カテゴリ:Jリーグ > ベガルタ仙台2022


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はじめに

久しぶりに「はじめに」ありバージョンを書く。
時間無いのに書きたくなった。

長崎と仙台は血を分けた兄弟だと思っている。
長崎が20年シーズン勝ち点80を稼いでも3位で昇格できず、手倉森誠を解任。
その後すぐ仙台の監督に就任。

そして、氣田、富樫、名倉etc…長崎から血を分けて(奪った?)もらって新たな仙台が出発した。
21年降格し、手倉森誠は解任されたものの物語は続き、原崎さんが続きを描くことになる。

一方の長崎は21年吉田監督をシーズン途中で解任。そして、松田さんが監督に昇格。
去年は松田監督就任後驚異的なスピードで勝ち点を獲得していったものの勝ち点78で4位となり、今年松田監督継続で昇格1番手になったのだけれどここまで苦戦。

保持がしたいのだけれど苦しんでいる長崎。
一方、原崎さんで保持というかロマンに切り替えて結果を出しつつある仙台。
というちょっと皮肉(?)な事象が起きている。

長崎から見れば20年の続きが仙台なのかもしれない。

そんな血を分けたもの同士の対戦だった。
だからこそ、試合後少し遺恨が残るわけだけど。

前半


主導権を握る長崎の保持仕組み

ま、そんなストーリーを展開しながらも、中身はいつも通りにやります。

長崎は前節盛岡戦で今シーズンのベストゲームで快勝。
そして、盛岡戦スタメン組を松田監督は「サブ組」とハッキリと断言し今日のスタメン組に期待を託す。

そして、期待に答え序盤主導権を握ったのは長崎だった。

長崎は変則の3バック。左サイドバックの奥井が中に入り3CB化。
数的優位を作り時間を稼ぐ。時間を稼ぐと、二見、奥井から高精度の対角パスが飛んで行き
左サイドの加藤-米田へつける。
この二人は真瀬に対して2vs1の対決を優位そのままに左サイドからチャンスを量産する

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このクロスに仙台はCBが踏ん張り、決定機を作らせない。
また、決定機を作れない理由に優位な左サイドの逆サイドクリスティアーノがこのゲーム絡めない。
これは、奥井がCBに入ったため、左の幅を作る役がクリスティアーノになっており、
大外を離れられない。
なので、仙台はファーサイドのケアをせずによくなる。
そうやって限定できれば仙台は同サイドアタックからのクロスは跳ね返すことができる。

それと、クリスティアーノは左サイドでクロスマシーンに徹する。
彼の良さは得点力、シュートのパンチ力だと思うのだけれどそれを活かすようなタスクを与えていなそう。
このあたりバランスなのだけれど少しもったいない気もした。

というのが、長崎に対する感想。ここは今年ずっと苦労している。
ま、なので、長崎のボール保持に対抗する手段は見つからないものの最終ラインで跳ね返せるので、大丈夫。という前半だった。

仙台も保持するのに工夫するのだけれど。。。

仙台の保持について。
この5連戦実はボールを保持、ビルドアップを頑張っているがうまく言っていない。
そして、この試合も同じだった。

今日も3バック化だけれど、いつもと違い内田を中に入れて3バック化。
3-2でのビルドアップをする。

このあたりは、3-1のビルドアップがうまく行かないから手を入れた感じはする。
なお、その結果長崎と同じビルドアップになるというのが皮肉ではあるが、

内田がボールを持って前進する事は可能だったのだけれど、ボランチに入れたところで
2トップ+2DH のプレスバック&プレスがありミスが多くボランチでいつものようにボールを捌くことができなかった。

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もちろん、この日暑さもあるだろうし、疲労もあるだろう。特に判断の部分は落ちていたとは思う。

ということで、この日はボランチまではボールを届けることができるもののボランチから先へいけない。

攻守に対して効果があった遠藤と鎌田のポジションチェンジ

前進するのに苦労していた仙台なので修正をする。
24分に鎌田と遠藤のポジションチェンジ。
遠藤を硬いボランチ2枚から遠ざけてサイドで起点を作るのが狙い。

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そして、その直後にそれがものの見事に得点に繋がる。
遠藤が時間を作って真瀬が裏へ。そこかのクロスを上げるもののDFにぶつかり
再び遠藤の元へ。遠藤はファーサイドへクロス。それを内田が折り返し中央フリーだった富樫が押し込みシュート1本目がゴールに繋がり仙台がこれ以上ない形で先制に成功。

そして、守備でも少し手を加え長崎の優位を少し切り崩す。
遠藤を加藤聖に、真瀬を米田にと人基準の守備にすることで、サイドチェンジされても捕まえている状況を作る。

そして、そもそもサイドチェンジされないように、富樫と中央に回った鎌田が数的降りでもCBを追いかけ回しサイドチェンジされる時間を消しに行く。

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ただ、数的不利で勢いが大事なのでどうしても完璧には防げないのだけれども
立ち上がりよりはマシという状況を作り出す事に成功。

