カテゴリ:Jリーグ > ヴィッセル神戸


スターティングメンバー

スタメン

仙台はジャメと阿部、石原崇のルヴァン組が先発起用。
そして、島尾がマリノス戦アンカーに続きダブルボランチで起用となりました。
神戸はアンカーを諦めダブルボランチを継続。サンペールは登録が間に合わず。
ところで、サンペールが合流したら4-1-2-3に戻すんでしょうかね。気になるところです。

前半

ポジショナル指向の第一人者ファンマと
ポジショナル指向の具現者イニエスタを手に入れトップダウンで理想を目指す神戸。
ちょっと前までミシャ式が無双していたリーグとは思えないですよね。

教科書通りの5レーンアタック

さて、仙台は今日はロングボールを蹴らない覚悟があった。仙台らしく立ち位置で勝負をするということです。
そして、このハーフタイムの平均ポジションに現れていました。
D1RoM0FUYAA81IB
綺麗に5レーンで驚きました。
さて、この立ち位置は教科書通りで練習通りなのです。

さて、立ち上がりは仙台がゲームを支配出来ました。それはシャドウが起点になれた事にあります。
かみ合わせ
図のようにシャドウがSBとDHの間で受け起点を作る事により押し込むことに成功しました。特に阿部のところからチャンスを作ります。先制に繋がるコーナを得たのも
ダンのパスが阿部に届いたところからでした。

教科書通りでも神戸に通用するところを見せます。

撤退守備でやれたこと

立ち上がり攻撃が狙い通りいった仙台でしたが、15分以降神戸が持つ時間が多くなります。(その理由は次の節で説明します)
その中で仙台は541の撤退守備を引きます。
撤退守備
が、この日はちゃんと中央を閉じサイドへ追い出す事に成功しました。
仙台は去年できなかった撤退守備が出来ている状態だったと思います。
中央のエリアで縦パスをほとんど出せない状況を作り出せました。
そして、神戸が前に進めるのはサイド経由。
そのサイドも大外からのクロスのみ。それは中で跳ね返すような仕組みで守れていました。
また、怖いイニエスタも第2レイヤーでのプレイに終始させることに成功。
それでも、無理やりこの能力で決定機を作るので恐ろしいのですが。。。

ファンマが施した2つの修正

1つめは山口と阿部のデートである。
仙台の5レーンアタックは前述のとおりかなり嵌ったのだ。それは阿部と石原が
DHとSBの間で受けそこから攻撃をしていたのでは、前述通りです。
神戸はそこに蓋をしたかったので、山口を阿部とデート気味につけハーフスペースで起点を潰しかかりました。このことで15分までスムーズだった攻撃が息を潜めてしまいました。
神戸の修正(守備)
ただし、石原のところは時折フリーになっていました。
これは、三田がタスクをこなせなかったのか、それともファンマがこの時点で右の形が無いことを知って放置したのかは判断付きませんでした。
もし、右に形が無いことを見通されていたのであればかなりキツイ状況だっと思います。


もう一つは、攻撃の修正5-4-1で撤退する仙台に突き付けたポドルスキ、イニエスタを真ん中に配置し島尾のところを古橋含め3VS1の数的有利にして突破する事だった。
神戸の修正(攻撃)
27分過ぎからポドルスキが仙台の圧縮4枚を壊す槍となり撤退守備を破壊し始めました。
失点に繋がったCKもそういった流れからだったと思います。
また失点のところは、

CKから陣地回復できずアンストラクチャな状態になっていました。
この失点の仕方はマリノス戦でも起こった事象でした。
ここは仙台の課題と言えるでしょう。

CB永戸の魔法陣グルグル

さて、攻撃時に山口に蓋をされ攻撃に困った仙台でしたが仙台も変化を見せます。
ポドルスキが中に入ったことで、永戸は攻撃時自由になっていました。
なので、そこを仙台は活かします。左サイドを数の暴力で殴り始めます。
図は一番シンプルな形。
石原崇が西を、阿部が山口を引き出し空いたハーフスペースに永戸がインナーラップするというもの。
永戸の
しかし、これだけではグルグルではありません。
グルグルとはこの3人が大外及びハーフスペースの立ち位置をグルグル交互に入れ替わる現象の事を呼んでいます。
基本は2枚で大外に引き出し1枚がハーフスペース突撃という形。
一番面白かったのが山口を永戸がピン止めし阿部がハーフスペースでフリーという形でした。
神戸の右サイドの守備明らかに混乱していました。
なので、ここからの攻撃でもう一点欲しかったのが本音です。
が、決定機どまりでゴールを揺らす事はありませんでした。

