狙いははっきりしていたIHの仕事。

改善していけば良くなるんじゃないかなとは思う。
今年は勝負の年だけれど、まーここから上げて行ければなとは思う。

ハイライト



スタッツ

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雑感

諸事情により時間が無いので町田戦は雑感のみになります。ポイントは以下
1.仙台対策の安井FWでフォギーニョをゲームから消さえすれば仙台は縦に加速できないでしょう。という町田の主張
2.町田の主張に対する対抗策はないまま2失点&中山の怪我
3.後半は町田の主張に対抗するために遠藤を中央に固定し遠藤から縦に進む。
4.鎌田個人で時間を作りペナ付近まで押し込む

って感じでした。
ここまでFW起用が多かった平戸をサイドハーフに落として安井起用しフォギーニョとデートしフォギーニョをゲームから消す作戦は見事にあたり。
町田の対策に対抗できぬまま前半が終わってしまった。

仙台は準備不足。対抗策がないまま2失点&中山の負傷退場。というかなりしんどい前半となった。

監督不在で後半は修正できない可能性もあったが、遠藤を中に置いて遠藤から前進。
という町田の問いに対しての答えを1つは導き出す。

これで前半よりは高い位置でボールを持てるようになるも、ペナにはまだ遠い。
町田の最終ラインが固くて対人戦でも負ける。
唯一の勝ち筋は真瀬vs翁長だったと思うがそこからもこじ開けられず。

2点必要なんで、鎌田と加藤を入れてファイアーフォーメーションにして最後の抵抗を試みる。

鎌田が個人で相手を止め時間と空間を作れる。最高だった。
やっと得点できそうなシチュエーションを作れるようになる仙台。
最もゴールに近づいた遠藤のクロスと富樫があってればゴールもあったのにあれが合わずに万事休す。

最後はちょっとわからないくらい崩れてたビルドアップ配置をとがめられて失点して、
0-3の完敗。

最後に

まー村上が監督だとさすがにつらい。山形戦も監督不在だったけど、あの試合と違うのは山形戦は週の後半に離脱したので山形戦の戦い方の土台はチームに落とし込めた。
この町田戦には最初からいないので土台も村上さんが作らないといけない状況に。それはつらいよね。っていう。

本当はこの町田戦は昇格するためのベンチマークになる試合だと思っていて
Covid-19の影響なくてきちんと準備できていても互角か分が悪いゲームだと思っている。
その中で仙台がどれだけやれるのか。
それを見たかったのだが、そこまで仙台はいけなかったなー残念。

あと、村上コーチ。最初にめっちゃ悪いように書いたけど役割が違うっていうだけだと思います。
村上さんは推測だけど、彼の役割は役割で頑張ってくれていてきっと監督と選手の間を取り持つ中間管理職みたいな立場なんだと思っていて、
その村上さんに監督のタスクってのは無理難題だったかな。
ちなみに、中間管理職的な仕事はやっていてある程度そこは出来てるんだと思っている。
それと
後半の修正はそれでも今やれることをやった感はあるのでそんなに悪い印象もないけれど。

しかも、ミッドウィークに大分戦もあっててんやわんや。
連敗だけはしたくないけれどどうだろうか。
そして、原崎さんはいつ回復するんだろうか。それ次第でかなり状況が変わってくると思う

いきなり難しい状況になった。

ハイライト



スタッツ

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スターティングメンバー

スタメン
スタメン1

サブ

前半


電光石火の先制パンチ

開始3分いきなりの先制。町田がカウンターから最後平戸が素晴らしいゴールを決めた。
このカウンターは、練習試合の鹿島戦を見るに仕込んだものであり、
今年の町田の伝家の宝刀となりえるピッチを広く使ったカウンターで先制する。
得点シーン