前半は1-0仙台リードで折り返す

後半


仙台の修正追加で主導権を握り返す

仙台は前半途中の修正にさらに修正を加える。
まずは、可変3バックに対して氣田を加えて3vs3の同数プレスを仕掛けサイドチェンジをさせる時間を消しに行く。
そうすると、クリスティアーノが落ちてサポートに行くのだけれど、それにも内田がついてボールを進ませない。これで仙台はようやく完全に制限を掛ける事に成功する。

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長崎の苦悩

攻撃手段をかき消された長崎は、なんとか追いつこうと攻撃に工夫をする。
米田とクリスティアーノを入れ替えてクリスティアーノを中央に、そしてゴールに近く置いてクリスティアーノの力を借りて同点に追いつこうとする。

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ただ、これは時既に遅し。
クリスティアーノまでの経由が仙台によって絶たれてしまっており中に位置したクリスティアーノまでにボールを供給できない。

なので、結局クリスティアーノの役割は低い位置でボールを受けて逆サイドチェンジをするだけに留まる。

なので、クリスティアーノが直接ゴールを奪えそうな場所ではほぼボールを持てなかった。
結局、66分に選手交代と同時に右サイドに戻る事になる。
この中央に配置は前半ならクリスティアーノに配給できたので効果はありそうだったのが悲しい。

そして、長崎は最後は72分に都倉を投入しシンプルにクロス爆撃から圧を掛けていく。
それに応じて仙台も若狭を右サイドバックに置き対抗し、クロス爆撃を耐える。

消耗とカルドーゾイケイケ大作戦

徐々に両チームとも疲労の色が濃くなっていく。
仙台は、55分にカルドーゾを入れてカルドーゾからのカウンターで少人数で攻める。
通称:カルドーゾイケイケ大作戦を実行する時間が増えていく。

カルドーゾの充実っぷりを証明するかのように、このカルドーゾイケイケ大作戦は4回実行して2回決定機を作る。
そして、アディショナルタイムにカルドーゾイケイケ大作戦から自陣から猛ダッシュした氣田がカルドーゾからのスルーパスを受けペナ内で二人はずしてフィニッシュ。
勝利を決める2点目をゲットとなった。

この時79分から出場の皆川が自陣ペナから相手ペナに走っていくのだけれど、ゴールが決まったシーンで膝に両手を付いて肩で息していて、
この5連戦が、そして、この日27度と暑かった過酷なゲームを象徴とするシーンとなっていた。
それなのに、最後まで走りきった氣田は本当に価値あるゴールだった。
試合はこのゴールで終了。仙台が悪いなりに勝ち点3をゲットした。

最後に

ということで、富樫、氣田の元長崎所属の選手が自身の成長を示す2ゴールで勝った仙台だったけれど、2019年のお互いのチームの選択が違っていたら、
(お互いというか、長崎の選択か)

この内容が逆で長崎の氣田、富樫の2ゴールで仙台に2-0で負けていたかもしれない。
そんなお互いの歴史が交差したゲームだったかなと思ってしまう。
そして、こういう結末を迎えるのだから皮肉っていえば皮肉だと思う。

この仙台の姿が21年とか22年の長崎だった。という世界線も確かに存在したはずだから。。。

そういう目線でも面白いゲームだった。

仙台は過酷な5連戦(九州遠征2回もある)を4勝1敗で乗り切り、
この5連戦始まる前に勝ち点差9あった横浜FCに追いつき抜いて2位に浮上した。
内容はどの試合も厳しいゲームばかりだったが、勝ちきって勝点を積めた。
この自身とやっとくる休養を挟んで1巡目最後まで走り切ればと思う。

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前半


ヴェルディの先制パンチと骨格を殴る保持

堀さんがCovid-19から復帰したヴェルディはここ数戦使用していた4-4-2からシステムを変更
4-1-2-3にして、アンカーにベテラン加藤弘堅を起用。

このシステム変更が3分先制弾を生む。
このあとにヴェルディの保持をきっちりと書くが、ヴェルディは仙台がアンカーを用意すれば、アンカーのところで2トップがピン止めされCBがフリーになるのを知っていた。
また、IHがDH脇。高い位置を取るSHの後ろに配置。
そういう状態で、失点時は吉野が安易にアンカーに食いついたのでそのスペースをIHの森田に使われる。
そのまま、左サイドへ展開しクロスからあっさりと失点となった。

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失点のところもだいぶ論理的に殴られたわけだけど、徐々にヴェルディの対仙台の仕組みがあらわになってくる。

まずは、右SBの深澤を中に入れて3バック化。
これは、3バック化すると仙台の守備はSH1枚が最終ラインに圧をかけに行くのでSH裏が空く。
また、3枚のCBは全員蹴れるし運べる(エグい!)ので、仙台の守備意識があやふやな2トップは簡単に突破。そして、逆サイドのウイング展開。