後半


失点は突然に

キックオフで、大岩が石原にロングボールを蹴る。ただし、石原には大崎が競るので、
競り勝てる確率が低いところに蹴ってしまい、
そこからトランジションゲームで負けてカウンターで失点。
と最悪なスタートとなってしまいました。
ここで、考えたいのはなぜ石原に蹴ってしまったのか。というところです。
ロングボール自体は悪だと僕は考えたくありません。それなりにメリットはあるとは思います。もう少し蹴る場所競る相手は考える必要があるとは思います。
例えば、初瀬VS蜂須賀ならばまだ勝てる可能性があったと思いますし、そこを選択するのであれば異論はありません。

魔法陣グルグル封じ

失点から始まってしまい状況的にはかなり悪い状況となったが、さらに追い打ちをかける。
それは前半圧倒した左サイドの魔法陣グルグルを封じることでした。
と大袈裟な表現を使ってみたが結局は左サイドの数を合わせでした。
ようするに、ポドルスキやビジャに守備意識を持たせましょうという事。
1回目には図のようにポドルスキが永戸の前に立ちボールを運ばせませんでした。
後半の対策

2回目は石原崇と阿部のところに入った時点でビジャが戻ってきて3VS2で数的有利を作らせず、
そして、3回目は失点に繋がってしまいます。
以下のように永戸が持った時にイニエスタとポドルスキが蓋をしたところに
無理に進んだことでカウンターを受け失点に繋がってしまいました。
②後半の対策
こうして、前半の二の手すらも潰されてしまったわけです。

カイナ投入の意図

さいごにカイナ投入の意図を書いて終わりにしようと思います。
さて、2-1の状況。そして、左サイドからの攻撃を2度封じられたところでのカイナ投入でしたが、この意図は石原にはできなかったレーン間攻撃を強化しようとしたと思います。
カイナ
しかし、すぐにカイナ投入直後に3失点し状況が変わってしまったことで、
このプランはあまり機能しなかったのは残念でした。
発想は悪くなかっただけに、第3の手になる可能性は十分にありそうでしたが。。。
ただ、75分以降神戸の運動量が落ちたことで間延びし仙台が前線で奪う場面が増えたのですが、あまり仙台としては形はあまり無く苦しいなか、カイナが個人能力でチャンスを作っていたのは印象的でした。

最後に

完敗でした。
それでも、このメンバーで、今出来る事はすべて表現出来たと思います。
そのうえで勝てなかったわけですが、悲観はしていません。
例えばこれが完成形で負けたならばショックですが、
出来ない事がたくさんあってそれは伸びしろだと思っています。
渡辺監督は暗中模索でやっているので時間はかかるとは思います。
それでも少しずつ改善は良くなっています。
例えば守備。5-4-1はまだ失点していません。
すべては5-4-1を保てなかったカウンターの場面とセットプレーから陣地回収できなかったりしている場面です。

このように少しずつ改善してくれると思います。
結果は出ていませんが、信じましょう。信じる者は救われます。

天皇杯ファイナルですよ!みなさん。
ワクワクしてますか。それともドキドキですか。
ナイーブになっていませんか?
僕はもう感情が良くわからない状態になっています。その状態でこの記事を書いています。

ちなみに、そして、イニエスタ。直太朗の凄くいい曲なので聞いてください。
僕は「アウヴェスはいつもギャラで揉めていて」という歌詞がとても好きです。
神戸はカタランカタランカタランとイノムが響く日も近いような気がします。
ま、いいや。珍しく前置きが長くなりました。振り返ってまいりましょう

スターティングメンバー


スタメン

前半


仙台の532+CB無視の守備

立ち上がりは仙台が非常に良かった。それも珍しく守備で主導権を握った。
仙台の守備の仕組みはCBはほぼ無視。石原1枚がCBにアタック
アンカーの伊野波にはジャメをマンマーク。中盤の3枚は富田がフリーマンでカバー
奥埜、野津田は相手のIHにマンマーク。 これで神戸のビルドアップを止めました。

