カテゴリ: 与太話


はじめに

あけましておめでとうございます。
昨日開幕しました。今年も川崎が強そうですね!
ということで、がちゃせこラジオの順位予想に参加してきました。
4時間という長い時間で色々と話せたのは色々勉強になりますた。

で、僕の順位予想のネタバラシをしておきます。

今回については、直感で考えました。
考慮すべきはACL勢は日程すら決まってないので難しいだろうということ。
そして、入れ替わりが激しい中で戦力が増したかどうか。
っていうこところ。

あと、マジで広島より成績残せるかどうかがひとつの基準でした。
城福さんの広島は安定感あるという抜群の信頼感(笑


優勝争い~去年のくやしさを晴らす鹿島、ACLがどうなるか川崎~


1位 鹿島

去年、最終戦のC大阪に引き分けACLに届かなかった鹿島。
そこで、上田だったと思うが最後決定機をポストに当てて試合終了後に泣いてたのが印象的で、今年にかける思いは強い。
戦力ダウンもほぼ無く上積みが出来たのもポイント。
あと、ピトゥカはSSRだから。まだ来てないけども。。。
ということで、この鹿島が軸だと思った。
まさか、あんなにかぶるとは思わなかったけどもw


2位 東京

去年ACLもあったし、4-3-3で噛み合ってないのに6位って噛み合ったら相当強いのではと単純に思ったので2位
補強はピンポイントで派手さは無いけれども堅実。
まー去年はACLの影響での連戦がきつすぎたよね。
それから解放されるだけで強い。
あとは、どれだけ4-3-3の完成度を上げるかだと思っている。


3位 川崎

ACLなかったら普通に優勝出来ると思うけど、やっぱりACLがね。
それと、守田が居なくなり、そこに塚川とシミッチを獲得したが、二人ともピーキーで守田みたいにバランスをとれるかは疑問。
シミッチなら保持時に去年よりも強そうだし、非保持は塚川が良さげなのかなとも思っている。
それらをどう使い分けるか。がポイントになるのかなと。


4-8位について~躍進予想の浦和、清水~


4位 横浜FM

全然わからないチーム笑
エリキがいなくなってエジカルジュニオも戻ってこず。ジュニオールサントスも広島へ。
ということで、マルコス以外の顔触れは結構変わってどうなるのか。
っていうのが想像つかない。
岩田が入って3バック!
みたいな話は聞こえてくるけども。
ただ、下位に回るイメージも無いし、上位2チームを超えるイメージもないってことで、ここに置いた。
とにかく、3-3-1-3だよ!


浦和

個人的に一番注目しているチーム。
ロドリゲスが日本のビックチームでどのようなチーム作りをするのか楽しみ。
今年の補強もここ数年でなかった実績よりも期待値でとっていて方向性もがらりと変わった気がします。
また、浦和はミシャのときもそうだったように一度ベクトルが決まってしまえば、そこに寄り添えるクラブなのでたぶん大丈夫。
なので、5位までいければいいだろうなと思っています。
ただ、レオナルド移籍は痛いですね。


清水

清水は戦力は十分だったけれども、監督選択で苦労した去年。
今年も戦力十分でロティーナを選択。
ロティーナならば間違いないだろうと。
GMの大熊さんもセレッソで一緒にやっていて欲しい選手の整理もついているだろうし、新外国籍の選手も既に入国済み。
と準備が素晴らしい。けれど、ここより上位は1年目ということころで難しいのでは。という予想です。


7位 名古屋

ACL組の名古屋は評価を下げました。
やはり、川崎と同じでACLはキツイと思うんですよ。
去年のような日程になった時にそれを乗り越えだけの戦力があるかというと難しいと感じて順位を下げております。

去年は15人くらいしか使わなかったフィッカデンティ。
今年は良い補強をしたので、使う選手を増やす事が出来るのかがポイントだとは思う。
それでも、構成人数が27人ということで、ACL戦うには少し薄い感じがします。


8位 ガンバ

ガンバも基本的には名古屋と同じ感想。
こちらの補強は足りないところをピンポイントでという感じ。
ただ、やはりガンバは欠けちゃいけない選手が多いのでACLとの日程に苦労しそうな気がしています。

中位について~安定の広島、上を目指せそうな横浜FC~


9位 広島

安定といいながらも、実は4バック実施中とかレアンドロ・ペレイラが移籍し代わりにジュニオール・サントスとか色々変わってる広島。
でも、ジュニオール・サントスみたいな凄くピーキーな選手を組み込むのが上手いと僕が勝手に思っている城福さん。
きっとうまく使うんでしょうね。
っていうこところで、ほぼ真ん中の9位に置いた。今年の順位の基準。