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という感じでスペースを上手に使い仙台に接点を作らせない。
接点を作らせなければ仙台の良さは出ない。
それと、決して縦に無理に急ぐことはない。丁寧にスペースをみつけ展開していく。
なので、ボールを前進させるスピードはゆっくりだけれど、確実に丁寧にじわっと前進していく。

アンストラクチャーな状態になれば仙台は強い。ただ、そのアンストラクチャーな状態を作らせないように丁寧に丁寧にフットボールをしていた。

仙台の保持を巡る攻防

そんなわけで仙台は丁寧なボール運びを阻害する方法は見つからない。
なので、自陣に押し込まれるので、保持も自陣深くからスタートとなる。

この時に保持が昨日すればまだ、互角にやりあえたかもしれない。
ただ、それもさせてくれないヴェルディ。シンプルに強い。

ヴェルディは非保持は4-4-2で仙台に対してミラーを作り出す。
2CBに2枚で圧をかけ蹴らせて回収する。

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ということで、仙台は10分すぎから吉野を下げて3バックに移行。
ただし、ここも想定済みなヴェルディ。シームレスに4-4-1-1に変更。
そして、秋田戦と同じ状態を作り出し仙台を手詰まりにさせる。抜かり無いヴェルディ。

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ということで、保持でもうまくいかず手も足も出ないように見えたのだけれど…

チャンスはアンストラクチャー時にあり

アンストラクチャーになれば仙台は良さが出る。
ただし、相手のビルドアップは引っ掛けられない。奪えそうな横パスも無理な縦パスもない。
ただ、GKになって競り合いが発生した時にアンストラクチャーな状態になる。
そして、それで追いつく仙台。

GKのセカンドボールを広いカルドーゾへカルドーゾは力強さを発揮CBをフィジカルで振り切りペナ角進入からマイナスのクロス。皆川が合わせるもバーに弾かれるもののそれを名倉が押し込み力技で仙台が同点。

ということで、ゲーム自体は一方的なんだけれど、そういう一瞬を逃さない。理不尽ではある。
そして、この理不尽はある種強さを表現している

ということで、1-1の同点で前半を折り返す。

後半


2-4でのビルドアップと大外での起点で主導権を握る

一方的に殴られた。でも、同点という仙台は主導権を握るために修正を入れる。
保持する時間を長くするためにビルドアップのところを修正する。

まずは、吉野を下げずに2CBでビルドアップ。
その代わりにSBの位置を下げてビルドアップ隊に加え、2-4のビルドアップにする

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こうすることでDHが前を向いた状態でボールを供給出来るようになり、スムーズに相手のギャップに進入出来る状態になったのだけれど、
こうなると、吉野の判断の遅さ。せっかく前を向いで貰ったのに次のパスを貰ったあと探しているケースが多くなる。

ということで、早めの中島投入となり、イニシアチブを握る。

そして、もうひとつ。CBがパスの出し所がなくなった時にロングボールを蹴る場所を明確にした。

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FWをサイドに流れさせてSBのところで蹴らせる事によって勝率を上げる。
また、SH-SBでセカンドボールを回収出来るので高くなる。
なにより、中央で失わなければ、アンカー経由されないのでプレスにいって奪い返す事も可能。

これが、仙台の接点を作る工夫であった。
ということで、仙台が主導権をハッキリと握った後半立ち上がりだったのだが、、、

新井で破壊される右サイド

ただ、問題は仙台の非保持。これは如何ともし難い。
保持は改善できた。ボールを捨てる時も相手にいい形で保持されないボールの手放し方も定義した。

なので、ヴェルディが自分たちの形で保持する時間は前半より少なくなった。
でも、ゼロにはできないし、ヴェルディの意図した保持に対して対抗策はなかった。
原崎さんのコメントを読むとそれでも、開幕戦の新潟戦のように強度で踏ん張れると考えたのかもしれない。

後半、新井が左ウイングに回った事により対面が加藤千尋になる。
そして、新井の早くて深い切り返しについていけない。(このあたり1発で飛び込むのはSBでの経験が少ないし仕方ないとは思う)
なので、そこからチャンスを作られる。
また、機器察知した平岡が対新井に引っ張りだされるので、中が空いてくる。
この2vs1で耐えようとする。

ベンチもそこは気がついて真瀬を投入しようとする。
ただ、この2vs1が破られて失点。再びヴェルディが勝ち越す。

壊れゆく仙台

しかし、後半の修正は的確で主導権を握っているのは仙台のはずだった。
なので、再び勝ち越されてもどうってこないはずだったのだけれど、

この失点により、仙台は早く同点にしたく急いで縦に縦に早く行きたい選手と
いつも通りやろうという選手に分かれてしまった。

その結果使うスペースの共有ができず中盤でパスミスが多発。
2列目までボールを預けることができない状態に陥る。

これを落ち着かせようと、鎌田と遠藤を投入するもこのチームのズレは治らない。
個人技でチャンスを作るもののあくまで個人技。チームとしては復活することはできなかった。