仙台の守備

神戸の変化と仙台の守備


こういう状態が続き、すぐに神戸はアンカーを落として最終ライン3枚にして3-2のビルドアップに代えます。
しかし、これも仙台が完封。

仙台の守備2
3CBは無視。ジャメ石原が郷家三田のパスコースを消す。
野津田、奥埜でハーフスペースを埋める。これで中央3枚を封鎖する。
最近はやりの守備だった。仙台は今まで人に対して意識が高い守備だったが、
ここで突然スペースを塞ぐ。そんな守備を導入したのだった。
ルヴァン決勝の湘南の守備のコピーと言ってもいいと思う。

仙台の攻撃


仙台の攻撃はファストアタック中心。奪ってからジャーメインが位置の高いSBの裏を狙う。
そこからのクロスという攻撃が多かった。
しかし、決定機は1,2回作ったのみだった。

動き出すイニエスタ


20分過ぎからイニエスタが動き出す。
2トップの間で受けて戻す2トップの脇で受け手戻すを数回繰り返すといつの間にか2トップの距離が空いてしまう。
そうすと、3センターまでフリーで受けられる。
3-2破壊

こうなってしまうと、仙台の守備はかなりしんどくなってくる。
53の届かない場所で躍動するイニエスタ。まさにポジショナルプレーだった。
20分まで完璧だった守備は完全に破壊。憎いのは破壊した後、三田とイニエスタのポジションが戻っている事だった。

3-2の守備が壊れたので三田、郷家でも簡単に53の前で受けられるようになっていた。
そうすとイニエスタはよりゴールに直結するバイタルエリア付近でボールを持てるようになり、
一気に神戸のペースになっていった。
さらに、神戸は、3枚の前を横切るドリブルを開始する。
仙台はこのドリブルに対して抵抗できない。ボールサイドによってしまう。逆サイドはWB1枚に対して2枚みないといけない状態だった。失点はこの形。

さらに、ポドルスキの横のドリブルに対して奥埜が飛び込んでしまい2枚目のイエローで退場。
これによって勝負の行方はほぼ決まったといっても良い状態になってしまった。

後半


無抵抗な仙台と決定機な2点目


仙台は一人退場したが、後半は5-4-1 で入る。
仙台の守備は3枚の前でボールを捌く神戸に対してIHが出ていく。
連動してWBがを上げる。という守備で対抗しようとしていた感じはあった。

後半の守備
これに対して古橋が動き出す。
4枚になったことで、前半よりスペースが出来たのでCBの間を上手く使う古橋が起点となり仙台をペナ中まで押し込む。

また、仙台が懸命にクリアしても石原1枚ではどうにもならず神戸が即回収し2次攻撃に繋がる。
仙台はひたすら押し込まれる展開になった。
神戸は圧力を高める。CBが3センター前までボールを運ぶようになった。

神戸の攻め
数的有利を常に作れる神戸が攻めっぱなしになる。
この形からイニエスタが5-3の間で受け古橋とワンツーで抜け出し美しいゴールを決め決定的な2点目を決める。


仙台の4-4-1とその仕組み。


仙台はどうしようもなく2失点。その後も一方的なゲーム展開だったので、手を打つ
平岡と石原を下げて、ハモンと阿部を投入。4-4-1に変更する。

4-4-1

しかし、流れは変わらず相も変わらず押し込まれ3失点するとゲームオーバーかと思ったが
むしろ選手は開き直りそして、闘志は消えず仙台のターンになった。

この後見せる4-4-1 の仕組みは非常に興味深くぶっつけ本番ではなさそうだった。

まずは、阿部のタスク。阿部は1トップだが、0トップといった方がいいだろう。
中盤に落ちてボールを収める。
むしろ、ボール保持時はハモンとジャーメインの2トップ。 4-2-1-2といった方が適切かもしれない。
441の仕組み