得点のシーンはSBから平戸が落ちてきてボランチ脇で受け吉尾に落とす。
吉尾は逆サイドのジョンにフィード。3バックでスライドが間に合わずジョンがフリーになる。
得点のシーンはそこに最初ポストを受けた平戸が顔を出し若狭とジョン+平戸の2VS1を作る。
ジョンはサイド駆け上がり若狭を引っ張る。空いたスペースを平戸が一閃。ゴールを射抜いて先制。

この形は右から左が2回。
左から右が1回あり再現性はありそうであった。
(鹿島戦もやっていたのでこの中断期間に仕込んだものだと思う)

躍動する井上潮音

先制した町田であったが、
その後はヴェルディに主導権を渡す。
ボールを奪えば伝家の宝刀カウンターがあるのだが、ボールを奪えない。
奪えなければカウンターも出せない。となぜ奪えないか書いてみる。
まずは、ヴェルディのボール保持の形と町田の非保持の組み合わせはこのような形になる
全体像

町田は4-4で中央3レーン閉鎖。2トップでビルドアップ隊に挑む形になる。
ヴェルデは3-2がビルドアップ隊。WBは大外張っとけタスク。
3トップが中央3レーンでなんやかんやするような形。
ただし、この3レーンを4-4で閉じているからヴェルディは簡単に3トップは入れられない。

町田のチームコンセプトからすると中央閉鎖なのだから、2トップも動きすぎずにDHを見張り続け中央閉鎖するような立ち位置を取ればよいのだが、
どうしても2トップがボールに食らいついてしまい中央を空けてしまう。
なので、3CBからDHへ簡単にボールが通されてしまうが町田がヴェルディにボール支配された要因であった。
代表的な例は以下の図を参照
井上潮音から

この図は井上潮音が少し右のHSに流れジョンを引き出し、空いたスペースを佐藤が使い
小池が最後大外タスクでクロスを入れられた。というシーン。
このように、2トップがDHへのパスコースを制限できず、結果井上潮音が躍動し
彼が4-4の間を通すパスを連発。チャンスにはすべて井上潮音が絡んでいた。

そこで、町田は時折吉尾を一列上げて4-3-3でヴェルディの3トップに圧力をかけ、
ビルドアップを阻止しに行こうとするものの中途半端な結果になり返ってピンチを招く結果に。
吉尾一列上げ
少しごちゃごちゃしている図だが、ようするに、吉尾が一列上がった結果、
吉尾が空けたスペースを使われピンチになりました。
ということである。この辺り、スペースを空けてくれればヴェルディは能動的に人が出入りしチャンスを構築出来るようである。

また、ヴェルディのビルドアップは形が複数ありそうであった。
若狭を1列上げて2-3の形とか、GKを含んで4-2の形とか。
この辺りたくさん創意工夫がありそうではあったが、前半だけ言えば町田の守備基準があなかったので、正直どんな形でも容易にビルドアップは出来たんじゃないかなと思う。

給水タイム明けのヴェルディの変化

ゲームは支配して保持率も支配している。それなのに決定機は作れないし
チャンスは井上潮音からしか生まれない。
ここに給水タイム明けヴェルディは1つオプションを投入した。
それが、小池のアイソレーションアタックである。
アイソレーションアタック

こんな感じで左でボールを保持し平から逆サイドの小池へ体格のパスを出す。
小池がスペースを使い質の勝負に持ち込めるわけである。
ただし、そこは町田である。去年までワンサイド守備をやっていてこのスライドはたくさん経験している。
また、対面が奥山であり守備の対人ならJ2屈指のSBで容易にチャンスは作れなかった。
発想的には悪くなかったとは思うが。
また、これ奥山サイドじゃなくて、小田サイドをアイソレーションしたらどうなるか。
というのは一度試したかったかな。と思う。
ただ、ヴェルディとしても、奈良輪と小池どっちの質に掛けるか。
という選択で小池で勝負という選択なのかもしれないけれど。

後半


町田の2トップの守備基準を明確化

前半町田としてはヴェルディに主導権を握られたのは2トップがボールに食いつきすぎて
動きすぎたためパスコースを遮断出来なかったためであった。
それを後半はきっちりと修正出来たのは町田としてはポジティブだった。
井上潮音を消す仕組み0