最後に新井からバスケスバイロンが押し込み1-3とされ試合終了。
ヴェルディに完敗となった。

最後に

まずは、堀さんが復帰。
そして、的確に弱点を狙われたゲームだった。
現状の仙台を丸裸にされてしまった。
そして、ピッチ上の選手もその堀さんの期待に答え焦らずにきちんと的確にボールを動かせたのが全てだった。

さて、仙台は完全にCBがボールを動かせる+アンカーというチームが弱点であるとわかってしまった。
これはJ2だとまーあまりやれるチームは少ないので誤魔化せるが、どうするかは考えないといけない。

それと、強度がひくいと原崎さんが試合後に語ったが、見直してみるとたしかに横の動きがおそすぎるのでケア出来そうななのにできてない部分があるような気がした。

特にDHに吉野を起用しているのだからそこは期待する部分ではある。
ただ、連戦だけれどローテーションしているので疲労から落ちたわけでもない。
ここをどう復活させていくかは課題だし、少し危険な部分なのかもしれないと感じている。

それと、最後に後半の修正は見事だった。
それだけに失点後のピッチ上の選手が分断したことは残念であった。
自信がまだ無く焦ってしまったんだと思う。このあたり失点しても自分たちのやるべきことを続けるようになればなーと思った。(小並感)

ま、何がともあれ次が5連戦の最後。
連敗だけはしないように頑張って欲しいし、勝って5連戦を終えようじゃないか。

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前半


後ろ3枚のビルドアップで先手をとった仙台

仙台はこの日初先発のデサバトを1列落として3-1-5-1でビルドアップを実施。
秋田は非保持でも4-4-2のプレスなので最終ラインを相手より数的有利を確保し、さらにアンカーの中島が1列目と2列目の間を簡単に取れるので
安定して秋田の1列目を突破する。

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1列目を突破し相手を秋田陣内に押し込んでしまえば、4-4のゾーンよりボールホルダーに対して意識強めで食いつく秋田やりかたは仙台の餌食。
間で受けて食いつかせて間で受けるの繰り返し。
なので、いつもより、ワンタッチダイレクトが決まるので一方的な展開になった。

そして、先制も仙台。
中央デサバト氣田のコンビで中央バイタルエリア進入からサイドに開いて真瀬のクロス。
ニアでデサバトが合わせるも、GKが防ぐ。そのセカンドボールを富樫が押し込み
仙台が秋田に何もさせず先制する。

秋田の修正は4-2-3-1でのブロックと仙台の選択ミス

秋田が相手ということで先制点さえ取れれば楽勝モード。と思ったけれど、
そんな事はなかった。
16分くらいから秋田は非保持のシステムを4-4-1-1で2トップが縦の関係に変更。
ビルドアップの枚数を数で対抗するのとアンカーにマンツーマンで付く事によって仙台のビルドアップを難しくなる。

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仙台はCBからパスコースが見えないので前線へのロングボールが増える。
ただし、このロングボール大作戦は秋田の土俵上。
しかも、ボランチが1枚になっているのでセカンド回収率は低くなるし、
セカンドボールを拾われると中島と最終ラインの形にされるので簡単に押し込まれる。

そして、秋田が押し込めばスローインですらコーナーキックと同意義でセットプレーとして作り込んでる秋田。
そして、そのスローインから青木の怪我で変わった武颯がファーで合わせ同点に追いつく。

追いついたあとも4-4-1-1が仙台に刺さり秋田のペースになるも、小畑のグットセーブもありギリギリで耐える。


ただ、仙台も40分すぎからビルドアップの形を変更。(この変更は後半に詳しく書くが…)
その結果、ゲームのイニシアチブを少し取り戻し後半へ。

後半


ビルドアップをCB2枚で実施

後半の開始は2-2のビルドアップにして、ハッキリと3枚を作らない。(正確には前半最後からだが)
秋田は4-4-1-1のままで入ったので仙台が数的有利を活かし仙台が秋田を押し込む展開に出来る。

no title


押し込めば前半と同様に同じ展開に出来る。
ようするに、このゲーム仙台としては自陣を如何に脱出するか。が勝負になるゲームだった。
相手陣内で奪われたのカウンター?
それは根性で何とかする。というか、それを恐れていたら仙台はこわれてしまう。
これで、あとは仙台が勝ち越すのも時間の問題だと思ったのだけれど…