この阿部が非常に安定感があり納められるので、仙台に決定機がいくつか生まれる。
1度は外したハモンが2度目は沈め1点返す。

さらに、この4-4-1はもうちょっと複雑な仕掛けがあった。
ハモンが9番だが、左ウイングのタスクを背負う。関口とのコンビで左サイドをえぐる。
そのクロスに野津田ジャーメインそして、菅井が飛び込んでいくものだった。

441の仕組み2
この時に守備は板倉が野津田のスペースを埋める。大岩のワンオペ最終ラインを形成。
排水の陣だった。

ちなみに、この時間神戸がリズムを失ったのはイニエスタがボールに触れる事がなかったから。
古橋が、大岩ワンオペDFに対してスペースがたくさんあるので単騎特攻してしまう。
そうすると、周りはついてこれず。仙台は大岩、シュミットVS古橋という数的有利を確保できた。
GKを含めて数的有利というのは凄いけど事実。
その前提条件は大岩VS古橋でも大岩が負けないこと。
そして、大岩はこのタスクを確実にこなす。なので、仙台はワンオペDFでも守れた。

試合終了試合終了間際にジャーメインが2点目を決めるが反撃はそこまで2-3での敗戦となった。

最後に

負けはした。
けれど、20分までは新しい仙台が見れた。そして、それは凄く素晴らしい出来だった。
正直イニエスタが凄すぎた。良くわからないが、イニエスタが何回かパスを回すだけで仙台の守備が破壊された。 なぜだ。何も難しいことしてないのだが…これが、生きるポジショナルプレーなのかな。とも思った。
正直イニエスタがいなければ勝っていたと思う。
あと4バック。1失点はしたものの素晴らしい作り込みだった。たまたまとかでは無く見れば見るほど作り込んでいるのがわかった。各選手に求めるタスクもあっているし、一人足りない仙台にとっては最適解だったと思う。正直2点目がもう少し早く入っていれば勝ち点は得られたのでは無いかとすら思う。
負けはしたが手ごたえを得たゲームだった。

あと、古橋。解説にもあまり褒められてないが、古橋だよ。イニエスタは異次元だった。
けど、イニエスタの感覚についていける。というより、ポジショナルプレーを把握している。
この試合古橋とイニエスタを見るだけでも勉強になる。ぶっちゃけポドルスキよりも古橋の方が良い。
本当に素晴らしかった。早く海外行けよ古橋!


追伸

天皇杯決勝はたぶん書きます。それが今年最後の試合記事になると思います。
あとは、今年中には総括を書きたいですね。たぶん12月30日とか大晦日とかになると思いますがお待ちください。

特別であって特別で無いそんな試合。

仙台について

前節(東京戦)

3421で入ったもののハマらなくて後半から3142に変更し勝利を掴んだ。
なお、ミッドウィークのルヴァン杯は大岩以外の10人を入れ替えたためこの試合への影響はあまりなさそう。

スターティングメンバー

LINEUP111520760674954
3142を採用
この理由は後ほど書きます。

神戸について

悩める神戸。今年未だ未勝利。
バランスが取れていないように見える。

前節(清水戦)

2-4での敗戦。
一度追いついたもののバランスの悪いサイドのスペースを付かれ2失点。
4123を採用しているが、ボールを持った時にアンカーが下がり343となる。
可変システムなので、トランジション時にサイドのバランスが悪いので、今節どう修正するかが鍵

スターティングメンバー

LINEUP111520760878395

大幅なテコ入れ。シンプルな442に変更。
三田がやっとボランチで先発。
可変しないことで、バランスの悪さもを解消。この試合のポイントの1つだった。

前半

嵌まらない仙台の狙い

さて、仙台が3142にした狙いを整理すると
  • フリーマンのポドルスキを富田で捕まえる
  • 全体を対面させて、ポジティブトランジションの回数を増やしカウンターで優位にたつ
この2点だと思う。

神戸が4123と343の可変システムでネガティブトランジション時に問題を抱えており、致命的なスペースが出来るのでそこを付くと言うことだったと思う。

しかしながら、この試合神戸が442で可変せずトランジション時にスペースが出来ないので仙台の狙いが嵌まらなかった。

それでも中盤に落ちてくるポドルスキを富田で捕まえる事には成功し、神戸にチャンスは作らせなかった。

3142の課題

しかしながら仙台もチャンスがなかなか作れなかった。
これは柏戦でも説明した3142の副作用である。
  1. 中央が2-2になるのでうまくハーフスペースを使えない
  2. 相手の4-4に対して仙台も4-2になり対面になってしまうので攻撃時にギャップが作れない
となり、仙台もうまくフリーな選手を作れないのでチャンスを構築できなかった。

