まさかこの地味なカードで企画かぶりするとは思わなかった。
そんなジローナです。
なぜジローナなのか。理由は2つ
1.渡辺監督がオフに視察に行ったこと。
2.板倉がCFGという噂を聞いて、さらにジローナの可能性の噂もあった。
しかし、板倉はCFGではあったけど、フローニンゲンでした。
なので、理由のひとつは無くなっている笑
さて、ジローナですが、会長がグアルディオラの弟さんということで、
ポジショナルな良いサッカーをしています。
個人的にはシティなどのリソースがあるチームよりジローナのような
リソースが無いチームの方が参考になる気がする。
シティvsリバプールも見ましたがシティの命綱はフェルナンジーニョの能力だったわけで
あんなの真似できない。
なので、少しは仙台の参考にもなるかな。と
ただ、今年のヒントにはなるかどうかわからない。
まだ、なべちゃんがどこに行くのかよくわかってない。
アラベスは良くわからない。現在5位と大健闘。
昇格初年度の一昨年はペジェグリーニ監督で大躍進。
国王杯準優勝。
ペジェグリーニにがセインツに去った去年は大苦戦。
#なお、ペジェグリーニのセインツは大失敗に終わった。
2回の監督交代を経て現監督のアラベルドになりなったことくらいしかわからない。
ほぼ初見です。
ジローナは3142。
アラベスは442
ジローナのビルドアップはほとんど左サイドで行われる。
左CBのファンペとWBのグラネルがポイント。両選手共にサイドチェンジが出来るので、左で作って右で攻める感じ。
ちなみに、アラベスは最初前プレスをしてなかった。これは様子見なのか、スカウティングで嵌められないと見たのかは不明。アラベスは2トップがアンカーを見て、中央を封鎖する形をとったが、
前述通りファンペとグラネルがサイドチェンジできるので問題なくビルドアップが出来た。
ジローナのビルドアップを止めるために前プレスを試みる。
両SHが左右のCB。
2トップが中央のCBとアンカーを止める。
これをGKを使い回避する。
WBがフリーなのでここで時間を作れるようするに、前プレスの待避所となる。
この時WBに対しSBが食らいついたらガルシアorポルトゥがSBの裏を使い疑似カウンター発動するのだと思う。
この試合はSBが食らいつくことが無かったのでわからないが…
ビルドアップが安定したジローナはポジショナルな攻撃に入る。
WBのグラネルはもともと中央(ボランチ/アンカー)の選手なので
大外でドリブルやクロスというタスクはこなせない。
その代わりにIHにウイングも出来る、ガルシアが入っている。
したがって、グラネルがSHを引っ張ってその裏をガルシアが使う。
ジローナとしてはガルシアの動きでSBを引き出したかったが、SBは動かずボランチがガルシアについていくことが多かった。
右サイドは個のチームのストロングポイント
ポッロとポルトゥで右サイドを制圧する。
ポッロとポルトゥは両選手ともハーフスペースでも、大外でもタスクを熟せる。
図はポルトゥが大外に出てポッロがインナーラップをする図だが、もちろん逆も可能。
なお、ここでもポルトゥの動きにSBが動かなかった。
IHと大外の出入りを頻繁にするジローナに対して4バックが安易に動かない。
なので、ジローナはペナ角(アシストゾーン)に入れる機会は少なかった。
この辺りアラベスが整理されているのはさすがだったし、彼らの強さの片鱗だと思う
次は守備の話。
ジローナは前プレスで嵌めるというのはあまりなく、532で撤退。
特に3-2で中央を封鎖する意思が強かったと思う。
アラベスはDHが一枚落ちてSBを高く上げる。
中央は封鎖されているので大外から運ぶしかなかったが、
ジローナは大外の時はWBを一列上げて迎撃。
後ろはスライドして4バックに変化。逆サイドの大外は捨てる。
中盤の3枚はスライドせずに中央3レーンに集中。
ようするに、大外を捨てるのと中央のレーン空けるのとリスクを比べたとき中央のレーン空けるほうがリスクあると判断しているのだろう。当たり前だが。結構重要な話。