60分の3枚替えから1-1から2に修正する秋田

60分に秋田が3枚替えを実施したところで、非保持のシステムを4-4-2に戻しプレス実施。
仙台のCBにロングボールを蹴らす事に成功する。


そして、62分に仙台のCBにボールを蹴らせ秋田が回収しカウンターからCKを獲得。
CKから途中出場の吉田伊吹が決定機を作るが小畑がファインセーブ。

このシーンに象徴されるように秋田が再び主導権を握る展開になるのだけれど。。。

破壊神カルドソと遠藤でチェックメイト

62分にカルドソを投入すると今までのビルドアップを巡る攻防すら破壊する。
入った状況は秋田の非保持が仙台のビルドアップに刺さる時間帯であったが、
CBからのロングボールを全て収めてしまうカルドソ。

ここまでCBにロングボールを蹴らせれば秋田の土俵だったのだけれど、
それすらを破壊して仙台の土俵にしてしまったカルドソ恐るべし。

そして、遠藤。
東北のチームすべてに決勝点を取ってる遠藤だったけれどこの試合でも決勝点をもぎ取る。
本人得意のミニ斜め45度から振り抜くとサイドネットに突き刺さり仙台が勝ち越し。
遠藤、J2では完全にチート。
この2人でこのゲームを決めてしまった。

勝ち越した仙台は抜かり無く。
秋田の4-4-2に対してもう一度デサバトを1列落として3枚でビルドアップに変更。
負け筋を消す(カルドソがいるので負け筋ではなくなっているが…)

そして、追加点が仙台に生まれる。
ただし、この追加点。
3枚ビルドアップだけれど、アンカーの吉野がポジション取るのが遅れて最終ラインが出し所がなくなったので奪われ決定機を作られたところからのカウンターだった。

そして、カウンターを沈めたのは吉野。
ドヤ顔である。苦笑

ということで3点を取った仙台がそのあとも優位に時間を進め
3-1で完勝となった。

最後に

ビルドアップを巡る攻防。駆け引きが水面下で行われていてそこの攻防の結果で主導権が変わる面白いゲームだった。

ただ、後半仙台がカルドソを入れるとカルドソが全てを破壊して仙台が優位に立つというゲームで改めて仙台の選手層は厚くJ2だと個人で色々を破壊出来るなーという感想。

徐々に使えるカードも増えてきていて効果的に局面を動かす事が出来るようになってきている。
連戦も残り2つ。このまま5連勝目指して頂きたいと思う。

ところで、この試合宮城出身の選手がお互いにたくさんおり、
秋田にも仙台ユースの二人が所属。
62分のCKの吉田伊吹と小畑の攻防は震えた。
また、福島ユナイテッド関連も、鎌田、武颯、輪笠の3人所属
そして、ベンチに熊林までいるという宮城を中心としての東北関連15年の集大成みたいなゲームでこれぞ東北ダービーというゲームで勝敗に限らず素晴らしい成果を見れたゲームだった。

また、東北の集大成という意味ではJ3でミッドウィークに福島ダービーがあり
こちらはJ3で2-3位という新たなサッカーの扉が開く瞬間となっている。
こちらも楽しみである。

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前半


仙台の保持を阻害する琉球の非保持設計

仙台は怪我人が戻って来て戦力がだいぶ回復してきた。
そして、いきなり吉野がDHでスタメン。原崎さんの信頼が伺える。

そして、ここからGW絡みで5連戦ということで、スタメンも入れ替えて乗り切ろうとする仙台。
そこに、前節遂に最下位に落ちてしまった琉球が挑むという感じ。

最初にリズムを掴んだのは仙台だった。
前半10分までは仙台が琉球を自陣に押し込み仙台がリズムを掴んだようにも見えたが、
徐々に琉球の準備が仙台を苦しめる。

琉球は5-3-2で前プレス&ブロックを作る。
前プレスに関しては2トップが2CBにいってサイドに誘導。
サイドバックにはIHがケア。
中に入るSHにはWBをマンツーマン気味にチェックし仙台にロングボールを蹴らせる。

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また、DHに入って琉球の前プレスが外された時には潔く撤退し5-3-2でブロックを作る。
仙台は5と3の間に入りたいのだけれど、そこにスペースがあまりなく、
頑張ってそのスペースに入ったとしても、圧力がかかり5-3そこから有効な崩しが出来ない。

リズムを作れない理由とは?

ただ、琉球の仕組みが凄く良くて、仙台がやりたい事が出来なかったか言われると微妙。
仙台にもリズムを作れない理由があった。

まず1つはコンパクトな5-3の背後を狙うプレーが少なく最終ラインを背走させる事が出来なかった。
なので、コンパクトに仙台の使いたいエリアが狭くされてしまった事が1つ。

そして、もう一つは復帰した吉野。
吉野はボールを持ってもタッチ数が多く、そして遠くを使う事を優先していた。
それは、吉野が離脱する前の4節くらいまでの仙台のプレー選択で、
離脱後に確立していった少ないタッチで縦パスをギャップに入れる。
というアップデートが出来ていないように見えた。

なので、吉野がボールを持つとどうしてもリズムが遅くなり停滞してしまう。

また、2CBに対して同数プレスで来る琉球に対して吉野が最終ラインに下がって数的有利を作る動きをする。

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これで、確かにボール保持は安定するのだけれど、原崎さんがやりたいスペースに潜り込む事を吉野が放棄しているのでこれまた仙台がリズム出ない要素となっていた。