2トップがボランチを消すように修正。安易にボールに食いつかなくなった。
なので、前半のように井上潮音が余裕を持つことが出来ず、井上潮音は目立たなくなり、
前半出来なかった町田のカウンター増える事になった。
また、CBに圧力にかけに行く場合はボランチが一列上がってボランチへのパスされないように消していたものハーフタイムの修正だった。
井上潮音を消す仕組み1

DHが抑えられたのなら左右のCBから前進

なので、町田優位になるのかと思われたがそうでは無かった。
ヴェルディもハーフタイムに修正を加えていて、井上潮音経由しなくても攻撃が成立するようになったためであった。
左右のCBからビルドアップ

左右のCB特に若狭がボランチを見る2トップ脇を理由しボールを運び、
SH-DH間を上手く付きシャドウの藤本や端戸へのライン裏のパスを供給出来るようになった。
なので、町田のハーフタイムの修正があっても主導権を握り切れず、後半もヴェルディペースになった。
ただ、ヴェルディも町田の最終ラインを崩すようなアイディア、工夫仕組みはあまりなく、
町田の2ラインにサンドされ決定機はほとんど作れず。
唯一の決定機はCKキックからのカウンターで山下がスピードを活かし裏を取ったシーンであった。
(このようなスピードでぶっちぎるシーンを増やしたくて小池を下げて山下という選択だったと思うが、そういうシーンはあまり作れなかった)

逃した勝ち点3と原因

ただ、町田も70分以降強度が落ちていった。
特に両SHは運動量が求められるためかなり厳しい状況で奪ってもカウンターまで行けないような状況であった。
それでも、ポポヴィッチは動かなかった。というのも、本職のSHがおらずカードを切りにくい状況であったのだろう。
結局83分まで我慢。そして、吉尾に書いて中島を投入。(これも最初は安藤の予定だったが、急遽吉尾に変更された)

そして、その中島の何気ないCBの前プレスがバランスを崩すきっかけになってしまった。
失点の場面

ということで、このシーンを見ると確かにSHの交代は簡単に出来ないよな。と思える失点であった。
中島は守備規則を理解していないように見えて、フラッと前に出てしまった。
そこで空けたスペース及びパスコースが連鎖的に使われ最終的には一番危険なゴール前も空ける事に。
そして、その空いてしまったスペースのケアに走った高江もスピードで振り切られPK献上となった。

結果論に近いのだけれど、3列目の崩しを搭載していなさそうなヴェルディだったので
SH交換の選択肢が無いのであればゴール前にバスを並べちゃっても良かったのかなと思ったりもする。

最後に

前半の町田は守備基準が無かったので本当にきつかった。
ヴェルディもそれほど良い状況じゃなかったので、本来ならばもっとカウンターの手数は出せたはずなのだが、残念ながらそれが出来なかった。
再開試合でちょっと気合が乗りすぎたの2トップが無秩序にボールに食らいつきすぎた。
ただ、早い時間に先制は出来たので後ろに撤退しちゃっても良いかと割り切ったのが無失点で折り返せたんだと思う。
後半はそれはきちんと修正。なので前半よりもカウンターは増えた。
ただ、後半は若狭がが面倒くさかった。なので、カウンターの数も不十分なものになった。
町田はカウンターのキレ味は良く、本当に素晴らしいものを手に入れたので
今後はどうやってボールを奪うか。の手段を見に付ければ上位は行けるのでは無いかと思う。


ハイライト

企画説明

まずは、企画説明。
開幕したのにコロナで突然の中断。モチベーション高いのにいいいい。
っていう感じ。
なので、コロナをコロッとぶっ飛ばせ。と題して他チームのレビューを書こうぜ!
という企画。
コロナビールでも飲みながら読んでいただければと思います。
なお、某マリノスサポがハイレベルな事をやっているけどあっちとは比べないでっ!笑
ということで、第一弾は町田vs甲府 です。よろ。

