東京五輪サイクルロードレース注目国
いよいよ、明日東京五輪のサイクルロードが行われる。
まー色々馬鹿馬鹿しい話題ばかりで滅入るのも事実。
でも、やはり競技が始まるとワクワクしかない。
実際にコースで見れないのは残念だけれども富士スピードウェイで見れるのは奇跡か。
そんな、サイクルロードの注目国及び選手を予習を兼ねて書いてみる事にする。
めちゃくちゃ楽しみ。
Sランク
Sランクは2か国。ベルギー及びスロベニア。
ベルギーは自転車大国。伝統的に強い。
リオ五輪の金メダリストファンアーベルマートは今回もエントリー。総合的に見ても強い。
そして、スロベニア。
ここ数年突然強くなった。チーム力は劣るもののツール2連覇中のポガチャルと20年ツール2位、ブエルタ優勝したログリッチがいる。
個人が強力。ベルギーと違い三国峠で自ら仕掛けられる構成。
ここで集団を破壊しゴールまで独走が勝つパターン
ベルギー
ベルギーは
ファンアールト
エブネプール
ファンアーベルマート
ベノット
ファンセベナント
という強力なメンバー。
全開リオ五輪の金メダルリスト、ファンアーベルマートは今回はサポート役になりそう。
エースは若い2人。
なんでもできる脅威のスプリンター。ファンアールト
もしくは、プロ2年目でブエルタ・ア・サンフアン総合優勝」と「ヴォルタ・アン・アルガルヴェ総合優勝」と輝かしい実績を残したエブネプール
この二人とも山岳にも強く、独走力もあり最後のスプリント力もある。
間違いなく優勝候補。
スロベニア
スロベニア
ログリッチ
ポガチャル
ポランツ
トラトニク
やはり、強力なログリッチ、ポガチャルの2トップが魅力。優勝候補。
ただし、ログリッチはツールで怪我をしていてどこまで回復しているかがポイント
ポガチャルはツールの激闘から1週間しかたっていない。どこまで回復しているか。
普通に回復して、個人の能力勝負になれば間違いなく勝てるポガチャル。
そういう展開になるかどうかになりそう。
Aランク
Sランクほど強力では無いが展開次第でワンチャンスあるのがこのグループ。
5チームをピックアップした。
イタリア
カルーゾ
モスコーン
ベッティオ-ル
チッコーネ
ニバリ
カルーゾ、ニバリと三国峠をこなせるメンバー。そこまでさぽートできるチッコーネ、ベッティオール、モスコーン
というメンバー。
勝ちパターンはカルーゾが三国峠でタイム差を作るorニバリが得意の下り、特に三国峠の下りで差をつけてフィニッシュまでが理想。
チーム力的に三国峠まで崩壊する事は無いだろう。
問題は三国峠で力勝負になった時にニバリorカルーゾがついていけるか。もしくは、抜け出せるか。というところか。
スペイン
バルベルデ
ゴルカ・イザギレ
ヨン・イザギレ
エラダ
オマールフライレ
展開次第か。
イザギレ兄弟は確かに強いけども、ここのメンバーで勝てるかというと少し厳しい感じはする。
なので、大ベテランバルベルデの師匠がエース。
ただし、さすがに三国峠で勝負がかかると少し厳しいので、三国峠がお互いに牽制して攻撃がおこらない。
という展開になることを祈るしかないか。
三国峠を乗り越え富士スピードウェイのスプリント勝負になればワンチャンスあるかな。と思っている。
コロンビア
キンタナ
ウラン
イギータ
チャベス
ダニエルマルティネス
なお、ダニエルマルティネスはPCR陽性で欠場。無念。
山岳は間違いなく出場国で最強。全員が三国峠で仕掛けられるし残れる能力がある。
問題はそのあと、三国峠後に独走力そして、スプリント力が必要になるがそこが足りない。
なので、勝つのは結構厳しい。とりあえず、三国峠で勝負して独走。