フリーマン清武と突進する上原でチャンスを作る

そんな感じで仙台がリズムを作れずにいる。
とはいえ、琉球もそれほど決定機はすくれていない。
というのはあった。ただ、やりたいことはハッキリとしていたのでここで纏める。

まずは、清武がユニークだった。保持時は2トップでは無く草野の1トップになり、
清武はフリーマンとして、攻撃の舵を取る。

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清武は時にDH脇に落ちてきて仙台のプレスを外しボールを引き取り時間を作る。
そして、高い位置を取った田中を使ってのクロス。
もしくは、裏へスルーパスで草野と沼田を走らせ、琉球の攻撃のコンダクター役となった。

そして、もうひとつ目を引いたのは
今年、初先発だった上原。彼のスピードを活かしてスペースを突破する。
運ぶじゃなくて突撃して突破するだったのでリスクもあるが、攻撃のアクセントになっていたのは事実であった。

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ただ、このリスクがこのゲームの伏線となっている。

ゲームは40分に石原が怪我で離脱。若狭がCBに入り、急遽キムテヒョンがSBになり、
残り5分はアジャストする時間として使い前半はゴールレスで折り返す。


後半


いつものリズムに戻る仙台と鎌田の役割

ハーフタイムのコメントを読むに原崎さんは怒っていた。
きっとハーフタイムに喝が入ったのだろう。仙台はテンポを上げることを要求される。
また、喝が入っただけではなく仙台は2枚変えし、選手を入れ替える事で構造的にもテンポを上げる。

まずは、フォギーニョ。
彼が入った事でいつも通り少ないタッチでギャップに入れる事が出来るようになり、
仙台がここ数試合やってきたいつものリズムに戻る。

そして、名倉に変えて鎌田だけれど、彼が入った事で最終ラインの裏も狙う事で押し下げる。
名倉だと、ギャップに入るだけになってしまっていてスペースを広げる事が出来ず、狭くされてしまったが鎌田が最終ライン裏に走り込む事と使い分ける事で、スペースを広げて
使いたいスペースを使えるようになった。

なので、交代でリズムを取り戻した。

ただ、変化は左サイドにもあって、
WBの裏をFWが走ってボールを引き出す。前半より背後を使うことで最終ラインを押し下げ
使いたいスペースが広がった

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ゴールキックを嵌める仙台

リズムを取り戻した仙台だけれど、きっちり点を取ることにも成功。
先制点は相手のゴールキックをしっかりと嵌めきった。

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琉球のゴールキックは4バック化する。
その4バックに対して人に食いつくところはきっちり食いついて局面から脱出させない。
そして、運べる上原に対してはSBを消しながらプレスをする氣田が見事に捕まえる。

そして、この上原。前半で書いたようにドリブルは出来る。だけど、リスクがあってスペースに運ぶわけじゃなくて、スペースに突撃する。
なので、この失点時みたいなロストが起こる。
(まー仙台でいう板倉現象でキムテヒョンの運ぶのと同じリスクがある)

で、ボールを奪った氣田がGKがを引き出しカルドーゾにプレゼントパス。
それをカルドーゾがきちんと決めて仙台が先制。
カルドーゾは今シーズン初ゴール。
喜ぶ氣田。フォギーニョはスタンドに指を差し家族のもとへ行けと指示する。
カルドーゾの奥で悔しがる皆川。
そして、本人は泣きそうになっている。
と、様々な感情が渦巻くゴールセレブレーションとなった。

さらに、そのカルドーゾはアシストも付く。
80分に仙台のスローインから一度は琉球に奪われるもののそれをカルドーゾが奪い返しマイナスのクロスを氣田が決めて2-0。
効率的にそして、戦略通り前で奪ってゴールを決めた仙台の完勝。

最後に

このゲームのスタメンを見た時に1つのテーマとして、ここでスタメンに抜擢された選手が結果を残す事と思っていた。
なので、カルドーゾが1G1Aという結果が出たのは最高だった。
特にアシストあそこで足を振ってシュート打つと思ったのだけれど冷静に氣田を使った。
というのがゴールを決めて周りが見えて来たからだといいなーと。
そして、カルドーゾは原崎さんの期待値は高そうでまだまだ。ということ。
このゴールで彼の良さがもっと出るといいなーと祈っている。

また、鎌田がサイドハーフで求められたタスクを実行出来た。
というのも仙台に取ってポジティブな事だった。
中島が加入した事で鎌田のDHっていう出番は減るだろう。
なので、別のポジションで結果を出す事はとても重要でそれがきっちり出来たのは大きい。
たぶん、左サイドも出来るだろう。仙台はさらに層が暑くなる。