最終ラインからのビルドアップが仕込めていないこと。
そのための椎橋獲得なんだろうと思うけどもあまり解決策にはならないのかなと思う。
オルンガ移籍は影響するかは微妙。なぜならこのチームの心臓は江坂なので彼がいればそこまで影響はないかもしれない。
最初に言った通り最終ラインからどうやって江坂まで届けるかが勝負になるんじゃないかなと思う。


札幌

実は良くわからないチーム。
チームはほとんど去年と変わらないのかなと。
ただ、やり方をどうするか。前からマンツーマンで嵌め込む事を継続するのか。
継続した場合、すごく出入りの大きい安定しないチームになる気もするんで順位的にはブレそう。
なので予想が難しかったチームのひとつ。
なお、降格までは無いと思う。


横浜FC

下位予想のチームでもっともよいストーブリーグだったと思う。
特にFWは30歳オーバーの曲者をそろえて、点数を取るというところを改善、
去年は最後のところで苦労したからそれを気にした補強。
その他は斎藤の移籍などはあったもののそれ以外はほぼ維持できた。
躍進する予感はある。ここに置いたが広島より上行く可能性もあると思う。


仙台

最初16位に置いたけど、日程出た後に軽く勝ち点計算したら勝ち点60以上獲得という雑な計算に笑
それはさすがに過大評価だなと思い下方修正しこの位置に。
まーいつも通りに抜けていつも通りに補強できた。もっと予算的に厳しい編成も覚悟してただけに良かったかなと。
普通にやればこの位置は行けるはず。
あとは、ユアスタの雰囲気がいつ戻ってくるか次第で上もある気がしている。
なお、シーズン前はいつも強気でいける。


14位&15位~主力が抜かれた大分&鳥栖~


大分

鈴木ー岩田が抜けれ最終ラインどう作るりなおすかがポイントになるのかなと。
特に鈴木はJ3時代から片野坂さんと二人三脚でコアとして戦ってきただけに変わりが見つかるかどうか。
降格圏内は無いんだとは思うけど苦労するんじゃないかなと思う。
それと田中達也もめちゃくちゃ痛い。
でも、補う補強は出来たのであとは、片野坂さんが仕込めるか。
まー時間がかかっても仕込めるんだろうな。それが片野坂さんだからな。


鳥栖

原川や原、森下と主力が抜かれた鳥栖。
は痛いが、入ってきた仙頭や島川、山下あたりは楽しみであって痛いけど何とかなるレベルを保持。
こちらも、大分同様にキムミョンヒさんが何とかできそうな雰囲気もある。
だから、この位置。去年川崎に負けなかった手腕は伊達じゃないはず。


残留争い~びっくり枠~

4チームも降格となると、ひとつくらいびっくり枠があるのがJリーグと僕は信じている笑
そのびっくり枠は神戸とC大阪なんじゃないかと予想。


神戸

語りたい事はたくさんあるんだけど、
どうも外から上手くいってないように見える神戸。
バルサ計画はついに残っているのはイニエスタのみとなってしまった。
これは、この3年間でバルサ化のノウハウを吸い出せた。という事なのか。
ビジネスならばそのスピード感で正しそうだが、果たしてそれはスポーツビジネスとして当てはまるのか。
そういう意味では今年めちゃくちゃ興味深いチームではある。
吸い出していたらこれは面白いが。。。
たぶんそうじゃない気がしてならいない。
監督もアツくんだし。キツイ。


C大阪

まさかの先祖返り。
ザ・旧式のブラジルみたいなやり方がいまだにJで通用するのか。
っていう実験。
ただ、さすがにJも細かいルールがなくて選手間での調整のみで勝てるリーグじゃなくなってるんじゃないかなと。
そして、細かいロティーナからルールを作らないクルピへのチェンジ。
戻れる道も残さない。
危険な匂いを感じてしまったのである。


残留争いその2


福岡

この残留争い(その2)では一番残留する可能性があるのかなと思うのが福岡。
最初は、セランテスが居なくなり、上島、松本、遠野も所属チームに戻ってしまい厳しいのかも。
と思ったがその後良い補強をしたと思う。失点はかなり抑えられると思う
問題は得点の面。
これまでも昇格組でJ2でも得点力が無いチームはJ1で苦労しているのを考えると難しいのかもしれないなとも思う。
でも、繰り返すが一番可能性があるのはこのチーム。


湘南

さすがに抜かれ方がえぐい。
坂、中川、松田、金子、斎藤、鈴木が抜けてしまった。
そして、この冬それを補う事が出来なかった。
さらに、Wウェリントンもまだ合流出来ていないというのはさすがに苦しい。
去年も最下位と苦労した中で、石原広教からビルドアップする素晴らしいチームを作ったのだが。。。
それでも、難しいかな