中盤3枚スライドすると逆サイドのハーフスペースが空く。これは危険ということだ。
守備面もジローナは安定していた。
中盤で奪うと2トップへ縦に放り込むカウンターに移行。
このカウンターがアラベスには最も有効な攻撃となった。
ジローナとしてはカウンターだろうとポジショナルな攻撃だろうとどっちでも良い。
彼らはストゥアーニが点を取るために組み立てられている。
ストゥアーニが点が取れるシュチエーションが作れればなんだっていいのだ。
実際に先制点はスローインからトランジション何度か発生。
結果左からのクロスを上がり、ストゥアーニが個人技さく裂。華麗なバイシクルで決めた。
ここまで書けば満足なのだけど、一応試合の行方も書く。
後半は、アラベスが修正。アラベスが押し込む時間が多くなる。
その修正はSHがIHをピン止め。
アンカー脇を狙撃するだった。
DHのガルシアが運んで、アンカーが食らいつけば、落ちたFWにパスし侵入だった。
それでも、ジローナは最終ラインが良く跳ね返したと思う。
押し込まれたが決定的な形で最終レイヤーには運ばせなかった。
やはり、守備では中央3枚を封鎖する。というのはかなり効果的に感じた。
また、ジローナはこのアラベスに対して、SBの裏が空くのでそこをポルトゥで使用すれば逆にチャンスになると考えそこまで修正はしなかったように思った。
そんな後半だった。
なお、後半アラベスが追いつくがこの同点弾は、クリアボールをIHのガルシアが大外拾うがそこで、奪われてしまう。
このシーンが中盤3枚が中央3レーンにいない唯一といって良いシーンだった。
ここからSBが深くまで侵入。クロス上げられてという形だった。
ジローナを見ると仙台っぽいなと思うのだが今日もまた仙台っぽかった。
最終レイヤーにどうやって入るか。ペナ角(アシストゾーン)にどうやって入るかが課題の試合だった。
アラベスの最終ラインが素晴らしいともいえるんだろうけど…
そんなゲームだった。
そんなジローナです。
なぜジローナなのか。理由は2つ
1.渡辺監督がオフに視察に行ったこと。
2.板倉がCFGという噂を聞いて、さらにジローナの可能性の噂もあった。
しかし、板倉はCFGではあったけど、フローニンゲンでした。
なので、理由のひとつは無くなっている笑
さて、ジローナですが、会長がグアルディオラの弟さんということで、
ポジショナルな良いサッカーをしています。
個人的にはシティなどのリソースがあるチームよりジローナのような
リソースが無いチームの方が参考になる気がする。
シティvsリバプールも見ましたがシティの命綱はフェルナンジーニョの能力だったわけで
あんなの真似できない。
なので、少しは仙台の参考にもなるかな。と
ただ、今年のヒントにはなるかどうかわからない。
まだ、なべちゃんがどこに行くのかよくわかってない。
アラベスは良くわからない。現在5位と大健闘。
昇格初年度の一昨年はペジェグリーニ監督で大躍進。
国王杯準優勝。
ペジェグリーニにがセインツに去った去年は大苦戦。
#なお、ペジェグリーニのセインツは大失敗に終わった。
2回の監督交代を経て現監督のアラベルドになりなったことくらいしかわからない。
ほぼ初見です。
スターティングメンバー
ジローナは3142。
アラベスは442
ジローナのビルドアップ
ジローナのビルドアップはほとんど左サイドで行われる。
左CBのファンペとWBのグラネルがポイント。両選手共にサイドチェンジが出来るので、左で作って右で攻める感じ。
ちなみに、アラベスは最初前プレスをしてなかった。これは様子見なのか、スカウティングで嵌められないと見たのかは不明。アラベスは2トップがアンカーを見て、中央を封鎖する形をとったが、
前述通りファンペとグラネルがサイドチェンジできるので問題なくビルドアップが出来た。
ジローナのビルドアップを止めるために前プレスを試みる。
両SHが左右のCB。
2トップが中央のCBとアンカーを止める。
これをGKを使い回避する。
WBがフリーなのでここで時間を作れるようするに、前プレスの待避所となる。