ただ、いい事ばかりじゃなかった。
吉野がまだ離脱後のサッカーにフィット出来ずノッキングする原因を作ってしまっていたし、小畑も久しぶりの先発だったが緊張もあったといはいえ、足を攣って途中退場。
と結果を残せたかという満足いかないものだった。

また、軽症のようだけれど石原の離脱も痛いものとなった。

ま、でも、5連戦初戦にフォギーニョを45分に抑えられたとか、富樫が休ます事に成功。
とかポジティブな面が大きいゲームだったとは思う。

ハイライト



スタッツ

スタッツ

スターティングメンバー

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前半


仙台の研究が横浜FCを上回る

を今シーズンから横浜FCを指揮する
監督の四方田さんは横浜FCを札幌ミシャのコピーを作り上げて、ミシャ式+マンツーマン
みたいな感じのチームになっており、好調。早くもJ2首位独走状態を築こうとしている。

それに対して仙台は、きっちり研究&対策を行う。
4-1-5になるが、FWの頂点のヴィゼウ対しては2CBが間に入られるが、平岡と若狭二人が連携し管理。
ヴィゼウは2CB間から落ちる事も裏を狙うことも無いので常に2CBの視野で管理出来た事も大きかった。
また、小川もそのヴィゼウが動かないので連動出来ず、あまり効果的な動作が出来ていなかった。

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また、横浜FCは対角のパスを利用しWBのウイング化からクロスを狙うのだが、
そこはSBが対応。ここの1vs1で負けなかった。というか、ずっと勝って何もさせなかった。
そして、SBもともと居て空くスペースにはDHもしくはSHが下がって対応。
最終ラインの数的有利を上手く消し横浜FCの攻め手を消すことに成功した。

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攻撃は蹴る。そして回収する

そんな感じで仙台はSHorDHも最終ラインに入り込む事を厭わない守り方をした。
なので、後ろに重く攻撃に課題を残す事になるかなと思ってみていたのだけれど、
それは2トップの皆川とケイマン二人の頑張りで解決していた。

2トップがロングボールを収めて時間を作り、押し上げた。
また、たとえ2トップが納める理想的な形にならなくても、ルーズボールになってしまえば横浜FCの中盤は手塚ひとりでサポートも少ないので、ボランチが頑張って圧を掛けてう媒介して2次攻撃につなげる事が出来た。

そして、18分にそのロングボールからセカンドに圧かけて奪ってカウンターを完結させ仙台が先手を取った。

マンツーマンに対してどこまでついてこれるかを試す

仙台はもうひとつ横浜FCを押し込んだ時に試していた事があって、
それが氣田のボールサイドに寄る動きである。

横浜FCの守備の考え方はマンツーマンなんだけど、どこまでもついていくか。
というと、ある程度はついていくが地の果てまではついていけない。
そういう場所がある。

で、氣田を見るのは中村の役割なんだけれど、流石に逆サイドまではついてこれない。
ということは、逆サイドに顔をだすとそこで横浜FCの守備はズレが発生する。

ということで、氣田は積極的に仙台の右サイドに顔を出し、名倉が持った時にパスの選択肢を増やす。
そこから雪崩式にマークがズレていき仙台がチャンスを作った。

36分の華麗なる崩しだったが、得点にはあと一歩及ばず。



前半は良いゲームをしてリードを奪ったが追加点は奪えそうで奪えない。
という感じであった。

後半


横浜FC交代の効果と後半の修正

後半頭から横浜FCは3枚替え。
前半終了間際に怪我をしたガブリエルに変えて武田。
前半、石原に止められブレーキとなったイサカゼインに変えて山下。
FWの頂点に立つヴィゼウも動きが少なく仙台のCBに抑え込まれていたので、小川を頂点に。
そして、小川の場所に伊藤翔を投入。

また、ビルドアップも変更。4-1-5になるのでは無く3-2-5でのビルドアップに変更する。
3-2になった事で仙台は両脇のCBに対して対応が後手に回る。

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両脇のCBにはSHが行くのかFWが無理しても行くのかハッキリとせず、時間がある。
特にボールを持ち時間があれば何でも出来る中村がパスの出し手として機能出来るようになった。
そして、FWの頂点が小川になった事で動きが出てくる。
ヴィゼウになかった裏を狙う動きがあり、裏を狙いDFがラインを下げた後で、
下がってボランチ間でボールを引き取る事も可能。とめんどくさく仙台がどうしても後手になってしまう。また、それに輪にかけて面倒なのが伊藤。
小川が下がったら伊藤は裏を狙い、小川が裏を狙ったら下がって間でボールを受ける。
という感じでこの二人を同時に捕まえられなくなる。

最後の山下だが、彼はボールをもったらとにかく仕掛ける。スピードもありドリブルもうまいので、対応が難しい。
イサカゼインだと石原に勝てなかったが山下だとクロスまでいけるシチュエーションを作れる。