徳島

素晴らしい成績でJ1昇格。
そして、素晴らしいプロジェクトでロドリゲスとの歩んできたのは間違いない。
間違いないのだが、そのロドリゲスを浦和に抜かれて新監督のポヤトスさんもそのプロジェクトの延長線上にあると聞く。
なので、問題ないのだけれども、やはりポヤトスさんが入国できないままキャンプが終わろうとしているのはさすがにキツイ。
同じ延長線上と言われているが、多少は変わるはずでその変化を学ぶ機会が失われてしまったのはデカい。
また、J1経験している選手もいないので監督不在で誰が引っ張れるかが勝負になるんじゃないかなと。
兎に角、コロナの入国制限に一番苦労しているチームだと思う。


最後に

いやー実際にパネラーの予想順位を見てこんなに被ることがあるのか。と驚きました。

Eu1Up0nU4AMPc0s

上位10チームに12チームしか入っていないとか、こんなことあるんでしょうかね笑
パネラーが全員10位以内入れたチームが
川崎、鹿島、東京、名古屋、横浜FM、清水、G大阪
7チームもあってみんな考える事は同じで笑いました。酷い笑
あと、鹿島首位は奇をてらったつもりなのに、96さん以外鹿島っていう。
全然奇になってない苦笑。

ようするに、今年も去年と同じように戦力の差が色濃く出るシーズンになるという予想でしょうかね。
まー仙台もなかなか難しいシーズンになると思いますが、自信を取り戻しながら良いシーズンになる事を祈ります。

また、シーズン途中の夏頃に振り返り第1弾。
そして、シーズン終了後に反省会もやると思うのでそれも合わせて楽しんでもらえばと思います。

今年もよろしくお願いします。

仙台が一昨年からポジショナルプレーだ。という評価があって、
なんとなく理解していたポジショナルプレー
しかし、何となくなんですよ。
なので、きちんとポジショナルプレー理解しようと思ったのです。
ポジショナルプレーという考え方はチェスからきているということで
チェスのポジショナルプレーを学びましょうと。
まず、ざっくりググって出てきたのが、
チェスの現代思想(Modern Ideas in Chess) でした。

その中でポジショナルプレーという項目があり、そこに書いてあるのが

「大まかに言って、本書の本質的な目的はコンビネーションそのものではなく、指し手を決定する戦略的精神の進歩と発展に関連するすべての事柄を扱うことである。1手も先を読もうとしないで指し手を決める方法をポジショナルプレーという。コンビネーションとポジショナルプレーによる指し方は、お互いに相反するものではなくむしろ相互に補い合っている。ゲームの構想はポジショナルな指し手に沿って進め、勝敗を決するときは概してコンビネーションによる。」


はっきり言って何を言ってるかわからない。
さらに、将棋を知っているものからすると
「1手も先を読もうとしないで指し手を決める方法をポジショナルプレーという。」
っていうのは全く理解できない。
だから、1からチェスを理解しようという事でこのオフシーズンチェスを勉強しました。
まだ、初めて1ヶ月。
レートは800台なので初心者ですが。。。笑

チェスについて


チェスの盤面は8*8で将棋よりも小さい。
駒は
ポーン 8枚
ナイト 2枚
ビショップ 2枚
ルーク 2枚
クイン 1枚
キング 1枚
の計16枚の駒で戦います。

チェスのポジショナルプレーについての印象


チェスの序盤戦のコンセプトの一つに「中央を支配する」というのがあります。
これは中央に駒を置くことによって自分の駒が動きやすくなり、逆に、相手の駒が動けないという状態が生まれます。
ようするに中央を支配してしまえば、盤面全体を支配できるという事になります。

この中央を支配するという考えが、まさにポジショナルプレーだろうと考えます。
チェスの場合良い位置(中央)を取れば状況によらず有利にゲームを進められるのです。

適切な位置を取る。それによって盤面全体を支配できる。というのがポジショナルプレーです。
ここにサッカーで言う、質の優位性とか数の優位性とかは入ってきません。あくまでも位置取りです。
そして、たぶんどんなに適切な位置でも盤面全体を支配できなければポジショナルプレーは駆逐されるのだと思います。

マテリアルアドバンテージ

では、質の優位性とはなんでしょうか。
チェスで一番近いのはマテリアルアドバンテージだと思います。
チェスでは駒に点数がついています

・クイーン 9点
・ルーク 5点
・ビショップ 3点
・ナイト 3点
・ポーン 1点

ちなみに、キングは取られると負けるので点数は無いです(無理やり付けるととすれば、∞)

例えば、ポーンでナイトを取って次の手でポーンを取られたとします。
この場合+2点得した。優位に立ったといえます。
これは、ポーン2個分得したという事になりますから、大きなアドバンテージとなります。
これが、マテリアルアドバンテージです。
あたりまえですが、チェスはお互いに質は同じ状態から始まります。
相手の駒を減らすたびに質の差が広がります。
サッカーはスタート時から質の差が違いますからここはあまり参考にならないかなと思います。
ただ、戦略としてその質の違いが与える影響というのは考慮しないといけないとは思いますが、
質の違いという概念ないのでチェスには質的優位性という考え方はありません。

????