神戸の先制点

お互いチャンスを構築出来ない中、
神戸が少しづつゲームを動かす。
15分過ぎから前プレスを開始。
仙台のビルドアップ隊に対して2トップ+サイドハーフで前プレスを始める。
仙台の前は捕まっているのでどうしても窮屈になってボールロストするケースが出てくる。
そんな前置きがあって、27分に三原の先制点が生まれる。
先制の場面も前プレスで平岡がパスコースを限定され苦し紛れに野津田に出したところを三原に奪った流れでの得点だった。
しかし、この得点以降神戸はシュートを打ててないどころかチャンスを作り出さない。

前プレスが嵌ってただけにこれを繰り返せばよかったのだか、この先制点後やめてしまう。理由はわからない。

後半

仙台の修正

さて、先制されチャンスもほとんど作れなかった。
スペースが空かないなら自分でスペースを作れ!と言うことで、
後半頭から3421にシステム変更。
これでシャドウがハーフスペースを使えフリーになるシーンが増え、スムーズなボール回しが出来るようになった。
シャドウに対して神戸のサイドバックが中に引っ貼られるので大外が空く。
その大外からクロス爆撃が出来るようになる。
しかし、神戸もペナ中で跳ね返し続ける。

仙台の加速その1

システム変更により押し込む事に成功した。さらにこのながれを加速させるために富田に変えて西村を投入する。
富田は守備時には仙台に利益をもたらせてくれるが、どうしても展開力に欠けるので負けていてかつ相手を押し込めた状況ならば、野津田ー奥埜で殴った方が良いという判断だと思う。
これが正解だった。
この交代で仙台が押し切るか神戸が守りきるかというゲーム展開になった。

仙台の加速その2

中で跳ね返し続ける神戸に対してさらに圧力を高めるために、
古林に変えて菅井
阿部に変えてジャーメイン
を同時に投入。
渡部と勝負し頑張っていたが、なかなか厳しかった石原を1列下げる。
渡部に対してジャーメインでフィジカル勝負出来るようなり、石原も下がり、渡部から逃げたことにより彼の強さが目立つ機会が多くなる。
そして、この交代が同点弾の決めてだった。
86分に菅井のクロスをジャーメインが潰れチョン・ウヨンをフィジカルでねじ伏せた石原が押し込み同点。
逆転を狙うがちょっと焦ってしまい丁寧な攻撃ができなかった事
そして、神戸がウェリントンを入れて前で起点を作れるようになったこともあり押しきれず。
1-1のドローで終了となった。 


最後に

神戸がまさか442でバランスを取ってくるとは思わなかっただろう。しかも、その中で先制される厳しいゲームだった。
その中で同点に追き勝ち点1をもぎ取った。
もぎ取れたのは、
今節もシステム変更があり、
また、切れるカードも去年より効果のあるものだったからだろう。
仙台の充実を感じるゲームだった。

もちろん上位を目指すならここを勝ちきらないといけない事も忘れてはいけない。

神戸は4123でボールを持つことに拘るのかと思ったが442でまずは勝つことを優先してきた。驚きであり予想しないものだった。

先制も出来たし、後半も単発ながらハーフナーにロングボールを集めてセカンド拾ってシュートまでは行けていた。
これが逆転されなかった1つの要因でもあると思う。
ただ、ハーフナーが変わって起点が出来ず防戦一方となってしまっていた。
やはり勝ち切るためにはもう少し攻撃の部分を整理する必要があったと思う。
個の力は高いので442で役割を整理していけばそこそこ勝てるだろうとは思う。
ただ、チームとしてそれでいいのかは分からないけれど。

仙台は次節清水とのゲームとなる。
予想通りヨンソンは清水で力を発揮しており前半良くなくても、後半の修正でなんとかしてしまう強さがある。
渡辺さんとヨンソンの頭脳戦は今から非常に楽しみである。

また、例に漏れずルヴァンは書きませんよ。

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