スタッツ

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スターティングメンバー

スタメン


ベンチ

スタメン@フォーメーション

前半


町田のビルドアップと攻撃の設計図

町田はポポさんに変わってシステムは4-4-2のままであるけれど中身はがらりと変わっていた。
それが、まずビルドアップ。
相馬さん時代はビルドアップなにそれ美味しいの?って感じであったが今年はきっちりやる。
町田のビルドアップ

高江が降りてきて3バックになり中央3v2の数的有利を確保。
そこに甲府は泉澤が食いつくのでSBがフリーになってそこから前進出来る感じだった。
高江は3バックの真ん中に入るところもあったが、そうすると、右に深津になる。
そうするとビルドアップするにはちょっと微妙。
なので、左に落ちた方が良さげだった。

で、アタッキングサードの設計について。
町田の攻撃設計図

2トップの1角に平戸が入る。これには違和感があったが(普通はマソビッチと平戸逆?って思う)
問題なかった。平戸はFWのタスクというより、トップ脇で、ボールサイドのHSにでボールを受ける事に注力する。
良かったのは右サイドのHSに流れた時だった。
図のように4人が近い距離でボールを回して前進出来る。そして、右からクロスが上がると
ステファン、大外からマソビッチが飛び込む。という設計図で決定機を作りだしていた。

ちなみに、平戸は左HSに入って起点も作っていたが、左はマソビッチも中に入るのでHSが渋滞する。そして、マソビッチが中に入るので大外タスクに奥山となるのだが、
奥山が大外タスクがこなせない。なので、左からの攻撃は結構詰まりがちだった。
このあたり、奥山じゃなくて下坂の方がよさそうな感じもした。
が、守備の強度がどうなるかな。っていうのはあるが…
町田のざっくりこんな構図であった。

甲府のビルドアップ(その1)

さて、ここからは甲府の振り返り。
甲府はスタート4-2-3-1だが、ボールを持つと4-1-4-1のように変化。
甲府のビルドアップ

山本がアンカー。2CBとアンカーでビルドアップしたい雰囲気。
ただし、町田は中央2-2で中央封鎖。2CBにはあまりいかない。
それよりもアンカーを監視して前進させないぞ。という感じ。
そして、松田が右サイドから中に入ってくるのだが、これが2-2の中央封鎖の中に入っちゃうのであまり意味が無かった。
そして、1トップのラファエルが孤立。甲府はボールを保持する時間が多いものの攻撃が停滞していた。

甲府のビルドアップ(その2)

停滞したので甲府がビルドアップをテコ入れする。
甲府のビルドアップその2

山本が落ちてはっきりと3バック。
中央を3枚で数的優位確保。
でも、結局中央閉鎖の中に入ってくるのであまりボールを前進出来ない。
ただ、カイナがCBに食いついた時に、SBを小田と受け渡ししないといけないが
それがうまくいかずサイドから前進というケースもあった。
でも、往々にして甲府はあまりうまく行かなかったと思う。
ちなみに、20分の甲府の決定機はカウンターで2ボランチが前に出ていったあとでドゥドゥがフリーにしたところから始まっている。
しかし、大体はドゥドゥを捕まえられていて甲府は決定機を作れなかった。

後半


61分からの3バック

後半も立ち上がりからお互いに変わらず。
ゲームを動かしたのは甲府。
61分にラファエルを下げ新井を投入。システムを3-4-2-1にしたところだった。
3421に変更

甲府は3-4-2-1にしたことで、中央を使わず外→外で前進出来るようになった。
3バックの攻撃設計図

WBが大外でフリーなるので、そこにSBが食いつく。その背後をシャドウが外に流れて使う。
これで町田を押し込める。押し込めたら甲府のターンとなった。
ただし、町田は外を使われても中央は閉めていたので、押し込まれるものの守れた。
という状態ではあった。
また、甲府も押し込めたけど、中央どうやって崩すの?というのが不明確。
外からのクロスも中にドゥドゥだけ。というシーンも多くそこまで決定機を作れない。