章が???なのは困ったからです。
数的優位性は困った事にチェスではそういう言葉が無い。
タクティカルプレー(局面での読み合い、チェックメイトへ向かう最終局面)では、駒の利きを集める事はありますが、調べた中では駒の利きを集める。とういう言葉はありませんでした。

なお、将棋では「数の攻め」という言葉があります。
「駒の利きが相手よりも多い場合は、単純に交換していけばそのマスまで自分の駒が進める」
ということです。これは、駒の再利用を前提にしているから出来る方法です。
再利用できないチェスにはあまり無いのかもしれません。
#チェスではサクリファイスというテクニックに近いといえば近いかもしれません。

最後に

さて、まとめです。
もともとポジショナルプレーって何よ。という話から勉強しました。
チェスのポジショナルプレーはあくまでも位置取りしか入っていませんでした。
サッカーに輸入されたときに、質の優位性、数の優位性という概念が加わったようです。
また重要なのは、位置的優位をとってピッチ全体を支配する事が重要なのかなと思いました。

あくまでこれは、個人的に感じた事です。
そして、チェス初めて一か月の人間が書いたので、正しいかどうかはわかりません。
信じるも信じないもあなた次第笑


おまけ
最後の最後。将棋の話。

実は将棋にも中央支配と同じ意味を持つ「5五の位は天王山」という言葉はありますが近年は使われていません。
中央を支配するまたは維持するために手数を使いすぎる。という事が大きな原因だと言われています。
そして、それだけの手数を使っても盤面全体への影響が少ないからだと思われます。
これが、チェスのように盤面全体に影響を及ぼすものであれば手数をかけてでも支配するでしょう。
チェスほど価値が無いという事になります
実際に20年間ほど将棋をやっていますが、私は5五の位を意識したことがありません。
状況によって例外はありますけど。
なので、将棋にはポジショナルプレーという概念は存在しない。というのが今の考えです。

将棋は盤面全体というより狭い局面の連続で戦います。局面の連続というのがとても和式サッカーっぽいなーと思うわけです。和式サッカーも局面で数的有利作って突破していく感じですもんね。
あまり立ち位置とかは考えてない。将棋の考え方のようにピッチは広く支配できないと考えればそれもありなんですが。

あけましておめでとうございます。
正月も終わりオフは終了です。

さて、仙台の2019年シーズンがスタートしました。

また、ひとまず編成はこれで終了。A契約が1枠空いています。
仙台伝統ですね。シーズン途中に足りない部分を補う事になるでしょう。

移籍市場ですが、こんな感じになりました。
INOut
DF 島尾GK イ ユノ
DF 照山 颯人DF 板倉 滉
MF 飯尾竜太朗MF 菅井 直樹
MF 石原 崇兆MF 奥埜 博亮
MF 兵藤 慎剛MF 古林 将太
MF 松下 佳貴MF 中野 嘉大
MF 道渕 諒平MF 野津田岳人
MF 吉尾 海夏MF 矢島 慎也
MF 田中 渉FW ハーフナー
FW 長沢 駿FW ラファエルソン




IHをやっていた、野津田、奥埜、中野の3人がみんな居なくなるのは想定外でした。
立ち位置を理解している3名がいなくなったので、また立ち位置はトレーニングやり直しになると考えます。
ただし、面白い人材が揃っていると思います。
また、システムが同じチーム及びポジショナル指向のチームから選手を獲得しているところが最高ですね。

神戸でリージョを経験した、松下&長沢
マリノスでポステコさんを経験した吉尾。
ミシャ式で3421を経験した兵藤
山雅で3421を経験してる石原
甲府で3421を経験している道渕。
長崎で3421を経験している飯尾。
そして、謎の島尾。←

このような感じですのでフィットするのは早いと考えます。
これに関しては強化部は良く考えているなと思います。気が付いた時には鳥肌が立ちました。
流出したメンバーは痛いですが、出来る限り最小に止めたかなと評価しています。

さて、残留組を含めてシステムは3-1-4-2で並べてみました。

FWFW
ハモン石原
阿部長沢
ジャメ
IHIH
WB松下兵藤WB
関口吉尾道渕蜂須賀
石原崇リャンDH田中関口
永戸椎橋飯尾
富田
島尾
CBCBCB
永戸大岩平岡
ジョンヤ常田蜂須賀
島尾平岡照山
GK
シュミット
川浪