追走する集団がお互い牽制してスピードがあがらず。。。みたいな運が必要な気がする。
イギリス
ゲラント・トーマス
サイモン・イェーツ
アダム・イェーツ
タオ・ゲオゲガンハート
メンバー的にはSランクでも良いが、
トーマス、タオ、サイモンのツール組が絶不調。ツールで全く見せ場無かったので突然復調というのは厳しいか。
となると、消去的にはアダムがエースになるけど最近姿を見せていない。調べたら4/25以来レースに出てない。
厳しい。
オランダ
デュムラン
モレマ
ケルデルマン
ファンバーレ
ユーリ
一時期競技から離れていたデュムランが復活。三国峠から独走もできるエースが戻ってきたのがデカい。
さらにその脇を固めるモレマ、ケルデルマンが居るのが心強い。
この二人のアシストからデュムランが三国峠を乗り越え発射し独走で優勝とかいうストーリーは十分にある。
でも、そこまでデュムランが復活しているかが勝負。
Bランク
ここから手抜き気になる選手だけを切り抜く。
ゴデュ@フランス
ツール最終版で好調だった。三国峠は乗り越える力はある。
そこから勝ち切るための独走力やスプリント能力が無いのでちょっと厳しい。
ただし、見せ場は作ってくれそう。
フグルサング@デンマーク
ツールでは見せ場が無かった。ここ2年は少し力に影が見えてきたものの
その前の力を取り戻せれば優勝候補ではある。
ヒルシ@スイス
去年ツールで大ブレイク。間違いなくヒルシ向きのコース。去年のツール勝ったステージの再現になりそう。
ただし、不安要素は今年春の怪我の影響がまだあるのが気になる。
リッチーポート@オーストラリア
山岳もこなせて独走力もある。なので、この人を上げないわけにはいかないだろう。
ドフィネを総合優勝するなど古巣エネオスに戻ってきて全盛期の調子に戻ってきている。
カラパス@エクアドル
今年のツール総合2位のカラパス。三国峠で主役のひとり。
エクアドルはチーム力が足りないのでなにかアクシデントがあれば終わってしまうが個人の能力勝負になれば優勝候補に。
ただし、独走力、スプリントはポガチャルに劣るため、三国峠でポガチャルをねじ伏せる必要がある。
それが出来るかどうか。になるか。
そのほかにも、アイルランドのマーティン、カナダのウッズ、ポーランドのクヴィアトコスキ、マイカ
カザフスタンのルツェンコ、とかいるけどキリがないのでこんなところで。
日本人について
そして、日本の話。
新城幸也
増田成幸
とベテラン二人。注目は世界トップチームに所属している新城。
普段はエースをサポートする役目をこなすが、日本ではエースになる。
ある程度の山岳もこなせ、スプリント力もある日本の誇るアタッカーでもある。
ただし、海外のエース級との力勝負はさすがに分が悪い。
なので、積極的に逃げに入ってワンチャンスを狙うんじゃないかと思う。
選手人生も終盤。母国五輪で逃げて見せ場を作って欲しい。ちばりよー。幸也!!
増田さんは日本でトップクラスの総合系の選手。
たぶん逃げに入る新城をサポートする役になるんじゃないかと思う。
最後に
コースについては後で書くけども、勝負ところは三国峠。
最大勾配20%あり非常に厳しいサバイバルレースになる。
ただし、三国峠を越えてもゴールまで30Kmあるので単純に山岳に強いじゃ勝てない。
総合力が試されるコースになる。
放送は以下URLで明日10時50分から。
gorin.jp
日本でラインレースをやるのは奇跡。
そして、そのコースが非常に難易度高いのも奇跡。五輪だから出来た。
逆に言うと五輪じゃなかったら出来なかった。
非常にエキサイティングなレースになるだろう。
歴史的なレースを見逃すな!