町田の去年からの課題

押し込まれた町田は陣地回復方法が無い。
そして、カウンターも出来ない。というのが町田の課題。
ステファンに代えてドリアンを投入してロングボールで陣地回復したくても4-4が引きすぎて2トップが孤立。ドリアンが頑張るもフォローが間に合わずボールを奪われてしまう。
また、平戸-ドリアンの2トップでは二人で攻撃を完結することも出来ない。
ということで、押し込まれると手も足も出ない。
去年はここでジョンチュングンに任せのカウンターとか出来たのだが…
彼も怪我しているので少ない人数でやり切ることも出来ず。
と完全に手詰まりだった。
この辺りどうするのかは今後考えないといけない。
例えばSHに足の速い選手を置く。とか4-4が引きすぎないようにする仕組みを作るとか
しないといけないと思う。

最後に

ということで、振り返ってみた。
町田はどうなる事かと思ったけど思ったよりビルドアップの仕組みと出来ていていた。
もちろん左の整理とか押し込まれた時にどう陣地回復するかとかは必要なのだけれど
それでも初戦にしてはポジティブだったと思う。

甲府は4-2-3-1で保持したいのだろうと思うけどならば立ち位置にもっと拘らないといけない。
5レーンの理解が深まるJで彼らはそこまで意識しておらず、中央に入りすぎる傾向があった。
もう少しHSを意識して、ボランチ脇とかで受ける事が出来れば中央からも前進できそうだし、結構躍進もしそうな雰囲気。
逆に、それが出来なければ外外からの前進しかできなくて苦しみそう。
そんな開幕戦に見えた。
追伸
中塩大貴は凄く良い。左利きのCBとして普通にやれていた。181cmとCBにはもう少し身長が欲しい気もするけれど、それでもビルドアップに拘るチームなら左利きだし欲しいチームは絶対出てくると思う。

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去年のおさらい

まずは、去年の予習から。
2018年の快進撃はセンセーショナルであり、その戦術も異端であった。
簡単に言うと、極端なまでの横圧縮で、4局面のうちボール保持/ボール非保持を捨て
ひたすらにトランジションを引き起こす。
オーバーロード
上記のように圧縮し、攻撃も基本的には同サイドアタックで逆サイドは使わない。オーバーロードアタックを採用していた。
その中でスローイン、CK、FKのセットプレーで点をとってきたチームである。

勝てない理由は圧縮エリアに空く穴

まずは、結論を先に言おうと思う。
去年は4-4-2の圧縮する形を崩さなかった。特に重要なのは、4-4の壁であると考える。
3レーンに対して4人(全レーン埋めても一人余る)壁を2枚作る事で圧縮を作っていた。
しかし、今年はこの形が出来ない。
色々な理由があるのでが、圧縮しているエリアに穴が空く。
簡単に言うと3-1-3-3 のような形になる。

3-1-3-3

シローさんの5レーン&4レイヤー理論を採用させてもらうと、
第3レイヤーが去年より圧倒的に広くなっているのだと考えている。
この広がったところから時間と場所を確保。ボール保持へと移行されてしまっている。
なので、今年は逆サイドへの展開ではなく、単純なクリアでもこのスペースによってカウンターへと移行されてしまうように見える。

穴が空く理由

去年と違ったなぜ穴が空くのか。という理由を探っていく。
個人的には2つあるのだと思っている。

理由その1~得点を取るために~

去年のゴールはセットプレーからが多かった。
このあたりきちんと数字を調べたかったが、面倒なのでやめたのは内緒。
平戸が居なくなり、今年はセットプレーからの得点は全得点中25%(20点中5点)とセットプレーからの割合は半分になっている。(もちろん、ゴール全体の数も減っているので数にするとかなり違う。)
このあたりきちんと数字を調べたかったが、面倒なのでやめたのは内緒(笑)
とにかく、平戸のセットプレーに変わる、点を取る方法を探さなければ行けなくなった。
そこで、採用したのはペナ角攻略である。
攻撃について