◆最終ラインについて

並べてみると思った以上にCBがきついかな。と
板倉の抜けた左CBと菅井の抜けた右CBをどうするか。
島尾がもしかするとCBで使うかもしれませんね。

ただ、4バックの可能性もあるかもしれません。正直最終ラインは4バックの方がしっくりくる。
ただし、4-3-3にすると左のウインガーが薄いですしどうなりますかね。
ここは始まるまでわかりません。

期待しているのは永戸の左CB、そして、中央の常田。この二人がスタメンを奪うと仙台はかなり上までいけるんではないでしょうか。

◆中盤について
椎橋を軸に出来るのが唯一の救いでしょうか。
IHに関しては1から出直しです。ただ、兵藤松下吉尾に関しては前述の理由で吸収が速いのではないでしょうか。なので、あまり心配していません。
むしろ、奥埜-野津田よりも松下は大きな展開が出来るし、兵藤は彼らより縦に入れる事が出来るので
去年足りなかったものはこのメンバーで見つけ出す事が出来るのではと期待しています。
また、道渕は去年の甲府を見てみるとWBでしたが、大外で仕事するというより中で仕事をしていたのでIHで使った方が彼の良さが活きるような気がします。

◆前線について
唯一戦力ダウンしていないポジションです。
むしろ最初からハモンロペスという大砲がおり、ハモンの動きを戦術化できるので戦力アップかなと。
ハモンが残ったのは本当に大きい。
長沢は完全にハーフナー枠です。競り勝て無いとは思いますが、それでもハーフナーより動けるので使えるシチュエーションは多いのではないでしょうか。


◆全体的な評価

少ないリソース、資金で今年も良くやったな。と思います。
ダゾーンマネーが入ってきて国内移籍も活発化しているので、多少の流出は仕方ない。
大切なのは流出した後どう補強するのかだと思いますが、今年は上手く纏められたと思います。
十分に合格点をあげられるでしょう。

ただし、去年より期待値は落ちてしまいます。去年の編成は120点でしたから。
それだけに11位という結果は個人的にとても失望しています。。。
渡辺監督は今年もまた苦労の年となりますが、頑張ってもらって一桁を目指してもらいましょう。
一桁順位は達成できる編成にはなったとは思います。

さて、シーズンインまであと一週間ですが
シーズン始まる前に一度ベガルタ仙台の立ち位置を自分のために整理しておこうと思うのです。

ベガルタ仙台の流れ

我がチームベガルタ仙台は2013年からボールを握って相手を崩す事が出来るように試行錯誤を繰り返しております。

2012年に優勝目前で勝てなくて何が足りないのか。と考え出した答えです。
しかし、手倉森さんはそのボールを握る事を具現化出来ず挫折。
引き継いだアーノルド氏に至っては何も出来ぬまま挫折し一度頓挫します。

引き継いだ渡辺さんは原点回帰ということでその道を閉ざしました。

再度、目指す動きは2015年からでした。
形になったのは15年の天皇杯。柏戦。
藤村をボランチに置きビルドアップの起点をやらせやっと動かせるようになったのです。

16年に 三田を獲得。
藤村のようにボランチでビルドアップの起点をやらせました。
その結果ボールは動くようになりましたが相手を崩すまでに至らず。勝ち切るまでは行きません。

この原因は和式密集型パスサッカーだったためだと僕は思っています。
和式密集型パスサッカーについては後ほど説明します。

17年は持ちながら崩すために和式密集型を辞めチェルシー式(渡辺さん談)の導入します。
僕個人の感想ではチェルシーでは無いんですが、凄く欧州っぽい人を分散させピッチを広く使う仙台式分散型パスサッカーが最終的には出来上がりました。
 
この仙台式分散型パスサッカー(ポジショナルプレーとか言ってますがそんなことは知らないのです笑)これをもっと磨く事が今年のタスクとなります。

和式密集型パスサッカーと仙台式分散型パスサッカー


さて、
  • 和式密集型パスサッカー
  • 仙台式分散型パスサッカー
という2つの言葉が出てきましたがどちらも僕しか使ってない言葉です。
このあたりは日本語化出来ておらずなかなか難しいわけです。

今回は勝手に言葉を作ってます。

和式密集型パスサッカーとは

日本でポゼッションサッカーとか攻撃的サッカーというと大体これに当てはまります。
具体的なチームとしては、
日本代表が岡田監督の勝てなかった時のサッカー(ワールドカップ本戦は別)
川崎フロンターレ