この時WBに対しSBが食らいついたらガルシアorポルトゥがSBの裏を使い疑似カウンター発動するのだと思う。
この試合はSBが食らいつくことが無かったのでわからないが…
ジローナのポジショナルな攻撃@左サイド
ビルドアップが安定したジローナはポジショナルな攻撃に入る。
WBのグラネルはもともと中央(ボランチ/アンカー)の選手なので
大外でドリブルやクロスというタスクはこなせない。
その代わりにIHにウイングも出来る、ガルシアが入っている。
したがって、グラネルがSHを引っ張ってその裏をガルシアが使う。
ジローナとしてはガルシアの動きでSBを引き出したかったが、SBは動かずボランチがガルシアについていくことが多かった。
ジローナのポジショナルな攻撃@右サイド
右サイドは個のチームのストロングポイント
ポッロとポルトゥで右サイドを制圧する。
ポッロとポルトゥは両選手ともハーフスペースでも、大外でもタスクを熟せる。
図はポルトゥが大外に出てポッロがインナーラップをする図だが、もちろん逆も可能。
なお、ここでもポルトゥの動きにSBが動かなかった。
IHと大外の出入りを頻繁にするジローナに対して4バックが安易に動かない。
なので、ジローナはペナ角(アシストゾーン)に入れる機会は少なかった。
この辺りアラベスが整理されているのはさすがだったし、彼らの強さの片鱗だと思う
ジローナの守備について
次は守備の話。
ジローナは前プレスで嵌めるというのはあまりなく、532で撤退。
特に3-2で中央を封鎖する意思が強かったと思う。
アラベスはDHが一枚落ちてSBを高く上げる。
中央は封鎖されているので大外から運ぶしかなかったが、
ジローナは大外の時はWBを一列上げて迎撃。
後ろはスライドして4バックに変化。逆サイドの大外は捨てる。
中盤の3枚はスライドせずに中央3レーンに集中。
ようするに、大外を捨てるのと中央のレーン空けるのとリスクを比べたとき中央のレーン空けるほうがリスクあると判断しているのだろう。当たり前だが。結構重要な話。
中盤3枚スライドすると逆サイドのハーフスペースが空く。これは危険ということだ。
守備面もジローナは安定していた。
中盤で奪うと2トップへ縦に放り込むカウンターに移行。
このカウンターがアラベスには最も有効な攻撃となった。
ジローナとしてはカウンターだろうとポジショナルな攻撃だろうとどっちでも良い。
彼らはストゥアーニが点を取るために組み立てられている。
ストゥアーニが点が取れるシュチエーションが作れればなんだっていいのだ。
実際に先制点はスローインからトランジション何度か発生。
結果左からのクロスを上がり、ストゥアーニが個人技さく裂。華麗なバイシクルで決めた。
後半のアラベスの修正
ここまで書けば満足なのだけど、一応試合の行方も書く。
後半は、アラベスが修正。アラベスが押し込む時間が多くなる。
その修正はSHがIHをピン止め。
アンカー脇を狙撃するだった。
DHのガルシアが運んで、アンカーが食らいつけば、落ちたFWにパスし侵入だった。
それでも、ジローナは最終ラインが良く跳ね返したと思う。
押し込まれたが決定的な形で最終レイヤーには運ばせなかった。
やはり、守備では中央3枚を封鎖する。というのはかなり効果的に感じた。
また、ジローナはこのアラベスに対して、SBの裏が空くのでそこをポルトゥで使用すれば逆にチャンスになると考えそこまで修正はしなかったように思った。
そんな後半だった。
なお、後半アラベスが追いつくがこの同点弾は、クリアボールをIHのガルシアが大外拾うがそこで、奪われてしまう。
このシーンが中盤3枚が中央3レーンにいない唯一といって良いシーンだった。
ここからSBが深くまで侵入。クロス上げられてという形だった。
ハイライト
最後に
結局ジローナは最後までアラベスを崩せなかった。ジローナを見ると仙台っぽいなと思うのだが今日もまた仙台っぽかった。
最終レイヤーにどうやって入るか。ペナ角(アシストゾーン)にどうやって入るかが課題の試合だった。
アラベスの最終ラインが素晴らしいともいえるんだろうけど…
そんなゲームだった。