赤いエリアを数的優位性を作り攻略する。(ちょうど、新潟戦(3-3)の2点目のロメロのゴールがこの形だった。)
この時にボールサイドは中に入るのでSBがあがり、大外を使う。
また、DHがこのエリアに突撃。(主にロメロが突撃する) 
この形は今年唯一再現性のある得点の取り方であるのは間違いない。
ただし、デメリットも大きい。
攻めきれなかった時に、前に6枚使っているため後ろが3+1で守らないといけない。
時に3レーン圧縮してDHが1枚なので、レーンを埋めれる訳が無く、
町田としてはトランジションの局面を発生させる事が出来なくカウンターを食らってしまう事になる。
また、この現象は点差が開けば開くほど顕著に表れる。
徳島戦の後半はほとんど1ボランチ状態で圧縮出来ずに苦しんでいたように見受けられる。

理由その2~ボールを奪うために~

また、もう一つ前プレスについて。
去年は2トップ状態を崩さずに2枚で前プレスを実施していたが、
今年は3バックに対して前線3枚での前プレスを実施している。
前プレス

こうすることで、前プレスから人数を合わせてボールを奪うような設計になっている
ただし、こうすることで残されたDHの脇に大きなスペースがあり、前プレス奪え切れない
と、DH脇から攻められるという事があるように見受けられた。
最初の前プレスに人数を掛けすぎている。奪うためのプレスに6枚使っている。
そのために、前プレスを剥がされると「3+1」になってしまうので、守れない。
という現象が発生している。

このように、町田は2つの事象が4-4-2ではなく3-1-3-3になり、
圧縮サイドに穴が空く要因となっている。
失点し追いかける展開になると、
この3-1-3-3の状態が長くなり町田らしさ消えてしまっている、

平戸は救世主になれるのか?

さて、この状態から脱却するには?と色々考えていたのだが、
8/1 に平戸が町田へ完全移籍するという方が入った。
なので、ここは平戸が救世主になれるのか。というところを推測していきた。

僕は「救世主になれる」と考えている。
それは、ペナ角攻略が必要なくなるからである。
同サイドアタックからトランジション時のファールでFK。もしくは、同サイドでCKを得ればOKになるので、4-4-2を崩す必要が無くなる。
4-4-2を崩さなければ、圧縮した空間に穴も出来ない。そうなればまた去年の町田に近い状態になる。とにかく全ゼルビアサポーターは平戸に祈れば良いのである。
祈れば救ってくれる。それが平戸である笑

だが、平戸に頼ると今年のように居なくなった時にチームが勝てなくなってしまう。
なので、平戸復帰とは別にやらなきゃいけない事もある。
個人的には2つ。

1.カウンターの実装
町田トランジションゲームでジワリジワリとボールを相手自陣に運ぶ事は出来るのだが、
撤退からカウンターで仕留められない。
大外に出すタイミングが早すぎてカウンター時に選択肢を自ら消してしまっている。
なので、中央3レーンで完結するようなカウンターの実装はしておきたい。

2.空中戦の実装
トランジションゲームは現状地上戦に限られている。なので、空中戦でも同じようにトランジションゲームを出来るようにしておきたい。ただ、これは今の町田のメンバーだと空中戦出来るのがドリアンしかいないのでどうしても難しくなる。
なので、補強が必要ではあるのであるが、地上戦だけでは限界が来ると思っている。

最後に
とにかく町田はシンプルに攻撃する必要があると考える。
なので、今年のペナ角攻略は町田の圧縮に合わないのかなと思うのである。
あのペナ角攻略は発想は面白いがボール保持するチームがやるべき戦術でトランジションゲームを仕掛ける町田には合わない。
という事を言いたかったのである。ただ、これも相馬さんの工夫で行きついた答えである。
失敗は成功の元である。この失敗を活かせるのが相馬さんだと思うので、
今年これからの巻き返し。そして、来年のチーム編成に活かしてほしい。

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