などが当てはまります。
なお、17年の川崎フロンターレは和式密集型パスサッカーの最高傑作です。

図を見るのがわかりやすいと思います。

Image-1~2

1例ですが、
①&⑥がSBで高い位置で外を使いますが、
それ以外はみんなボールによってきます。
ボランチの一枚⑤が下がり3バックに
攻撃のスイッチを入れる縦パスを出す役割はボランチ④
たまに、CBも縦パスを出す役割をこなしますが基本的に中央でスタートします。 
大外はあまり使わず中に絞ってきた7&8が受ける形になります。
この場合当然ですが、相手もボールに寄るのでお互いに狭い場所に集まります。

したがってビルドアップ隊は
密集地帯を突破するためにパス精度が求めらます。
さらに、前に残るボランチ④やアタッカー陣(⑦&⑧&⑨)は狭いところでもキープ及び自力で前を向いてパスを出す能力が求められます。

ざっくりですが、この狭い中でボールを繋ぐのが和製密集型パスサッカーです。
仙台に話を戻しますが、
16年の仙台には狭い中で相手を突破する事が出来る選手はいませんでした。

仙台式分散型パスサッカー

Image-13~2

で、仙台が17年に目指したやつはこんな感じ。
基本的に図のように人が分散し、ピッチを5つ縦に区切った時すべての場所に仙台の選手がいるようにします。
こうすることで、
相手が密集地帯を作れないようにする。
もしくは、密集を作ったとしても密集地帯を避けて攻撃することが出来ます。
和式密集型パスサッカーでの問題点だった
密集地を突破するパス精度やキープし前を向く能力が必要無くなり仙台の選手でもボールを動かせるようようになりました。
これが17年パスが回った理由です。

仙台式分散型パスサッカーの守備

問題は守備です。
守備は17年に整理出来ませんでした。
それが勝ち切れなかった理由だと思っています。

唯一あるのがウイングバック(⑤&④)が最終ラインに降りてシャドウ(⑥&⑨)がサイドハーフに落ちて5-4-1で図のように撤退守備をやるのです。これを僕はポイチ式撤退守備と言っています。

Image-133~2


問題はウイングバック及びシャドウの移動距離が長いのでどうしても守備形成に時間がかかり、トランジションの時に優位にたてない。
また、自陣に撤退するために一度ボールを相手に渡ると、ボールを奪い返したとしても自陣からやり直しになってしまうという問題があり攻撃を継続できません。

仙台式分散型パスサッカーを完成させるには相手陣地で奪う守備の形成無くしてありえない。
というのが僕の考えです。
一度奪われても前で奪い返すことによって再度相手陣地から攻撃を始めることが出来、常に相手を押し込み攻撃することが出来ます。
やはり、一度の攻撃で攻めきるというのは難しいですから何度も何度も繰り返す必要が出てきます。
この繰り返しを「仮想ポゼッション」と定義しておきましょう。きっといつか説明することになります。

なので、撤退守備では無く圧縮守備で奪い返す事を仕込みたいわけです。

これが今年のミッションだと思っています。

おまけ:ミシャ式

浦和のミシャ式がポイチ式の撤退守備を導入せず前から奪う事に拘ったのもこの理由からだと思います。

図はミシャ式のボール保持の形です。

Image-1333~2


4-1-5になり中盤をボランチ一枚にし空洞化することで密集を作らせず、⑤が圧力を受けないようにしています。
この⑤が圧力を受けないことにより、パスを自由に捌くといのがミシャ式の柱だったと思います。

前の5トップに注目し、5バックにして、5vs5を作り守ろうとする策を何度もみました。しかし⑤に対しては何も策を打たず自由にしたために守りきれないチームがたくさんありました。

ミシャ式の問題点

さて、この中盤の空洞化ですが攻撃時にはメリットでした。しかし、前で奪い返すのには大きなデメリットになってしまいました。

Image-13333~2

奪い返すためにはどうしても圧縮守備が必要になるのですが、中盤に一枚しかいないですから、中盤にスペースがたくさんあり圧縮出来ずどうしてもこのスペースを使われボールを運ばれてしまうのです。
それでも前で奪い返すために無理やり最終ラインから人を引っ張ってきました。そうすると、後ろにさらなるスペースが出来るので、致命的なカウンターを受ける事になります。

ミシャ式の中盤の空洞化+前から奪う圧縮守備は絵に描いたモチでした。
これがミシャ式の終焉でした。

そういう意味ではポイチ式撤退守備の方が理に適っていたかなとは思います。
ポイチ式は別の理由で終焉を迎えましたが…。

最後に

色々シーズン前に整理してみましたが、やっぱり難しいな。というのが正直な感想です。
知識というよりも言葉が無いので説明するのにとても難しい。

自分の中の言葉を振り絞りましたがそれが逆に伝わり難くしてるかもしれません。

開き直ると、それでも自分のためにはなったのでいいかなぁと思っています。
仙台は圧縮守備でボールを相手陣内で奪い返せれば完成すると思います。
和式密集型パスサッカーの川崎は今年どのような進化を見せるかも楽しみです。
また、ミシャ式札幌がこの限界をどう超えてくるかも楽しみです。