ということで、この3枚の交代で完全に蘇った横浜FCが11分間で2点上げあっという間に逆転に成功する。

主審に不信感を抱く仙台

逆転された仙台だったけれど、直後57分真瀬が空いてゴール前でボールを奪って決定機だったシーンがファール判定。
そして、60分カウンターシチュエーションで中島が後ろから倒されるもこちらはノーファール判定となり、仙台はサポーターも選手も主審高山さん不審になってしまう。

また、この後途中出場するカルドソが明らかに自分のファール(たいていアフター)
なのにも関わらず抗議にいってしまい余計に主審を敵にしてしまった。

確かに、正直にいえばちょっとファールの基準は分かりづらかった。
時に57分がファールなであれば仙台の先制点の中島が奪ったシーンはファールになりそうだし。
ただ、それでも審判を敵としてしまった事で自ら苦しくなる。
主審の高山さんはムキになって抗議すると、それを律しようと高圧的になるタイプなので
もう少し仙台側は落ち着いて冷静に対処してほしかったなーと思う。

ちなみに、福森がイエロー貰うシーンが象徴的。
律して毅然とした対応でイエローを出す。
これが、一度なだめてくれてコミュニケーション取ってくれる家本さんみたいなタイプじゃないのでそのあたりは学んでほしかったなと思う。
この主審のコントロールは角田&上本のコンビは上手だった。
むしろ、この二人が話しながらファールの基準をコントロールしてたくらいだったから。
というのを思い出した。

それともうひとつ。
途中出場の加藤、そしてデサバトについて。
この二人入って良い効果を出せなかったのだけれど、
加藤はどうしても受け手になって最終ラインの間に入ってアタッカーのような動きが多くなる。
そうすると、右サイドの出し手は真瀬になり精度が落ちる。
名倉だと中盤の間で受けてくれて、出し手になるのでその違いは大きいなーと感じた。
それとデサバトは最初入ったプレー2つパスミスが続いたのが象徴的。
まだまだ、コンディションも理解度も不足しているように見えてそれが後半停滞した要因になってしまった。

仙台の課題について

そんな感じで後半頭に逆転されそのままスコアを動かせず逆転負けになったのだけれど、
横浜FCはやはりJ1昇格出来るかベンチマークになるチームであって見えた課題がハッキリとしたので、ここに纏めてみる。

まず1つ目はボール保持の攻撃について。
ここ数試合きれいなゴールが増えていて、3月のヤス+中山に頼りっきりから脱出出来た仙台だけれど、ほとんどが相手からボールを奪ってからのゴールである。
なので、後ろから繋いで空いての守備を壊す事がまだ出来ていない。

なので、このボール保持からの攻撃の精度を上げていきたいなと思う。

2つ目はセットプレーについて
横浜FC戦でセットプレーから決定機を作れていないという事実は重い。
特にアディショナルタイムのCKで誰が蹴るかピッチ上で迷っている状態だった。
まずは、キッカーの固定をしないと行けない。
蹴れる選手は複数名いるけど、キッカーが居ない印象がある。
中の動きをどれだけ作り込んでもキッカーがいないのでは意味が無い。
このあたり、ヤスの復帰を待つのか。それとも現メンバーで固定して精度を上げていくのか。どうなるかわからないが今のままでは流石に辛い。
このあたりも解決したい。

最後に選手層。
けが人がようやく戻ってきてようやく長期離脱中のメンバー以外は出場出来る状態になりそうだけれど、原崎さんのやりたい事を理解している選手が少なくこの横浜FC戦のように
交代するとトーンダウンしてしまうのが現状でこのあたり、理解者を増やしていく必要がある。
現状まだまだ少ない。

この3つの課題をクリア出来れば昇格も今より見えてくるんじゃないかな?

え?守備??なにそれ美味しいの?(というか、守備は向上している気がしています)

最後に

ということで、期待通りJ1のベンチマークになったゲームでした。
試合前は快勝して、J1行けるじゃん!!ってなる気しかしなかったのに。
いや、前半まではそういう気持ちだったのに、現実は甘くないね。

ただ、書いた通り課題も見えたのでそれを解決していけばチャンスはあると思う。
早くもJ2 1/4を消化したけれど、仙台は良い位置にいて昇格争い出来る権利はありそう。
ということがわかった。
ただし、上位には勝ててない。という事実もこの1/4で分かった。
なので、現状では自動昇格圏は厳しい。ただし、伸びしろはあるように感じている。
ここからどれだけ課題を解決出来るかに掛かってる。

それと、横浜FCは強い。何が強いかというと、勝ち筋をきっちりつかむ事が出来るから強い。
この日仙台が3-2のビルドアップにあたふたしたのは20分間。その後はSHがどこまでプレスに行くか改善していてそこまで横浜FCにチャンスを与えていない。

なので、逆転するにはあの15分間くらいしかなかった。
その短い時間、少ないチャンスで結果を出すんだからそりゃ強い。
と思いました(小並感)

ハイライト


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