今年の順位予想したけど去年どうだったのよ。というお話がありまして、どうせなら反省会でもしてみましょう。

正解数は0ということで、1つもあたっておりません。
ニアピンの±1が
  • 鹿島
  • 新潟
  • 甲府
の3チーム。
逆に±5以上なのが、
  • C大阪
  • 磐田
  • 鳥栖
  • 神戸
  • 東京
  • 大宮
の7チームもあり無能感漂います。
簡単に個々を振り返って見ましょう

1位川崎(予想:4位)

監督交代後1年目ということで4位以上の成績は与えられなかったです。
鬼木さんでも問題ないとは思ってましたが1年目から優勝しちゃうとは思いませんでした。
鬼木さんの良いところは守備を仕込めることですよね。
16年シーズンからゾーン守備を仕込んでるなとは思ったのですが鬼木さんの仕事だったんですよね。17年シーズンの川崎、そして、風間さんの名古屋を見て確信しました。

2位鹿島(予想:1位)

石井さんを解任させたいというのが燻最後まで響いたように感じています。元から解任させたい空気が出でしたが、逆転でのJ1優勝からクラブワールドカップでの大躍進で解任出来なくなってしまったわけです。
17年のACL敗退を理由に監督交代に持っていったわけですが、
大岩さんに代わって大きく戦術を変えたわけではなく、石井さんの時より戦術の幅が狭まった感があります。
それが最後勝てなかった理由かなと思います。

3位C大阪(予想:12位)

昇格プレイオフ枠で12位はこれ以上出来ない最高評価のつもりでした。
それを余裕で超す3位はちょっと予想することは無理でしたね。
選手に自由を与える大熊さんから規律を重心するユンジョンファンになって選手の反発とかどうかな。と思いましたが全くそんな心配はいりませんでした。
戦術も鳥栖時代より磨かれていて4-4-2のライプツィヒっぽい圧縮守備からポジティブトランジションで優位に攻める方法はJリーグではとても新鮮でした。

4位柏(予想:11位) 

この順位はちばぎんカップ見たあとにつけた順位でブラジル人3トップで殴るというのが非常にバランス悪くここまで高い順位を予想できませんでした。
シーズン中に良く修正したと思います。
中川が前で頑張ったり、両サイド伊藤、ハモンからのクロスなど段々に良くなってきて気がつけば4位のACL争いまで言ったのは流石でしたね。

5位横浜FM(予想:2位)

中村の放出で色んな騒ぎになった横浜。
でも、このチームは一定の基準で選手を評価してるため問題ないし、むしろ中村の扱いに困ってた部分があっていない方が良くなるんじゃないかなぁと思っての2位でした。

ほぼほぼ予想通りで個人的には満足してます。
ただ、やっぱりプランBを仕込め好なかった事が響いて上位進出ができなかったですね。

6位磐田(予想:15位)

中村が入ったのは攻撃には良い影響はあると思いましたが守備の部分でデメリットが多くそこがどうしても足を引っ張るような気がしてました。
しかし、ムサエフが凄くいい選手でそのデメリットを打ち消す活躍ぶりでした。
ムサエフと組んで川辺も凄く伸びました。
その強力なダブルボランチに支えられ中村が自由に攻撃に専念できたのがこの順位までこれた要因だと思います。
お見事でした。

7位浦和(予想:5位)

16シーズン年間1位もレギュレーションで2位だったわけですが段々ミシャ式に陰りが見えてきた感じがなんとなくしてました。
しかし、正直ここまで崩れるとは思ってませんでしたが…
ミシャ式終焉後、堀さんが4-1-4-1にしてシンプルな可変無しのシステムで立て直しには成功。
褒められた戦い方では無かったですが武藤や長澤など戦える選手を多く起用し泥臭く戦いアジアの頂点にたったのはお見事でした。

8位鳥栖(予想:13位)

フィッカデンティ二年目でしたが凄くフィッカデンティっぽいチームになってきました。
前の運動量を強化したかったのか、豊田を外し田川を起用したのは驚きでした。
最初の頃はいまいち良さが分からず豊田の方がはっきりして選手もやりやすそうでしたが、徐々に豊田よりも裏へ抜ける動きなどが出てきてその理由がはっきりしましたね。

9位神戸(予想:3位)

レアンドロが開幕直後に長期離脱して歯車が狂っちゃいましたね。
得点が取れなくなり、チームのバランスが崩れ最後はネルシーニョ解任に繫がってしましまた。
吉田監督後もなかなか厳しい戦いでしたね。
サッカーの難しさですよね。
あのレアンドロの怪我さえなければ…という感じでした。

10位G大阪(予想:8位)

『壊れてしまった』
という感じ。
まぁーなんとなく今年が長谷川健太最後の年でクラブとしては来年のプランがあるような雰囲気でした。
なので、難しいシーズンになる予想でしたがそのとおりで、長谷川健太退任発表後は全く勝てずでした。
戦術的な問題というよりモチベーションがどこにあるのか。目指すものは何なのか。というのが明確にならなかったということだと思います。

11位札幌(予想:14位)

序盤は苦戦しましたが夏にボスロイド加入後
はボスロイド大作戦であれよあれよ連勝。
ボスロイドは結局14戦10発(ラスト6戦8発)のチーム得点王
その力を借りて最終盤いっきにまくって気がつけば11位フィニッシュ。
ほんとボスロイドの加入は大きかったですね。

12位仙台(予想:9位) 

かなり時間はかかりましたが、ピッチを広く使って相手を動かす戦い方を夏頃から出来るようになりました。
ただ、夏以降は最後決めるところの力不足が響いた印象で、内容で圧倒してるのに引き分けとか逆転負けとか結果に繋がらなかったのがこの順位だった感じですかね。
そこをもう少しなんとかしていれば1桁順位はあったと思います。
それでも良くやった方ではないですかね。

13位東京(予想:6位)

見直した時になんで東京をこんなに高い順にしたのかわからないのですが、
やっぱり得点王を並べてもチームとして戦術やビジョンがなければ厳しいよね。
というシーズンでしたね。

個人個人は力があるのでこの順位でしたが、良いゲームがあったかというと全くそんなことはなくただただ切ないシーズンだったように思います。

14位清水(予想:16位)

小林さんは戦術的にだいぶキツい時代になったのかなという印象。
4-4の撤退守備だと攻撃に行くのにも2トップにかなり負担がかかりますし、そこでなんとか出来ないと守備一辺倒になってしまいます。
また、セレッソ大阪や仙台、ミシャ式と4-4の撤退守備で守りきれる時代では無いのでしょうね。
それでも残留出来たということで、ノルマは達成ということですかね。

15位広島(予想:7位) 

ミシャ式の終わりは見えてきたのは浦和でも書いた事ですが、広島の方が撤退守備をするのでトランジション時に前線の能力に頼る仕組みだったのでそこがうまく行かないと浦和より先に崩れるのかなとは思ってましたがここまでとは。
ミシャ式終焉からはヨンソンが就任し全く違う4-2-3-1を仕込み良くこのメンバーで機能させたと思います。
それができてなかったら降格していました。

16位甲府(予想:17位)

ついに力尽きました。というのが正直な感想ですかね。5-4-1で撤退守備から前のブラジル人で奪い切る戦い方でJ1を勝ち取り続けましたが、ウイルソンが1点しか取れないのがすべてでした。
このやり方で1点というのはどうしようも無かったと思います。 
クラブとしても達磨さんとしても
このやり方とは別にビルドアップを仕込みたくトライしてたのですが形にはなかなかならず。

17位新潟(予想:18位)

Wシウバの放出。
長野で結果を出せなかった文丈さん。
ということで正直残留は難しいとは思いました。
文丈さんどうのこうのというよりも柱が居なくなった事の方が大きかったような気もします。単純にJ1で戦える選手の質を出せなかったかなと。
それは、ロペスになっても同じでした。
最後の方になるまでどう戦うかはっきり出来なかったように思えます。
最後はホニ中心にカウンターで点をとれるようになりようやく戦い方が定まったところでは既にもう崖っぷち。
なんとか勝ち続け最下位は逃れましたがとき既に遅しでした。

18位大宮(予想:8位)

予想外の最下位。降格。
16シーズンは大躍進でしたが家長が川崎に抜かれ、大前を獲得しましたがタイプが違うため攻撃はイチからやりなおしで16シーズンのような快進撃は厳しいとは思いましたが、
まさかここまで勝てないとは思いませんでした。
戦術兵器を引き抜かれる難しさですよね。
広島もそうでしたが、個人の能力に頼ると抜かれた時に継続出来ず崩れていく。
広島は立て直しに成功しましたが大宮は最終的に守備のバランスまで崩れ、シーズン途中にブラジル人を補強しますが、焼け石に水。
一度崩れたバランスを取り戻せませんでした。


★最後に…

予想以上にあたってなくて笑いました。
あと、こうやって振り返ると各チーム意外と見てないなぁというのが際立つ。
かなりアバウトだなぁ。と思います。
お遊びなのでいいのですが、やっぱり悔しいとか雑だなあーと思います。
今年はもう少し頑張ります(今のところね)

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